フランスの次期大統領候補、妻と年齢24歳差。元・高校教師と教え子という関係。17歳の時に「どうしてもあなたと結婚する」と誓った [711847287]

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　４月２３日に大統領選挙の第１回投票が行われるフランス。恋愛大国だけに、候補者の同棲（どうせい）や不倫の過去は話題にもならないが、最有力候補エマニュエル・マクロン前経済相（３９）の「年の差婚」には、さすがのフランス人も驚いた。
妻ブリジットさんは高校時代の恩師で、２４歳年上。波（は）瀾（らん）万丈の夫婦愛はマクロン人気の追い風になっている。

　マクロン氏は、パリからＴＧＶで１時間余の古都アミアン出身。両親は医者で、子供の頃から秀才の誉れが高かった。
ブリジットさんは高校のフランス語教師で、演劇クラブでマクロン氏と知り合った。
当時は銀行員の夫がおり、３人の子供もいたが、詩人としての彼の才能に惚れ込んだ。
１７歳のマクロン少年は「どうしても、あなたと結婚する」と叫んだとか。

　田舎町で２人の恋愛はすぐに噂になり、マクロン氏の両親はカンカン。
フランスでは１５歳以下の子供との性交渉は法で禁じられ、生徒と恋仲になった教師が自殺する事件も起きたから、周囲の冷たい視線は当然だった。
マクロン氏はパリの高校に転校したが、２人の絆は切れなかった。

　２人が結婚したのは、マクロン氏が２９歳の時。
歴代大統領を輩出した名門校「国立行政学院」を卒業して、会計検査院のエリート官僚となってからだ。マクロン氏はその後、官僚を辞めて投資銀行入り。
国立行政院の先輩だったオランド大統領の引き抜きで側近に起用され、３６歳で経済相に抜擢（ばってき）された。
まさに、三段跳びの大出世。離婚して彼を支え続けたブリジットさんの努力が実った。

　御年６３歳で孫もいるが、女としてはバリバリの現役。
ミニスカートで抜群の脚線美を披露し、「更年期のバービー人形」という異名があるほどだ。
昨年、パリマッチ誌のインタビューで「両親や年の差なんて、たいしたことではない。大事なのは２人が共にいて、困難を受け入れること」
「彼は私の騎士。大変なインテリなのに、人間味にあふれている」とのろけた。

　フランスでは、男も女も「もてること」が重視される。魅力的なパートナーは、そのまま政治家の資質を示す尺度になる。
年齢が二回り違う美女の心をつかみつづけるマクロン氏は「ただの頭でっかちの若者ではない」とみなされる。
異例の出世を遂げた今では、あまたの美女が思いのままだろうが、青春時代の純情を貫いて年上妻に寄り添い続けるあたり、大いに女性の支持を広げたのは間違いない。
http://www.sankei.com/smp/premium/news/170421/prm1704210003-s1.html