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「総理が現地に行ったから被害が拡大」 福島原発事故で総理を悪役に仕立てた映画『Fukushima 50』が大ヒット! [262694968]

168 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です :2020/03/07(土) 11:24:21.64 ID:uY4NlSo2a.net
班目委員長とお会いしたのは事故発生当日夜が最初だと思う。原子力安全委員会は、原発事故が発生した場合、政府に対するアドバイザー機関となる。そのトップが班目委員長。
原発事故発生当日の夜、総理と共に班目委員長のレクチャーを受けた。福島第一原発の見取り図をもとに、構造の説明を受けた。私が記憶している会話は以下。
総理「原発が爆発する可能性はないのか」。
班目委員長「ありません」。
総理がしつこく問う。「本当にないのか」。
班目委員長「ありません」。
総理「水素は存在しないのか」
班目委員長「存在しません」。
総理がしつこく問う。「本当にどこにも無いのか」。
班目委員長「ありません。あ、でも、建屋脇の方の・・・・」。
総理「存在するじゃないか!爆発するかもしれないのか??」。
以上のやり取り。
総理が水素の存在をしつこく聞いていたのが印象的だった。いずれにせよ、班目委員長からは「爆発はしない」との意見があったが、何とも頼りない論拠に感じた。

午後、「福島原発の上空で煙のようなもの、との情報有り」。
地下の危機管理センターから入った情報を
秘書官付の誰かが報告。総理は階下で会議中。秘書官らと「総理にはお伝えしておこう」と決め、総理同行の秘書官宛にメールしてもらう。
総理が会議を終え執務室に戻る道中に伝達。執務室では班目委員長らが集まって打ち合わせをしていた。まだ、煙が出ているとの噂レベル。私は秘書官室の自席で作業。
しばらくすると、「4チャン見て下さい!!!!」と、隣の付室から大声。急いで秘書官室のテレビを日本テレビに合わせる。
原発が爆発していた。音は無い。反射的に総理執務室に駆け込んだ。総理が班目委員長や福山副長官らと話し込んでいた。「原発が爆発しています」と慌て気味に報告。テレビのリモコンをとって爆発映像を見せた。
班目委員長が「あちゃぁ」と頭をうな垂れる。総理は厳しい表情。
前日、班目委員長は「爆発はありえない」と断言していた。しかし目の前には爆発映像。(これは総理、感情的になるかもな)と内心思った。
だが、総理の口調は落ち着いていた。「これは何ですか」と班目委員長に問う。返答は要領をえないものだった。「情報をあげてくれ」総理のこの声は苛立ちが感じられた。
爆発なのか違うのか(一時、爆破弁との説すら流れた。ベント成功という意味)。建屋か格納容器か、放射線量は上昇したのかどうか。衝撃的な映像のみが流れ、実態が報告されない時間が過ぎた。

夕方には原子炉への海水注入の打ち合わせが行われていた。私は打ち合わせに参加していない。後に「総理が海水注入を止めた」との報道があったが、それを聞いたときに違和感をもった。
こんなことがあった。事故後かなり早い段階で、総理は東電に「政府で調達して欲しいものをリストにまとめろ」と指示。
東電が提出してきたA4紙一枚には、多くの物資と共に「◯◯◯◯◯水」との専門用語が入っていた。
総理が「これは何だ?」と問うと
東電「原子炉を冷やすのに一番適した水です」と返答。
総理「いまは緊急時なんだから、それじゃなくても水だったら何でもいいんだろう?水道水でも、海水でも」。
東電「はい」。
以上のやり取りを聞いていたので、総理が海水注入を止めたと聞いて違和感を持ったのを覚えている。

爆発を受け、避難区域の拡大について打ち合わせ。
昼過ぎの爆発を受け、20キロに拡大。班目委員長はチェルノブイリとの比較を持ち出しながら、20キロで充分との判断。
政治側は、拡大志向が強い反面、班目委員長は他国の事故や国際基準らを持ち出し抑制志向。
20キロも充分すぎるとの感覚見え隠れ。伊藤危機管理監は、拡大する事による膨大な作業量を実務的に懸念しながら指示を受ける。
ヨウ素剤の服用に関して覚えている事。総理と班目委員長と会話。
総理「いつのタイミングで住民に飲んでもらえばいいのか」
班目「いや、それは現地の医者が適時判断するでしょう」
総理「現地の医者が判断出来るのか。医学の専門家であって、原発事故の専門家じゃない。そもそも線量の最新情報を医者が全員持っていないだろう」
班目「いや、現地の医者が判断出来ます」
総理「とにかく行政側から服用のタイミングについて指示を出せるようにしてくれ」

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