フランスのマカロン、ドスケベ女教師ブリジットに公職を付与→公私混同だ！とフランス国民が激怒 [615284227]

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[FT]マクロン仏大統領、ブリジット夫人に公職付与へ

　フランスのマクロン大統領は、保健や文化、教育、子どもの保護、ジェンダー平等などの分野で
ブリジット夫人に公的な責務を与える。フランスのファーストレディー（大統領夫人）の役割を高めようとする試みだ。

　国語教師だったブリジット夫人には首席補佐官とスケジュール管理担当官、メールに応える補佐スタッフがつけられる。

　この計画は、エリゼ宮（大統領府）が２ページの「趣意書」として発表した。初めてファーストレディーの役割について詳述したものだが、マクロン氏の支持率が急落するなかで世論の反発に遭っている。

■仏国民は大統領夫人の特権に反対

　「フランス国民は、ブリジット・マクロンのためのどのような地位や特権にも反対している。
選挙で選ばれたのではないのだから、納税者がスタッフの経費を負担すべき理由がわからない」と、
調査会社ハリス・インタラクティブで世論調査を担当するジャン・ダニエル・レヴィ氏は言う。「したがって、
これはマクロンの支持回復にはつながらない」

　ブリジット夫人も含めて歴代の仏大統領夫人は、国際会議への同行やエリゼ宮での
レセプションやセレモニーの指揮などの公務を果たしてきた。だが、なかには政治や
政策に深く関わった大統領夫人もいる。

　1995～2007年に大統領を務めたジャック・シラク氏のベルナデット夫人は、エリゼ宮で21人の
顧問団を抱え、後にコレーズ県で公職選挙に立候補した。シラク氏の前任者、フランソワ・ミッテラン氏の
ダニエル夫人は独自の外交課題に取り組み、時にフランスの外交努力を妨げた。ダライ・ラマへの支持表明が一例だ。

　マクロン氏の動きは選挙公約通りで、夫人との連携の強さを浮き彫りにしている。オランド前政権で
経済相を務めた時期、夫人もスタッフ会議に出席していた。

　だが、ブリジット夫人の地位はマクロン氏が思い描いていたよりも一段低い。ファーストレディーの
地位を法で定めるという当初の計画は世論の猛反発を受け、エリゼ宮は一歩後退して趣意書は
単に「透明性を高める」ためのものだとしている。ブリジット夫人は予算措置も報酬も受けないという。

　最近の世論調査では、フランス国民の３分の２以上がファーストレディーの公的な役割には
一切反対するとしている。今月、ブリジット夫人に特定の法的地位を付与することに反対する陳情に、
30万人以上の署名が集まった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H2E_S7A820C1000000/
エリゼ宮を歩くマクロン仏大統領（左）とブリジット夫人（７月、パリ）＝ロイター
http://www.nikkei.com/content/pic/20170822/96958A9E9381959FE0E09AE0978DE0E0E2EAE0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXMZO2022944022082017000001-PB1-7.jpg