【悲報】高校のeスポーツ同好会さん、練習環境がないためテレビでゲーム映像を見ながら議論 [501483251]

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ゲームも勉強も　限られた環境の中、eスポーツで完全燃焼目指す　横浜市立南

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ゲームのリプレー映像を見ながら戦術について議論するメンバーたち（前列左から川口さん、原さん、菊地さん。
後列左から北山さん、飛田さん）＝神奈川県内で2019年2月18日午後4時44分、倉沢仁志撮影

高校生が同じ学校でチームを組み、対戦型コンピューターゲームの腕前を競う「第1回全国高校eスポーツ選手権」（毎日新聞社主催、サードウェーブ共催）決勝大会が23、24日に千葉市の幕張メッセで行われ、
ロケットリーグとリーグ・オブ・レジェンド（LoL）の2部門に4校ずつ計8校が出場する。
5人対5人で対戦する陣取りゲームのLoLに出場する4校のチーム紹介の第2回は横浜市立南（神奈川）。中高一貫校に通う仲良しメンバーたちだ。限られた練習環境での「完全燃焼」を誓う。

神奈川県内のマンションの一室。ソファに所狭しと学生服姿の5人が座り、テレビに映し出されるゲーム画面に凝視する。
「練習する時間もなければ、場所もなくて……」。リーダーの川口泰生さん（15）は思わず苦笑いした。

　チームメートは全員高校1年生。進学校のため普段は勉強をして、各自が自宅で行う練習時間は限られる。さらに学校には集まることができるような場所もなく、普段はメンバーの原朱里さん（16）の自宅が集合場所だ。

　中学時代から同じクラスのメンバーが多かったという5人は、当初はスマートフォンゲームを通じて仲良くなった。だが、「1年くらいで飽きてしまった」と川口さん。
そんな時に原さんからLoLに誘われた。原さんは小学6年の時にパソコンゲームに興味を持ち、スマホゲームの傍らLoLを始めていた。

川口さんは、互いに五分の戦力で、ほぼ対称的な地形から陣取りを始めるLoLをやればやるほど戦術の奥深さに魅力を感じるようになったという。
スマホゲームへの関心が低くなっていた他のメンバーたちも、次第にLoLにのめり込んだ。

飛田直哉さん（16）は「スマホだったら1回3分程度だったゲームが、LoLだと最低30分はかかる。積み上げた時間が長いからこそ楽しみがある」と力を込める。
北山大起さん（16）も「毎回ゲーム内で変化があって、同じ事を繰り返すことがない」と面白さを口にし、菊地龍斗さん（16）は「プレーが長く、みんなとつながっていることができる」とコミュニケーション面での良さを語る。

新年度からは、進学に向け勉強に力を入れるメンバーもいるため、今大会が「最初で最後の大会」だ。
「これを機にLoLとは距離を置く」というメンバーもいる。「突出したメンバーがいるわけではない。
チーム力で勝ちたい」と川口さん。集大成として悔いのない笑顔のフィナーレを目指す。【倉沢仁志】

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