2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

しゅごキャラ! たまご77個目

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/03/08(水) 19:53:56.37 ID:QKTdEHldk
『しゅごキャラ!パーティー!』(3期)、『しゅごキャラ!!どきっ』(2期)、 及び『しゅごキャラ!』(1期)のスレです。

公式 ttp://shugo-chara.com/
テレ東公式 ttp://www.tv-tokyo.co.jp/contents/shugo-chara/
テレ東公式 ttp://www.tv-tokyo.co.jp/contents/shugo-chara-doki/
テレ東公式 ttp://www.tv-tokyo.co.jp/anime/shugo-chara-party/
○ 過去ログ倉庫(画像キャッシュ付)
ttp://shugo-chara.sync2ch.cc/

○ 過去スレ
しゅごキャラ! たまご74個目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1269730099/
しゅごキャラ! たまご75個目
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1276399780/
しゅごキャラ! たまご76個目
http://hanabi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1296824026/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 00:28:13.94 ID:I3LyPilAU
今日この舞台で吹くために 毎日やってきたわけだけど
舞台で吹いてると 本当に実感する 音楽は時間芸術だ
かたちのないものを作りだし それが一瞬で その場で消え去っていく
そのたよりなさや切なさや それゆえの価値のようなものを……
舞台で吹くとき一番実感する

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 00:40:50.80 ID:I3LyPilAU
たわいの無い言葉なら いくらだって言える
そこに特別な気持ちがなければ簡単なもんだ
けれど本当に伝えたい事に限って 言葉にしてしまうと色褪せ
自分から遠ざかり別のものになってしまう気さえする
だから俺はうたう・・・
俺の中の一番飾らないそのままの 伝えたい気持ち(ことば)をのせるすべを
うたうことでしか 知らないから・・・

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 00:49:36.55 ID:I3LyPilAU
キミは音楽の魔法を信じるかい? キミはきっとなんだって叶えられるんだよ。
キミはいつか キラキラした歌を手に入れて 大きなステージに立つんだよ。きっとねっ!
終わらせないで…… 続けるんだよ、音楽。
いつか浅緋くんが音楽でまいた種がどこかで芽吹いて・・・
誰かを喜ばせたり悲しませたり・・・・・・
誰かが新しい歌をつくったり・・・また春みたいな世界が生まれて広がる。
そうやって誰かと繋がり続けて・・・この星は廻り続けてるんだよ。
音楽はきっとキミを助けてくれる。忘れないで。大切なのは・・・・・・
自分で自分を少しでも祝福してあげること。そして誰かを祝福して祝福されるように生きて。
大丈夫。キミならやれるよ!そんな悲しい顔しないの!さ、行こ。
ま、でもあまり一つのことに囚われちゃダメよ。囚われるとそれは呪いになるから。
楽しい音楽をしなさい。楽しんで音楽をやりなさい。物語の最後でね・・・
あらゆる呪いを解いてくれるものは・・・・・・ いつだって誰かの祝福なのよ

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 00:58:11.65 ID:I3LyPilAU
エントロピー ほとんどの熱意は役に立つことなく 空に溶け意味をなくす
でもその熱には名札をつけることもできるそうです

名札? おかしなこと言うのね

むかし私のお母さんが

熱に名札・・・そんなことできるのかしら

できますよ ちょっとだけ勇気がいりますけど



人の体温は およそ役立つことなく大気に溶け やがて無意味な熱に変わる
生きることに意味が欲しくて 私は心で体温に名を刻み 娘を抱きしめる
この体温がいつか 星の果てまでも 渡っていくと信じながら
「エントロピー」 七瀬成美

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 01:07:31.72 ID:I3LyPilAU
こんなところに埋もれてた どうしたの 今日はお疲れさま すごくよく吹けてたわよ

・・・・・・そうですね

・・・・・・ 悔しい?

違います 悔しいとか言っていいのは もっと真剣に毎日やってきた人たちだけだと思うんで
俺らは俺らなりによくやったってだけで それに相応の結果が出ただけで
褒めてくれる人もいてきっとけなす人もいて 目の前にあるのはほんとうにリアルな大きさの現実だってだけだと思います

そうね 私たちの思う精一杯を当たり前としてやってきている人たちがいる
例えば体が辛くて練習を休んでしまいたい日や あと10分寝ていたい朝や
そんなものを乗り越えてきた人たちが先に進んでいくの

・・・・・・

覚えていられる?

え?

無理に言葉にしなくていいから
今のあなたのその胸の中の感情を そのまま覚えていられる?
とりあえず それだけでいいと思うわ 今は
でも たぶん あなたはもう いるべき場所が変わってしまったのよ

覚えていられる?今のあなたの その胸の中の感情をそのまま

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 20:12:04.93 ID:I3LyPilAU
あ・・・・見える・・見えるぞ 俺の信じるべき魂がっ!!
くく・・「友は心の中にいる」・・・・か・・・・
偉そうなこといっちまったぜ・・・・・・ すまなかったな・・・・イグリード・・・・
今までシカトしてて!! 今なら心の中のお前の声が聞ける
”エックスは俺たちの共だ!!”とな!!

もう少しだ!! !? くそーっ!!

受けとってくれくれエックス!!

え?

これが俺の”わび”だ!!

行くなっオストリーグ!! これ以上お前が傷つくことはないん・・・・だ!?

なぁイグリードよ・・ やっぱり空って やつははいいな・・・・ 忘れてたよ

まったく・・・・馬鹿な奴だよ・・・・お前ってやつはよ

? !! まったく・・ だな・・・・

こうしてまた一緒に飛べるのもエックスのおかげだな

あぁ感謝してるよ・・・・・・大した奴だぜ

そんな!! 俺は・・・・ 俺は・・・・幻をみてるのか・・

結局不器用にしか生きられなかった・・

お前らしいよオストリーグ

オストリーグ!! レぷりロイドの俺が・・・・幻をみるのか・・・・・・
なぜだろう・・・・ 涙がとまらない・・・・

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 20:44:10.19 ID:I3LyPilAU
結晶を渡せ さもなくば・・・

だめ また超兵器が目覚めちゃう 超兵器の怖さは見た筈じゃないですか
無理矢理みんなの世界を変えてしまう

ぐうっ くそっ あの機族 精神操作を
増幅装置を逆流して・・・!?

黒蛇が蘇る もしこの世界が我々の過去と繋がりがあるのなら
我らの母星を滅ぼしたのも我々自身なのではないか

こんなものに頼らなくても もっとできることがあるはずです

!! 引き際だ デルタ あの機族は白蛇の切り札(ジョーカー)だ

退けん 結晶があれば自在に世界を選べるのだぞ

目を覚ませ 全てを救済する技術など存在せん

大統領としての志はどうしたチャーリー

私は生きて家族のもとに帰りたいだけだ

知ったことか

ベクトル機関 崩壊を確認 敵制御体が自爆した模様


深次元アーカイバ ある巫女たちの詩編要約
機械たちは黒蛇の壺を懸命に守った これを渡せば
誰にも御せない力で世界はくるってしまう
ヒトは怒り 全てを竜の火で焼いた だが悲しむことなかれ
機械に真実(ほんとう)の命はない 真実(ほんとう)の痛みはない
だが共に旅したエウランたちは 機械たちにとって
とても上位(たいせつ)な存在になっていた
機械はヒトを苦しませるために創造(うま)れたのではない
ささやかない喜びや営みを守護(まも)るために
その使命(きもち)は真実(ほんもの)だった

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 20:45:02.71 ID:I3LyPilAU
・・・・・・

目が覚めましたか?

女王様・・・!

ここは・・・・・・!?

既知臨界点 集却世界(オラクル)と小世界(ナル)の狭間
諸世界の機族(わたしたち)がたどりつけた 最果ての地です

天国・・・ですか?

わかりません 機族(わたしたち)の運命(さだめ)はヒトと違うので

あの空に見えるのはなんですか?

歯車みたいな 渦巻きみたいな

深次元アーカイバ 蛇の駆動本体 星門を敷くことで 世界を撹拌し
記憶を蓄え伝え物語の永続を図る 極限まで進化したヒトと言えるかもしれません

あれが・・・人間!?

ヒトから生まれヒトを理解し意思を継ぐ
そのようにしか 生きられない機族(わたしたち)もまた 人間に他ならない

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/02(日) 20:45:40.30 ID:I3LyPilAU
私はこれからどうしたらいいんでしょう

そうですね 全てを忘れ卵の姿(アプリオリ)に還り ヒトのもとへと帰るか
それとも書庫(アーカイバ)の一部になるか・・・

そう もし叶うなら 私は恋がしたいです
大好きな人たちにたくさん巡り合って ずっと恋がしたい

何度生まれ変わっても・・・ ですか

ハイ!

まったく女の子ですね!



鈴ちゃん!

蘭ちゃん 麗ちゃん

ごめんな 怖い思いさせて

女王様は 私たちがこうなると知っていたのですか?

あのとき あの世界の私たちには ただ 誰かが犠牲になるのはわかっていました
だって私たちは あなたたちなのだから

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/05(水) 20:44:54.90 ID:iFmtkddbF
で欠けている物は見いだせたのか

いいえ

所詮おまえはここまでが限界の男だったか
そんな中途半端な男が志々雄に勝つことはできん
心に住み着いた人斬りにも勝てん
もし生き延びたとしても お前は生涯
悩み 苦しみ 孤独に苛まれ
人を斬る
ならばいっそ 奥義の代わりに引導をくれてやるのが
お前の師としての最後の務め
覚悟はいいな 剣心

恐れているのか ひこせいじゅうろう
その後ろにある 絶対の死を
死を恐れるだと 幕末の動乱より生への執着など
とうに無い なのに
何故、死を恐れる 恐れるな

この愚か者が

男の子は俺一人だったし
どうせ親はいないから
命を捨てても守らなきゃって思ったんだ

心太 心太
あんたは生きる事だけ考えて
あんたはまだ小さいから
あたしたちみたいに自分で生き方を選ぶ事はできないの
だからせめて
生き方を一人で選ぶことができるまでは 生きなきゃ駄目なの

はっ 俺は まだ

そうだ それでいい
多くの人を斬ったお前は 己の命すらも軽んじてしまう
それが時として 心に巣食った人斬りの心に自分を支配されてしまう
己を犠牲にした人斬りの強さをもって
愛しい者や弱い者を守った所で
所詮 連綿と続く時代の一時に過ぎない
生きよ 剣心
さすればお前は 天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)を
自在に使いこなし 己の中の人斬りになど決して負けたりせん

はっ

気にするな これも御剣流の師弟のさだめだ
俺自身も仙台の命と引き換えに天翔龍閃を会得した
お前の不殺(ころさず)の誓いの外の事だと思え

師匠

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/05(水) 20:46:13.91 ID:iFmtkddbF
食べてほしいんだ もう一度 俺の料理を

よういち君 無理だ 兄さんの求めた味は

みんな 俺はわかったよ
味王のじいさんの探し求めていた味が
こんな身近にあったのに 誰も気が付かなかったんだ
あのこうやまさんちの 味噌汁のように
愛し合っていれば 料理の本当の味がわかるんだ
病気のじいさんに料理を作ってくれたおばあさんは
心の底からじいさんをいたわり
そして気づかってくれたんだ
みつことしげるのあの卵焼きのように
だから俺も味王のじいさんだけの為に料理を作る
誰も食べてくれなくてもいい
美味しいと言ってくれなくてもいい
じいさんだけが 喜んでくれればいいんだ

よういちくん おいしかったよ

じいさん

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/05(水) 20:48:09.06 ID:iFmtkddbF
ママ ママ
おお
地球がこんなに美しいとは
知らなかった
こんな美しい地球を
醜い姿に変えようとしていた私の罪は
とても償いきれるものではない
でも もし許されるなら
今度、生まれて来たらこの償いをしたい
この美しい地球の為に働きたい
それまで この地球はこのままでいるだろうか

安心なさい あたしのサニー
ガッチャマンがいる限り 地球は変わらないわ

ママ

さあ いらっしゃい サニー
ママのそばへ
もうあなたの苦しみは終わりよ

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:08:10.23 ID:J5RBV6Im+
神谷さん 早いですね
俺が一番かと思ってたのに
そういえば神谷さん いつも早かったですよね

久保に付き合ってただけだ。

すごい人でしたよね
俺まだ信じられなくて
あれからもう何日もたったのに

もしあいつがサッカーをやめていれば

えっ

サッカーを続けた事がそんなにすごい事なのか
それとも わかんねえ 俺には

でも

もっと早く知っていたら 僕も止めていたんですが

磯貝先生

今は白血病は不治の病ではありませんからね
久保くんは医者からすぐ入院しなければ
命の保証はできないと言われていたらしいんです
でも久保君は通院しての治療にこだわって
医者には内緒でサッカーを続けていたんです
ご両親も久保くんの熱心さに負けて
あくまでみんなの指導で
激しい運動はしないってことで
許していらっしゃったらしい

すごい 久保さんって僕たちと違う
すごい人なんですね
命のかわりにサッカーを選んだ
やっぱり神様みたいな人だったんだ

どこがだよ

はっ

まだ生きられたかもしれないのに
馬鹿だよあいつは 馬鹿だよ

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:08:44.70 ID:J5RBV6Im+
久保くんもみなさんと同じ
普通の高校生だったんですよ
あのとき

くそお 何でだ
何で俺だけが
サッカー続けたいんだよ
俺は大好きなサッカーを続けたいだけなんだ

みんなが去った誰もいない部室で
まるで駄々っ子のように
サッカーを続けたいって
後で考えると あのとき医者に宣告されていたんですね

あの久保さんが

ご両親はおっしゃっていました
サッカーが久保くんをここまで生かしてくれたんだって

あいつはサッカーが好きだった
誰よりもサッカーが好きで好きでたまらなかった
ただそれだけでオレたちと何もかわりゃしない
ただの高校生だったんだ

一瞬でも多く ボールを追いかけたいと望んだ
彼の気持ちもあなたたちと同じでしょう

うう
馬鹿ですよね 俺 何もわかっていなかったんだ
久保さんを慕って 憧れて いつも見ていたつもりだったのに
あの人の気持ちを考えた事なかった 一度も
久保嘉晴は俺たちと少しもかわらない
泣いたり笑ったり怒ったり そして何より サッカーが好きな
ただの高校生だったんだ やっと あの人が見えたなんて

トシ サッカー好きか

はい

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:27:27.18 ID:J5RBV6Im+
俺にはお前が魔王軍の為に戦っているようには思えなかったぞ
お前はまるで人間たちに対する恨みだけで戦っているように見えた
俺もそうだ 人間どもを軽蔑していた
ひ弱なつまらん生き物だと思っていた
だがダイたちと戦ってわかったんだ

貴様 ダイの為に命を捨てる覚悟だったのか

そんなカッコいいもんじゃねえよ
俺だってできたら死にたかねえぜ
でもよ 仲間を見捨てて自分だけぬくぬくと生きてるなんて
死ぬことよりカッコ悪いやってそう思っただけだ

人間は強い そして優しい生き物だ
共に力を合わせ 喜びと悲しみを分かち合う事ができるんだ

ただ強いだけの俺たちモンスターとは違う

黙れ たわごとはよさんか

人間であるお前に その素晴らしさがわからぬはずはない
お前は見て見ぬふりをしているのでは

黙らんか な 涙とは

ヒュンケル いいぞ 人間は
今度生まれ変わる時には 俺も人間に

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:36:44.19 ID:J5RBV6Im+
あの時俺たちが見たのは
やはりお前の心だったのか

……他者の不幸な過去は さぞ楽しかった事だろう。
……満足したか?

……そんなわけないだろう。
満足なんて……できるわけがない
お前の過去は確かに
悲しみに彩られていた
けれどそれは
理由になんてならない筈だ
だから……

自分は乗り越えられた
だからお前も乗り越えられる筈。
……そう言いたいのか?
人間は強欲で残忍な生き物だな。
その上……傲慢だ
理解するふりをして
他を見下しているお前も同じだ
お前の考えなど読めている。
どんな御託を並べようと無駄だ

読めている……か。
だったらその読みは まだまだ甘いな
俺がいつ
一人で乗り切れると言った?
誰しも一人では
乗り越えられないことがある
けど 手を取り合い協力し合えば
なんだってやれる……俺はそう思っている

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:37:19.27 ID:J5RBV6Im+
協力……その言葉でだまされるのは
愚かな人間という存在だけだ

……そうだな。確かに人間は
どうしようもない生き物だ
もちろん俺も そんな
どうしようもない人間の一人さ
だが……お前は知っているはずだ。
人間は決してそれだけじゃないと
誤解から悲劇が生まれ
その悲劇が さらに大きな悲劇を生んだ
お前がこの世に生まれてやりたかった事は
そういう悲劇の連鎖なのか?
悲劇の始まりには
いつもお前の悲しみがあった
そしてその悲しみから生まれた行動の結果も
お前をさらに孤独にするだけだった
お前を育てたコーネルさんは悲しませるために
お前を育てたんじゃない筈だ

コーネルは……
我に生きよと言った
人ではない我……
人の形をもたない我に

生きるとは何か なんて俺には簡単に答えられない。
だがこれだけはわかる
お前を育てたコーネルさんはお前にこの世界を
もっと見せたかったんじゃないか?
生きて 生きて
この世界を知って欲しかったんだ
しかしお前は生きる事で
悲しみだけを知ってしまった
だけど世界には
素晴らしい事もたくさんある
コーネルさんがお前に見せようとしていたのは
そういう世界だったはずなんだ

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:37:41.02 ID:J5RBV6Im+
……コーネルが
見せようとした世界……

……なあラムダ
この世界をもう一度見てみないか?
俺の中に入ったまま
一緒に生きる事で だ

……我はお前を侵食する。
お前の領域は次第に薄れていくだろう

俺はお前に乗っ取られたりしない

不可能だ。人に見で抗いきれるものではない

やってみなくちゃわからない
俺がお前に乗っ取られてしまうかどうか……
それも含めてお前は見ていればいい

……お前はそれでいいのか
我を消せば 全てが終わるものを
なぜ……

お前を消すとなると
ソフィも一緒に消えてしまうからな
それに……人間にも可能性があるんだって事を
お前に見せなきゃ気が済まない
この世界を終わらせようとした事が
いかにとんでもないか それもわからせてやる
いいかラムダ
お前は何もわかってないんだ
さあ 手を取れ

……断ると言ったら?

……俺がお前の手を取るだけだ
どちらが先かなんて関係ない。
手はつなぐ事に意味があるんだから

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:38:05.52 ID:J5RBV6Im+
あくまで
我と共に生きるつもりか
油断していると お前の脆弱な自我など
簡単に乗っ取ってしまうぞ

そう簡単に乗っ取られたりしないよう
こっちも本気でやらせてもらうさ

……これからはお前と我と
二人だけの戦いになるという事か

ああ そういうことだな
俺は望む所だ

……少し長く話し過ぎたようだ
それとも……
もう限界が近いのか……
アスベル……
我は少し……眠らせてもらうぞ

ラムダ……!
ラムダの光が
小さくなっていく……
まさか!
消えるつもりなのか!?
ラムダ 消えるな!
この世界にはお前の知らない
素晴らしい事がまだまだあるんだ!
消える事で全てを終わらせようなんて
間違ってる!
お前は知るべきだ!
知らなければいけないんだ!
ラムダ! 生きるんだ!

