女子大生増加へ環境整備…女性専用の休憩室を設置　大同大学 [988637445]

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女子学生増加へ環境整備…大同大次期学長

2017年03月23日

◇神保教授に聞く…現状１割から３割目標に

　４月に大同大学（名古屋市南区）で初めての女性学長に就任する神保睦子教授（６３）が読売新聞のインタビューに応じた。
同大では学生約３５００人のうち女子は約１割にとどまっており、「国の女性管理職の目標のように３割には増やしたい」と、
女子学生の増加に取り組む考えを示した。（小嶋伸幸）

　神保氏は１９９１年に名古屋大大学院博士課程を修了、大同工業大（当時）助手に就任した。８３年に名大大学院修
士課程を修了した後、研究を中断し、５年間、専業主婦も経験したが、パソコンのハードディスクなどに使われる磁性材料
の研究者として実績を重ね、大同大の電気電子工学科学科長などを務めた。同大には工学、情報学の２学部があるが、
理工系大学の女性学長は全国でも珍しい。

　女子学生の増加に向けては、女性が大学に通いやすい雰囲気作りに力を入れる方針を示した。すでに女性専用の休憩室
を講義棟に１か所設置しているが、学生食堂に女性向けメニューの導入を検討するなど、女子学生の意見を聞きながら整備
を進めるという。教員１０５人中７人（２０１６年５月現在）しかいない女性教員についても長期的に増やす考えだ。

　女性の活躍推進の動きが広まり、メーカーでは女性の技術者を積極的に増やしており、育児休暇などの制度も充実させている。
だが、これらの状況が「実感としてあまり知られていない」とも指摘した。その上で「需要はあるのに理工系に女子学生が少ないの
はもったいない。現状を知ってもらい、もっと志望してもらえれば」と、女性に奮起も促した。
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20170322-OYTNT50335.html

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