アメリカのトランプ大統領は不法移民対策としてメキシコとの国境沿いに建設するとしている壁について、太陽光パネルを設置し建設費の一部を賄うとする案を明らかにしました。
「国境沿いにつくる壁を“ソーラー壁”にすることを考えているところだ。エネルギーを作り出し、それで建設費を賄う。メキシコはより少ない費用を払うだけで済む。いいだろ？」（アメリカ トランプ大統領）
トランプ大統領は２１日の演説で、メキシコとの国境沿いに建設すると主張している壁に太陽光パネルを設置し、電力を売却した収益で建設費の一部を賄う案を明らかにしました。
国境の壁建設をめぐっては、メキシコ側が強く反発しアメリカ議会も予算を認めず実現の見通しは立っていません。
トランプ氏は今回の案について「非常に良い想像力だ」と自賛しましたが、いわば「苦肉の策」とも言え、野党・民主党が「壁建設反対」の姿勢を変える可能性は低いとみられます。
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