起業家「ヤマトよ、中抜きしすぎちゃうか？　わいがぶっ壊したるわ」 [246351252]

物流危機、商機に転換、デジタル技術で効率化（宅配クライシス）
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO1800905022062017TJ1000/

　「宅配クライシス」を商機と見るベンチャーもある。
代表的な一社がラクスル（東京・品川）だ。
ネット上で運んでほしい荷物や配送先の住所を入力すると情報が流れ、最も早く希望した運転手に仕事を割り振るサービス「ハコベル」を手がける。
松本恭摂社長に勝算を聞いた。

　――ヤマト運輸など宅配便を巡る一連の問題をどう見ていますか。
　「事業モデルの劣化が本質的な問題だ。宅配は東京の大学に行った息子に母親が荷物を送るようなＣｔｏＣ（個人間取引）を前提に生まれた事業モデル。
一方で現在はネット通販のような企業から個人に送るＢｔｏＣの取引が主流になり、ミスマッチが生じている」

　――印刷工場の空き時間を活用して印刷を受託するサービスに続いて、２０１５年末に「ハコベル」を始めました。
　「今回のような問題はいずれ起こると予想して準備していた。物流業界は印刷業界と同じく多重下請け構造。
上位１０社の企業で市場の５０％を占めているが、大手でも受けた仕事の６～７割を外注している。
業界の６万社のうち車両台数が５～１０台以下の中小企業は３万社を占める。ハコベルではデジタルの技術を使い、荷主と運送事業者を直接つなげて無駄を省く」

起業家「ヤマトよ、中抜きしすぎちゃうか？ わいがぶっ壊したるわ」 [246351252]

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