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【画像】ヨーロッパの出生率マップ、終わるwywywywywywywywywyywywwy 持続不能だよ、この欧州🥶🥶 [701470346]

144 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (ワッチョイW 7f8f-Paj4):2022/06/26(日) 21:20:25 ID:8XJRLuNu0.net
>>129
 * ひとは、人類の繁栄にとって推賞にあたいする諸世紀を同じ原理にもとづいて、判断しなければならない。ひとは、文芸がさかえるのがみられた世紀を、その文化の秘密の目的を洞察することなしに、その不幸な結果を考察することなしに、あまりにほめすぎてきた。「そして、それが、実はそれは〔彼らの〕隷従の一部分であったにもかかわらず、無知な人々のあいだでは humanitas(人間性、古典文学)とよばれていたのである(二)。」 われわれは多くの著作のさまざまの格律のなかに、著者たちにそう言わせている、いやしい利害を決してみとめないのであろうか? そうだ。著者たちが、何といおうとも、一つの国は、その光輝にもかかわらず、人口が減少するときには、すべてうまく行っている、というのは本当ではないのだ。そして、一詩人が十万リーヴルの年金をもっていることだけでは、その世紀がすべての世紀の最上のものであるというためには十分でないのである(三)。
外見だけの安穏さとか支配者たちの平静さとかよりも、むしろ全国民、ことにもっとも多数をしめる身分の安楽に注目しなければならない。ヒョウはいくつかの郡を荒らすが、キキンをもたらすことはまれである。騒乱や内乱は支配者たちに大きな脅威をあたえるが、しかし人民の真の不幸ではない。人民は、彼らに圧制を加える人に向って争いが行われているうちは、ひと休みすることさえできる。人民の恒久的状態からこそ、彼らの真の繁栄または災厄が生まれるのである。すべてがクビキのもとにおしつぶされたままになるとき、このときこそすべてが衰える。このときこそ支配者たちは、思いのままに彼らを破壊して、「一人ぼっちになって、これを平和とよぶ(四)」のである。
貴人たちの争いがフランスの王国をさわがしていたとき、そして、パリの補佐司教がふところに短刀をかくして高等法院に出頭したとき(五)、そのことは、フランス人民が、正直で自由な安楽さのうちに幸福にくらし、その人口も大であることを妨げなかった。かつて、ギリシャは、もっとも残酷な戦争のただ中で栄えた。血は河をなして流れたが、しかし全土は人間にみちみちていた。マキャヴェルリは次のようにいった。殺人、追放、内乱のただ中で、わが共和国はより強国となり、その市民の徳、習俗、独立は、国を強化する効果をもったように思われる、すべての〔言葉の上の〕不和が国を弱める効果をもったことの比ではない(六)、と。少しくらいの動乱は、魂に活動力をあたえる。そして、真に人類を繁栄させるのは、平和よりもむしろ自由である(七)。

ジャン=ジャック・ルソー
社会契約論第三編第九章よい政府の特長について
岩波文庫社会契約論p.117~120

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