【極右】東大法学部の学生も！アパホテルにエリート大学生が集まるのはなぜか【元谷外志雄】 [718678614]

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　アパグループに新卒で入社する社員のほとんどは大卒だ。なかには東京大学出身者もいる。高学歴の人材がなぜ、アパグループを選ぶのか。
その謎を掘っていくと、他社に比べて圧倒的に早い昇進・昇格システムが見えてくる。（アパホテル社長　元谷芙美子）

●　東大法学部卒も入社！アパに学生が集まる理由

　アパグループは現在、全体で約5000人の従業員を抱えている。正社員とアルバイトクルーの比率はおよそ半々だ。今春入社した新卒社員は330人。新卒者のなかには東京大学、それも法学部の出身者もいる。

　東大法学部まで出て、なぜアパグループに入るのかと、読者の皆さんは不思議に思われるかもしれない。確かに、同じホテル業界でも、老舗や電鉄系、外資系などの方がブランドイメージは高いのだろう。
しかし、アパホテルの成長性の高さと、若くても活躍できるといった特徴を知ってもらえれば、アパに応募しようという人が増える。

　アパホテルでは、若くて意欲的、かつ有能な子であれば、新卒で入社してから、早いと4年程度で支配人に抜擢され、活躍できる。同期の中でも、誰が最初に支配人になるか競い合っているくらいだ。おかげでスピード感もあり、全体的によどんだ空気は感じられない。

　普通のホテルに入ったら、5年たっても、10年たってもなかなか支配人にはなれない。一方、当社は2019年6月末現在、建築中のホテルが53棟ある。これはつまり、それだけの支配人ポストが新しく生まれるということを意味している。
大きいホテルだと総支配人、宿泊支配人、料飲支配人といる。若い社員が大学の同期と飲むと、たいていは一番早く出世しているから、「みんなからうらやましがられます」との報告をしばしば聞く。

　そもそも、そんなにたくさん新卒を採用するホテルは少ない。一般的なシティーホテルなら、新卒を30人採用すれば多い方ではないだろうか。それだけポジションがあることが、アパの魅力だ。

●　起業家の生きた言葉を学べる点も学生から人気を集めている

　最終面接には必ず、夫である元谷外志雄代表や私（社長）、あるいは2人の息子（グループの社長と専務）が参加する。会社説明会も、毎年必ず代表が自らライブで学生に向けて話をする。

　就職活動でトップ自らの話を聞けたり、実際に面接で会えるホテルは少ないだろう。代表は、驚くようなビジネスセンスと世界を俯瞰する目を持った、稀有な起業家だ。
抜きんでた経営者の生きた言葉から学べるというのは、アパが優秀な学生を引きつける、もう1つの大きな魅力である。

　入社後も、代表自ら社内研修で講演をする。また、役員会や支配人会議では冒頭約1時間、代表がその時の政治経済の状況を独自の分析を加えながら話をし、その日のうちに全社員に配信している。

　入社してくる子たちのレベルも高くて、東大以外にも、国内外の有名大学出身者が少なくない。なかには大学院の卒業生もいて、社長である私も発奮して、遅々ながら早稲田の大学院に入り、その後博士課程を修了した。

　また、新入社員の4割近くが、留学経験者など語学スキルの高い人材。最近は外国人のお客様が多いため、TOEIC高得点者に対する資格手当もあり、英会話スクールに通うなど勉強熱心な社員も多い。

　採用基準は、明るく、目力があって、やる気のある人。接客業だから、感じがいいかどうかは大事だ。また、「たくさんあるホテルの中で、なぜアパホテルを選んだか？」と聞いた際、明確に答えられる人は、入社後も確実に伸びていく。

　入社すると、うちはいろいろな部署を経験させ、本人の気持ちと適性を見た上で適材適所に配置している。フロント業務などを経験しながら、まずは支配人を目指す。
支配人になったら、最初は小さめのホテルでスタートして業績が上がるかどうかを見る。上がればもっと大きいところを任せるし、変わらなければ同じような規模の別のホテルへ。下がったら、少し小さめのところへ異動させる。そういう意味では能力主義である。

　また、本社で全店の指導を行う部署や、ホテルオーナーにＦＣ加盟の案内をする部署など、現場経験を積んでから活躍するポジションは支配人以外にもたくさんある。

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