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女子刑務所、摂食障害を抱える者が多く看守苦労。放っておくと全く食べず、水すら拒否される [711847287]
- 6 : :2017/08/27(日) 12:25:28.10 ID:Aggdfs66.net ?2BP(1001)
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刑が確定する前、拘置所で食事を拒否して激しくやせた。体重が30キロを割り、生命の危険があるとして八王子医療刑務所へ。
食事を拒んだり、吐いたりするため、ベッドに拘束されて、看護師に食べさせられたこともあった。それがイヤで、できるだけ吐かないようにした。
それで症状が改善したと思われたのか、刑の確定後、栃木刑務所に移管された。
摂食障害治療の専門家がいる北九州医療刑務所の指針で、一般刑務所でも行動制限療法が行われており、摂食障害の受刑者は、食事量や運動量を減らし、症状が改善するにしたがって増やしていく。
C子は、食事量は半分、甘い物は禁止になった。栄養を補うための、液体栄養剤も処方された。
C子は不満を募らせた。食べ物への執着が強く、常に何か口にしていないといられない。
出されたわずかなご飯を食べては食器に吐き出し、それを飲むという異常な行動を繰り返した。看守から注意され、「ぼろくそに言われた」と恨んだ。
こうした異常行動を防止するため、食後はトイレもテレビも布団もない別室に移され、2時間、看守の監視下で待機させられた。
栄養剤を飲んだ後も、やはり別室待機を命じられ、C子はぶち切れた。興奮して大暴れし、保護房に移された。
その保護房で、床に栄養剤を吐き出し、それをぺろぺろなめた。もはや一般刑務所では、これ以上の対応は無理だった。C子は、北九州医療刑務所に移送となった。
ある出会い
同医療刑務所では、鼻注で栄養を補給された。全力で抵抗したが、10人ほどの刑務官に担がれるようにして治療室へ。
それでも抗い、胃に入った栄養剤を、口から吐き出した。ベッドはべとべとに汚れた。
死にたくても、常に監視されている状態で、何もできない。
その時のC子は「絶望の極致。死ぬこともできない、人生の奈落の底だった」という。そんな彼女の症状は、どうやって好転したのだろうか。
「きっかけは、マリア部長との出会いです」とC子。
この時に対応した女性刑務官の1人を、彼女はそう呼ぶ。
ビートルズの名曲「Let it be」の「私が苦境にある時、聖母マリアが現れて……」という歌詞からとった。
「マリア部長」はC子に、「そんなことをしていて、苦しくない?」とやさしく声をかけた。
「辛いよ……」
そう答えながら、C子は「この人は、自分の苦しさを理解してくれようとしている」と直感した。
そして、短いやりとりを重ねるうちに信頼感が芽生え、「この人だけに嫌われたくない」という思いが芽生えてきた。
もう1人、C子が「シンシア担当」と呼ぶ刑務官も、一生懸命声をかけてくれた、という。
自分のことを気にしてくれている、この2人に応えたいと思った。
「吐くのをやめてみようかな」
だが、すぐにはやめられない。取りあえず、反芻だけはやめようと心に誓った。苦しい時期だったが、2人の刑務官に励まされ、「裏切れない」という思いが、C子を支えた。
それをきっかけに、医師の治療にも協力的になって、症状は少しずつ快方に向かった。
それにしても、2人の刑務官の、どんな言葉がC子に響いたのか。
「それは、秘密です」
C子にとっては、第三者には教えたくない、心の宝物なのだろう。
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