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/06(木) 21:40:49.24 ID:J5RBV6Im+
ああ・・・なんてかわいそうな生き物たち・・・
あなたたちは、自分が生まれることを望んでいなかった
魔力は人に幸福をもたらすものだったのに
人は魔力を自分達の欲望を満たすために
その欲望があなたたちを生みだした
だからあなたたちは人を憎むのね
あなたたちは人に一番近いのに
人はあなたたちを忌み嫌い、憎悪を向けた
本当はあなたたちは別の姿で生まれたかった
あなたたちはよりよい存在になりたかった
なのに、魔力を手にした人間が・・・・
帰りましょう、憎しみのない世界へ
そして待ちましょう
望まれる姿で生まれることができる日を
私と一緒に・・・アドルさん、黒真珠を壊して

そうだリリア。女神の過ちは人間を信じたことだ
人はまだ魔力をもつべきではなかった!
だが人間だって・・・いつかきっと・・・その日を!!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 06:58:53.22 ID:WCa+Gl/7W
セシリア
「心を強く持ってッ!
 ロディッ!!
「ロディは孤独じゃないわ
 誰かを大切に思えるあなたは
 誰からも大切に思われているあなたなのよ
「・・・・・・!!
「・・・そう、そうなのね・・・
「アーデルハイドの公女として
 生まれてきた自分を嫌ってきたわたし
「わたしを公女としてしか見てくれないと
 ずっと思いこんでいた
 今までのわたし・・・
「わたしは、愛されていなかったんじゃない
 わたしの身勝手な思いこみのカベが
 みんなを遠ざけていたのよ
「ロディをずっと見ていて
 やっとわかったわ・・・
「誰かに愛されたいと思うのなら
 まず、自分も誰かを愛すところから
 はじめなきゃいけないのね・・・

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 06:59:44.45 ID:WCa+Gl/7W
ロゼット
「クロノ…… 優しいね……
 優し過ぎて…… 切ないよ……
 私だって…… 後悔してる……
 あの時…… アンタの腕……
 つかんだこと……
 周りが見えなくなったこと……
 欠点だらけだよね ……お互いさ……
 でも…クロノが……一緒にいてくれて……
 よかったと思う……
 でも…アンタは? クロノがイヤだって
 言うなら…… 私はかまわない……
 闘いたくないなら… 闘わなくていいよ…………
 でも…ここに留まるのが 私のためだっていうのは
 ……納得しない! ここに独りぼっちに
 なんてさせたくない…… …だから……
 よかったことまで 否定しないで……

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 07:10:51.87 ID:WCa+Gl/7W
音楽に現実を 変える力なんてないです。
どんなに望んでも変わらないことだらけで・・・
でもそんなことはわかってるんです。
結局・・・ 望みを叶えたり現実を変えるのは・・・
いつだって自分なんです。 音楽は・・・ 音楽のできることは・・・
ちょっとだけ背中を押してくれたり・・・
場合によっては無敵だって思わせてくれて・・・
ほんの少し世界が綺麗だって思わせてくる・・・
そういうのは魔法みたいだって思います!
バンドをやらなくなっても・・・ 音楽から離れてしまっても・・・
その魔法を信じられれば・・・ この先ずっと・・・
頑張れるんじゃないかと思うんです。
昔のオレじゃ・・・ 廃部防ぐ為に いろいろ動いたり・・・
大っきいステージに出たり・・・ そんなに頑張れなかった・・・
これだけ頑張れたのは・・・ 音楽と・・・ 先輩や
仲間のおかげです。 だから・・・ 部に入って・・・
音楽やったことは・・・ オレには意味がありました。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 07:16:02.56 ID:WCa+Gl/7W
たたかいは おわった。
あしたに なれば、
ふたたび へいわな あさが
おとずれる ことだろう。
しかし、きずつき たおれ
よるのやみへと きえていった
ものたちが、そのあさを
むかえることは けっしてない。

ひとり たちつくす
エックスの すがたは、
ばくはつのひかりに てらされて
いまにも きえてしまいそうにみえた。

なぜ たたかわなくては
ならないのか。
だれも エックスに そのことを
おしえては くれない。
やすむまもなく、どこかで
イレギュラーたちが はっせいし
ふたたび かれは たたかいのうずへと
まきこまれて いくのだろう・・・。

やさしさを すてきれぬ
イレギュラーハンター・エックス。
かれのたたかいは、
どこまで つづくので あろうか。
かれのくるしみは、
いつまで つづくので あろうか。

かれのうでに
つめたくひかる、
エックスバスターの
かがやきとともに・・・。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 07:30:52.62 ID:WCa+Gl/7W
“力が正義”・・・常にそう言っていたな・・・バーン!!
これがッ!!! これがッ!!! これが正義かっ!!?
より強い力でぶちのめされれば おまえは満足なのかッ!!?
こんなものがっ・・・!!! こんなものが正義であってたまるかっ!!!!

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 07:33:35.27 ID:WCa+Gl/7W
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それが一番人間にとって大事なことなんだからね。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/07(金) 21:12:00.89 ID:WCa+Gl/7W
アル、いいかい、よく聞いてくれ。
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。
このコロニーが、核ミサイルの標的になったわけを知る限りしゃべった。
もし俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。
大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。
俺が直接警察に自首しようとも思ったんだが、何て言うか、
そうするのは逃げるみたいに思えて、ここで戦うのを止めると
自分が自分でなくなるような…
連邦が憎いとか、隊長たちの敵を討ちたいとか言うんじゃないんだ。
うまく言えないけど、あいつと…
ガンダムと戦ってみたくなったんだ。
俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよくわからない。
アル、俺は多分死ぬだろうが、そのことで、連邦軍の兵士や
ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。
彼らだって、俺と同じで自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分のことを責めたりしないでくれ。
これは俺の最後の頼みだ。
もし運良く生きのびて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。
会いに来る。約束だ。 これでお別れだ。
じゃあな、アル。元気で暮らせよ。 クリスによろしくな。

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/08(土) 22:55:42.29 ID:LX6JRoENg
リュウは眠りに就いた……。かつて自分の母がそうしたように……。
地下世界との出入り口を守るために……眠った……。
リュウたちはデスエバンを打ち破った……。しかし、それで終わりではなかった……。
リュウは感じていた……。邪悪が死に絶えたわけではないことを……。このままでは
デスエバンが蘇る惧れがあるのだ。リュウの中の竜の心が、ここを守ることが自分の
使命だと告げていた……。
リュウは、自分が間違っていないと信じていた……。リュウは使命の子だった。
深い眠りの中で……リュウは、仲間達の声を聞いた気がした……。リュウは仲間に
別れを告げなかった。いつのときか、またみんなに出会えることを信じていた。
……それはずっと、ずっと先。仲間達の、遠い、遠い子供達の話……。

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/08(土) 23:00:31.35 ID:LX6JRoENg
ケアル
「久しぶりだね エンヤ
エンヤ
「おや その声は
 今日は変わったお客が次から次へと
 おお おお あいも変わらず 歳をとらんなあ
ケアル
「僕のまわりの時は進み
 僕の時だけは止まったままだからね
エンヤ
「あれから もう百年になるんじゃなあ
ケアル
「あの時、断末魔のルキフェルがかけた呪いは
 僕を永劫にさまよう時間の地獄に落としてしまった
 人として死ねない苦しみ
 クレアの元に行けない悲しみ
エンヤ
「じゃが その呪縛とて
 世界中に飛び散った
 ルキフェルの肉片を
 全て消滅させれば解けるじゃろうに
ラファエル
「定命の存在で我ら白き翼の民にかかわるからだ
ケアル
「ラファエル
ラファエル
「リアーナも人間と関わったばかりに使命をないがしろにしてしまった
 貴様ら人間は流行り病だ
 そばにいる者から毒していく
エンヤ
「少なくとも同じ天上人のクレアは
 お前さんのような事は言わなんだぞ
ラファエル
「ふん 今日は憎まれ口を叩きに来たのではない
 この世界に ルキフェル細胞を宿している者が現れたぞ
 早く追いかけて呪縛の鎖を断ち切ったらどうだ
 呪われた剣士 ケアルよ

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/08(土) 23:01:25.79 ID:LX6JRoENg
ケアル
「ぐうっ・・・
アレフ
「ど、どうしたんだ、ケアル兄貴!!
フェイト
「ルキフェルの呪縛が解けて
 肉体の崩壊が始まったんだ!
アレフ
「なんだって! どういうことだよ!
 ケアル兄貴!
ケアル
「さようならだ アレフ
 僕はクレアの元に行くよ
アレフ
「まさか 死んじゃうのか ケアル兄貴!
ケアル
「ふう ずいぶんと強くなったな
 お前のひいおじいさんにあたる人と同じくらい
 いや それ以上かもな
アレフ
「何言ってんだよ せっかくかかってた呪いが解けたっていうのに
 何で兄貴が死んじゃわなきゃならないんだ!
 おいらには わかんねえ! どうしてだよう!
ティアラ
「馬鹿アレフ! あんた! ケアルさんが最後の力で話しかけてるのよ!
ケアル
「アレフ お前に頼みがある
 お前のひいおじいさんが使っていた剣が
 オーギルの洞窟に眠っている
 それを手にし僕とクレアが大好きだったこの地上界を守ってくれ
 フェイト リアーナ ティアラ そしてアレフ ありがとう

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:33:12.01 ID:0ORzJpBiL
だめよ・・・ ハーメル・・・
伝わってくる・・・ ハーメルの想い・・・
"魔族"として"悪魔の子"として嫌われて
それが辛くて そう それで苦しんで・・・
お母さんを水晶にされて・・・ それでさみしくて・・・
それで・・・魔族の血で人々を傷つけたくなくて・・・
わざと遠ざかって・・・ 一人で耐えてきたんだ ね・・・
ハーメル あなたって・・・ さみしがり屋で・・・ いじっぱりで・・・
わがままで・・・ 無神経で・・・ 子供っぽくて・・・・
素直じゃなくて いじわるで 卑怯で・・・ 自分勝手・・・ だけど
だけど・・・ そばに いたい・・・・・・
私・・・ 役立たずだけど・・・ そばにいたい・・・

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:38:59.73 ID:0ORzJpBiL
リルル!!

静香さん、うまくいったみたいね。良かった……
今度生まれ変わったら……天使のようなロボットに──

リルル、あなたは今、天使になってるわ

うれしい……涙なんか流すロボットなんて、変よね?

二人は、ずっと友達よ

おともだち……

リルルー!!

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:47:41.72 ID:0ORzJpBiL
アムリタ
「(主人公)・・ りゅうつかいにとって いちばん たいせつなものは なんだ? 主人公・・
 (主人公)・・ りゅうのため、ここを とおすわけには いかぬ。」

アムリタ
「(主人公)・・ おもったとおり いいりゅうに そだったな・・
 これでいい・・ これで いいんだ・・ きづいてはいたが、みとめたくなかったーー
 じぶんのりゅうが、さいきょう さいあくのりゅう カオスドラゴンに なるなどと、だれが おもう!?
 せかいの ほうかいは あいつの せいだ・・ にげるように せかいを かけのぼってきたが、
 けっかは・・ わたしは いちどだけ じぶんの りゅうを このてに かけようとしたことがある。
 だが・・ じぶんの りゅうを ころせる りゅうつかいが どこに いる!
 どんなりゅうでも あれは わたしの りゅうだ
 主人公・・ わたしに かわって、あれを たおしてくれ。 おまえと、おまえの りゅうなら きっと・・


カオスドラゴン
「アムリタ・・・・ どこにいるの? こわいよ・・・・
 ひどいよ・・・・ どうして そんなこと するの? ぼくの なかに なにかが・・・・ たすけて・・・・

カオスドラゴン
「ア・・・・ ム・・・・ リ・・・・タ

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:49:25.55 ID:0ORzJpBiL
ポポイ
「あれが神獣か!
プリム
「フラミーみたい!
ランディ
「フラミーも、
 もとは神獣だったのかも!
ポポイ
「さあ、いこう!
 いそがないと、神獣があばれ続け
 れば地上にひがいがひろがるよ!
 アンちゃん!
 どうしたのさ!はやく!
ランディ
「‥‥できない‥
 ぼくにはできないよ!おまえ神獣
 をたおすことのいみがわかるか?
 神獣はマナを回復するゆいいつの
 生物だったはず。失われつつある
 マナが戻らなくなるんだぞ!
 そうしたら‥‥ポポイ!
 おまえ、消えてしまうっていって
 たじゃないか!
プリム
「!!たいへん!
ランディ
「そうだろ!そんな
 こと、できるわけないよ!!
ポポイ「‥‥‥
 やだなあ、何いってんだよ!
 べつに死ぬわけじゃないんだよ!
 この世界から妖精や精霊たちの
 すむ世界がふたつにわかれて
 会えなくなるってことなんだ!
 でも、ここでオイラたちが神獣を
 たおさなかったら、世界は滅んで
 しまうんだろ!?
 オイラたち妖精だけじゃない。
 木や動物たち、それに人間も!
 それじゃ、いみないよ!
 神獣をたおせるのは、聖剣を
 もってるアンちゃんだけだよ!
 にげちゃだめだ!
 マナの木のカアちゃんにちかった
 だろ!おもいだすんだ!
 さあ、オイラにかまわずハヤク!
ランディ
「‥‥‥わかったよ
 ポポイ‥いいんだな?
ポポイ
「あたりまえだい!
 さあ、おネエちゃんも!
 さあ、聖剣にもちかえて!
 オイラたちがマナの魔法をかける!
 マナの剣があらわれるハズだよ!

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:50:36.79 ID:0ORzJpBiL
ランディ
「!ポポイ!
 ‥‥もう、消えてしまったのか!
 まだ、さよならもいってないよ‥
プリム
「‥‥チビちゃん‥
ランディ
「ポポイ‥‥
 おまえのことは、いつまでも
 わすれないよ!ぜったいに!
プリム
「‥‥ウン、私も!
 ‥‥それに、ディラックも‥‥
 私たち、かれらにまけないように
 がんばって生きていかなきゃね!
ランディ
「神獣のはへんが
 ゆきに変わっていく‥‥

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 11:56:44.58 ID:0ORzJpBiL
ボガード 「気がついたか (ヒーロー)
ヒーロー 「ボガード!生きてたのか?
ボガード 「あれから わしも 船から
落とされてのう‥ ここのかみさんの
 サラにひろわれたんじゃ
 おまえも 運ばれてきたときは
 もうだめかと 思ったぞ

 ジェマ最後の 望みに
 ここで 死なれちゃ 困るからな
ヒーロー 「ぼくもう 自信なくしたよ
 アマンダを死なせ‥あげくは
女の子 一人すら守れない‥
このぼくにジェマの資格なんてないよ
ボガード 「なに 弱音を吐いてるんだ
 こんなことで くじけてはジェマの‥
ヒーロー 「うるさいな! ジェマ
 ジェマって‥  はじめからそんな
素質は なかったんだよ!
あんたたちに おだてられて その気
になったぼくが バカだったよ
ボガード 「(ヒーロー) おまえ!
ヒーロー 「そんなに言うなら 自分で
 やればいいだろ!あんただって
 かつてのジェマなんだから
ボガード 「バッカヤロー!でてけ

サラ 「あなたには 黙ってろって
言われてたんだけど‥

あの人 船から落ちたショックで
 しばらく 歩けない体に
 なってしまったの‥
ジュリアスの手下が
町を 襲っているうわさを
耳にするたびに‥
動けない 自分の体を
憎んでいたわ
 そのときは必ず こう言うの‥
(ヒーロー)という 男が
    必ず来る‥‥って

私も あまり 信じてなかったの
 だけれど‥ チョコボに運ばれてきた
 あなたを見て 変わったわ
 チョコボが 身を犠牲にしてまでも
運んできた あなた‥

チョコボでさえ あなたが 平和を
取り戻す 最後の
希望だってことを 感じてる‥
もうだめかもしれないけど ボンボヤジ
 のとこで 看病してるから
見てきて あげてね‥

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 12:02:14.76 ID:0ORzJpBiL
お前にはまだ武器が残されているではないか、戦うための武器が。
命だよ。お前にはまだ命が残っているじゃないか。なぁ古代。人間の命だけが、
邪悪な暴力に立ち向かえる最後の武器なのだ。素手でどうやって勝てる?
死んでしまって何になる?誰もがそう考えるだろう。わしもそう思う。
なぁ古代。男はそういう時でも立ち向かっていかねばならない時もある。
そうしてこそ初めて不可能が可能になってくるのだよ。
古代。お前はまだ生きている。生きているじゃないか。ヤマトの命を生かすのは、
お前の使命なんだ。命ある限り戦え!わかるな、古代。

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 12:07:47.31 ID:0ORzJpBiL
勝てない相手だからこそ…命をかける必要があるのです。
それにね ポップ…
やはり修業で得た力というのは他人のために使うものだと私は思います。
たぶん私の力はこの日のために…
…あなたたちを守るために神様からさずかったのでしょう…。
いつかあなたにも 必ずわかる日がきます。
だからその時のために これをあずけておきましょう…

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/09(日) 12:33:04.21 ID:0ORzJpBiL
ウルフ「・・、ごほっ!・・?お前はいつかの・・・何故ここに?」
ウルフ「フッ・・。レッドウルフともあろうものが・・。ざまァねえな・・」
ルシア「まだあたいとの勝負がついてないじゃないのっ!」
ウルフ「ふふふ・・。可愛い子犬が相変わらず良く吠えてやがる・・」
ウルフ「俺の戦車に乗って行ってくれ、(主人公)・・」
ウルフ「そして、どこかで・・ニーナという女を見かけたら、ウルフは昔の女の事などもう忘れたと・・、伝えてくれ・・」
ウルフ「あばよ・・。ツイてたな・・、ごふっ・・」

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/10(月) 21:13:29.17 ID:TAD7moyuV
首藤剛志

第57回 『ミンキーモモ』残り4話で、最終回にまとめる方法?

 42話で、打ち切られるところが、読売広告社の大野氏らの尽力で46話まで、最終話が伸びた。
 おかげでシリーズ構成として、脚本家のみなさんに発注したエピソードの42話までは、そのままの形で、製作され
る事になった。
 しかし、43話から46話までの4本で、最終回をむかえなければならない。
 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の初代が放映された1980年代の現状を、考えて見れば、いくらファンタジーと
はいえ、夢の国フェナリナーサが、地球に降りてこれるような状態であるとは思えない。
 ミンキーモモが集める、王冠に入れる宝石など、僕としては、無責任かもしれないが、どうでもよくなっていた。
 もともと、原形になった「フィナリナーサから来た少年」のラストも、夢の国を地球に戻す事に挫折し、次世代の
地球の人々に期待するという内容だった。
 「いつかきっと」夢の国が、地球に降りてくる日が来るだろう……少年は、自分の期待する夢、つまりイメージの
中で、フィナリナーサが地球に降りてくる姿を見るのが、ラストのつもりだったのだ。
 だから、もしも『魔法のプリンセス ミンキーモモ』が予定の52話まで続くとしたら、ミンキーモモは、人間の夢や希
望を阻む何か悪夢のようなものと戦い、その戦いには勝つものの、自分自身も傷つき疲れ果て、1000年の眠りに
つく。
 そして、眠っている夢の中で、フェナリナーサが地球に降りてくるイメージを見るというラストにするつもりだった。
 つまり、1000年後の地球の人々に期待し、眠りにつく「スリーピング・ビューティ(眠れる森の美女)」のようなエン
ドにするつもりだったのである。
 つまり、43話から52話にかけて、夢や希望を阻む悪夢のようなものとの戦いが、メインのストーリーになるつもりだ
ったのだ。
 しかし、4話分で、それを描くのは、とても無理だった。
 別のラストを用意しなければならない。
 その当時の若かった僕は――今も気持ちだけは若いと思うが――、4話打ち切りが延びたとはいえ、関連商
品が売れなくなったから、即打ち切りというスポンサー側の態度に、相当な反発を感じた。
 いくら「番組全体が、商品のCMです」という建前は分かっていても、僕の本音としては納得できなかった。
 しかし、決められた事は変えようがない。
 残り4話で、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』を終わらせる方法は、色々考え、悩みもしたが、どう考えても、
『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のファンの皆さんがよく知っているあの46話の内容しか、『魔法のプリンセス ミン
キーモモ』の大団円として適切なものはないと思った。
 したがって43話から45話までは、最終回への布石になるエピソードで固めた。

