稀勢「北斗の拳」化粧まわし、吉祥寺のカフェに
大相撲の横綱稀勢の里関が夏場所の土俵入りで身に着けた
人気漫画「北斗の拳」のキャラクターがあしらわれた化粧まわしが、
今月１７日まで東京都武蔵野市吉祥寺南町のカフェで展示されている。
デザインは稀勢の里関が自ら選んだといい、
高度な職人技でつくられた化粧まわしからは、横綱の決意も伝わってくる。
展示されている化粧まわしは、
稀勢の里関の「ラオウ」のほか、
夏場所の土俵入りで太刀持ちの高安関が身に着けた「ケンシロウ」、
露払いの松鳳山関の「トキ」の３点。
稀勢の里関と親交のある出版社「コアミックス」の堀江信彦社長が贈った。
同社の設立には、北斗の拳の漫画家・原哲夫さんも関わっており、
稀勢の里関は今年１月の横綱昇進伝達式を終えてすぐ、
同社に足を運び、自らデザインを選んだ。
主人公のケンシロウではなく、ライバルのラオウを選んだのは、
孤独で強いイメージがあるからだという。
その後は、日下●介さん（７７）ら化粧まわしの職人５人が
約２か月半かけて制作。
通常は、デザインや刺しゅうなどを１人の職人が行うが、
今回は、それぞれ得意とする技術を持ち寄って仕上げたといい、
全工程を管理する日下さんは
「野球に例えると、先発、中継ぎ、抑えと職人を役割分担させた」
と振り返る。
横綱に完成した化粧まわしを見せたところ、
立体的で迫力ある刺しゅうに驚いた様子で、
「気に入ってくれていると思う」と話す。（●は「水」の下に「水」二つ）
化粧まわしは、同社の関連会社が運営する「カフェゼノン」で展示されている。
１４日も、稀勢の里関のファンらが訪れ、
間近で見られる貴重な機会とあって、スマートフォンで熱心に撮影していた。
小平市の派遣社員の女性（４０）は、大関だった頃からの熱心なファンで、
インターネットで展示していることを知り、来店した。
「愚直で不器用そうな横綱にはこれからも頑張ってほしい」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/20170615-OYT1T50032.html
グロ