【速報】メルケル独首相が四面楚歌　少数与党か起死回生の再選挙へ [581118988]

メルケル独首相の与党キリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）が自由民主党（FDP）や緑の党と進めていた連立協議が19日、決裂した。
確実視されていたメルケル氏の首相4選に暗雲が漂い始め、ドイツは政治空白の長期化が避けられなくなった。
欧州1強とされるドイツを率いたメルケル氏の苦境は、欧州連合（EU）の統合にも影を落とす。

「これからドイツがどう進んでいくか深く考えなくてはならない」。
FDPが連立協議からの離脱を表明した後の20日未明、メルケル氏はベルリン市内で記者団を前に言葉をしぼり出した。

きっかけは9月24日の連邦議会（下院）選挙だ。メルケル与党は第1党をかろうじて維持したが、1949年以来の低い得票率（33%）で議席を大きく減らした。
2015年9月に表明した大量の難民受け入れへの世論の反発が底流にある。メルケル氏は10月、難民政策を誤りだったと実質的に認めて転換した。

議会選は、メルケル与党と大連立を組んでいた第2党のドイツ社会民主党（SPD）も大敗。
大連立からの離脱を早々に表明した。首相4選へ事実上、唯一の選択肢となったのがFDPや緑の党との連立だった。

ただ、経済界寄りのFDPと環境保護を党是とする緑の党は水と油。
緑の党が主張するシリア難民らの家族受け入れや石炭火力発電の廃止にFDPは反発。
結局は「信頼の基盤を築けなかった」（FDPのリントナー党首）。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO23724230R21C17A1EA2000/

【速報】 メルケル独首相が四面楚歌 少数与党か起死回生の再選挙へ [581118988]

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