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/10(月) 21:18:11.87 ID:TAD7moyuV
 46話でミンキーモモが交通事故に遭うエピソードは、スポンサーや視聴率の都合でいつ打ち切られるか分からな
いアニメをシリーズ構成するにあたって、いつでも終われるように、最初から考えていたエピソードのひとつだったので
ある。
 この奥の手は使わずに済めばそれに越した事はないが、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』という作品自体を、
打ち切りという断絶感なしに視聴者の気持ちの中に残すには、その方法しかないと思った。
 こんなラストがあっていいのか……という反感が出るのも、当然予想された。
 だから、46話をどんなエピソードにするかは、ぎりぎりまで誰にも言わず黙っていた。
 43話は、僕がはじめて書いた脚本ともいえる「十八歳の童話」というシナリオを――後に『街角のメルヘン』とい
う名前でOVA化された――脚本家の土屋斗紀雄氏に読んでもらい、その脚本からインスパイアされた作品とい
う形で「いつか王子さまが」を書いてもらった。
 内容は、普通の大人の女の子に変身していたモモが、アニメ作家志望の青年と会い、淡い恋心を抱くというも
のだったが、病気になったアニメ作家を助けるために、アニメ作りを、モモがこっそり魔法で手伝うシーンが出てくる。
 しかし、モモが魔法で手伝ったアニメのシーンは、映写機で映すと、なにも写っていなかった。
 つまり、モモの魔法は、アニメ作家の夢を実現できなかったのだ。
 この作品のテーマは、モモの淡い恋心ではなく、魔法では他人の夢をかなえる事はできないという事にモモが気
づくというものだったのだ。
 これは、46話へ続く大切な伏線のつもりだった。
 そこのところだけは、しっかり描くように、土屋斗紀雄氏にはお願いした。
 余談だが、この作品には、ミュージカル風のシーンがあるが、ミンキーモモの製作途中で作ったLPの中で歌われ
ている新曲を、使いきろうという意味も若干あった。
 46話が最終回である事は、もちろん総監督の湯山邦彦氏も、製作スタッフも知っていたから、最終回まで秒
読みのスタッフにとっては、やけっぱちともいえる、全力投球のような作品ができ上がった。
 続いて、44話「天使が降りてきた」(脚本、谷本敬次氏こと武上純希氏)は、地球上のパパとママが、いかに愛
し合っている夫婦であるかを、再確認する作品だった。
 そして、本来、子供のいないパパとママに、子供ができる事を予感させて終わるエピソードにした。
 パパとママに本当の子供ができれば、ミンキーモモの存在は必要がなくなる。
 子供を望みながら、子供がいなかった地球上のパパとママの間だから、ミンキーモモは2人の子供として存在で
きたのだ。
 44話の時点では、パパとママの間に生まれてくるだろう子供が、ミンキーモモが転生した赤ん坊だとは、脚本を
書いた谷本敬次氏も、知らなかったはずである。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/10(月) 21:23:21.02 ID:TAD7moyuV
 44話についた予告編に、僕はこう書いた。
 予告を語るのはモモである。
 「……わたし、最近、思うんです。いったいわたしは何のために、地球にやって来たのか? わたしの使う魔法っ
て、いったい何のためになるのか? ある日、グルメポッポが消え、シンドブック達ともはぐれ、ついに、魔法のペンダ
ントが……。次回、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』魔法の消えた日。わたしはいったいどうなってしまうのかし
ら……ミンキーモモの世界もいよいよのようです……」
 最終回には当然予告はつかないから、これが、ラストの1本前の予告という事になる。
 44話の脚本ができ上がった頃、最終回の概略を、総監督の湯山邦彦氏やプロデューサーの大野実氏に話し
た。
 この最終回の展開に、みんな驚いたようだが、不思議な事に反対意見は出なかった。
 ある程度予測していたのか、それ以外の最終回は考えられなかったのか……それはわからないが、最終回を見
終えた後に、後味の悪いものが残らなければ、それでいいという思いだったようだ。
 続いて45話「魔法の消えた日」(脚本・金春智子氏)、魔法のペンダントが破壊されてしまう回だ。
 金春智子氏にお願いしたのは、ミンキーモモが自分自身を忘れるほど激昂したり、興奮した時には、魔法のペ
ンダントがなくても、モモの魔法のエネルギーが炸裂するシーンを付け加えておく事だった。
 自制心のある時は、魔法のペンダントがなければ、魔法(大人になる魔法)は使えないが、我を忘れ興奮した
時には、自分が予想もつかない魔法のエネルギーが発動してしまう。
 自分が極めて危険な魔法少女である事を、モモはこの回で自覚してしまうのだ。
 モモは、自分が魔法少女である事に、疑問を感じる。
 しかも、その魔法は、他人の夢をかなえるためには機能しないのだ。
 このモモの複雑な思いを、「魔法が消えた日」では深く追及していない。
 あえて、その時のモモの心境は、語らないようにした。
 最終回に、橋渡しするエピソードで、陰々滅々としたモモを引きずりたくなかったからだ。
 モモ自身も、それを意識しないように振る舞わせる事にした。
 しかし、最終回にいたる伏線だけは、しっかり強化した45話にはなったと思う。
 そして、モモは、できるだけあっけんからんと、最終回をむかえる。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/10(月) 21:32:00.71 ID:TAD7moyuV
 さて、46話「夢のフェナリナーサ」の話である。
 最終回になる予定の作品だ。
 脚本では題名は「ある日突然に」となっている。
 ペンダントを失ったミンキーモモには、平凡な日々が待っている。
 その平凡な一日が、前半に描かれる。
 そして、突然、玩具屋のトラックに轢かれる。
 ここまでの展開は、脚本とは意味は同じでも、作品の描写がかなり違っているのに気がつかれるだろう。
 脚本では、描ききれない部分をミンキーモモのモノローグで語っているが、演出は、それを排除して、できるだけ
映像で見せようとしている。
 平凡な一日を、作画スタッフ一同が、一生懸命、描いてくれている。
 とくに、ミンキーモモが、パジャマからおなじみの服に着替えるシーンは、原画を担当したわたなべひろし氏の力作
で、着替えのシーンだけで、アニメが1本作れると冗談を言われるほど、枚数を使ったらしい。
 特に、前半は、演出と絵コンテの勝利である。
 アフレコにアドリブと台詞直しに行った僕は、学校の先生の授業など、アドリブを現場で書くのに苦労した。
 ミンキーモモが、トラックに轢かれるシーンは、演出の独壇場である。
 あれを脚本で文章化するのは無理だろう。
 僕は、ミンキーモモに潜在的には、トラックなど吹き飛ばす能力があったのに、それを、あえて使わなかったニュア
ンスを入れたが、これは難しいシーンだった。
 その当時、現実に死にたがる子が増えていて、現実逃避のため子供たちが自殺するのを奨励するように見えた
ら、困るからだ。
 だが、そこいらもすんなりと、素知らぬ振りで通り過ぎている。
 この作品の本当のクライマックスは、ミンキーモモが、魔女っ子である事を止めて人間として転生するシーンだ。
 そこも非常にうまく処理されている。
 僕の書いた「ある日突然に」とは、似てはいるが、演出力で想像以上にパワーアップした作品になったと思う。
 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の最終回を飾るには、充分な出来だと今も思っている。
 冗談で、ミンキーモモがトラックに轢かれる場面を、主犯・首藤剛志、実行犯・湯山邦彦、犯罪幇助・大野実
と呼ばれた事があるが、テーマはあくまで、ミンキーモモの人間としての転生である。
 なお、ラストシーンで、登場人物一同が『ミンキーモモ』の主題歌を合唱する場面があるが、これは、朝早くビク
ターの大きなスタジオで録音した、スタッフ・キャストの歌声である。
 脚本家・演出家・絵コンテ、その他様々なミンキーモモに関わった人が、早朝にも関わらず大勢集まってくれ
て、一種、感動的であった。
 みんな歌は素人である。
 主題歌を歌っている小山茉美さんが歌唱指導をしたが、だてに合唱が下手だったわけではないのである。
 それだけ、スタッフに愛された作品だったのだろう。
 ついでだが、子供の頃、発声法を習った事のある僕は、歌声が目立ちすぎて、合唱の録音の時、どんどん後ろ
に追いやられた。
 ついには、スタジオの出入り口のドアまで、マイクから遠ざけられたが、しっかり、僕の声が判別できる合唱になっ
ている。
 合唱まで首藤剛志を主張していると冷やかされたが、僕は満足である。
 いずれにしろ46話は、スタッフ・キャストが、最後の力をふりしぼった最終回だったと思う。
 みんな、ほとんど燃えつきていたといっていい。
 あれから半世紀以上、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』の46話が、大人になったアニメファンの話題にのぼる事
は、光栄ですらある。

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/10(月) 21:52:00.59 ID:TAD7moyuV
どうしてこんなことに

パパ ママ

その声は

モモ

モモ!

悲しまないで パパ ママ
パパ ママ 私なんの為に地球へ行ってたのかしら

あなたが良い事をして地球の人たちに夢や希望を与える事ができたら
フェナリナーサは地球に戻る事ができるのです

無理だわ そんな事

えっ!?

だって夢や希望は自分が持つものでしょう
人からもらうものでも人にあげるものでもないわ

モモ もう何も言わんでいいダバ
フェナリナーサに戻っておいで

戻るって言っても 戻る身体はもうないもの

そんなもん 魔法でいくらでも作ってあげるダバ

パパ もし戻れるんなら
私は私の夢を見たいわ
夢の国の私の夢じゃなくて
本当の私の本当の夢

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/11(火) 06:34:43.29 ID:NyF3tEjWy
忘れてしまいたい事や 忘れてはならない事が故郷にはあります
長い一本道を歩いていて 遠くに山が見えたとき
その向こうはひょっとしてシャバノン村じゃないかと思う事がありました
夕暮れまで旅をして やっと二三人のお客が拍手をしてくれたとき
きっと暖かいあなたとすごした暖炉の火を思いました。
ママ 僕はこれからスイスのジュネーブへ向かいます
ミリガン婦人とアーサーの待っている

ママ シャバノン村のバルブランママ
忘れません僕 あなとの事を
僕の運命がこれからどう変わろうと
僕があなたの息子である事に変わりは無いのですから
マチヤ 僕をはげましどこまでも一緒に歩いてくれたマチヤ
君の事も僕は忘れない
そして 雪のパリで僕を命がけで守ってくれた ビタリスお師匠さん
忘れません 絶対 いつまでも
今でも目をつぶると僕の心に響きます
レミ 前へ進め
とても力強い あの声が

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/11(火) 07:22:00.32 ID:NyF3tEjWy
ああ 志弦かい…

大丈夫なの 今どこに?

船の状態がかなり悪い 制御用の幹線回路が正副両方やられたらしい
緊急浮上も働かない たぶん外部から直接操作してやらないとダメだろう

そんな… あきらめないで!

いや… もう覚悟はしてる
ハッチが歪み始めた もって数分だろう
それより 聞いてくれ…
僕は今 生命のきらめく星空の中に居る…
眼下には 見渡す限りの…… 海の森だ
ここに居ると 実感できるんだ…
きっとここが生命の故郷なんだと…

与圧による窒素中毒の症状かもしれません
話し続けて

あ… あなた… わたし… わたしには…

いや… いいんだ済まない…
志磯はそこに居るかい?

ええ 居るわ

志磯… 父さんは もう そちらへは帰れなく
なってしまったんだ 志機にはまだたくさん
話したいことや 教えたいことが あったのだけれど
とても 残念だ…
けれど 志磯なら 自分の力で
道を照らす事ができると信じてる
たとえ今はささやかな光でも…
志磯なら 僕が見ているこの光景も…
きっといつか…

…圧潰音と 確認…

お… 父さ …ん…?

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/12(水) 23:35:58.16 ID:vf75U3ux1
いい演奏…というのが何を指すかはよくわからないけど
俺たちの演奏はこれといった失敗もなければ
うち震えるほどよく出来たというわけでもなかった
でも それで きっと 上出来なんだろう
どの学校もそういうものなんだろう
俺としてはー 皆が演奏後 こうやって笑っているのだから
よかったんだと素直に思えた
ただこのとき 俺の胸中はというと
不満とも 満足とも やりきった感とも違う
まったく知らない感情が生まれかけていたー

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/12(水) 23:43:12.96 ID:vf75U3ux1
私はね みんなに見えげてほしいんだ
私が感動したこの宙(そら)を そして共有したい
小さい頃…… パパが初めて見せてくれた星空……
目の前に広がる天の川はびっくりするほど大きくて
じっとしていると吸い込まれそうだった……
あの感覚 あの想い…… 見上げて手をのばした人にしか
わからない……
だからみんなにも見てほしい
私たちがいなくなった後もずっとずっと……

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/13(木) 07:39:57.25 ID:SV0thpKAP
《セシルは 死ななければならなかった》

理由は。

今作のラストボス、ブラドが、
不治の病に冒されて、
それでも生き延びようとして狂った人だったからだ。

【成功者として誰もに認められた社長】
【下水道で暮らす貧乏な少女】

それぞれが不治の病に冒された時。

【社長は狂い 死の運命を曲げようとした】
【少女は、死の運命を受け入れ、最期を幸せに過ごした】

その対比を書くために、
セシルは死ななければならなかった。


実際、ゲームだったら助けられた方が良い。
娯楽なんだから。僕もそう思ってた。

しかし、精いっぱい努力しても、
助けられないからこそ印象深いイベントとなった。

実際、現実もそんなもんだしね。

助けられた方が良いけど、
助けられないからこそ、最期までの過ごし方が重要、
そういう時だってあるだろう…。


ちなみに結婚しない限りは、
病状は重いながらも生き続けるので、
セシルと会うことはできる。

ずっとベッドだけど…。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/13(木) 21:35:45.72 ID:SV0thpKAP
勇者とは勇気ある者

えっ

そして真の勇気とは打算なき物
相手の強さにより出したり引っ込めたりするのは
本当の勇気じゃない

なんてな ワシのセリフじゃないぞ
ワシに魔法を教えてくれた師匠が
いつも言っとった言葉じゃ

えっ 師匠

ワシもな 若い頃は正義の魔法使いになりたくて
修行しとったんじゃよ
けどあかんかった
自分より強いモンスターにであうと
どうしてもふんばれなくなっての
仲間を見捨てて逃げるなんてざらじゃった
そんなモンスターが来た日にゃ
すぐに尻尾を巻いて逃げておったわ
今のお前さんと同じじゃ

じいさん

まっ おかげで今はこんなありさまじゃ
お前さんを見るとな
昔の自分を見とるようで放っておけん気になってのお
うん ちとおせっかいをしに来たんじゃよ ほっほっほっほっほ
ほら 僧侶のずるぼんが人間にはそれぞれ役割があると言っておったじゃろう
勇者になる者と ワシらのように その周りであこぎなことをやる者と

あ ああ

あれは違うな 初めから役割なんぞ決まっておらん
このワシだって あのときもう少し勇気も持っていればと
悔やむことは何度もある
そしたら もっと違う人間になっておったかもしれん
それぞれの状況で どんな選択をしていくかで人間は決まっていくんじゃ
さ 行くがいい まだ間に合うかもしれん
胸に勇気の欠片が一粒でも残っているうちに
小悪党にゃなりたくなかろう

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/13(木) 23:03:04.49 ID:SV0thpKAP
ハッシュ…お主、病を患っておったな!そんな体でなぜきたのだ!

私は老いたりとはいえ一度は呼ばれた男だ・・・勇者と…
少しは勇者らしい最後をむかえられそうだ…
オルステッド…この剣はお前が使え…姫は…お前が助けに来ると信じている…
信じてくれる者が一人でもいるかぎり…その人間を…信じるのだ‥‥!

ハッシュ…

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/13(木) 23:06:21.73 ID:SV0thpKAP
オルステッドか・・・?バカな…なぜ戻ってきた…
拷問にかけられたよ…お主が魔王なのかとな…酷いもんじゃな…
ハッシュの人間嫌いもわかる気がする…。じゃがなオルステッド…
ワシはこう思う…。ここで人間を憎んでは負けじゃ。
かといって自分の心にウソをついてもいかん。
じゃから…ワシは命をかけても魔王ではないと訴えるしかないのじゃ。
じゃが…お前はそれではいかん。お主はまだ若い…。ハッシュやワシらが命をかけて
守ったものを…守り続けるのじゃ。
さあ行くのじゃ。お前にはまだすべきことが…信じるものが居るではないか
そうじゃ…今一度、魔王山へ…ハッシュの死んだあの場所へ!

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/13(木) 23:35:10.92 ID:SV0thpKAP
水島さん どうしても水島さんに
聞いてもらいたい お話があるんです
……私 篠塚さんから聞きました
水島さんが学校でどんな目に遭ってきたのか
どうして水島さんが『低視聴率』を大切にしているのか…
全部知って… はじめは 水島さんは嫌がらせを避けるために
学校に来なくなったんだと思いました
…でも あれは今に始まったことじゃなかったんですね
私と一緒にいるせいで植木鉢を落とされたり
他にもきっと… もっと…… …だからっ
そんな水島さんが今になって嫌がらせを理由に
私たちの前から姿を消すなんて なんだかヘンだなって
だから私 ちょっとだけ″想像″したんです
水島さんが学校に来れなくなった 本当の理由を…
最初は『瞳(アイリス)狩り』の騒ぎを収めるためなんじゃ…
って想像していました 自分がいなくなれば
騒ぎが収まるって考えたら あなたは迷わず
そうしちゃう人です 実際 みんなはそれで
もう事件は解決したと思っています…
でも私は なんだかその想像に もやもやってしたんです
確かに噂は収まりましたが瞳(アイリス)が奪われた人は今もそのまま
その治療法も見つかっていません
それに何より 『瞳(アイリス)狩り』は今でも
水面下で続いていると聞きました
今の状況は誰も… …誰一人も救われていません
私の知ってる水島さんは 決してこんなものを『解決』なんて呼びません
水島さんがっ こんな『誰も救われない』形を選ぶはずがないんです!
水島さん あなたは一体 何に苦しんで学校に来れなくなってしまったんですか?
どうして誰にも相談してくれなかったんですか?
水島さんはもう一人じゃないじゃないですか!
篠塚さんだって あさひちゃんだって 久賀さんだって
私だって! みんな水島さんの味方じゃないですか!
…お友達じゃ… …ないですか……
…… …どうして…? …どうして… 相談… してくれないのよぅ……
わたしたち… お友達じゃないんですか…? …そんなに信用…
できないんですか…っ 水島さん…… みずしまさん…… の…
ばかーっ 頑固者! わからずやっ へそ曲がり! いじっぱりっ
あまのじゃくっ ひねくれ者ぉっ
どうして私にも味方でいさせてくれないんですか 私は守られてばっかりで
…なんで…っ 水島さんの力にはなれないんですか?
なんで 一人でぜんぶ… 抱え込んじゃうんですかぁ……っ

勘弁してくれ そんな大声で喚かれたら また視聴率が上が……

みずしまさんっ みじゅしまさぁん…っ

ちょっ お おいっ なにを…っ

うわああああん

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/14(金) 21:46:57.43 ID:j4pSHENMI
……俺がまだ小さい頃 父親に言われたことがある
優れたトランぺッターは 「青い音」と要求されれば
青い音が出せるものなんだって
それを聞いた時 俺は まだ楽器
やってなかったから どういうことか
全く理解できなかったけど……
作曲家は楽譜に思いのたけを託していて
各楽器に多彩な色を要求してくる
でもそれは「ただの青」というような
単純なものじゃなくて 空の青でも
昔見た海の青でもなくて
今日見たあの海の青でなくては
だめなんだというような 他の良く似たものでは
全く意味がないんだというだけの強い思い入れ
芸術ってつまりはそういうことなんだろうなって
俺は今はそう解釈してる …だから
俺たちがこの先 一つのイメージを共有して
表現したいと思ったとき
同じものを見て 同じものを食ってってのは
そんなに悪いことじゃないと思う

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/15(土) 01:56:23.91 ID:XYM4dCpI4
俺達は、小さいときから人と争って、勝つことを教えられて育ってきた。
……学校に入るときも、社会に出てからも人と競争し、勝つことを要求される。
しかし、勝つ者がいれば負ける者もいるんだ。負けた者はどうなる?
負けた者は幸せになる権利はないというのか。今日まで俺はそれを考えたことはなかった。
俺は悲しい、それが悔しい!……ガミラスの人々は地球に移住したがっていた。
この星はいずれにしろお終いだったんだ。地球の人も、ガミラスの人も、
幸せに生きたいという気持ちに変わりはない。なのに、我々は戦ってしまった。
……我々がしなければならなかったのは、戦うことじゃない。…愛し合うことだった。
勝利か。……糞でも喰らえ!

