自民・石破茂元幹事長「政治家は神経配らねばならない」 麻生太郎副総理に苦言
2017.9.3 21:13
http://www.sankei.com/smp/world/news/170903/wor1709030092-s1.html
石破派の夏期研修会で講演する自民党の石破茂元幹事長＝３日午後、神奈川県小田原市（広池慶一撮影）1/1枚
自民党の石破茂元幹事長は３日、麻生太郎副総理兼財務相が１０月の衆院愛媛３区補選の応援演説で、精神障害者に対する差別的な言葉を使ったことについて「政治家がそういう言葉を使うことは神経を配らねばならない」と苦言を呈した。
神奈川県小田原市内での派閥研修会で記者団に語った。
石破氏は、麻生氏が熱心に祭りに参加する人を表現する際に精神障害者に対する差別的な言葉を使ったことを踏まえ「一つのことに打ち込む人のことを日常的にそう表現することはあるが、政治家の一言一言はすごく大事だ」とも話した。
また、竹下亘総務会長（衆院島根２区）が広島市内での３日の党会合で、北朝鮮がグアム周辺への弾道ミサイル発射計画で島根、広島、高知３県の上空を通過すると予告したことに関し「広島はまだ人口がいるが、島根に落ちても何の意味もない」と述べたことについては「島根がどうなってもいいということではない。
人口が多い地域と少ない地域をユーモラスな意味合いを込めて言ったのではないか」と理解を示した。
一方、民進党の前原誠司代表について「お互いに鉄道好きで世代も似ているので、共鳴、共感するところはだいぶある。前原さんの（代表選）勝利は友人の一人として喜びたい」と祝福した。
民進党の今後に関しては「自民党に代わる（政権）政党をつくるべく前原さんの奮闘に期待したい」とエールを送った。