「ピンポン外交」の舞台、愛知県体育館が移転へ
愛知県の大村秀章知事は２２日、名古屋市中区の名古屋城二之丸にある県体育館（建築面積７６００平方メートル）について、近くの名城公園北園への移転を検討していることを明らかにした。
関係者によると、野球場が有力という。県体育館は県と名古屋市が共同開催する２０２６年アジア競技大会のバレーボール会場となる予定で、県と市はそれまでの移転・新築を目指す。
県体育館は市が管理する国有地に県が１９６４年に建設した。６５年以降、毎年夏には大相撲名古屋場所が開かれている。７１年には世界卓球選手権大会があり、米中・日中の国交正常化につながった「ピンポン外交」の舞台となった。
市は、名古屋城跡の全体整備計画で県体育館について「将来的には、城外への移転を協議していく」と明記し、県に移転を求めてきた。一方、県は老朽化を受けて現地での改修を計画し、対立していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170623-OYT1T50035.html