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 00:38:12.01 ID:MnxV37RME
朝日が昇ろうとしていた。 空は次第に明るみを増し、
塔の輪郭が浮かび上がってくる。
解き放たれたように鳥が鳴き始め、
魔物の姿は潮の引くがごとく消えていく。
アドルの心は、旅を終えた充実感に満ちていた。
すべてがやすらぎに満ちていた。
その中で彼は、長きに続いたイースの歴史を眺めている。
本に書かれてあったことが次々と現れては消えていき、
やがて女神の姿が浮かんできた。
その顔はおぼろげだったが、アドルは不思議と
その二人を良く知っているような気がした。
アドルが静まりかえった地上を見おろすと、
そこにはジェバの家がひっそりとたっていた。
フィーナの記憶は、もう戻ったろうか?
地上に帰ったら、真っ先に彼女に
これまでの出来事を話してやろうと思った。
どこからともなく眩い光があふれ出し、アドルを包んでいく。
まるで、その光は、彼を祝福しているかのようであった。

そして、アドルの新しい旅が始まる・・・・・・

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 00:42:08.92 ID:MnxV37RME
機械伯爵や、機械化人を見ていると、永遠に生きることだけが幸せじゃない。
限りある命だから、人は精一杯がんばるし、
思いやりや優しさがそこに生まれるんだと、そう気が付いたんです。
機械の体なんて、宇宙から全部なくなってしまえと。
僕たちはこの体を、永遠に生きていけるからという理由だけで、
機械の体になんかしてはいけないんだと気が付いたんです。
だから僕は、アンドロメダの機械の体をタダでくれるという星へ行って、
その星を破壊してしまいたいのです。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 13:44:35.67 ID:MnxV37RME
兄さん タカヤ兄さん 僕だよ シンヤだよ
これを聞いてる兄さんはもう大人なんだね なんかそれって不思議だな
兄さんも僕もどこで何をやっているのかな?
仲良くしてるよね?まさか、喧嘩なんかしてないよね?
だってケンゴ兄さんったら意地悪言うんだもん
『大人っていうのは難しいから変わっちゃうかもしれないよ』って…
そんなことないよね?僕らがいくつになっても絶対変わんないよ。僕が兄さんが好きだってことは
だって僕達一緒に生まれた双子だもん。僕達 元々一人だったんだもん
僕はずーっと兄さんが大好きだよ。ケンゴ兄さんよりも、ミユキよりも、ずっとずっと…

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 14:01:21.53 ID:MnxV37RME
シンヤ

兄さん 悪い夢を見ていたみたいだ

シンヤ お前元に

うう あれが ラダムの本体さ
ラダムは寄生生物なんだ
身体を持たない脳髄だけが高度に進化した
知的生命体かもしれない
どんな環境だろうと高等生物の身体を奪う事によって
星そのものを支配できるからね

こいつがお前を もっと早くこいつの存在に気づいていれば
お前を元に戻す事も

無理だよ 僕がもうすぐ死ぬから
ラダムは僕を見捨てたんだ
仕方ない事だったんだ うう

シンヤ!

今 世界中で生み出されている素体テッカマンは
彼らの身体なのさ 勝ったよね?

えっ!?

僕は兄さんに勝ったんだよね
ブラスター化の限界があそこで来なければ
あのとき確実に兄さんの心臓を捉えてたよ
ようやく兄さんに勝ったんだ
素晴らしいよ 兄さんは
本気で僕と戦ってくれたんだね うう

もうしゃべるな!

うれしいはずなのに 悲しいな
いつまでも兄さんと戦っていたかった
目標なくなっちゃったじゃないか

シンヤ はっ!?

これで 月へ行きなよ
ケンゴ兄さんが待っている

シンヤ

ごめんね 兄さん

こいつのために こいつの こいつのために

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 19:10:22.09 ID:MnxV37RME
誤解される鉄腕アトム

 手塚治虫さんのマンガ「鉄腕アトム」の「地上最大のロボットの巻」のラストで、アトムが「ね
え、博士。どうしてロボット同士うらみもないのに戦うんでしょう」と問うのに、お茶の水博士が
「さあね、わしにはわからんが人間がそうしむけるのかもしれんな」、と。

 アトムは「ぼく・・・いまにきっとロボット同士仲よくしてけんかなんかしないような時代にな
ると思いますよ、きっと・・・」と言います。
 うらみもないロボット同士を戦わせて喜んでいるのは人間なんですよね。

 この「地上最大のロボット」だけでなく、ロボットを古代ローマの剣闘士のように戦わせておも
しろがる話もありました。

「鉄腕アトム」は科学賛歌、人間賛歌、未来の明るさを讃えたヒーローものではなくて、人間の身
勝手さ、欲深さ、非道さ、残虐さを訴えたマンガです。

 何よりも残酷なのは、ロボットに感情を与えておきながら、人間への抵抗を許さないことです。
 ロボットは人間にどんなに迫害されても抵抗することが許されない。口答えすることさえ許され
ず、人間に逆らえない奴隷です。
 ロボットを開発し、労働力とするなら、決して感情を与えるべきではないと思います。「鉄腕ア
トム」を読むたびに、差別されるロボットたちが可哀想でなりません。

 よく手塚治虫ほど誤解されているマンガ家はいないともいわれます。
「鉄腕アトム」が誤解されているというのは手塚先生ご本人も大いに悩んでいたことです。

 テレビアニメのせいで、先生が思っているテーマからどんどん離れていってしまった。
 何よりもあの主題歌「空を越えて、ラララ星の彼方・・・・心やさしラララ科学の子 十万馬力
だ、鉄腕アトム」が誤解を受ける最大の原因なのかもしれません。

「鉄腕アトム」の、人間によるロボットに対する差別と迫害というテーマ。

 子供の頃には、手塚先生の主張するそのようなテーマはあまり理解できませんでした。ただアト
ムが可哀想だと、それだけは感じましたが。

 どちらかといえば、子供の目から見ればテーマ性の強い手塚先生の作品よりも、同じ「少年」連
載の、横山光輝先生の、ロボット同士のガチンコ対決勝負の「鉄人28号」に惹かれていて、手塚
先生の作品の、本当の面白さを知ったのは大人になってから、近年になって読み返してからです。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/16(日) 19:17:21.60 ID:MnxV37RME
先生の鉄腕アトムのテーマは正義ではなく差別。
アニメではアトムが悪人を倒しヒーローとなって終わるケースのみ。
世間ではアトム=正義というイメージがついた。
でも手塚先生の描きたかったアトムは普通の子供と同じように泣いたり苦しんだり悩んだりする。
アニメはロボットと人間の間で悩むアトムや人間などの「差別」というテーマを描かれず只のヒーローになり本来のテーマから外れた。
らしいです!捕捉であんまりかけない!

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/17(月) 22:46:34.23 ID:1TwCNiz0R
きみが、きみがぼくのネットナビ?

はじめまして。ブルースともうします。
貴方のご命令にはなんでも従います、炎山さま。

ほんと!?
じゃあぼくと、ぼくとずっといっしょにいてくれるかな?

私でよろしければ

ありがとう、ブルース

いえ…

ブルース…

くだらん!こんなものを見て俺の心がゆらぐとおもうのか。馬鹿なやつめ。
お芝居はこれで終わりだ、炎山!
なんだその目は

もう、なにをいっても無駄のようだな…

だからどうした!何っ!
そうか、ここは俺ときさまの精神世界。
心におもったことは形になり、心のつよいものが勝つ。
ならば俺の勝ちだ!
おのれ!死ね!死ね!死ね!炎山!!
な、なんだこれは!?

どんな姿になろうとも

く、くるな!こっちへくるな!

どんなに心が汚れても

くるなあああああああああああああ

ブルース、お前は俺のナビだ

え、ん ざ…ん

封印されていたのか、本当のお前は。帰ろう、ブルース。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/17(月) 23:02:45.85 ID:1TwCNiz0R
オレは・・・人間のぬくもりを知らない・・・・・・

どういう意味だ

オレの体は・・・生まれながらにして”病”におかされていたのだ
”悪魔の奇病”といわれ恐れられた不治の伝染病にな!
オレの母親はオレを抱くことなく死んでいった オレからの感染者・・・第1号としてな
オレの体に指1本でもふれた者は・・・瞬く間に皮膚や内蔵をまるで
鉄が錆びるかのように腐食させ絶命する! だがオレは抹殺されずに生かされた・・・
治療のためではない・・・”悪魔の奇病”を戦争の道具にするためにな!
地獄のような年月だった もはや時間の感覚は消えうせ、オレの体にふれるものは注射針
・不気味な実験器具・革のベルト・鎖・・・・・・ そして・・・・・・まるでおぞましい
毒虫を見るかのような視線・・・それらの”冷たい”感触だけがオレのすべてだった・・
やがてオレの五感は崩壊し・・・極限状態の精神の中で・・・さまよえるアバル様の
”怨念と”と出会い一つになったのだ!!
オレは人間に対して何の感情も感覚も身につけていない・・・
オレにとって人間どもは道端に転がる無数の石ころと同じだ
だが・・・・・・オマエは違う!!
オマエは『アバル神』の復活を邪魔する憎き存在だ!!
オレの持てるすべての力でオマエを殺す!! ヌオオオオオオッ!!!
死ねエエェェェ!!!!

うオオォ!!!

グオオオオオオオオォ!!

みごとだ!! 勇者よ!!

これで・・・勝ったつもりか・・・・・・・・・・・・

オレの肉体が滅びても・・・オレの・・・”怨念”は滅びない!
千年前 勇者に殺されたアバル様の”怨念”がこの世をさまよいつづけたように・・・・・・
今度はオレの”怨念”が次の邪悪なる者を探し出し・・・ふたたび『アバル神』を復活させるだろう

ズール・・・戦いは今日で終わりだ

オレは・・・負けない・・・たった今から新たなる戦いが始まるのさ・・・

ちがう・・・ 勝ちも負けも・・・もうないんだ・・・・・・

何をする気だ勇者よ!

バカめ! 忘れたのか・・・オレの体が”悪魔の奇病”におかされていることをーー
死ぬぞオマエ!!

わかるかいズール・・・

!?

これが人間の・・・・・・温もり・・・・・・だよ・・・

バ・・・バカな・・・温もりを伝えるために・・・死ぬとわかって・・・
奇病におかされたオレを・・・抱きしめてくれたというのか・・・!!
ああああああああああああああああ!!!

そして二度とふたたびこの世に魔人があらわれることはなかった
”運命(さだめ)”という名の戦いはこうして幕を閉じた

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/17(月) 23:12:31.20 ID:1TwCNiz0R
ぐうぅ、この私が貴様ごときに倒されるとはな。
だが、私を倒して安心するのはまだ早い。
最後にいいことを教えてやろう。
私がこのフェアリーランドを創造したのだ。
バラリスもエビルクリスタルも、全て私が創造したものなのだ。
だが、たった一つだけ私はあやまちを犯した。
それがお前の存在だ。まさかここまで成長するとはな。
私はまもなく死ぬだろう。 私が死ぬと同時にこの基地も崩壊する。
そしてフェアリーランドは存在すらなくなるのだ。私だけでは死なぬ。
クックックッ・・・グファ!!

闇の支配者ガイザックの死と共に基地が崩れ始めた。そして・・・・。

ここは何処だ。僕は生きているのか?
ここは無の世界。
残ったのは私とあなたの二人だけ・・・・・・

主人公の問いに妖精が答えた。
何も無い空間に二人の姿が浮かんでいた。

僕の今までの戦いは無意味になってしまったな。

いいえ、 あなたは十分過ぎるほど私たちのために尽くしてくれたわ。

しかし、フェアリーランドは既に無くなってしまった。

では、何故私たちはこの空間で生きているの?
不思議が当然だったフェアリーランドは、まだ存在するのよ。

何処に?

あなたの中に、よ。 さあ、目を閉じて。
思い出せるでしょ?美しかったフェアリーランドを。

主人公は目を閉じて、
かつての美しかったフェアリーランドを思い出していた。
緑の草原、澄み切った空気、まぶしいばかりの太陽、
そして可愛らしい妖精たちの姿。
しばらく思い出に浸っていた後に、
暖かい光を肌に感じて目を開けた。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/17(月) 23:13:22.05 ID:1TwCNiz0R
・・・・・・・・

しばらく主人公は声が出なかった。
先ほどまで思い出に浸っていた
美しい光景が目の前に広がっていたのです。
緑の草原では妖精たちが嬉しそうに戯れていた。

こっ、これは夢か?

主人公の声に妖精たちが集まってきた。

いいえ、夢なんかじゃないわ。私たちは、
私たちのフェアリーランドを取り戻したのよ。
今までのフェアリーランドは
ガイザックが創造したものだったわ。
そう、私たち妖精もガイザックの想像の産物だったのよ。
でも、今度は違うわ。
だって、この美しいフェアリーランドを創造してくれたのは、
主人公あなたなのですから。
あなたの純粋な思いと私たちの願いが
このフェアリーランドを創造したのよ。

妖精が次々と主人公に話しかけた。

しかし、まだ信じられないよ。

この言葉を聞いた妖精の一人が、
そっと耳元でささやいた。

言ったでしょ?不思議が当然フェアリーランドってね。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/18(火) 20:37:01.35 ID:RbYJEkKZE
サモ
『・・・・ オ オラ・・・・人にさんざんバカにされてきたッチ・・・・
 けど オラは人をバカにしたりしたコトはないッチ。
 だって・・・・オラがされてイヤな事は きっと人もイヤだッチよ・・・・
オルステッド
「・・・・ ハハ・・・・ハハハ・・・・
 ・・・・  そんなかんたんな事か・・・・
 ・・・・ 私は・・・・私をひどい目にあわせた人間達に・・・・ 同じ・・・・
いや それ以上の事をしてしまった・・・・

レイ
『あんた・・・・ そっくりだよ・・・・ 昔のあたいに・・・・
 あたいも 昔はあんたの様に人をうらやんでた・・・・ けど・・・・
 けど 逆なんだよ!
 欲しいから欲しいモノが手に入るんじゃないんだ・・・・
 がんばるから・・・・手に入るんだと思うよ・・・・
 欲しがったものとは違うかも知れないけど・・・・
 あきらめずに・・・・がんばれば手にはいるんだよ! いろんなものが・・・・
 ・・・・ あたいにも・・・・よく わかんないけどね・・・・
オルステッド
「・・・・ あきらめずに・・・・
 ・・・・ 私は・・・・あきらめてしまっていた・・・・人間である事すらも・・・・

ユン
『・・・・ あなたは・・・・純粋すぎるのかもしれません・・・・
 だから 悩むのでしょう・・・・
 ただ・・・・悩んだその時 二つの道が生まれます。
 そのどちらを選ぶか・・・・ それが運命を作るのでしょう・・・・
オルステッド
「・・・・ そうか・・・・
 私が・・・・逃げてしまっただけなのか・・・・
 運命と・・・・決めつけて・・・・

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/18(火) 20:37:58.85 ID:RbYJEkKZE
サンダウン
『・・・・ 確かに・・・・私も人から逃れて放浪している・・・・
 だが 放浪すればするほど・・・・一人になればなるほど・・・・
 人のぬくもりが ほしくなってしまうもんさ・・・・
オルステッド
「・・・・ その通りだ・・・・
 人間を憎めば憎むほど・・・・一人でいればいるほど・・・思い知らされて来た・・・・
 ・・・・自分も 人間だという事を・・・・

おぼろ丸
『・・・・ せっしゃも・・・・
 以前は命じられるままに人を斬るだけであった・・・・
 だが 気付いたのだ・・・・やみくもに人を斬ってはならぬ事に・・・・
 力では世は変わらぬと・・・・世を変えるのは人・・・・
 人を信じる力だと教えられた・・・・
 あの方 坂本様に・・・・!
オルステッド
「・・・・ 力では・・・・世は・・・・変わらぬか・・・・
 ・・・・ 人を信じる事・・・・
 ・・・・ 遠い昔・・・・誰かに そんな事を言われた気がする・・・・

高原
『・・・・ 強くなろうとする事・・・・
 そいつは決して悪いこっちゃねえはずだ・・・・
 ただ・・・・俺は力や肉体だけじゃなく・・・・
 ハートも最強になりてえんだ!
オルステッド
「・・・・!! 心の・・・・強さか・・・・
 ・・・・ 考えもしなかった・・・
 いや すべては・・・・私の弱さのせいだ・・・・ 心の・・・・

アキラ
『・・・・ ざけんじゃねーよ・・・・
 運命だか何だか知らねーが
 そいつは他人や神様が決めちまうモンじゃねーだろ・・・・
 自分で決めるモンだ!
 確かにそれも 人間の欲望ってヤツなんだろーが・・・・
 人間である以上 人間がイヤんなったら・・・・
 ・・・・おしまいじゃねーか!
オルステッド
「・・・・ そうか・・・・
 私は・・・・人間である事を忘れ・・・・
 あやまった方を・・・・選択してしまっていたのか・・・・

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 21:25:44.09 ID:BIOv+tGml
た、頼む…… 頼むから……い、命だけは……

………見苦しい……… まさかこの程度の男に
俺たちの人生が翻弄されたとは……
まあいい、それならば そろそろ幕を引くだけだ……
……貴様にふさわしい ブタのような死を与えてやろう。
そこで大人しく見ていろ…… ……すぐに終わる。

止めて、兄さん! 兄さん……
もう、こんな事は終わりにして。

……駄目だ、エレナ。 父さんと母さんが
どんな風に殺されたのか……
俺たちの故郷が どのように焼き尽されたのか……
お前は覚えていないようだが 俺は決して忘れることなどできん。

……覚えているわ。 炎の中を逃げまどう人たちと
みんなを守るために戦った 父さんの叫び声……
それに……私たちをかばって 死んでいった母さんの微笑みを……

エレナ……お前……

兄さんの話を聞いて やっと思い出すことができたの……
レドモントに来るまでに 私たちがどう暮らしていたのか……
あの日、何があったのか……

そうか…… 忘れてしまったのなら その方が幸せだと思ったが……
……だが、安心しろ。 お前を巻き込むつもりはない。
皆の無念を晴らすために 手を汚すのは俺一人で…

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 21:26:08.34 ID:BIOv+tGml
ごめんね……兄さん。 真実を知って、苦しんで……
でも、誰にも相談できずに…… そんな兄さんの苦しみを
私、分かってあげられなかった……

…………

でもね、兄さん…… 私は…… みんなの無念を晴らすなんて
最初からできないと思うの。

…………なに?

だって島のみんなは もうどこにもいないんだから……
傷つき、苦しんで…… 無念のうちに亡くなった人たちが
本当に望んでいるのは…… ……このフェルガナの地で
安らかに眠ることだけのはずよ。

………ッ…………

そして父さんたちの望みは 生き残った私たちの幸せのはず…
こんな風に、自分を追い詰めて 仇を取って欲しいだなんて……
そんなこと…… 思っているはずないじゃない……

…………

私だって…… 兄さんには幸せになって欲しい……
生真面目で、自分に厳しくて ちょっと頑固なところもあるけど……
優しくて、思いやりがあって 誰からも頼りにされてる兄さん……
父さんたちの代わりに 私を大切に育ててくれた兄さん……
私の……大好きな兄さん…… ……だから……お願い……
もうこれ以上…… 自分を追い詰めたりしないで……

………俺は………

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 22:23:05.95 ID:BIOv+tGml
父さん…。俺は…、こんなことがしたかったんじゃない…。
父さんの仇を討ちたかった…。父さんに、報いたかった…。
それなのに、俺は…。

ウィル…、故郷に…、 家に、帰れ…。

俺には帰る家など、ない! 絶望と貧しさの中で、エルシーは死に、
母さんは心がイカれちまった!

ならば尚さら…、そばにいてやれ…。現実から…、目を、逸らすな。
全てを受け止めて…、生きるんだ。

ウィルフレド様。 戦乙女を倒せないのなら、契約を守り
冥界へ行くご決断を。

……。父さん。何もかも、もう遅いんだ。 バカな息子で…、すまない…。

ウィルフレド! 冥界に、落ちなさい!

うわぁぁッ…!

ウィルー!

セオドール?!

ウィル! お前は何があっても生きろ! …生きろーッ!

セオドールを返しなさい!

私はウィルフレド様と契約をしたまで。後のことは、身代わりとして生き残った
彼と話して下さい。

待ちなさい!

契約は契約。 冥界の掟に口出しをするなら、ヘル様は 神界との戦も辞さないでしょう。

……ッ。

……。

……。 …ウィルフレド。

俺は……。 どうすれば…いい?

…セオドールが、言っていただろう? 私は、お前とは共にいけない。

……全てを受け止めて、生きる。認めたくない現実も、犯した罪もー。
それが、俺の進むべき道なんだな? 父さんー。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 22:43:39.62 ID:BIOv+tGml
一つ……聞いて いいですか?
わたしたちが、ここに たどりつくまでに 時間はあったはず。
なぜ、カラミティ―を 召還しなかったのですか?
そうすれば、あなたは 勝てたかもしれないのに……。
あなたは…

……かんちがいするな。 わたしは、自分の おこないを
後悔したわけではない。 おまえたちに 情けをかけたわけでもない。
ただ、おまえたちが戦う姿を見ているうちに
わたしも、自分の ちからだけで 戦ってみたくなった……。
それだけのことだ。 だが………。
この わたしにも、そんな人間じみた部分が残っていたとはな……。
ゴフッ……! 母さん……。
わたしが信じた道は、まちがっていたのでしょうか……?

