世界文化遺産候補に「北海道・北東北の縄文遺跡群」 6度目の正直なるか [861913264]

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世界文化遺産候補に「北海道・北東北の縄文遺跡群」 2018年7月19日 13時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180719/k10011539611000.html

再来年、2020年の世界文化遺産への登録に向けて、文化庁の審議会は、
「北海道・北東北の縄文遺跡群」を推薦候補とすることを決めました。
審議会が推薦候補に決めた「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、青森市の三内丸山遺跡など、
北海道と青森県、岩手県、それに秋田県に点在する17の資産で構成される縄文遺跡群です。
文化庁は、縄文遺跡群が、もう１つの候補だった佐渡鉱山の遺産群に比べて、
世界遺産の登録に必要な普遍的な価値の説明などが全体的に進んでいることを理由に挙げています。

一方で、北東アジア地域の中でこの縄文遺跡群がどのような意味を持つのか説明が不十分なことなどから、
ユネスコの諮問機関から厳しい評価を受ける可能性についても指摘しています。
文化庁は今後、手続きに入りますが、そのまま国内からユネスコの世界遺産委員会に推薦されるかは決まっていません。
その理由は、世界遺産の登録件数が増えたため、再来年の2020年から、１つの国が推薦できる件数を、
毎年、文化遺産と自然遺産のうち１件に制限したためです。
日本からは、再来年にことし推薦を取り下げた鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄本島北部と西表島が
自然遺産の登録を目指す方針を示していて、政府は来年２月までにどちらを推薦するか決めることになります。

■「佐渡鉱山価値の説明に課題」
「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」について、文化庁の審議会は「長い鉱山の歴史について、そこで働く人々などに焦点を当て、
内容を絞って説明している点はとてもわかりやすく、前回より進捗（しんちょく）が見られる」と一定の評価をしました。
一方で、「世界では、鉱山遺産はほかにも登録されていて、佐渡の鉱山として普遍的な価値をどう説明していくかが重要な課題だ」
と指摘し、世界遺産の登録に必要な普遍的価値の証明が足りないと指摘しました。

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御所野ら5度目挑戦実るか　世界遺産きょう31日審査 2017.07.31
https://www.iwate-np.co.jp/article/2017/7/31/8491

一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」は３１日、
２０１９年の世界文化遺産登録を推薦する候補１件を選ぶ文化審議会に臨む。
５度目の挑戦となる「縄文遺跡群」を含め３件が選考対象。これまでの指摘を受けて、
国内の他の縄文文化に影響を及ぼした遺跡群の特異性や、構成資産の関連性などを強調した
推薦書素案を再提出しており、より明確化させた文化的価値がどう判断されるかが焦点となる。

「縄文遺跡群」は４道県１７資産で構成し、０９年に暫定リスト入りした。国内候補を絞り込む文化審議会で
１３年から４年連続で「落選」。構成資産や地域設定、保存管理などの課題を指摘され、
１５年には保全状況に問題がある八戸市の長七谷地（ちょうしちやち）貝塚と北海道の鷲ノ木（わしのき）遺跡を除外した。

３１日は「縄文遺跡群」、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」（新潟）、「百舌鳥（もず）・古市古墳群」（大阪）から１件が選ばれる。
国内候補に決まれば、１８年に国連教育科学文化機関（ユネスコ）諮問機関の現地調査を受け、最短で１９年に登録される見通し。

北海道・北東北の縄文遺跡群
https://www.iwate-np.co.jp/media/static/article/photo/d789d5a3nG02AmD4Wap9Awp2Wzt9AGN3WzL9L29hqTScovMsCGH5A2EzAQpj.jpg