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【悲報】ネトウヨ、真剣に「民主主義=多数決」だと思っている こいつら一体どんな教育を受けてきたんだ? [507895468]
- 115 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です :2017/08/06(日) 00:51:57.14 ID:vmzTiJOL0.net
- 民主主義というのは王政や貴族制などに対して、民衆が主権者となる政治構造のこと。
それ自体はとくに多数決でなければいけないわけではないが、
集団で合議する以上、貴族制における合議でもあるように、多数決の手法をとることが多い。
民主主義が求める議論は常に”全会一致”を理想とするが、
常に理想が達成されるわけではないので妥協案として多数決をする。
古代や中世における民主主義は直接であれ間接であれ、
単に「王を持たない」「貴族の支配をうけない」という意味でしかない。
つまり「民主主義が正義である」という"論拠"はまだ存在しないわけ。
しかし、近代思想において自然権である人権が"発見"され、
その人権を実現するために法のある社会があるのだという社会契約説が唱えられると、
本質的に対等である全ての人間個人を自然権を政治に反映させるには
古来からの民主主義を用いるのが最も合理的であるということが分かった。
しかもこれが権力者の暴走を防ぎやすいので立憲主義的であるとも分かった。
(実際にはすでにイギリスやスイスなどで行われていた手法を後付けで理論化する形だけどね。)
つまり社会契約と立憲主義の手段として、民主主義を用いるわけ。
だから議会は”全会一致”を原則。
しかし全会一致できない場合で、しかも議論が十分煮詰まっていて、
もはや是非ではなく選択の問題であるような場合には多数決をしたほうが、
少数派の権利さえ根本的には守られるという場合に、多数決を使うわけ。
よって例えば、多数派のために少数派を殺すような議決は、古代や中世なら正義たり得るが、近代以降では不正義。
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