ノワール……。 たしかに、あなたのいう通り、世の中には悪い人間も、
たくさんいるわ。 けど、同じように いい人たちだって
たくさんいるのよ? あなただって、おぼえているでしょ?
お母さんがくれた やさしさを…… ぬくもりを……
そして、人を愛する気持ちを……。
でも、あなたは人間を憎むあまり、そのことを忘れてしまった……。
それが、あなたの過ちよ。

フフ……。 まるで……母さんに しかられているようだ……。
か……母さん……。

光の聖女の名のもとに……。女神ポワトゥリーヌよ。
願わくば、この罪深き者の魂を浄化し、母のもとへと導き給え……。

聖母……。

え?

彼のために祈るプリエを見ていたら、なぜか、そんな言葉が出てきました。
プリエは光の聖女には選ばれませんでした。ですが、彼女の強い意志と、やさしさは
決して光の聖女に劣るものではありません。
わたしは、彼女の中に すべての人を温かく包み込む、聖なる母の姿を見たような気がします。

あの姉さんがですか?
ボクには、そうは見えませんけどね。

フフ。あなたは今まで、ずっと そばにいたから 気づかなかっただけよ。
本当は知らないうちに 彼女の やさしさに 心を救われていたはずよ。
あなたも、エクレールさまも、クロワさんも、そして、わたしも……。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 23:19:26.83 ID:BIOv+tGml
クロワ……

待て、プリエ! どうする気だ!?

どうするって、決まってるでしょ!? クロワを助けるのよ!

…………。

なによ? どうしたっていうのよ!?

聖母神教会の教主を倒したとはいえ、クロワが闇の王子であるという事実は
変わっちゃいねェ。 このまま、クロワを解放すれば、どうなるか―
わかってるだろ?

…………。

そんな……ここまで来て……!
なにか、方法はないのですか!?

……一つだけ方法があります。
クロワさんの心は、闇に支配されつつあります。
彼の心は、人間への怒りと恨み、憎しみに満ちています。
このままでは、闇の王子として 完全に目覚めるのも時間の問題でしょう。
しかし、今、クロワさんの心から 闇を取り除くことができれば、
彼を救うことができるかもしれません。

そっか! クロワの心の中に入って、闇を浄化すればいいわけね!
うん!それなら、エクレールのときと同じだから、絶対、成功するわ!!

ちょ、ちょっと待ってください!
そんな強力な軌跡を使ったら、アルエットさんは、どうなるんです!?

…………。

アルエット……。

大丈夫。わたしは、光の聖女なのよ。そのぐらい―

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 23:20:10.52 ID:BIOv+tGml
ウソです!! ボクらを心配させないために
そんなウソをついたってダメです!
ちからづくでも、そんなことさせませんよ!!
絶対にアルエットさんを死なせたりしませんから!!
アルエットさんが死んだら、ボク……ボク……!!

…………。 ごめんね、キュロットくん……。
でも、こうするしかないのよ。
いずれにせよ、このまま闇の王子が目覚めれば、
わたしは天に召される運命……。
わたしだって、本当は―

イヤだ! イヤだ!! そんなのイヤだァッ!!!

キュロット……。

あたしだって、イヤよ! アルエットが犠牲にならないと、
クロワを救えないだなんて……!! そんなのってないよ!!

そうです! みんなで ちからを合わせれば、
他の方法が見つかるはずです!!

その通りだ。 もとより光の聖女に捧げた この身体。
この老いぼれで役に立つなら、好きなように使ってくれ。

……ありがとう、みなさん。みなさんのおかげで、永きに渡り続いてきた
闇の王子との戦いも、ようやく わたしの代で 終わらせることができそうです。
50年前は孤独だった戦いも、今は頼もしい仲間に囲まれ、
こうして、わたしを支えてくれて……。
……あなたたちと過ごした日々は 決して忘れません。 ありがとう。
プリエ。今の わたしの ちからでは、 一人送り出すのが精一杯……。
プリエ。あなたが行きなさい。クロワさんを救えるのは、あなただけよ。
自分を信じなさい。あなたの素直な気持ちをクロワさんに伝えれば、
きっと彼は帰ってくるわ。

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 23:20:56.61 ID:BIOv+tGml
アルエット……。

顔を上げなさい、プリエ。そんなことで、どうするの?
光の聖女の名のもとに、以後、わたしのために 涙を流すことを禁じます。

アルエット……。

フフ。あなたには笑顔が一番似合っているわ。
さぁ、笑ってみせて。

こ、こう……?

そう……。 光の聖女の名のもとに……。
女神ポワトゥリーヌよ。この者を闇の王子クロワの心の内へと
導き給え……。 さようなら……。あなたたちに会えたこと、
女神さまに感謝します……。

アルエットさん!!!

アルエットぉぉぉおお!!!!

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/19(水) 23:42:23.22 ID:BIOv+tGml
アルエット……。
今は悲しんでいる場合じゃない!
アルエットのためにも、クロワの心の闇を早く見つけないと!
ここは……。これがクロワの心の風景……。
…………。クロワの心は、アンジェリカさんと過ごした
過去の世界にあるのね……。 …………。 だとしたら―
クロワ……。やっぱり、ここだったのね。
クロワ!クロワ……。どうしたのよ、クロワ!?
あたしよ! プリエよ!
……あたしのこと、忘れちゃったの……?
ね、ほら!おぼえてるでしょ?はじめて会ったときのこと!
あたしの弟のキュロットを 助けてくれたじゃない!!
じゃ、じゃ、あれは!?マイオネーズに大怪獣が現れたときのこと!
あれには、ビックリしたよね〜!!
クロワ……。あなたの気持ちは、よくわかるわ。
アンジェリカさんを殺された悲しみ……。アンジェリカさんを殺した
人間への憎しみ……。その気持ちは、わかるわ。
でも、人間に復讐したって アンジェリカさんは帰ってこないのよ!?
復讐なんかしたって、アンジェリカさんが悲しむだけだよ!!
(どうしたらいいの……?)
(アンジェリカさんの死と 人間への憎しみが、クロワの心を
 かたく閉ざしてしまってる……)
(アルエット……アンジェリカさん……)
(教えて……。どうすれば、クロワを救えるの……?)

プリエ。自分を信じなさい。あなたの素直な気持ちを伝えるのよ。

プリエさん。今のクロワを救えるのは、あなただけよ。
さあ自信を持って。

あたしの素直な気持ち……。あたしの気持ち……。
聞いて、クロワ!あたし、あなたのことが―!!
あなたのことが……。あなたのことが、好きっ!!
だから……!だから、お願い!!帰ってきて、クロワ!!

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/21(金) 20:49:24.88 ID:k6elotBOB
バシム
「できるかぎりのことは行った・・・ あとは、彼の心の強さしだいだ

マリエル
「勇気づけてあげたい 元気にしてあげたい・・・
「でも、考えれば考えるほど わたしは無力で、何もできないの
 こんなに胸が苦しいのに・・・

バシム
「最善はつくした・・・ あとは彼自身の心の問題だ・・・

ザック
「心を閉ざしたままか・・・ 俺にも何となくわかるぜ
「自分が、今まで戦ってきた魔族と 同じ身体を持ってる、なんて
 突然、知らされたりしたらな・・・

セシリア
「心を閉ざさないで・・・ あなたは他の誰でもないの・・・
「私たちのたいせつな仲間 誰よりも優しいから、誰よりも強い
 ロディなのよ・・・

セシリア
「ここは、どこ・・・ッ!? 夢を見ている? ううん、違うッ!
「いつもの妄想なんかとも違う感覚 たとえるなら・・・
 そう、誰かの夢の中・・・ッ!?

「お〜い、ロディッ! 早く、早くッ! こっちだってばッ!!

セシリア
「・・・わたしの知らない風景・・・ これは、ロディの見る夢・・・

セシリア
「あの子は・・・ ロディ? ここは子供の頃の思い出の世界・・・?
「追い詰められて 幼児退行したロディの心が
 逃げ場所に選んだのは思い出の世界・・・
「そう、自分をかばってくれる ゼペットおじいさんがいる
 心の中の、過去の世界なのね・・・

「ボクさ、大きくなったら 『渡り鳥』になって 世界中を冒険するつもりさ

「ロディみたいに?

「ちがうよッ! ボクはもっと強い『渡り鳥』になるんだ
 じいちゃんとじゃなくて、ひとり旅さッ!
「よーしッ! ボクが強いところを見せてあげる ビックリするなよッ!

「これを持ち上げるつもりッ!? ムリだよ、コドモの力じゃ
 ぜったいにムリだって・・・

「じゃあ、ロディにだって 持ち上げられっこないよ うん、引き分けだねッ!

「うそだよ、こどもがこんなことできないよ ロディってヘンだよ
 ぜったいに普通じゃないよ

「ボク知ってるよ ロディには とうちゃも、かあちゃもいないんだぜ

「じゃあ、ロディは きっとモンスターの子だよ うわぁ、逃げろ〜

セシリア
「ロディッ! ・・・あッ!

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/21(金) 20:52:17.16 ID:k6elotBOB
ゼペット
「どうした、ロディ また、仲間はずれか・・・
「しょうがないのぉ・・・ ん? どうして自分には
 他のこどもたちと違う力があるのかって?
「ホッホ、そうか・・・ そんなことを 考えるようになったか・・・

セシリア
「わたし、ロディの見る夢に 迷い込んでしまったのね・・・
「傷ついたロディの心が求める ゼペットおじいさんと
 いっしょにいたころの思い出・・・
「どんなにつらいことがあっても おじいさんといっしょにいることが
 ロディのやすらぎだったのね

ゼペット
「お前が持っている みんなとはちがう力・・・
「ばか力も、アームに心を通わせる力も お前だから持つことを
 許された力なんじゃ・・・
ゼペット
「ん、むずかしかったか? ホッホ、そうじゃなぁ・・・
「ゲンコツをくらったり 尻をはたかれたりしたら
 痛いと感じるだろう?
ゼペット
「そう、それは心もいっしょだ
「つらいことや悲しいことがあったら きゅんと心が痛くなることがあるだろ?
 誰だってそんなことはイヤに決まっている
「ロディは そんな人の心の痛みをわかってやれる やさしい子供だ・・・
「本当にやさしい心を持つ者は いつか、誰かを守ってやれる力が
 必要となってくるものだ
「その時までに 剣もアームも、いっしょうけんめい
 修行しておかないといけないぞ
ゼペット
「強い力というものは 大切なものを守れる力をいうのじゃぞ

セシリア
「おじいさんの 言葉だけじゃない・・・
「ロディのやさしさは 誰かの痛みを知っているから・・・
 そうか、今、わかった気がする
「造られた身体にはしる痛みは 人間らしい心を持つために
 必要なものだったのね・・・

セシリア
「・・・この感覚・・・ ロディ、おびえているのね
「まけないで あなたがおそれているのは 魔族でも何でもないのよッ!
「自分自身を否定しないでッ! あなたは、あなた、他の誰でもない
 わたしたちの大切な仲間・・・

セシリア
「つらいことから目をそむけないでッ! これはあなたの心が生み出した幻影なのよ
「逃げ出すことはカンタンよ でも、それでは何も解決しないわ
 強い心を持って、ロディッ!

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/21(金) 20:54:35.27 ID:k6elotBOB
ゼペット
「どうしたロディ? そんなにあわてて・・・
「そうか、逃げ出したくなるほど イヤなことにあったのだね
 ホッホ・・・
「安心しなさい つらいことやイヤなことは
 わしが全部、追い払ってやる
「お前はいつでも わしのところに 逃げ帰ってくればいいんじゃからな

セシリア
「そんな、ロディ・・・ ダメよ心を閉ざしてしまったら・・・

ゼペット
「さあ、ロディ・・・ お前は、いつまでもここにいるのじゃ
「よけいなことが 耳にはいるかもしれんが
 わしの言葉だけを聞いておくれ

セシリア
「みんなが あなたが帰ってくるのを待っているのよ
「ザックも、ハンペンも ジェーンも、マクダレンさんも
 エマ博士も、船長さんも、マリエルも
「そして・・・ わたしだって・・・
「ロディはロディなの 他の誰でもない、大切な仲間・・・
 かけがえのない仲間なのよッ!
「ゼペットおじいさんの側は あなたにとって居心地のいい場所・・・
 でも、それは過去の思い出ッ!
「おじいさんは、もうこの世には・・・ それはあなたの心がうみだした
 まぼろしなのよッ!!

ゼペット
「だまって聞いておれば ・・・ウルサイ小娘めッ!

セシリア
「ゼペットおじいさんッ!?

ゼペット
「このコは手放さないよ こんなにきれいな心ははじめてだよ

エリザベート
「あたいはエリザベート・・・ 心を喰らって生きる夢魔さ

セシリア
「あなたが、ロディの心を 閉ざしていたのね・・・

エリザベート
「このコを救うには、あたいを倒すことだ ウルサイ小娘に、できるかしらねぇ

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/21(金) 20:59:00.79 ID:k6elotBOB
セシリア
「心を強く持ってッ! ロディッ!!
「ロディは孤独じゃないわ 誰かを大切に思えるあなたは
 誰からも大切に思われているあなたなのよ
「・・・・・・!!
「・・・そう、そうなのね・・・
「アーデルハイドの公女として 生まれてきた自分を嫌ってきたわたし
「わたしを公女としてしか見てくれないと ずっと思いこんでいた
 今までのわたし・・・
「わたしは、愛されていなかったんじゃない わたしの身勝手な思いこみのカベが
 みんなを遠ざけていたのよ
「ロディをずっと見ていて やっとわかったわ・・・
「誰かに愛されたいと思うのなら まず、自分も誰かを愛すところから
 はじめなきゃいけないのね・・・

*「いしのめがみ」が砕け散ったッ!

ラフティーナ
「私は人が失いし心の光 『愛』を司るもの・・・
「ガーディアンの巫女よ そなたの想いの叫び しかと私に届いた・・・
「・・・巫女よ・・・ そなたはなにゆえ 大切なもののために命をかけるか?

セシリア
「はじめは・・・ わたしがアーデルハイドの公女だから
「ガーディアンの巫女として 選ばれた者の宿命だと思っていた・・・
 でも、今はちがうわッ!
「ファルガイアが大好きだから 大切な仲間が大好きだから・・・
 わたしは、みんなが、大好きだから・・・

ラフティーナ
「もう、そなたは 愛することの意味を知る者・・・
「大切なものを守るために 私の力が必要ならば 『愛』の名のもとに私の名を呼ぶがよい

あいのきせきを手に入れた

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/21(金) 20:59:31.85 ID:k6elotBOB
セシリア
「・・・いやだ いつのまにか眠ってしまって・・・
セシリア
「!? ロディッ!
セシリア
「・・・・・・ ・・・夢の続きではないのですね・・・
セシリア
「私のことを、突発性妄想癖だなんて 笑ったりしませんよね・・・
セシリア
「・・・夢を見ていました ロディの夢を・・・
セシリア
「・・・まぁ、ロディも 同じ夢を・・・!?
「あなたと同じ夢を見ることで はじめてあなたの背負ったものを
 私は知りました・・・
「やっぱりあなたは、優しくて強い人・・・ 私では、きっと悲しみに
 押しつぶされていましたわ
セシリア
「同じ夢を見ていたということは ・・・覚えているのかしら?
「あの時、無我夢中で 私も、もうあなたを救うことで
 頭の中がいっぱいで・・・
「でも、あの時の言葉は・・・ はじめて公女ではない
 わたし自身のかざらない想いが・・・

ザック
「このガキッ! 心配かけやがって・・・

ハンペン
「もう、だいじょうぶなんだよねッ!

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:43:53.71 ID:7sLRBKsFh
シルバーエッグ 見つけたわ 怪盗どもには渡さない! なっ!?

くーん

そこをどきなさい! ロコ!

ひっく くーん

ぐう

すごいっす 本当に来たっす

へへーん 飛行機には決まった空の道ってのがあるんだ その道さえわかれば
待ち伏せできるのさ よし スカイジョーカー コバンザメモード 発射

どきなさいってば きゃ ぐ

くーん

ちっ 何!? ぐううう

やめろ! クイーン!

ジョーカー

そのお宝は俺の獲物だ 誰にも壊させねえ

はい

あなたに私が止められるかしら

止めるさ 必ず お前にはこいつを預かって来たぜ

あっ どうしてそれを ちっ 今更 そんな物!

おっと 危ねえ

ひいいい

邪魔をするなら 容赦はしないわ

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:44:15.65 ID:7sLRBKsFh
やめてください クイーンさん

師匠みたいな怪盗になるのが夢だったんだろ

夢? そんなものとっくに捨てたわ あの男は私の全てを奪った敵よ

話は師匠から聞いた お前が変わっちまった訳もな

ちっ 私にはもう 何もない! 夢も 家族も 怪盗なんて いなくなればいい

クイーン お前は誤解してる

言い訳なんて聞きたくないわ

ぐっ ぐう

ぐっ

ぐう あの剣を何とかしないと

たああああああ

ちい

いやああああああ

あぶない! でわ ああ

ジョーカー 何を企んでいる 何年一緒に修行したと思っているの
 あなたの考える事なんて 手に取るようにわかるわ それは あの男の

なるほど アルコールで剣に火をつけるつもりなんすね

甘いわ ジョーカー

ぐっ

ジョーカーさん

観念するのね

やめてください お願いです クイーン

い い 犬がしゃべった

ロコ

ロコじゃないか クイーンと一緒だったのか

ジョーカー お久しぶりです クイーン 君はこんな事
 本当は望んでないはずです

黙って 誰にもわからないのよ 騙されてきた私の気持ちは

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:44:40.44 ID:7sLRBKsFh
くん

違う! お前は誤解してるって言ってるだろ 師匠はな

今更 何が誤解だっていうのよ もう私のパパもママも帰って来ない
 二度と会えないのよ

クイーン

あの男が 殺したのよ

ぐっ

あっ

わあ

あっ

馬鹿な真似を ぬっ

万事休す

ぐう うう

なあ

ジョーカーさん

はっ

寒さでガムが

よっ ぬぬぬぬぬぬぬ

ハチ

わあっ うわあっ

ハチ!

