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ISW「ウクライナ軍は、速度の低下と引き換えにロシアを消耗させる作戦に切り替えたようだ」お前か思うならそうなんだろうな [971283288]

18 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です (スッップ Sd2f-jlRf):2023/08/07(月) 00:15:47.80 ID:/ktjRknsd.net
>>14
まぁこういうのもあるんで


演習で「イラン」軍に敗れた米軍

 問題は、長い間、軍事的な成功を収めてきたために、米軍の優位が急激に損なわれているという最近の地政学的、技術的なトレンドがなかなか認識されないことだ。実際には、米軍の優位が損なわれていることは、21世紀の初頭に実施された大規模な軍事演習の結果にはっきりと表れていた。

 2002年夏にペンタゴンは、冷戦終結以降、最大規模のワーゲーム(軍事演習)を行った。「ミレニアム・チャレンジ2002」と銘打たれたこの演習は、「ある湾岸の軍事国家」、つまり、イランを仮想敵国とする軍事演習だった。その結果は関係者を愕然とさせるものだった。米軍の力を立証することになると考えられていた演習が、それとは正反対の結果を示してしまったからだ。

 退役海兵隊中将、ポール・バン・ライパー率いる「イラン」軍は、ことごとく米軍の行く手を遮ることに成功した。ペルシャ湾岸に入った米艦隊は、イラン軍の自爆船、対艦巡航ミサイル(ASCM)による攻撃を受け、米戦艦のほぼ半数が沈められるか、作戦遂行ができない状態に追い込まれた。(演習とはいえ)米軍にとって、これはパール・ハーバー以来の大失態だった。

 バン・ライパーはイランの巡航ミサイルと弾頭ミサイル戦力をうまく移動させ、これを殲滅しようとする米空軍の裏をかいた。対空防衛レーダー・システムを稼働させれば、対レーダーミサイルを搭載した米戦闘機に攻撃される。バン・ライパーは、このリスクを避けようと、対空防衛レーダーのスイッチをオフにしたのだ。イランの防衛システムがどこに配備されているか分からなければ、攻撃はできなくなる。一方で、米軍輸送機を着陸させて、すでに現地に展開している米地上軍を増強するやり方にも大きなリスクがあった。

 演習の様子を視察し、「イラン軍」の勝利に困惑し、苛立ちを隠せなかった米軍の高官たちは、演習を「やり直す」ように命令した。米艦隊を前の状態に戻し、敵に対空防衛レーダーのスイッチを入れさせて米軍の空爆にさらされる状況にし、「イラン軍」に対しては、「攻撃をかわすような作戦は取らないように」と命令した。このようなリキャストが行われ、あまりにうまく作戦を遂行したバン・ライパーが「イラン軍の司令官を解任される」と、演習は誰もが納得するような結果に終わった。

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