子供の頃絶対なりたくなかった腹ポコおじさんに自分がなってた・・・気を付けてるつもりなのになんでだよ・・・・・ [666953879]

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デサント元社長が語る　「石本社長は腹を固めている」

伊藤忠商事出身でデサント元社長の田尻邦夫氏は15日、日本経済新聞の取材に応じ、伊藤忠による敵対的TOB（株式公開買い付け）が成立したことを受け、「ゲームオーバー。
これで景色が変わった。今後はあまり時間をかけずに和解してほしい」などと述べた。デサントの石本雅敏社長の去就について「もう石本君は（退任の）腹を固めている。他の役員も同様のはずだ」と話した。
伊藤忠で繊維部門が長かった田尻氏は、2002年6月から5年間、デサント社長を務めた。TOB期間中の2月に計4回、デサントの石本雅敏社長と伊藤忠の小関秀一専務執行役員による協議にすべて同席した。

田尻氏は「とことん納得いくまで話して歩み寄れば」との思いから「全くの中立の立場」として仲介役を担ったという。深まる両社の対立について「互いの言い分を聞くとデサントの企業価値を上げる点において大きな差はない。対話の不足だ。泥仕合を続けてもイメージが悪くなるだけ」などと指摘した。

田尻氏は再協議の仲介はしないとしたうえで、「TOB成立で株主は伊藤忠を支持した。勝者は度量を、敗者は割り切りを持って早く和解してほしい」と述べた。

両社の隔たりが大きかったデサントの取締役構成は、2月の協議で「デサントの人を社長にして会長を伊藤忠から出すなど4～5つの案を検討した」と明らかにした。いったんデサント側2人、伊藤忠側1人、独立した社外取締役2人とする案で合意しかけたが、その後にデサント側が「社外取締役を3人にしたい」と新たに提案。伊藤忠がのめなかったため協議を打ち切った経緯がある。

再協議では「2、1、2の調停案を認めれば、大きく前進する。十分まとめられるはずだ」と述べた。デサントの「2、1、3案」は「TOBが成立するまでの話。TOBは成立したのだから、今までの主張は取り下げないといけない」と持論を展開。一方で「伊藤忠も高飛車にならず、度量を見せて2、1、2案でやればいい」と語った。

かつて伊藤忠による取引の強要や、今回のTOBでデサント社員の伊藤忠への不信は増大している。田尻氏は「大事なのは社員。経営者じゃない。伊藤忠も社員の力を引き上げないと自分たちでは何もできない」「早く社内融和を図るべきだ。時間がかかればかかるほど難しくなる」と話した。

デサントの強みについては「社員の企画力、品質、生産は世界でトップレベル。伊藤忠の資金力や国際的な情報を使いまくれば良い。そうすれば世界的なメーカーになれる」と期待を込めた。