“新幹線と女子高生”で高校生デジタルフォトコンテストで最優秀賞を取った写真部の高校2年生がこちら [309927646]

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“新幹線と女子高生”で高校生デジタルフォトコン最優秀賞　滝川高・天辰さん

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「イメージしたものを形にできるのが写真の魅力」と話す天辰陽平さん＝神戸市須磨区宝田町２

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グランプリに輝いた作品「ＪＫの音色ＶＳ時速２７０ｋｍ」（天辰陽平さん提供）

　全国の高校生が応募する「第９回高校生デジタルフォトコンテスト」で、
滝川高校（神戸市須磨区宝田町２）２年の天辰陽平さん（１７）＝兵庫県姫路市＝がグランプリに輝いた。
新幹線と女子高生を組み合わせた発想の斬新さが高い評価を受けた。
天辰さんは「びっくりしたけれど、自分が面白いと思ったものが認められてうれしい」と喜んでいる。（後藤亮平）

　コンテストは「高校生活」をテーマに、専門学校の「日本工学院」とカメラメーカーの「オリンパス」が共催。全国から１６８６点の応募があった。

　天辰さんは、高校進学後に写真部に入り、本格的に一眼レフカメラで撮影するようになった。
顧問の松尾信哉教諭（４０）によると「構図や露出などの基本技術は初めから高かった。
その分おとなしくまとまった写真になっていたので、遊び心を持ったほうがいいとアドバイスしたら、高校生らしい感性が感じられるようになった」という。

　受賞作のタイトルは「ＪＫの音色ＶＳ時速２７０ｋｍ」。疾走する新幹線と、ベースを演奏する女子高生を１枚に収めた。
撮影場所はトンネルに進入する新幹線を間近で見ることができる知る人ぞ知るスポット。
以前に新幹線だけを撮影したときに「女子高校生と一緒に撮ったら面白い」とイメージが浮かんだという。

　モデルは中学時代の友人に頼み、約１時間半で２００枚以上撮影。
新幹線がぶれないように速いシャッタースピードで連写し、新幹線の位置がちょうどいい１枚を選んだ。
審査員からは「驚きの組み合わせに圧倒された」「これまでにないイメージの映像化に脱帽」と絶賛された。

　普段は街中を歩き回り、スナップ写真を撮ることが多いという。
最近はフィルムカメラも使うようになり、「これからも他にはないような面白い写真をたくさん撮りたい」と意欲をみせている。

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