古老「青き鳥の共産趣味界隈崩壊の顛末は語り継がねばならぬのじゃ。。。」 [294583125]

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https://globe.asahi.com/article/12066752

ある界隈の崩壊を見た話し - 午後の紅茶無糖宮殿
https://reopon-ottoman.hatenablog.jp/entry/2019/01/19/164151

大学受験に挑んでいた2016年の9月ごろ、僕はあの界隈に接触しました。

その界隈の中心にいたのは何人かのオタクでした。
一人は新興宗教や共産圏、鉄道や野球などいろいろな分野に明るく、一人は政治語りや社会を風刺するツイートのセンスに溢れ、またある一人はサブカルチャーや歴史・共産圏をネタにしてツイートし、各人がなかなかに強烈な個性を持ったオタクでした。

この界隈の呼び名はいろいろありましたが、界隈のオタクたちの間で話題にあがることが多かった共産圏の話題にちなんで「共産趣味界隈」と呼ばれることが多かったと思います。(今でもそう呼ばれることが多いし）

この界隈の構成員はその多くが中学生か高校生でした。

ぶっちゃけた話、中高生の歴史オタクなんて社会科目だけ出来て、社会の授業中だけ元気な、社会性のない陰キャがほとんどだと思います。（僕も似たようなもんですし）

ところで、僕が界隈に接触した頃には界隈はある程度の規模に拡大していました。

実は僕が接触する前に界隈の一人がちょっとした事件を起こしており、この界隈は少しTwitter上で有名な界隈になっていたのでした。

こうしたブランド力と、政治と宗教をネタにして不謹慎なジョークを飛ばしあう、素人目で見ればアングラなネット文化の残滓に見える趣は中高生オタクの心を掴みました。

そんなこんなで勢力を拡大し、兵力が増えてきた界隈は新しい遊びを始めます。

自分たちと異なる考え方を持つアカウントに突撃し、「議論」と称してリプバトルを挑むという遊びです。
集団というのは規模が拡大するにつれて血の気が多い連中が増えていくものです。
人数が多いということは＝ある程度の実行力があるということですから自信過剰になってそういった流れになるのはある種必然かもしれません。
オスマン帝国だって最初は少人数の無頼集団が増大していってビザンツ帝国の都市を襲ったところから始まりましたからね。

この「遊び」に界隈は熱中します。

界隈が主に標的にしたのはミリタリーオタクやアニメオタク、ほかにはネットの保守界隈や左派界隈でした。
この当時の界隈では、自分たちはあくまで共産「趣味」であるという主張が主流を占めており、それを大義名分にして「リベラル」な立場からさまざまな界隈に絡んでいったのです。
「硬派」なオタクを気取っていたためにアニメオタクをバカにして、アニメキャラの誕生日を祝うハッシュタグに共産圏の指導者や国旗を張り付ける遊びもたしか流行していたはずです。

さて、この「遊び」のタチの悪いところは決して負けないところでした。

負けないというのがどういうことかというと、言い方が悪いですが「雑魚い」オタク相手には付け焼刃の理論武装や数の暴力で対応できるし、
ちょっと強そうなやつが出てきて劣勢になると（当然学術的に強いオタクは界隈にはいなかったので理論武装でがちがちの相手には到底かないません）相手の過去ツイートを界隈内で晒して幼稚な誹謗を行い、うんざりした相手がこちらをブロックするのを待つのです。

Twitterのブロック機能は関わりたくない相手を排除する機能なのでこんなことしてくる陰キャを排除するのは当然なのですが、「議論」をしている我々からすればブロックは敵前逃亡であり、我々の不戦勝の証なのです。
今思うと最悪だろ...

議論に勝てなくても「負けなければ」勝ちなのですから我々は無敵でした。
ベトナム戦争時のベトナムみたいなもんです。（ベトナムに失礼だけど）

タイムラインに人が集まれば誰かが攻撃相手を見つけて戦端を開き、「勝利」したら相手の逃亡を馬鹿にして盛り上がる。
略奪しては祝杯をあげる蛮族のような様相ですね。