イージス艦内から複数の遺体 捜索終了
１７日、静岡県の沖合でアメリカ海軍のイージス艦とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故で、１８日午後、アメリカ海軍が記者会見し、
艦内から複数の乗組員の遺体を発見し、捜索を終了したと発表した。
１７日、静岡県南伊豆の沖合で、イージス艦フィッツジェラルドと日本郵船が運航するフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故では、
イージス艦の乗組員７人が行方不明になっている。
アメリカ海軍第７艦隊のアーコイン司令官は１８日午後、横須賀基地で記者会見し、乗組員捜索や船体の損傷状況などについて明らかにした。
アメリカ海軍第７艦隊・アーコイン司令官「行方不明者のうち何人かは遺体で見つかった。親族に哀悼をささげる」「捜索はもう終了している」
アーコイン司令官はこのように述べ、破損したエリアを捜索したところ、乗組員数人が遺体で見つかったことを明らかにした。
家族への連絡を終えていないので、詳しいことは公表できないとしているが、行方不明者７人全員が死亡したものとみられる。
また衝突時、乗組員の多くは就寝中で、水面下の船体部分に大きな穴があき、１１６人が使う寝室や機関室に海水が一気に流れ込んだと述べた。
アメリカ海軍第７艦隊・アーコイン司令官「キール（竜骨）近くに大穴があき、大量の水が入り込んだ。艦長室も損傷を受けた。
幸運なことに彼は無事だった」
今後は軍の調査官を任命し、日本側とも協力しながら事故原因の解明を進めるとしている。
一方、日本郵船によると、東京港に停泊しているコンテナ船では、修理に向けて積み荷を降ろす作業が進められていて、１９日は横浜港に移動し、
荷降ろしを行う予定だという。(06/18 22:46)
http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20246337.html