大阪ガス社長「5類に引き下げられてもコロナが終わるわけではない。当社従業員はマスク着用続ける」 [256556981]

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大阪ガス、従業員のマスク継続　社長「コロナ終わるわけではない」

　新型コロナウイルス感染症が8日、感染症法上の「5類」に引き下げられた。法律上、マスクの着用はそれぞれの判断に任されることになったが、大阪ガスの藤原正隆社長は8日の会見で、「今日をもって新型コロナが終わるわけではない」と話し、同社の従業員は原則として、就業時間中のマスク着用を続ける方針を明らかにした。

　決算会見で藤原社長は、ガス会社の中心となる仕事は人々の日常生活に必要不可欠な「エッセンシャルワーク」だと指摘。「エネルギーを安定的に供給する観点から、クラスター（集団感染）を起こすべきではない」と話し、従業員のマスク着用を続けるとした。ただ、今後の感染状況によっては見直しも検討するという。

　この日発表した同社の2023年3月期決算は、売上高が2兆2751億円（前年比43・0%増）、純利益は571億円（同56・2%減）だった。燃料価格の高騰に伴ってガスの販売価格が上がり、売り上げが大幅に増えた。一方、米テキサス州の液化天然ガス（LNG）基地が火災で停止した影響で1477億円の損失があったことなどから減益となった。

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