トランプ氏選対、「真実ニュース」発信を開始 メディアに対抗
トランプ米大統領の選挙対策団体が「リアル（真実）ニュース」と題したニュース番組風ビデオの発信を始めた。
トランプ氏が「フェイク（偽）ニュース」と呼ぶ同氏に批判的なメディアに対抗するのが目的で、低迷する支持率への危機感も背景にありそうだ。
ビデオは７月末からトランプ氏のフェイスブックなどを通じて公開。トランプ氏の次男エリック氏の妻ララさんがキャスター役を務めた１回目は、視聴回数が200万回以上に上っている。
ララさんは「偽ニュースが多すぎて、皆さんは大統領が今週成し遂げた多くの業績を聞いていないでしょう」と語り、
失業率が16年ぶりの低水準になったことや、トランプ氏が大統領の給与を教育省に寄付したことなどをアピールした。
トランプ政権は、既成メディアは偏っているとしてソーシャルメディアを通した国民への直接発信を重視している。
ビデオについて「どこかの国のプロパガンダ放送のようだ」との批判も出ている。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGT09H0N_Z00C17A8EAF000/