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【画像】新海誠の「すずめの戸締まり」、ガチでつまらない上にガラガラwwwwwwwww [802034645]

66 :ちーん:NG NG ?2BP(1000).net
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シュローダーのネタバレ・内容・結末
3.5
3
1
2022/11/11 08:41
ものすご~く豪華なフルコースを期待して観に行ったら給食で出てくるようなけんちん汁を飲まされた様な感じ。最後まで観終わった時の感情の「無」ぶりに僕自身が1番驚愕している。取り敢えず良い所はある映画なのでそこから整理していく。
これまでの新海誠監督作どころか、歴代日本アニメの中でも最高峰なグリグリ動くキャラクターのアニメーションのクオリティは折り紙付きだし、そこと合わさる声優陣の演技…特に主演2人、原菜乃華と松村北斗は大変良かった。
「女子高生と椅子になった大学生のバディロードムービー」という中々にニッチなジャンルの作品として恐ろしくテンポが良くギャグもきちんと笑えてトムクルーズもかぐやの肉体派アクションが連続する中盤までの作劇は完璧と言っても良く、「これは本当に新海誠最高傑作なのでは」と思ったのも束の間、草太が封印されてそれをすずめが助け出そうとする終盤に差し掛かった時から、この映画は崩壊していく。
アクション的にも物語の進行的にも重要だった草太が居なくなり、「キングダムハーツ パーツバイスリープ」と「デスストランディング」を足して4で割ったような感じのストーリーに非常にご都合主義的な便利屋キャラである神木くんと深津絵里が加わってあまり面白くないやり取りが目立つ様になる。「ルージュの伝言」を使っての「魔女の宅急便」への目配せなど、
マイナーでもない懐かし名曲の引用はこれまでの新海誠の音楽の使い方からしてみればその場面の橋田壽賀子的な説明的な面だけが強調されて気持ちよくなれないし、このタイミングでアンフェアに提示される「すずめが東日本大震災の被災者」という設定など、目に見えて脚本が息切れを起こし始める。
そもそも新海誠は前2作でもあからさまに3.11を描いていた作家なので今作終盤の展開は正直言って新味を感じないし、「やがて海へと届く」などの先行作品に比べても語り口は凡庸極まりない。
挙げ句の果てにはノリと勢いで勝てたとしか思えない全く持って意味不明な怪獣バトルと「君の名は。」でも使っていたあからさまな上に冒頭のシーンを見た時点で観客の90%が予想できるであろう「インターステラー」オマージュ展開が連続してくれるので、テンションは下がるばかり。
そもそも、1番芯の部分にあるはずの「何故すずめは草太に惹かれるのか」という部分の掘り下げかイマイチなせいでこれまでの作品では童貞男を主人公とする事でギリギリ成り立っていた赤い糸ファンタジーa.k.a."セカイ系"という構造がJKが年上の男に無条件の愛を捧げるという非常におじさん臭くてノイジーなものに写ってしまって全く純愛に思えなくなってしまっているのも痛い。
新海誠の集大成どころか縮小再生産の様にしか思えない。童貞臭じゃなくて加齢臭が漂ってしまっている。「打ちに行った」挑戦的な作品ではなく、「置きにいった」作りの作品でこういう事態に陥ってしまうのは作り手の価値観の限界を感じてとてもとても残念である。
本当に期待していたので今年のベスト10圏外になる事に今でも実感が持てずに居る。また言いたいことを思いついたら追記するかもしれないが、ひとまずはこれくらいで。

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