ぬう ぐぐぐぐ うわ

ハチ

ジョーカーさん

大丈夫かハチ

はい あぶなかったっす

待ちなさい 逃がさないわよ

ハチ そいつを持ってスカイジョーカーへ逃げろ

はい でもジョーカーさんは

俺はあいつと決着をつける 早く行け

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:45:07.97 ID:7sLRBKsFh
うわあ

ぐっ ハチ

これで逃げ場はないわよ

逃げるつもりはないぜ ハチ 大丈夫か

は はい

もう昔の仲間だからって手加減しないからな

負け惜しみはカッコ悪いわよ ジョーカー

やめてください 二人とも

うわああああ

ぐっ 届かなけりゃ ダイヤモンドの剣(つるぎ)も意味ないぜ

そう 大事な事 忘れているわよ

なっ ぐわ

うわ ガムが

上空は地上より 遥かに気温が低い バルーンガムなんて一瞬で凍るわ
 あきらめなさい このままだと 本当に死ぬことになるわよ

ふん あきらめる こういう所から逆転してみせてこそ 怪盗だろ

変わってないわね その生意気な所 いいわ 望み通り 切り裂いてあげる

できるかな 俺は伝説の怪盗シルバーハートの弟子だぜ

うっ 私の前であの男の名を言うな あの男は家族を奪ったのよ

信じられないのかよ 師匠がそんな事をするわけがない

私だって信じたくはなかった でもパパとママが殺された事実はもう変えられないわ

ああ 死んだ人間は生き返らない 俺の親だって同じさ でもな 俺が一人になった時
師匠が俺に言ったんだ 命ってのは かけがえのないお宝なんだって

その宝を奪った それが怪盗の正体よ

違う 目を覚ませ ダイヤモンドクイーン

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:46:32.33 ID:7sLRBKsFh
やああああ えっ あっ 剣(つるぎ)が 何をしたの

お前が師匠の瓶を斬った時さ

ああ

ダイヤモンドの剣(つるぎ)が折れちゃったっす

ええ 多くの物質は 低温になるほど 砕けやすくなります
ダイヤモンドの剣(つるぎ)もアルコールに濡れて
一気に凍り そこへ衝撃を受けて折れたんです

お前は騙されている あのプロフェッサークローバーに

えっ プロフェッサーを知っているの

奴は昔 俺の親だ親に化けて 俺を騙して お宝を盗もうとした事があるんだ

ええ

プロフェッサークローバーはな 俺やお前や師匠を 罠にはめようとしているんだ

ああ

あの夜 確かに師匠は 城のお宝を盗みに忍び込んだ でも
城は何者かに荒され お宝も奪われた後だった しかも お前の両親は何者かに襲われていた

しっかりしろ

あの子をお願い 助けて

やーん やーん やーん

かわいそうに 生まれたばかりで

後でわかった事だが 城には大量の爆薬が仕掛けられていた 公国が持つ鉱山の利権を狙った
某国スパイが企てた暗殺事件だと言われているが 本当の所は今もわからない
師匠は赤ん坊だったお前を連れて 爆発する城から脱出した 盗むはずだったお宝をあきらめて

何一つ 盗めなかった ん おお よしよし よしよし んん 何ときれいな瞳じゃ
ダイヤモンドのようじゃの うん これは なかなかのお宝を 盗み出したもんじゃな
よし 今日からお前さんは ワシのダイヤモンドクイーンじゃ ハハハハハハハハ

そして 再び暗殺される危険から お前を守る為 新たな名前を与えて育てたんだ 自分の孫として

そんな そんな事って じゃあ プロフェッサーの話は

あんなヤツと 師匠のどっちを信じるんだよ

すべては プロフェッサーの罠だったっていうの それじゃあ 国王が握っていたっていう懐中時計は

きっと師匠が落とした物を プロフェッサーが君に捻じ曲げて伝えたんですよ

わたしは 利用されたの わたしが今までやってきた事は

師匠の所へ帰ってやれよ クイーン 血は繋がっていなくても たった一人の家族だろ

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:47:49.00 ID:7sLRBKsFh
でも私 あの人を斬ってしまった

師匠なら大丈夫だぜ 心配なのはどっちかっていうと ぎっくり腰の方さ



ほら これ

う ふふ

わあ

わあ

きゃあああ

わっ

きゃあああ

ぐう クイーン 大丈夫か クイーン

あっ はなしなさいよ あんたまで落ちるわよ

馬鹿野郎 命はお宝だって言ってんだろ

ジョーカー ごめんなさい

へへへ らしくねえこと言うなよ ぐう

クイーン これにつかまって

う ロコ

うへ やったっす

ふう

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 13:48:24.58 ID:7sLRBKsFh
えっ

へっ うわ

きゃあああ

うわあああ

クイーン

ジョーカーさん

ああ 私 死ぬんだ もう会えない ごめんなさい おじいちゃん

死ぬなあああ

おじいちゃん

師匠

ぐう

クイーン ロープを離すな

ぐう

よかった

ふう やはりクイーンを救う事ができたのはジョーカーと師匠でした
 悔しいけど 僕には彼女を見守る事しかできなかった

ロコさん あなたはいったい

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 17:25:17.30 ID:7sLRBKsFh
全てが終わった みんながそう思い込んだ夜 僕はエステルに話をした。 僕の過去の全てを
ある事件をきっかけに僕の心は壊れてしまった。 言葉と感情を失い ただハーモニカを吹くだけの人形
そんな僕の前に 一人の魔法使いが現れた

私が 君の心を直してあげよう ただし 代償は支払ってもらうよ


魔法使いは 約束通り 心を直してくれた そして その代償として 僕を人殺しに作り変えた
魔法使いに言われ 僕はたくさんの人を殺した 政府の要人、屈強な兵士、名も知らぬ青年、
子を庇う母親、泣きじゃくる少女 いつしか僕は ただの人殺しから 漆黒の牙と呼ばれる化け物になった
あるとき魔法使いは いつものように 僕に命じた カシウス・ブライトを殺せと 僕は無邪気な子供を装い 不意を突いて仕留めようとした。

ぬ…どうしてわかった

おまえさんの演技は完璧だった だが子供ってのは いつでも大人の予想を裏切る言動をするもんさ 俺の娘なんかそのいい例でね

まあいい ならば力づくで排除するだけだ 死んでもらうよ 剣聖

やれやれ 若いな

だが僕はあっけなく負けた まるで子猫が虎にいなされるように カシウスから逃げた僕を始末する為に 魔法使いの手下が追いかけて来た

漆黒の牙などと呼ばれても 所詮は子供か

教授の差し金か

その傷ではろくに動けまい 大人しく我らに狩られるがいい

勝手にすればいい

やれやれ あきらめが良すぎるぞ

うわああああ

あ あなたは

飼い主に伝えるがいい この坊主の身柄は 俺が預からせてもらう

僕は自分が殺そうとした相手に助けられた そして家に連れて来られて 一人の女の子と出会い
夢を見せてもらった 化け物には見ることさえ かなわない夢を これが真実だ
だけど 全てを話しても エステルは

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 17:27:01.16 ID:7sLRBKsFh
いい加減にしなさいよ

えっ

いい加減にしなさいっての 夢なんて言わないでよ まるで今までの事が嘘だったみたいじゃない
過去が何だって言うの 心が壊れてる それがどうしたって言うのよ

エステル

あたしを見て あたしの目を見てよ ずっと… その男の子の事を見てきたわ 良い所も悪い所も知ってる
男の子が何かに苦しみながら 必死に頑張ってた事も知ってる そんなヨシュアのことを あたしは好きになったんだから

はっ

一人で行くなんて駄目だからね あたしを あたしの気持ちを 置き去りにして消えちゃうなんて 絶対に許さないんだからあっ!

エステル…

え……? …ぁ… 嘘 キスしてる えっ うっ なに今の 口の中に流れて

即効性の睡眠誘導剤だよ。 副作用はないから安心して

何でそんなものを

僕のエステル お日様みたいに眩しかった君。 でも僕には眩しすぎた 君と一緒にいればいるほど
自分の忌まわしい本性を思い知らされたから 出会わなければ良かったと思った事さえある

そんな

でも、今は違う 君に会えた事を心から感謝している こんな風に逃げ出す事しかできない僕だけど 誰よりも君の事を想っている。

待って ヨシュア

今まで、本当にありがとう 出会った時から 君のことが大好きだったよ

エステル(主人公)
「ヨシュア

さよなら エステル

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 17:34:17.29 ID:7sLRBKsFh
ど、どうして…… どうしてエステルたちなんかに
≪パテル=マテル≫が負けるの!?

ゴルディアス級の人形兵器は まだ制御系が不安定らしいからね……
関節部分に負荷がかかって 作動不能になったのかもしれない。

……そんな……… ≪パテル=マテル≫! ねえ、早く立ち上がって!
早くエステルたちを 皆殺しにしちゃってよぉ!
……あ………………… …………

レン……

なによぉ…… エステルたちの勝ちなんだから もうどうでもいいじゃない……
さっさと端末を解除して 上に行っちゃいなさいよぉ……

……そっちも大事だけど 後回しにすることにするわ。
今はあんたの方が大事だからね。

なによぉ……エステルなんて レンのこと何も知らないくせに……!
どうしてそんなに…… ……構ってくるのよぉ……!

フフン、決まってるじゃない。 あたしがレンのこと、好きだからよ。

!!

だからこそ……あたしはレンに やっておかなきゃならない事がある。
悪いけど、軽く行かせてもらうわよ。

え……

…………あ………………… ……………ぶった…………………

悪いことをしたら ぶたれるのは当り前よ。 じゃないと、他の人の痛みが
感じられなくなっちゃうからね。 あたしも小さい頃は父さんに
散々ゲンコをもらったんだから。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 17:34:50.70 ID:7sLRBKsFh
エステルも……同じなんだ…… 痛がってるのに……
ぜんぜん止めてくれなかった…… レンを……レンに酷いことをした
……あの人たちと同じ………

同じかどうかは レンが自分で考えてみて。 どう……本当にそう思う?

…………… ………わから……ない…………

だったら……これならどう?

………あ…………………

あたしは何も言わない…… ……レンが自分の心で
感じるままに判断しなさい。

………… ……頭がモヤモヤして なんだか良く分からないけど……
こんな風に抱きしめられるのは ……キライじゃない……かも……

そっか……

………… ………………帰る………………

え……

≪パテル=マテル≫! 関節部のアクチュエーターを止めて
ブースターのみで姿勢制御して!

レン……!

「頭がこんがらがっちゃったから 一人でゆっくり考えてみる……
エステルたちはこのまま 屋上まで登っていけばいい……
レーヴェが待ってるはずよ……

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/23(日) 17:59:30.76 ID:7sLRBKsFh
レーヴェっ! レーヴェ……しっかりして!
今……すぐに手当てをするから!

……その必要はない…… お前なら……判るはずだ……
……助かる傷ではないことを……

イヤだ……そんなのイヤだ! レーヴェまで……
……姉さんみたいに……! そんなの……
……そんなの酷すぎるよ……!

フフ……そんな顔をするな…… ……幼い頃のような……
泣き虫に戻ったみたいだぞ……

そうだよ! 僕は弱くて……甘ったれで…… まだまだ……
……レーヴェが必要なんだ…… だから……お願いだから……

……やれやれ…… なあ……ヨシュア…… ……納得できないのなら……
お前は俺たちのようになるな…… 大切なものを……
守るために……死ぬのではなく…… ……守るために……生きろ……

!!!

エステル・ブライト…… …………頼みがある……………

うん……なに……?

こいつは強いようで…… ……芯が脆いところがある……
全ての呪縛が解けた今…… ……本当の意味で……
強くなる必要があるだろう…… ……だから頼む……
これからもこいつを…… 俺たちの弟を…… ……支えてやってくれ………

えへへ……言われなくても そうするつもりだったけど……
でも…… 今ここでちゃんと約束する。 だから……どうか安心して。

………すまない………… ……ふふ…… しかしやっと……分かったぞ……
……あの時……カリンが…… なぜ……微笑むように逝ったのか……
こんなにも……満たされた…… 気持ち……だったん………だな………
…………

レ……レーヴェ……?

…………

じょ、冗談はやめてよ…… ちゃんと…… ……聞こえてるんだよね……?

…………

だってそうだろう……!? やっとまた会えたのに……!
……やっとまた…… 笑顔で話せるようになったのに!

…………

頼むから…… 頼むから返事してよおおおっ!

ヨシュア……

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/25(火) 21:00:23.40 ID:mxyclLU5d
おう小雨ちゃん。

…浅緋さんは…

…… 見てのとおりだ…

…小雨… 兄貴は 兄貴が抱えてる問題はな…
三半規管の不調… 慢性的な頭痛とめまい…
何より 兄貴は片方の耳の聴力を… 失ってる。

……… え…?!

もう片方も病状が進行中… いつ聴こえなくなるかわからない…
原因は… 不明だ。 それを知ってしまったから…
俺はリリーについたんだよ。 昔から… 一つのことばかり…
いつも…いつも音楽のことしか言わない…
キラキラした音とか…高いステージにとか… 子供じみた夢だよ。
それを叶えたいのに… 音が消えていく。

……… いつから…

………始まりは… 『希望』を奪う少し前から… だったらしい。
この間…… 補聴器付けてるの偶然見て…問いつめたんだ。
思えば…変だったんだよ… 昔は全然寝ないで隈つくってまで
練習してたのに… 今では薬使ってまで眠ろうとしてたのは…
怖かったんじゃねーかな… 聴こえなくなるのが。
……… もうやめりゃいいんだよ… 音楽…
治療に専念しろよ。望みが呪いみたいにまとわりついて…
自分自身の身を滅ぼすくらいなら…

なんでそこまで…

「約束」… みたいなものが… あったらしい………

約束…… って…… 何?

キラキラした完璧な音を鳴らして… デカいステージに上がる…
そういうヤツ。

それがそんなに大事なことなのかよ! 今やんなきゃダメなことなのか?

……… 音楽の魔法を… 信じるか? 俺には… それが全てだ。
それ以外に何もない… 何を犠牲にしても…

そこに… 俺が含まれようと… どうなってもいい… だと…

……… 全然わかんねーな。 なんの意味があるんだか。
どっちにしろこのまま寝てるんじゃ… ダメじゃねぇか…
こいつがこんな調子じゃどのみち今日は中止…

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/25(火) 21:00:48.87 ID:mxyclLU5d
あの!! オレわかります! その気持ち。
大事な誰かに言われたことや… 約束を大切にしたいって気持ち。
それだけで…頑張れます! だから…
やりましょう!ライブ!

……お前… 話聞いてたのかよ…

やめるって言うと思った? リリーがやらないって言うなら…
ティアドライブが… ライブを乗っ取ってやる!

……… はは… 言ってること無茶苦茶だぜ小雨ちゃん。

そっちだって散々無茶苦茶なことしてきたでしょ? な〜にを今さら!
…俺は、リリーの… 浅緋さんの歌が好きです。今回のライブで…
その浅緋さんに認められたら… オレ達の勝ちです。でも…
浅緋さんが負けたくなくて…また立ち上がってライブやるなら…
『希望』も『ハレルヤ』も… 全部あげたっていい。
オレはまだあなたには続きがあると思ってます。
だから立ち上がってください。オレと同じなら。
自分の気持ちを… 歌う為に!

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/27(木) 22:47:32.55 ID:WrA8oRBE9
あんな数の部隊に包囲されて、この程度の傷で済むって、運がいいのね、あなた。

……………

待ってて、今、手当してあげるから。

……何故助けた。 私はお前達の敵だぞ。

今は違うでしょ? あなたも、神生教団に追われていた。敵の敵は味方ってね。

敵は、どんな状況であれ、敵だ。 …私は今まで、神生教団以外での
生き方を知らずに生きてきた。 教団は私に全てを与えてくれた。
食事も、住居も、装備も。 殺しの技だって……
その教団から、排斥されたんだ。もう私は生きていけない…

死にたいの?

ああ、それもいい。私を殺せ。

…はい、治療完了。

聞こえなかったのか?手負いだから躊躇しているのか?
なら、頼もう。私を殺してくれ。

…ねえ、ジルヴァ。確かに今までのあなたには、教団が
全てだったのかもしれない。だけど私達の人生は、
今までよりも、これからの方がずっと長いんだよ。
それに世界には、あなたの知らない事がきっと沢山ある!
見つけなよ、生きる意味を。変えなよ、自分を。

……………

私の好きな人は変われたよ。孤独な人で、乱暴だったけど…
今は仲間を大切にしてる。

…そいつは変われた。だから私も変われると?

わかんないけどね、でも一つだけ確かな事がある。
変わろうと思わなければ、いつまでも変われないってこと。

……私は。

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/27(木) 22:47:57.08 ID:WrA8oRBE9
よう、治療は終わったか?

あ、ガーロット。ちょうど終わったところ。

赤髪の男、私の処遇はどうなる? ……殺すのか。

いや、好きなところへ行け。ここでお別れだ。

なに?

今のお前は、教団を追われてる。殺す理由は無くなったよ。

私は、死ねないのか… …教団員でもない私には、
意味も勝ちもないと言うのか?

そうじゃないさ。他人にすがって、生や死の理由を
求めるのはやめろ。生きる意味を見つけるんだ。

……同じ事を言うのだな。 …女、さっきお前が
言っていたのは、この赤髪の事か?

ん? なんの話だ?

な、何を言い出すのよ!やあねぇ、まったく、もう…

わかった、探してみようと思う… 生きる意味を。

ああ、そうしろ。

命を救ってくれた。例を言うべきなのだろうが……
黙って去る事にする。今の私では、きっと気持ちを
伝えられないと思うから。私の名前はジルヴァ。
覚えていてくれたら嬉しい。

…行っちゃったね。

本当によかったのか?

ええ…… ジルヴァの気持ちが私には
わかる気がします。神生教団は、言わば彼女の親です。
信じていた存在に、命を狙われる… 辛いでしょうね。

セリカみたいに僕達を追い回す 存在にならないか心配だよ。

ま、それはないだろ。

どうしてそう思う?

いやね、今のガーロットなら、大丈夫って事。

え? どういう事?

直観、ってとこ。

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/27(木) 23:39:20.90 ID:WrA8oRBE9
ミーメ、あなたは心の底では人を傷つけたりしたくない
戦いを望んでなんかいないんじゃないか
ただ、あなた自身気づいていないだけかも知れない

言い残すことはそれだけか?
ならばこれで終わりだ さらばだアンドロメダ! 誰だ!?

フェニックス一輝!

うう……兄さん、やっぱり来てくれたんだね……

ミーメ、瞬の言ったとおりだ
おまえの拳はなにか違う 拳そのものは強力な殺人拳であっても
なぜかおまえの小宇宙の底から、殺気を感じない……

私から殺気を感じないだと?
私は自らの拳によって我が父を殺した男なのだぞ?

なんだと?

私の父フォルケルはアスガルド一の勇者とたたえられていた
だが、私は幼い頃より一度も愛情を受けたことはなく
それどころか厳しい訓練で日々責められ、孤独だけが友だった
だが私はある日知ってしまったのだ
かつてアスガルドが隣国との戦いに巻き込まれたとき
フォルケルがある戦士と戦い、傷ついた夫をかばおうとした妻をも
情け容赦なく殺してしまったことを このミーメの実の父と母を……!

…………

フォルケルを殺しても私の憎しみは消えることはなかった
ますます燃えたぎる憎悪を自らの拳に託し、戦いのみに生きてきたのだ
それでもきみは私から殺気を感じないというのか、フェニックス!

ふっ……似ているな、昔のオレに……

なにっ……?

オレもかつてすべてに憎悪の炎を燃やし
この拳をアテナにすら向けたことがあった
だが、そのときはオレ自身にもわからなかったが
心の底ではなにかに餓えていた
なにかを愛し、信じたいと願っていたのだ 今のおまえのようにな

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/27(木) 23:40:06.50 ID:WrA8oRBE9
ふっ……世迷い言を

おまえはそれを認めたくないだけなのだ

それ以上……しゃべるな!

鳳凰幻魔拳! ちぇああ!

はあ……っ!

……ふっふっふ、なるほど、これが幻魔拳か……
私の竪琴の調べと同じく幻覚作用を持つわけだな
だが私はこんなものにごまかされはしない

一つだけ言っておくミーメ、それは幻覚などではない
お前の心の底に眠る確かな記憶だ

なにぃ! で……では、フォルケルは父や母を見逃そうとして……
父に襲われ、やむなく殺すしかなかったというのか……?
嘘だっ! やめろぉ! やめろぉおお!!
ぐああああ! ばかな! こんなことが万一本当だとしたら
私は今までいったい! 私のしたことは!

おまえは愛する父を自分の手で殺した罪を恐れるあまり
父を憎もうとしているのにすぎないのだ
だがおまえは心の底で、今でも父を慕い、愛しているのだ

ひょっとして……フォルケルは
このミーメが神闘士としての宿命を持っていたことを悟っていたのか?
そのために、あのような厳しい訓練を私に……
この私に愛する祖国アスガルドを託して……な、ならば……
フェニックスよ きみの言うことが本当かどうか
確かめてみたくなった……

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/27(木) 23:40:33.60 ID:WrA8oRBE9
ミーメから殺気が消えた…… でも前よりもさらに強力な小宇宙を感じる
憎悪は失せて、かわりにすさまじい気迫と闘志に満ちあふれている

よかろう! こい! ミーメよ!

ちぇあああ!!!

うりゃあああ!!!

ああっ……!

父さん、ミーメはまもなくあなたの側に行きます
私は神闘士として、あなたの意思を継ぐことはできませんでした
しかし、このフェニックスたちが必ず
アスガルドを、この地上を守ってくれるでしょう
頼んだぞ、フェニックス そしてアンドロメダ……

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/28(金) 20:35:31.31 ID:uxaidcw32
イレーネの声
「レオン……。

レーヴァント
「イレ……ネ? どうして……。 何故追ってきてしまったんだ!?

ウル
「どうしてもこうしてもないのん! レオン、勝手すぎだのん!

レーヴァント
「ウル……そうか。 君が、イレーネを……。 来るな! 戻るんだ、イレーネ。
 君は私と共にいてはいけない。 あの姿を見てわかっただろう?
 私はもう、ヒトでも異種族でもない。 君と共に生きていくことなど、 到底許されない存在なんだ。

イレーネ
「残念ですけれどー。 そんな言葉で納得するようなら、 ここまで貴方を追ってきたりしないわ。

レーヴァント
「それではなんのために私が君のもとを去ったのか わからなくなってしまう。 わかってくれ、イレーネ。

イレーネ
「わかるわよ!!! ……本当に、痛いほどわかるわ。

レーヴァント
「なら、どうしてー

イレーネ
「気づいたのよ。 貴方が、本当に恐れているものに。 名門騎士の家系に生まれて、
 最高の栄養ー蒼駿騎士の地位に上りつめた貴方。 けれど、こんなふうになってしまって……。
 もう、ローゼンバウムには戻れない。 二度と栄光は手にできない……そう思い込んで。
 貴方はただ、おびえているだけなのね?

