タバコを吸っている女のイメージ [679177433]

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https://www.sankei.com/economy/news/190117/ecn1901170018-n1.html

ＪＴ、加熱式たばこ新商品　高温型に参入

日本たばこ産業（ＪＴ）は１７日、加熱式たばこの新商品として、競合２社と同じ高温加熱式を採用した「プルーム・エス」と、低温加熱式の「プルーム・テック（ＰＴ）・プラス」を２９日に発売すると発表した。専用サイトなどで限定販売後、順次拡大し、年内に全国展開する方針。ＪＴは、国内市場で唯一の低温加熱式で独自の戦いを進めてきたが、高温加熱式も品ぞろえに加え、シェア拡大を図る。

　プルーム・エスは、紙巻きたばこに近い味わいを実現しながら高温加熱式たばこ特有の臭いを減らすため、新型の喫煙器具（デバイス）を独自開発。加熱温度を２００度とすることで、タバコの葉のうまみを引き出した。専用たばこは国内市場１位の「メビウス」ブランドを採用し、他社の高温加熱式や紙巻きたばこの喫煙者を取り込む。
一方、低温加熱式の新商品のＰＴプラスでは、従来品より太めのスティック状の喫煙器具を開発した。加熱温度はＰＴより１０度高い４０度に設定。専用たばこカプセルに封入するタバコの葉を増量するなどして、たばこ特有の吸いごたえを実現した。

　たばこ事業本部長の岩井睦雄副社長は同日の記者会見で、「紙巻きと加熱式の両方合わせて中長期的に１位を確保することが課題だ。高温加熱式を加えることで（ユーザーの）選択肢を広げる。（２商品の投入で）第１陣がそろったので、今年は反転攻勢の年にしたい」と話した。当面はＪＴのＰＴ関連製品専門店「プルームショップ」など全国２４店舗と専用サイトで販売する。

　プルーム・エスは喫煙器具（スターターキット）が７９８０円、専用たばこ（３種類）は１箱２０本入り４８０円。ＰＴプラスは喫煙器具（スターターキット）が４９８０円、専用たばこカプセル（４種類）は１箱５カプセル入り５００円。