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【速報】東京+270 ★2 [455169849]

609 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (オッペケ Sr85-gYMc):2020/07/28(火) 17:47:06 ID:z92qNtkfr.net
冷酷で愚かな理由は国家運営はアメリカに言われる通りにやってきたからだよ
三島由紀夫が予想して絶望た今の日本
大学紛争の激化を受けて、自民党と共産党が「暴力反対」という方針で一致したことに、三島は強い苛立ちを覚えていた
人間の生というのはいかなる時も、不条理な情念、暴力の衝動、死の予感とともにあるもので、不安に満ちているのが本来的な姿である
しかしそのことを覆い隠すようにして、「当面の秩序さえ保たれればよいのだ」という気分が日本中に瀰漫しており
自共の手打ちはまさにその象徴だと
1970年前後の「政治の季節」が去った後、我々の社会生活の中に薄く広く浸透したものは何かと言えば
それは反権力・反権威・反規制・反伝統の色味を帯びた気分のようなもの
そして日本人は、三島の言う「天皇」のような求心的な観念を探す意欲は、持たないと決め込んでしまった
しかもそれと同時に革命運動のような強い衝動も捨てることにしたので
結果として生じたのは、「めんどうな関係からは解放されたいが、しかし『当面の秩序』は誰かに維持しておいて欲しい」という、ぬるま湯のような願望の全面化
この願望は簡単に、三島由紀夫の嫌った「生命至上主義」に転化します
「生命だけは絶対に守ってもらいたいが、生命以上のものについて説教するのはやめてほしい」というわけ
あるいはそこに「金」を付け加えても良いかも知れません
いずれにせよ、敗北したのは全共闘運動ではなく、あるいはそれ以上に三島由紀夫だった
簡単に言うなら目標を無くしたのが戦後の復興をなしとげたあとの日本
海外から日本はエコノミックアニマルだと呼ばれたのは三島が死んですぐだったはず

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