レーヴァント
「何を言うんだ! 私は君を傷つけないためにあの場を去った。 ただーそれだけだ。

イレーネ
「嘘よ、そんなの。 だって貴方は、ガードナーの言う通りに、
 剣を捨ててひっそりと穏やかに暮らすことだって できたのよ?
 わたくしはそれでも良かったのに……。

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/28(金) 20:35:54.18 ID:uxaidcw32
レーヴァント
「……そんな……ことを……。 そんなことを言うために私を追ってきたのか?

イレーネ
「いいえ、違うわ。 他の誰かと違うこと。 自分がただ一人、奇異な存在であること。
 どこにも居場所がないと思い込んでしまうこと。 貴方に出会うまでのわたくしと同じだもの。
 でも、そんなわたくしを救ってくれたのは、 他の誰でもなくてー。 ねぇ、レオン。
 わたくし、思うのだけれど……。 化け物だから誰にも受け入れられないなんて、
 そんなの嘘よ。 そんなの、亜人だからヒト族に受け入れられない、
 って思い込んでいる方々と同じじゃないかしら。 貴方が変えようと、 貴方が理想としていたことは、
 いったいなんだったのかしら?

レーヴァント
「……それは……。
 私が……目指していたものは……。

イレーネ
「わたくしが、こんなにも貴方のことをー。 でも、そのことと貴方がヒト族であることとは、 なんの関係もないのよ?

レーヴァント
(……そうか……そうだったな。 なぜ、こんなにも大事なことを……。)
(あの精霊の森で出会ったやつが言っていたことが本当ならー。)
(私にはまだ、時間が残されているはずだ。)

イレーネ
「……レオン?

レーヴァント
「ありがとう、イレーネ、ウル。 私はもう少しだけ……生きてみようと思う。

ウル
「レオン!?

レーヴァント
「ローゼンバウムに乗り込むぞ。 一つ、思い当たることがあるからな……、
 もしかしたら、上手くいくかもしれない。 だがその前に、ガルツフォートへ向かおう。
 事を成すには、グリークたちの力が必要だ。 共に、来てもらえるか?

ウル
「あったりまえだのん!

イレーネ
「ええ、もちろんよ。 行きましょう!

レーヴァント
(この、残された時間で終わらせてみせる。)
(ー全てを。)

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 21:23:48.01 ID:PblxyirdI
ユーゴ
「ハハハハハ!
 いいぞ! いいぞ!」
「これなら……
 この力ならあいつに勝てるッ!」
「……そして……そして…………」
「アハハハハハハハハハッ!」
娘の声
「ユーゴ君……!?」
カデナ
「くっ……この気は……」
ユーゴ
「なぁんだ……
 ミュシャと先輩か……」
「アハ……
 どうしてこんな所に来たのさ?」
ミュシャ
「そ、その……
 フィーナ様にユーゴ君の様子を
 見てくるように頼まれて……」
「そ、それよりも……
 ユーゴ君、一体どうしたの!?」
ユーゴ
「どうしタもこうしたも……
 ……クク……」
「アハハハハハハハハハハハ!」
ミュシャ
「ユ、ユーゴ君……」
カデナ
「どうやら≪魔≫を
 受け入れてしまったみたいね……」
「心が≪魔≫に呑み込まれ
 暴走しかかっている……」
「いえ……すでに……」
ミュシャ
「そ、そんな……」
「お願い、ユーゴ君!
 心をしっかり持って!」
ユーゴ
「うるさいなァ……
 僕の邪魔をするつもりカ……?」
「クク……
 それナらこちらも考えがあるゾ……」
ミュシャ
「あ……」
カデナ
「……いけない!」
ユーゴ
「アハハハハハハ!
 もう遅いんダヨオオオオオオッ!」
ミュシャ
「うぐっ……」
カデナ
「かはっ……」
ユーゴ
「クク……
 ……弱イ……弱スギル……」
「弱キ者ハ……滅ビルベキダ……」
「……死ネ……」

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 21:24:24.18 ID:PblxyirdI
娘の声
「やれやれ……」
「せっかく前もって
 警告してやったのにさ。」
ユーゴ
「……キサマ……」
エポナ
「やっぱり≪魔≫を
 受け入れちゃったんだね……」
「うーん、こりゃやっかいだな。」
ユーゴ
「オオオオッ!!」
エポナ
「……どうやらちょいと
 お灸を据える必要がありそうだね。」
「行くよ、ユーゴ!」
「ほらほら!
 どこ見て撃ってんのさ!」
「いくら目玉が増えたって
 そんなんじゃ当たんないよ!」
ユーゴ
「ルオオオオオオオオッ!」
エポナ
「ユーゴ!
 いい加減に目を覚ましなよ!」
「いくら≪魔≫を受け入れたからって
 その体たらくは何なのさ!」
「あんたの兄貴は≪魔≫を受け入れても
 我を忘れたりしなかった!」
「あんた、兄貴に勝ちたいんだろう!?」
「だったらそれを証明してみせなよ!」
「くっ……」
「あんたは、あんあた自身として
 認められたいって言ってたよね!」
「でも、今のあんたは誰でもない!」
「力に振り回されているだけの
 抜け殻みたいなもんじゃないか!」
「あんた、そんなのでいいの!?」
「ユーゴ=ファクトって男は
 本当はもっと強いはずだろう!?」
ユーゴ
「……グゥ……ォォ…………」
「うぐ……あ……」
「おおおおおおおおおおっ……!」
エポナ
「あ……」
ユーゴ
「………フン…………」
「黙って聞いていれば
 言いたい放題言ってくれるな……」
エポナ
「ユーゴ、気がついたんだ!」
ユーゴ
「ああ……」
「まったく……何てザマだ。」

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 21:25:15.46 ID:PblxyirdI
「あ……!」
「ミュシャ! カデナ先輩!」
「二人ともしっかりしてくれ!」
ミュシャ
「…………」
カデナ
「…………」
二人は完全に気絶しているようだ。
ユーゴ
「……くっ…………」
エポナ
「ま、深手は負ってないみたいだし、
 じきに目を覚ますと思うよ。」
「それより、あんたの方が
 消耗が大きいんじゃないの?」
ユーゴ
「いや……
 このくらい自業自得だ。」
「こうも簡単に≪魔≫の暴走に
 呑み込まれてしまうなんて……」
「……しょせん僕は……
 あいつには敵わないのか……」
エポナ
「はは、そう拗ねなさんなって。」
「多分、あんたが暴走したのは
 ダレスの暗示のせいだと思うよ。」
ユーゴ
「暗示……?」
エポナ
「簡単に理性を失うような暗示さ。」
「そして、あんた自身の手で仲間を
 殺させて後戻りできなくさせる……」
「その状態に付け込んで、
 あんたの心を完全に支配する……」
「それが狙いだったんじゃないかな?」
ユーゴ
「そうだったのか……」
「クソ……そんな誘いに
 むざむざ乗ってしまうなんて……」
不気味な声
「やれやれ、そのまま≪魔≫に
 取り込まれておればいいものを……」
ユーゴ
「この声は……!」
エポナ
「ダ、ダレス……!?」
不気味な声
「エポナよ、まさか貴様に
 段取りを狂わされるとはな……」
「せめてもの礼だ、受け取るがいい。」

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 21:25:58.04 ID:PblxyirdI
エポナ
「え……」
ユーゴ
「な……!?」
エポナ
「くっ……」
ユーゴ
「せ、石化の呪い!?」
不気味な声
「クク、すでに女神と黒真珠は
 我が手に落ちた……」
「あとは儀式を始めるのみだ……」
「ユーゴよ、貴様はそこで
 己の無力に打ちのめされながら
 最後の刻を迎えるがいい……」
ユーゴ
「くっ……」
「エポナ、しっかりしろ!」
「クソ、こんな事をして……
 いったい何のつもりなんだ!?」
エポナ
「はは……
 裏切ったと思われたみたいだね……」
「うーん、別にそんなつもりは
 なかったんだけど……」
「でもまあ……
 ……結果的には同じことか……」
ユーゴ
「クッ……もう足が……」
「待っててくれ!
 騎士たちを元に戻した
 あの像があれば……!」
エポナ
「無駄だよ……あたしの身体じゃ
 女神の加護は受けつけない……」
「それにこれは……見せしめのために
 かけた呪いみたいだ……」
「石化しきった途端に……
 ……バラバラになるだろうね……」
ユーゴ
「……そんな………」
「…………」
「僕にできることは……
 もう……何もないのか……?」
エポナ
「うん……このまま……
 そばに居てくれるだけでいいや……」

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 21:26:45.03 ID:PblxyirdI
ユーゴ
「………くっ……………」
「……どうして君は……」
「こんなになってまで……
 ……僕を助けてくれたんだ……」
エポナ
「……あはは……
 上手く……言えないけど……」
「こんな気持ち……
 ……あたしも始めてだったから……」
「そうするのが……
 ……正しいって思えたんだよね……」
「だから後悔は……してないよ……」
ユーゴ
「ば、馬鹿か、君は……!?」
「そんな理由で……
 ……僕なんかを助けて……!」
エポナ
「……ふふ………
 そんな顔……しないでよ………」
「あんたって……ほんと………
 ……放っておけないん……だから………」
ユーゴ
「…………あ…………」
「…………」
ミュシャ
「……ユ、ユーゴ君……」
カデナ
「………ユーゴ…………」
ユーゴ
「…………」
「……僕は……
 今まで何のために……」
「何のために力を……
 ……追い求めてきたんだ……」
「少なくともこんな結果を……
 ……招くためじゃなかった……」
「どうしてもっと早く……
 ……気が付けなかったんだ……」
「…………すまない…………」

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/04/29(土) 22:18:03.95 ID:PblxyirdI
内より響く声
「…心地よい…
 戦いの衝撃が私を解き放ってくれる
「そう、お前の心が
 私に塗り潰される時…
「それは、ファルガイアが
 焔の朱に染まる時ッ!
「クククク…
 礼を言うぞ
 アシュレー・ウィンチェスター…
「お前と、お前たち人間が
 私を再び解き放つのだ…
リルカ
「ーアシュレー…?
「…うそ、だよね…
 アシュレーのやさしさが
 感じられないなんて、うそだよね
ブラッド
「ー暴走(オーバーヒート)ッ!?
 制御不可能なのか…?
カノン
「ついに、ロードブレイザーが覚醒ー…
「アシュレーの心の檻…
 内的宇宙より解き放たれたか…
 ー焔の魔神、ロードブレイザーよ
ティム
「…アシュレーさんッ!
「聞こえますよねッ!?
 ボクたちの声
 届いていますよねッ!
アシュレー
「ううッ、ぐあああああああッ!
「ぼ、僕が、こいつを
 抑え、つけ、ている
 今、しかない、んだ…
「早くッ!
「ロード、ブレイザーが
 弾ける前、に…
 僕ごと、貫くん、だ…ッ!
リルカ
「できないよッ!
 そんなことー…
「できるわけないじゃないッ!

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/04(木) 23:25:31.96 ID:JP5UBr6sS
アシュレー
「カノンッ!!
 やれるのは、キミしかいない…
「キミの、使命を果たすんだッ!
 僕との約束を果たすんだッ!!
「ー今が、その時だッ!!!
カノン
「…ーやるしか、ないのか…
「…………
「…馬鹿なッ!?
 あたしの手が鈍る…
 いや、鈍るのはあたしの心…
「やはり、あたしは
 まがいモノの『英雄』なのか…
「なぜ、動けぬ…
 なぜ、凶祓いのワザが出せぬ…
 …なぜ、あたしは戦えないのだ…
ティム
「だって、アシュレーさんは
 僕たちの仲間じゃないですかッ!
「いっしょに戦ってきた仲間を…
 大好きな人を傷つけることが
 『英雄』の使命なんですかッ!?
「カノンさんだって
 わかっているはずです…
「だから…

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/05(金) 00:19:54.04 ID:OXrcLsHQu
ブラッド
「ー危険だッ!
「彼は今、アシュレーであって
 アシュレーでないッ!
「ーこの空のように
 彼の心は
 巨大な魔神に喰われようとしている
「ーだからッ!
マリナ
「…だから、私がここに来たんです
「いつもカッコ悪いくらい
 ボロボロになって戦っている
 アシュレーの…
「そんなアシュレーの
 帰ってくる場所を守るのは
 わたしって決めたんです
「大好きな人に
 『おかえりなさい』って言うのが
 わたしの役目なんです

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/05(金) 11:07:04.72 ID:OXrcLsHQu
アシュレー
「来ちゃダメだ、マリナ
 僕の側から離れるんだッ!
マリナ
「聞いて、アシュレー…
 わたしね、決めたの
「例えどんなことがあっても
 アシュレーと繋いだ手は
 もう、離さないって
アシュレー
「僕の身体が蝕まれるッ!
 暴走して、いくんだッ!!
「僕が、僕でなくなる前に
 早くここから離れるんだ
 でないとー
マリナ
「ーでないと、何?
アシュレー
「…………
「僕の内に潜んでいた
 ロードブレイザーが目覚めようとしている今
 その能力が、考えが、僕にも伝わって来る…
「ロードブレイザーは
 圧倒的な破壊能力をもって
 ファルガイアを滅ぼすつもりなんだ
「僕が抑えているうちに
 ここで葬らないと
 すべてが灰塵に帰してしまう…
「わかるだろう、マリナ…
 ファルガイアは巨大な脅威にさらされている
「ロードブレイザーを覚醒させて
 これ以上、戦況を悪化させることは
 人類の存亡に関わることなんだ…
「僕は、人類に牙をむく
 脅威そのものなんだよ…
アシュレー
「…僕は、もうすぐ
 僕でなくなる…
「アシュレー・ウィンチェスターで
 なくなる前に
 もういちど話せてよかった…

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/05(金) 21:05:29.86 ID:OXrcLsHQu
マリナ
「ーアシュレーッ!?
アシュレー
「ニゲ、ニゲロ…
 ボクハ…
リルカ
「ダメだよッ!
 アシュレーッ!!
「そんなコトしたらホントに…
 ホントに
 悪者になってしまうんだよッ!!
「ーだから、やめてッ!!!
マリナ
「…ううッ… うッ…
「…そう、なんだ…
「ファル、ガイアを、壊、そうとする
 脅威の、中でアシュレーは
 たったひと、り…
「わたし、たちのため、に戦ってくれた
 たった、ひとり、の
 悪者、だったんだね…
アシュレー
「…ウウ、グワウウ…
マリナ
「だいじょう、ぶ…
 わたしには、…わかるんだから
「感応、石なんて、使わなくたって…
 わたしにはアシュレーの想いが…
 やさしさが、わかるよ
「…ありがとう…
アシュレー
「…ウァ、イリ…
 ……グァト…
マリナ
「悪者でも、何でも…
 いつもの、やさしさ、が、あれば…
「わたしにとって、アシュレーは
 アシュレーなんだから、ね…
「だい、じょうぶだよ
 ふたり、どんなに、離れていても
 アシュレーを見失ったりしないよ
「だから…
 アシュレーも、見失わないで…
 自分の、帰る、場所を…

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/06(土) 07:23:13.32 ID:dnNrkethu
アシュレー
「……グア、ワァウェ、ル…
 …ヴァエ、ア、ショオ、ォォォ…
「…オオ、オォォオォ、オオ…ッ!
マリナ
「もう、どこへも行かない…
「どんなに迷っても
 わたしは
 あなたを信じて待っていてあげる
「あなたの帰る場所を
 守っていてあげる…
「だから、まっすぐに飛び込んできて
「ー『おかえりなさい』…
「アシュレーといっしょなら
 いつでも、そう言ってあげられるくらい
 わたしも強くなれるよ…
リルカ
「仲直り、できたよね…

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/06(土) 19:49:30.67 ID:dnNrkethu
拝啓 有馬公生様

さっきまで 一緒にいた人に 手紙を書くのは 変な感じです 君は ひどい奴です
グズ のろま アンポンタン 私が初めて君の演奏を見たのは5つの時 当時 通っ
てた ピアノ教室の 発表会でした
ぎこちなく登場した そのコは イスにおしりを ぶつけ 笑いを誘い 大きすぎる
ピアノに向かい 一音を奏でた途端 私の憧れになりました 音は24色パレットの
ように カラフルで メロディは 踊り出す 隣のコが泣き出したのには ビックリしま
した
それなのに 君はピアノを やめるんだもの 人の人生を 左右しといて ひどい奴
です グズ のろま アンポンタン
同じ中学だと知った時は 舞い上がりました どうやれば声 かけられるかな購買部
に パン買いに 通おうかな でも結局 ながめている だけでした だって みんな
仲良すぎるんだもの 私の入る スペース ないんだもの‥‥
子供の頃に 手術をして 定期的に 通院して 中一の時に 倒れたのを キッカケ
に 入退院を 繰り返し 病院で過ごす 時間が長くなりました ほとんど 中学に行
けなかったな
あまり 自分の身体が良くないのは 分かってました あの夜 病院の待合室で お
父さんと お母さんが 泣いてるのを見て 私は長くないのだと知りました
その時です 私は― 走り出したのです 後悔を天国に 持ち込まないために 好き
勝手やったりました 怖かった コンタクトレンズ 体重を気にして できなかったホー
ル喰い 偉そうに指図する 譜面も私らしく 弾いてあげました
そして 一つだけ 嘘をつきました 宮園かをりが 渡亮太君を 好きという嘘をつきま
した その嘘は 私の前に 有馬公生君 君を連れて来てくれました 渡君に 謝っと
いてね まー でも渡君なら すぐ私のことなんか忘れちゃうかな やっぱり私は 一
途な人がいいな 友達としては 面白いけど
あと 椿ちゃんにも 謝っといてください 私は通り過ぎる人間でー 変な禍根を残した
くなかったので 椿ちゃんには お願いできませんでした というか 「有馬君を紹介し
て」 なんてストレートに 頼んでも 椿ちゃんは いい返事を くれなかったと思うな
だって椿ちゃんは 君のこと 大好きだったから みんな とっくに 知ってるんだから
知らなかったのは君と 椿ちゃんだけ
私の姑息な嘘が 連れて来た君は 想像と違ってました 思ったより 暗くて ひくつで
意固地で しつこくて 盗撮魔 思ってたより 声が低くて 思ってたより 男らしい 思っ
てた通り 優しい人でした
度胸橋から飛び込んだ川は 冷たくて 気持ちよかった 競争した電車に 本気で勝て
ると思った 音楽室をのぞく まんまるの月は おまんじゅうみたいで 美味しそうだった
二人乗りで歌った キラキラ星は 音程がズレてた 声楽は絶望的だね 夜の学校って
絶対 何かあるよね 雪は 桜の花びらに似てるね 演奏家なのに 舞台の外のことで
心がいっぱいなのは なんか おかしいね 忘れられない風景が こんなささいな こと
なんて おかしいね 君は どうですか? 私は誰かの心に 住めたかな?
私は 君の心に 住めたかな ちょっとでも 私のこと思い出して くれるかな―
リセットなんか イヤだよ 忘れないでね 約束したからね やっぱり 君でよかった
届くかな 届くといいな 有馬公生君 君が好きです 好きです 好きです
カヌレ全部 食べれなくて ごめんね たくさん 叩いて ごめんね わがままばかり
ごめんね いっぱい いっぱい ごめんね ありがとう―

P.S. 私の宝物を同封いたします いらなかったら
破って捨ててください

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/07(日) 09:15:56.88 ID:+sF10RaRQ
ロウガ
「ソニア!

ソニア
「‥‥‥

ロウガ
「聞け、ソニア! お前がどれだけつらい思いを してきたか、それを思うと、
 お前の恨みもわかる。 だが、あの神官イクルスが どれほど親切に俺たちを
 育ててくれたか、 忘れたというのか!

ソニア
「‥‥イクルス様。

ロウガ
「そうだ。 思い出せ、 イクルスの優しさを。 小さな俺たちを 父親代りに育ててくれた
 あのぬくもりを!

ソニア
「‥‥寒い森の中、 こごえていた私たち。 さしのべられた手のぬくもり。
 ‥‥まるで本当の お父さんのように。

ロウガ
「イクルスにひろわれなければ、 俺もお前みたいに人間を 恨んでいたかも知れねぇ。
 確かに人は弱い。 知らねぇうちに他人を 傷つけちまうかも知れねぇ。
 それもこれも、 こんなすさんだ時代が 悪いんだ。

ソニア
「‥‥時代が、戦争が、 私達からお父さんや、 お母さんを奪ってしまった。

ロウガ
「こんな時代は 早く終わらせなくちゃ いけねぇ。 これ以上、 俺たちのようなヤツを
 増やさねぇために‥‥。 恨むなら、こんな時代をつくり それを悪用しようとする
 ボーゼルの方だ! お前だって、 本当は分かっているんだろう?

