肺炎のため２日から入院し、１４日に退院したばかりの落語家の桂歌丸（８０）が１８日、東京・日比谷のシアタークリエで行われた落語会「春風亭小朝のクリエで落語」で高座復帰した。
やはり真っ赤な高座がよく似合った。
薄ねずみ色の着物姿の歌丸は、酸素吸入器を付けたままマイクに向かった。
「入退院を繰り返し、肺炎な騒ぎになっておりました。うまいシャレではないですね。
黄色いラーメン屋（林家木久扇）のシャレです」。自らの病状をネタにしたマクラを展開し、観客は爆笑。
「肺炎の方は良くなったのですが、呼吸が元に戻りませんで、お見苦しい点をご覧いただいて何とも申し訳ありませんが、どうぞ世間には内緒にしておいて下さい」
マクラの後は、古典演目「つる」を約１６分間にわたって披露した。
情景が浮かぶ端正な語り口は健在。
息継ぎする度、マイクが「シューッ」という酸素吸入器の稼働音を拾ったが、声には張りがあった。
終了後に車で会場を後にする際、報道陣に「苦しかったです。ごめんなさい」と笑顔を浮かべ、帰途に就いた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170618-00000208-sph-ent
音出すな
ｽｰｯｱﾉｰ