母ちゃん(享年９１)が死んで、両親とも死んで晴れて無敵の人になったんだが、なにすればいい？ [633827841]

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持病ない10代が突然…欧州で相次ぐ死亡例、WHO警鐘

新型コロナウイルスが猛威を振るう欧州で、10代の若者が感染して死亡する例が続いている。いずれもまれな例とされているが、高齢者や持病のある人だけが重症化するという「固定観念」に油断しないよう、世界保健機関（WHO）も注意を呼びかけている。

医師は「大丈夫だ」と言ったが…
　フランスで16歳の女性高校生が新型コロナウイルスに感染して亡くなったのは3月25日未明のことだった。パリ郊外で暮らしていたジュリーさん。10代の若者の突然の死はフランス社会に衝撃を与えた。

　母親のサビーヌさんがAFP通信に語ったところによると、軽いせきや息切れの症状が出たジュリーさんは同月23日、近くの総合病院に入院。心臓や呼吸器の持病もなく「深刻ではない」と診断された。

　だが、夜に呼吸が苦しくなってパリ市内の有名病院へ搬送された。翌日ジュリーさんは「胸が痛い」と訴えたものの、2回受けた検査はいずれも陰性。その日午後に見舞いに訪れたサビーヌさんに、医師は親指を立てて「大丈夫だ」と安心させたという。看護師はマスクを着けるのもやめていた。

　だが、夜になって容体が急変。最初に総合病院で行った検査が陽性だったことも判明した。日付が変わる頃、ジュリーさんは息を引き取った。最初の診察から2日足らずの出来事だった。

　英国でも、基礎疾患のない19歳のシェフの男性が犠牲になった。英メディアによると、ロンドン北部のレストランで働いていたイタリア出身のルカ・ディニコラさんが3月24日、胸の痛みを訴えて倒れ
病院の集中治療室に救急搬送されたが、30分後に亡くなった。死亡後の検査で感染が確認されたという。

　おばがイタリアの新聞に語った内容によると、ディニコラさんは亡くなる1週間前、発熱やせきの症状があって医師の診察を受けたが「若くて強いから大丈夫」と言われ、解熱鎮痛剤を渡されていたという。

　このほか、31日にはロンドンで13歳の少年が、ベルギーでは12歳の少女が亡くなったことも明らかになった。もともとほかの病気にかかっていたかはわかっていない。（パリ=疋田多揚、ロンドン=下司佳代子）

若者含む外出禁止徹底を呼びかけ
　若者の死亡例について、各国政府は「極めてまれな例」と説明している。フランス政府の集計では、感染による自国の死者のうち65歳未満は10%だ。ただ、重症者に占める割合でみると、65歳未満は43%に上っている。

　若年層の死亡が衝撃を与えたのは、当初のWHOの情報発信も理由の一つだ。中国との合同調査団による2月末の報告では、18歳以下の感染者は比較的少ないとされ、高齢者と基礎疾患のある人の致死率が高いことが注目された。

　だが、感染が拡大するにつれて若者の重症例も増え、WHOのテドロス・アダノム事務局長は3月20日、若年層に「君たちは無敵ではない」と呼びかけ、油断しないよう訴えた。WHOは子どもの死亡例が中国と米国に1件ずつあることも明らかにしており、今は「どの年齢層でも重症化しうる」と強調。
医療崩壊を懸念する欧州の各国政府も、少しでも病室を確保するため、若者も含めた外出禁止の徹底を呼びかけている。