これから１１０分８３０００円のソープ行くんだけど、デブスで立たなかったら金ドブかと思うと緊張してきた・・・・・ [434383468]

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半分になったでぶりん　「脳はデブのまま」闘いは続く

痩せることを決意した千葉県山武市の女性（58）=自称・でぶりん=は2019年6月、肥満の治療で「最終手段」とされる外科手術の一つで、胃の縮小手術「スリーブ状胃切除」を千葉大病院で受けた。
手術後の食事はスプーン一杯の水から始まり、ジュースや具なしのスープを少量ずつとっていった。
手術から4日後に退院したが、低カロリーの治療食など水分が中心の食事が続いた。
2週目以降は豆腐や温泉卵、ヨーグルトなど半固形食を段階的に取り始め、1カ月が経ったころから少しずつ固形食を食べ始めた。
手術から37日目。目玉焼きがのった厚さ1センチの食パンを食べた。
「メッチャおいしかった～」
インスタグラムに感想を書き込んだ。
同時に「やはり…食べられちゃうんだな」と記し、リバウンドを警戒した。
病院から課せられた適切な食事を続けた。
120キロあった体重は、手術から45日後に100キロを切った。
70キロ前半になった昨年5月ごろから歩いてもひざの痛みがなくなり、1日1万歩以上が日課となってきた。
463日後の昨年9月17日には60・1キロと、半分になった。睡眠時無呼吸症候群もなくなった。
減量が続いたのは、発信を続けたインスタグラムのおかげでもあるという。
同じ肥満で悩む人からの応援コメントや、投稿につく「いいね」が励みになった。
体重を記録した折れ線グラフも公開し、「下がっていくのを見て頑張れた」と話す。
店頭で売っている服が着られるようになったのも、うれしいことの一つだ。
現在は58キロ前後で、適正体重の51・5キロには及ばない。だが、「たるんだ皮の分を差し引けば適正体重だと前向きに考えています」と笑う。
かつては1食でカツ丼とラーメンなど2人前を平らげたが、現在は1人前も食べられない。
よくかんで少しずつ食べないと、食べ物が腸に急に流れ込み、吐き気や腹痛、下痢などが起こる可能性がある。後遺症の一つで「ダンピング症候群」という。食事には1時間以上かけることもある。
ただ、「いまも脳はデブのまま」という。
胃が空っぽになれば食べ続けることは可能で、「手術をすれば楽にやせられるものではない。食べたい欲求との闘いはずっと続くんです」と話す。
健康な胃を切ったことに対し、がんなどの病気で切らざるを得ない人たちに申し訳ないという葛藤もある。
しかし、「医学の力を借りられなかったら、いまの健康な自分はなかった」とも言う。
体重が半分になっても、「でぶりん」を名乗るのか――。「戒めとして使い続けます。リバウンドはしたくないので、一生、ダイエットしながら健康でいたい」
肥満の外科手術は「減量手術」とも呼ばれ、国内では1982年に千葉大病院（千葉市）で始まった。
その一つ、腹腔（ふくくう）鏡を使った「スリーブ状胃切除術」は2014年4月に公的医療保険が適用された。
日本肥満症治療学会によると、肥満の外科手術をする施設は13年は14施設、症例数は180件だったが、14年の保険適用後に増え始め、20年は62施設、症例数は748件に上った。そのうち、「スリーブ状胃切除術」が95%を占める。
日本肥満学会の指針では、体重（キロ）を身長（メートル）の2乗で割ったBMI（体格指数）が25以上で、脂質異常症や高血圧など11の病気のいずれか、または内臓脂肪の面積が100平方センチ以上あると「肥満症」とされる。
食事や運動の改善が治療の基本だ。
だが、十分な効果が得られず、BMIが35以上の「高度肥満」になるなど、一定の条件を満たせば、公的保険で手術を受けられる。「高度肥満」は国内に60万人いるとされる。
千葉大病院の場合、「スリーブ状胃切除術」で保険が適用されると、自己負担は25万～30万円ですむ。
自費診療では120万円ほどかかる。このほか、手術前の内科入院（2週間程度）で15万円前後かかる。
手術は腹腔鏡で腹部に直径5～15ミリの穴を5カ所ほど開け、胃の外側を多く切り取って、残った部分をスリーブ（袖）状にする。シンプルな手術とされるが、元に戻すことはできない。
国内9施設で05年～15年に減量手術を受けた831人（平均年齢41歳）の追跡調査で、同切除術を受けた患者の5年後の体重は手術前と比べ平均で約25%減ったという。
合併症の改善率も高く、手術3年後、糖尿病は85%、高血圧と脂質異常症は65%前後で改善がみられた。
千葉大病院で手術を担当する千葉大フロンティア医工学センターの林秀樹教授（消化器外科）は「この手術は糖尿病の治療の概念を大きく変える可能性もある」と話す。
手術後、高額な治療薬の投与が不要となった患者もおり、国内に1千万人とされる糖尿病患者の医療費抑制に大きな効果をもたらすかもしれないというのだ。