安倍晋三の肛門に口付けて下痢直食いすると凄くおいしくて勃起してくる [214937866]

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「わたし大腸がないの」　難病笑い飛ばして今日も描く

安倍晋三・前首相の辞任に関連して注目を集めた「潰瘍（かいよう）性大腸炎」。19歳で発症し、大腸の全摘出を含む10回の手術を受けた漫画家がいる。入院するたびに休載しながらも、闘病ギャグエッセーとして自らの経験を描き続けている。
白塗りメイクの島袋全優さん
沖縄在住の漫画家・島袋全優（ぜんゆう）さん。メディアに登場する際は、デーモン閣下のように顔に白塗りメイクをしている。
「白塗り自体は何となく家で一人で始めましたけど、メディアに出させていただく時は顔バレをしたくないというのが本音です。でも、マスクや仮面だと表情が伝わらないかと思って……」
そんな彼女が2017年に始めたWebマンガの連載が「腸よ鼻よ」。
第1話では、島袋さんをモデルにした大人の女性がバーを訪れ、「いつもの頂戴（ちょうだい）」と言ってたばこに火をつける場面から始まる。
乾き物の代わりにつまみとして出されたシマチョウ（牛の大腸）。それを眺めていると、バーテンダーから「何か思い出でも？」と尋ねられる。
「女の過去を聞くなんて野暮（やぼ）ね」と言いながらも、「わたし大腸がないの」と明かす。
そこから19歳のころにさかのぼり、潰瘍性大腸炎との関わりが描かれていく。
1日30回以上もトイレに
トイレに行くたびに血が出ていたが、掛け持ちのアルバイトが忙しく、病院には行かなかった。
3週間ほど経って診察を受けると「腸炎」と言われた。
そのまま入院したが症状は悪化し、1日30回以上もトイレに行くほどに。
しばらくして内視鏡検査を受けた結果、難病に指定されている潰瘍性大腸炎と判明した。
大腸に炎症が起こることで粘膜が傷つき、ただれたり、はがれたりする病気で、下痢や血便、腹痛などの症状が出る。
完治は難しく、日常生活が送れる「寛解」状態まで回復する人もいるが、そうでない人もいる。個人差が大きい病気だ。
絶対に笑わせてやる
これまで受けた手術は、大腸の全摘出やストーマ（人工肛門＝こうもん＝）設置、腸閉塞（へいそく）など計10回。
開腹手術も多いため、「キレイな縦べそだったんですが、今やどこがへそだったのかすらも分からなくなりました」と言うほどだ。
絶対にこの経験をマンガにしてやる、という思いで描き始めた「腸よ鼻よ」。
闘病ギャグエッセーということもあって、悲壮な場面はほとんどない。
読み手がマイナスな感情を生み出してしまわないよう心がけているからだ。
「最初に腸炎と診断した担当医のキャラを作った時、担当編集者から『ちょっと憎しみが入ってる』って言われて、ヤベー、ヤベー、私の恨みが出ちゃったって思いました」
つらい経験や腹が立った出来事は、無意識のうちに負の感情が作品に入り込んでしまう。
第三者の目として編集者に修正してもらうことが大切だと思った。
そんな担当編集者からは「病気を笑いに変えるというだけではなく、絶対に笑わせてやるという確固たる信念と強さがある」と評価されている。
四コマ漫画でデビューしたこともあって、つらいことをつらく描きたくない、どんどんギャグを盛っていこうと話し合って連載はスタートした。
「盛ってるのはギャグだけで、盛ったように見える病状と入院回数は事実です」
安倍前首相の辞任で注目
連載はKADOKAWAから単行本化され、現在3巻まで販売されている。
「次にくるマンガ大賞2019」ではWebマンガ部門3位に入った。
3位を知らせる電話を受けた時は入院中で、病院の談話室でネームを描いていた。
「手違いかもしれないから、まだ喜んじゃいけない」と思っていたが、授賞式の段取りの話になって実感が湧いてきた。
安倍前首相の辞任発表の直後は書籍が注目を浴び、販売部数が伸びた。
自分が発症したときより知名度が上がっていたとはいえ、まだまだ世間に潰瘍性大腸炎が認知されていないことを実感した。
その一方で、ここぞとばかりに漫画を知ってもらうべく、ツイッターで紹介しまくった。
3話目で休載
連載は隔週金曜日の更新だが、緊急入院などでこれまで14回休載。最初の休載は始まったばかりの3話目だった。
入院中は薬の影響で記憶が飛んでいることがあり、家族に当時の状況を聞きながら描いている。
「主観と客観の両方の記憶を盛り込みながら描くのは、けっこう楽しいですね。今までつらかった記憶でしかなかった闘病を、どう面白おかしくしてやろうかなって悩みながらも、少し楽しみにしています」
読者から「読んで元気をもらえた」と言われることが一番うれしい。