ソニア
「‥‥お兄ちゃん。 ‥‥人々から争いが消えれば、 人はもっと優しく なれるのかしら?

ロウガ
「なれるさ。 俺も他人は信用しねぇで 今まで生きてきた。 だが、エルウィンや、
 ヘイン、いろんなヤツらと 知り合って分かった。 信じあう心があれば、 どんな困難でも
 乗り越えられるとな。

エルウィン
「そうだ、ソニア。 君も、俺たちと一緒に ボーゼルを倒そう!

レオン
「そして少しでも多くの人々を このすさんだ世界から 救ってみようではないか。

ソニア
「‥‥‥あたたかい。 ‥‥いいわね、仲間って。 ‥‥あたしも、 なれるかしら‥‥。

ヘイン
「なれるよ! おいらが約束する!

ソニア
「ありがとう、みんな!

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/08(月) 07:24:29.90 ID:XeZM38WP4
まさか 出席簿 にも 名前が ない…!?

気にしないでよ 名前なくしたって 友達でしょ?

サンキュー 八重垣さん

じゃーね 元気出してね

ウン って 言ったってなァ…
名前がなきゃ 歯医者にも 行けないし
テストの時 無記名だと 0点になるんじゃ
なかったっけ? あああ 困ったなあ…
オレの 名前…

ふろん!!

…………

こんにちわ

なんなんだ お前……

あたし あなたの名前 知ってるわ ふろんよ

…オレは そんな ヘンな名前じゃ ないっ!!!

でも ふろんよ

ついて 来るなっ!!!

昔は そんなじゃ なかったわ
昔の あなたは どこへ行ったの?

………

昔のあなたは そうじゃなかったわ
自分が 正しいと思うコト 進んでやってた
他の人のコト なんか 気にせずにね

な… なんなんだよ…

…… 名前以外の 落とし物にも 気をつけてね ふろん…

……… まさか… 消えた…?

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/08(月) 20:56:59.97 ID:XeZM38WP4
個性の 次は 名前
そうやって あなたは 何もかも
失っていくんだわ!!

………… 阿部夏美の ユーレイさん …… だろ?

当たり よく わかったわね

昨日 アルバム調べてて 思い出したんだ…
小学校 三年の時に 同じクラスで
たしか 交通事故で 死んだ… ナッちゃんだろ?
ユーレイ って いわゆる フツーの状態 じゃ ないよなぁ
今のオレの フツーでない 状況に 説明 つかない かなぁ?

フツーって 何?

フツーって のは つまり 名前が あって
………… ………… フ フツーは フツーだ!!

…… あのね 落としたのよ 名前
社会の ヒズミの 中にね…

社会の ヒズミ…?

名前なんかで 誰カレの区別 つける必要 ないんじゃない?
みんな 同じよーな 人間だもの むしろ 区別されるコトを
おそれてるんだわ いったい どれが あなたであって
あなたで ないの? 他の人にない 「あなたらしさ」 って何?

小学校と 中学校は ちがうよ ナッちゃんは わかんないかも
しれないけど ここじゃ うまく 立ち回らないと…

いじめられる のね? かわいそうな ふろん
だけど あたしは 昔のあなたしか 知らないのよ

そうか… ナッちゃん 死んでるん だっけな…

ねえ ふろんって 何?

「かえるさん」 …って 意味なの
「ふろっぐ(かえる)」で 「ふろん」…
あたしが つけたの

かえるぅ??

…そう 脳みそも 名前も 何もない
あわれな かえるさん

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/08(月) 22:23:49.61 ID:XeZM38WP4
ろーかから 三列めの 前から 四列め…
………… 何 コレ…



そーじゃ なくって!! なんで オレの机の上に
花があるんだっ!?

わかん ない?

わかん ない

じゃー 言うけど

この世に 名称が 存在してないって コトは
お前も この世に 存在してないって コト
ケジメ …つけたつもり なんだけど

…スジは 通ってる …けど…
けど なんでだよ 本人 目の前に いるんだぞ
オレ… ここに いるんだぞっ!
なんで 信じねーんだよ バカヤロ オレを… 殺すな!!
…本当は わかってたんだ オレが オレで
なくなった 時には もう オレは…

だって… しょうが ないじゃない!!

ちょっと よしなよ…

八重垣さん

あたし あんたのコト 忘れそう だもの!
最初は名前で ……あんたが どんなヤツ
だったかって 思い出そうと して… だけど… だけど…

…………

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/09(火) 22:17:44.72 ID:YF2D5SLJO
…ねえ 知ってた?
かえるってね 脳みそが なくても 泳げるんだって

知ってるよ 無頭がえるの ことだろ
理科の 実験で やってた
大脳とっても 脊髄があれば 脊髄反射で 動くんだ

そんな ムズかしいコトは わかんない

死んでたんだ 死んでるわよねぇ その かえるさん
いくら 泳げたって 動いて たって
頭を チョン切られて ……
生きてる わけ ないのよねぇ

…同じだ 自分の考えで 動こうとは せずに
周りの 反射だけで 動いてる 頭を 切りとられて
泳ぐかえる …もう 群れをなして 泳ぐかえる
…それが オレ達だと …言いたかった のか?

…もういいよ… ナッちゃん……

やだ 塾 おくれちゃう …………
あたし いつも 一人で 通ってたっけ?
誰かと いっしょじゃ なかったっけ?
………… ま いいか!!

結局… あたしの お仲間って わけか…

なんで? オレが ユーレイ?

とぼけても ダメよ…… あなたは もう 死んじゃった
あたし つれてかなきゃ なんないわ

肉体は 死んでないぞ

人の心に 住んで ないなら 死んだも 同じよ

………… …………

オレ達… 見えて ねーのか…

そろそろ 自覚した?

…… つれてくって どこへだよ?

言葉じゃ うまく 説明できないわ
そうね… あなたが 堕ちた所… 社会の ヒズミ…
どうすりゃ 助かるか なんて… わからな かったわよ ねえ!!

…ホントに こんなコトで オレの人生 終わっちゃうのかな
なんだか 信じられない 現実にこんなコトが あるなんて
あ…… 八重垣 さん!!

………… 気のせい か……… どこかで 聞いた声
だったんだけど…

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/10(水) 23:38:21.47 ID:g48dT1QnH
知る人ぞ知る漫画家、岩泉舞。
週刊少年ジャンプの黄金期に活動していたものの、その活動形態はジャンプでは珍しく
(というかジャンプ史上この人だけかもしれない)、作品は読み切りのみ。しかも約6年
の活動期間で発表した作品は10作のみという寡作っぷり。
出した単行本もこの「七つの海」一冊だけ。
にもかかわらず、この本は何と14回も重版されたという名作だったりする。よっぽどの
人気作家でないと14回もの重版は普通ありえない。それだけこの作品が世間的に評価さ
れたという証なのだろう。
発行部数が多い分、現在でも古本屋などで比較的簡単に手に入ると思うので、見かけた
らぜひ手に取ってみてくださいな。


この単行本では活動停止までの全10作品のうち6作品を収録。ちなみに残る4作品は単行
本未収録。もう本になることはないんだろうか…。
少年漫画雑誌に掲載されていただけあって、思春期の複雑な心境とか、大人へと成長し
ていく道程とか、そういうテーマが優しく厳しく描かれている。


「ふろん」
この作品だけ毛色が異なり、少年漫画というよりは青年向け、もしくは少女漫画のよう
な雰囲気。
作者が大学一年の頃に投降した受賞作品とのことで、要するにまだプロになる前に描か
れたもの。なのにこの完成度の高さは恐るべき。
すっごく乱暴にあらすじを書くと、自らの名前を失くした中学生が、名前がない故に自
らの存在をも社会から忙殺されていく話。
主 人公の彼は小学校の頃は「自分が正しいと思うことを、他の人のことを気にせずにや
っていた」少年。でも中学生になって落ち着き、フツーの振る舞いをするよ うになった。
それが小学生の頃に同級生だった幽霊・ナッちゃんには不満だったみたいで、個性を失く
して次は名前まで…と言われてしまう。ただし彼の母親に は小学校時の彼の行動こそが
自分勝手だったとして、フツーに振る舞うことを諭される。彼は彼で、「小学校と中学校
は違う。ここではうまく立ち回らない と…」と自分の心情を吐露している。
そんな三者三様の考え方の対比が明確に描かれていて、作品のテーマにもつながっている。
「ふろん」とはフロッグ(蛙)に由来するあだ名。脳みそを失くした無頭がえるは、脊髄
反射で泳ぐことができる。自らの頭で考えることをやめ、周りからの反射で動き、生きる
「ふろん」。
最初のコマと最後のコマの対比も面白い。こうして社会のヒズミに名前を失くす人がまた
一人…。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/12(金) 23:48:41.72 ID:IACZUn7g9
食事中すまないね 今 調査中でね 指紋を探している
昨夜 向かい側の 歩道で強盗があってね
被害者はビンで殴られたんだ 割れて飛び散ってね
でも歩道には破片が全部そろってない とくにこう
握る部分がね 犯人がここに何か捨てたっていうんで
このビン捨て場にあると思ってね 指紋がとれるはずなんだよ
その部分を探しているんだ

そんな中から探す気かい?

仕事だからな

もし見つからなかったらどうするんだい?
指紋なんてとれないかも
いや それよりも見つけたとして
犯人がずる賢い弁護士とかつけて無罪になったとしたら
あんたはどう思って そんな苦労をしょいこんでいるんだ?

そうだな…わたしは結果だけを求めてはいない
結果だけを求めていると人は近道をしたがるものだ…
近道した時、真実を見失うかもしれない
やる気もしだいに失せていく
大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている
向かおうとする意志さえあれば、たとえ今回は犯人が逃げたとしても
いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな。違うかい?

うらやましいな 以前 俺は 警官になりたいと思っていた
子供の頃から ずっと りっぱな警官に なりたかったんだ
かつて あんたのような 意思をいだいていた事もあった
でも だめにしちまった オレって人間はな
くだらない男さ なんだって 途中で終わっちまう
いつだって途中でだめになっちまう

そんな事はないよ、アバッキオ

もう 行かなくては オレは 仲間のところに 戻らなくては

忘れたのかアバッキオ!? お前はあれに乗って ここに来たのだ
ここは終点なんだ もう 戻る事はできない

あ あんたは そうだ!! あんたはッ!! あんたは
オレがワイロを受け取ったせいで撃たれて殉職した

アバッキオ おまえは りっぱにやったのだよ そう
わたしが誇りに思うくらいりっぱにね

アバッキオ、おまえはりっぱにやったのだ
そして、おまえの真実に『向かおうとする意志』は
あとの者たちが感じとってくれているさ

大切なのは そこなんだからな

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/28(日) 18:00:26.86 ID:SXRdrpLgK
疲れただろう まあ座れ ワインとコーヒー どちらにする
姉上のケーキでもあれば良いのだがな ふっ 前線では贅沢も言えん

ラインハルト様 お話があります

何だ?

惑星ヴェスターラントで 200万の住民が虐殺された件です

それがどうした?

ラインハルト様が その計画を知りながら 政略的な理由で黙認した と申す者がおります 事実でしょうか!?

事実だ

ああ… ラインハルト様 私は ラインハルト様が覇権をお求めになるのは
現在の帝国 ゴールデンバウム王朝に存在し得ない 公正さによってこそ意味があると考えておりました

そんな事は言われるまでもない

大貴族たちが500年にも及ぶ 不当な特権のツケを払って滅亡するのは 言わば歴史の必然 そこに流血が伴うのも
致し方ない事でしょう
ですが 民衆を犠牲になさってはいけません ラインハルト様がお作りになるべき新しい体制は
今まで不当に抑圧されてきた民衆を解放し それを基盤として確立されるのです
その民衆を犠牲になさるのは ご自分の足元を掘り崩すようなものではありませんか

わかっていると言っただろう 現に内戦は予定より遥かに早く終結し 結果的に犠牲は少なくなってる
戦略的にも政略的にも止むを得ない手段だったのだ

ラインハルト様 相手が大貴族なら 事は対等な権力闘争です いかなる手段をお使いになっても恥じる事はないでしょう
しかし民衆を犠牲になされば 手は血に汚れ どのように正当化しようとも その汚れを洗い落とす事はできません
ラインハルト様ともあろう方が 一時の利益の為に 何故ご自分を貶められますか

お説教はたくさんだ 第一キルヒアイス この件に関して オレがいつお前に意見を求めた
いつお前に意見を求めたと聞いている

いえ お求めになっていません

そうだろう お前はオレが求めた時に意見を言えばいいんだ 済んだ事だ もう言うな

ですがラインハルト様 政略の為に 民衆の犠牲をいとわないと言うのでは
あのルドルフ・フォン・ゴールデンバウムと 何ら変わる所がないではありませんか

キルヒアイス

はい

お前はオレの一体なんだ?

私は閣下の忠実な部下です ローエングラム侯

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/28(日) 18:03:34.57 ID:SXRdrpLgK
ヴェスタ―ランとの件は捨て置くわけにもいかん 早急に艦隊を派遣して攻撃を阻止させねば

お待ちください いっそ血迷ったブラウンシュバイクに この残虐な攻撃を実行させるべきです



そしてそのありさまを撮影して 大貴族どもの非人道性の証とすれば 彼らの支配下にある民衆や
平民出身の兵士たちが離反する事 疑いありません 阻止するよりその方が効果があります

ヴェスタ―ラントを見殺しにせよと卿は言うのか

もしこの内戦が貴族側の勝利に終われば 同様の残虐行為はこの先何度でも起こります それを帝国全土に知らしめ
彼らに宇宙を統治する権利はない事を示すのです

だがヴェスタ―ラントには200万もの民衆がいるのだ 中には女子供もおろう それを

閣下 ご冷静にお考え下さい いかに200万の人命とはいえ この内戦が長引けはそれより遥かに多くの死者が出るでしょう
それをお考えください

人の命とは そんな単純な数字で論じるべきものではない

閣下 閣下は支配者となられるのです 支配者は時としてより多くの幸福の為 一部の犠牲を容認する必要に迫られる時があります
閣下 今こそ そのご決断を 全帝国250億の民の為です 閣下

ヴェスタ―ラントへの攻撃はいつ始まるのだ

6時間後に との事です

艦隊を派遣して待機させろ

閣下

誤解するな 決定はギリギリまで待つ 呼ぶまで下がっておれ

キルヒアイス お前がいたら絶対に許すまいな これが俺たちの選んだ道か

あっ これは どういう事だ

敵の攻撃が早まったようです 残念ながら派遣した艦隊は間に合いませんでした

何!? ではこの映像は何だ?

念の為に先行させておきました強行偵察艦からのものです

オーベルシュタイン

この映像を帝国全土に流すのです 貴族どもと我々とどちらに正義があるか 子供でも理解するでしょう
貴族どもは自分で自分の首を絞めたのです どうなさいました 元帥閣下

確かに私は明確に阻止命令を出さなかった しかし

閣下は阻止すべく艦隊を遣わされた しかし敵の攻撃が早く間に合わなかった そういう事です

貴様 わざと

今更済んでしまった事をとやかく言っても 仕方ありますまい 起こってしまった事は最大に利用すべきです 200万の犠牲を無駄にせぬ為にも

キルヒアイスもわかってくれても 良さそうなものなのに

ラインハルト様なら いずれわかってくださる そうですよね アンネローゼさま

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/28(日) 18:06:04.53 ID:SXRdrpLgK
キルヒアイス

ラインハルト様 ご無事ですか

キルヒアイス お前のおかげだ 見えないのか

もう私はラインハルト様のお役に 立てそうもありません お許しください

馬鹿 何を言う もうすぐ医者が来る こんな傷はすぐ治る
治ったら姉上の所へ勝利の報告に行こう なっ そうしよう

ラインハルト様

医者が来るまでしゃべるな

宇宙を手にお入れください

ああ ああもちろんだ お前と一緒に

それとアンネローゼ様に お伝えください ジークは昔の誓いを守ったと

やだ オレはそんな事は伝えない お前の口から伝えるんだ お前自身で
オレは伝えたりしないぞ いいか 一緒に姉さんの所へ行くんだ キルヒアイス

ああ キルヒアイス! 返事をしろ! キルヒアイス 何故だまっている キルヒアイス!

駄目です 亡くなりました この上はせめて安らかに あっ!?

嘘をつくな ミッタ―マイヤー 卿は嘘をついている キルヒアイスが
私を置いて先に死ぬわけはないんだ さあ 目を開けろ キルヒアイス
キルヒアイス! キルヒアイス! キルヒアイス!

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/05/29(月) 07:27:15.15 ID:dxY/jL8XE
冗談だよ おまえを放りだしたりはしないよ トモダチ だろ?

こんな荒野でー たったふたりぼっちを見つけるなんて 不可能だぞ と

あらゆる任務を遂行するのが

タークスだぞ と

うん それにー ツォンさんは渡すものがあるらしい ターゲットに?

うん

不良郵便屋 1年越しの仕事だぞ と

レノ ルード 状況は?

ぜんぜんだぞ と

そっちは?

同じく

これからポイント235へ向かうわ レノ ルードはポイント120へ

了解

急ぐぞ と

ったくよー 自由の代償は高いぜ 夢を抱きしめろ そして どんな時でもー
ソルジャーの誇りは手放すな いらっしゃいませー!

ザックス

俺のぶんまでー

あんたのぶん?

そうだ おまえがー

おまえが?

生きる おまえがー 俺の生きた証 俺の誇りや夢 全部やる

俺が おまえの生きた証

あ… あ… うわああああああああ

夢を持て 英雄になりたければー 夢を持つんだ

ありがとう 忘れない おやすみー ザックス

あの子ー 当たり前の空を 恐いと言ってたんだ やっぱり気持ちよさそうだな
その翼ー 俺にもくれよ なんだか 気持ちいいな エアリスにあったら よろしくな
なあー 俺 英雄になれたかな

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/06/25(日) 12:09:47.90 ID:DyE8nx3Bx
ブルックリン
そんな

火渡カイ
う ぐううう

ブルックリン
どうして どうしてお前は立っていられるんだ そんな身体で僕の技を受けて どうして

火渡カイ
聞け ブルックリン 確かに貴様は真の天才だ 努力などせずとも 誰よりも遥かな高みに
軽々とたどり着く事ができる 技 力 戦術 どれをとっても
俺など足元にも及ばない才能の持ち主だ だが 俺には貴様にない物がある

ブルックリン
ない物

火渡カイ
それは 俺には 今日 この時まで積み上げてきた毎日がある さまざまな戦い 勝利 敗北 敵 仲間
流した汗と無数の傷 怒り 悲しみ 喜び 俺の全てをかけて積み上げた毎日がある
熱く 厳しく 素晴らしい毎日がな それがお前にはない 俺の力だ

ブルックリン
わからない お前が何を言ってるのか 僕にはわからない

火渡カイ
だろうな それは貴様がブレーダーではないからだ 全てのブレーダーが胸に秘めている熱い心
ベイ魂が貴様にはない!

ブルックリン
ベイ 魂?

火渡カイ
ベイを愛していない貴様 小さな世界で神様を気取っている貴様に 負けるはずがないんだあ!

ブルックリン
うわあああああ

火渡カイ
くらえ これが 俺の愛だあああ!!

ブルックリン
うわああああああ

木ノ宮タカオ
ああ

審判
決まったあああ 火渡選手の大逆転勝利

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/07/19(水) 06:09:03.58 ID:LPU6dGqUj
トキメキ座流星群☆ 歌手 明野美星(伊藤かな恵)
ttps://www.youtube.com/watch?v=PXWf4SplxbU

そこ行く君も誘って
満天の星を見上げたいんだ
今夜も寝かさないぞっ(かんそくー)

解説なら任せてね
煌めきへとご招待するよ
一緒なら絶対楽しいんだっ!

春夏秋冬 いつも感じてたい
トキメキ座流星群☆ 駆けてくよ
この世界を皆で共有したいな

今 煌めきへと急ごう
雨上がり虹を越えて
光の世界が私を呼んでる
ほら月のいない闇には
揺らめく無数の物語(ストーリー)
結んで描こう 言葉が生まれてゆくよ

街灯りをすり抜けて
楽しい場所に連れてってあげる
星見ツアーもいいな☆(こっちこっち)

吸い込まれそうな感覚は
見上げ手をのばさなきゃわかんない
柔らかな静けさの引力

天文の不思議 触れるたび
夜空の宝石へと願い事
もっと皆が星を見上げますように

もう星が見えない世界じゃ
物足りなくなったんじゃない?
ウズウズしちゃうね 晴れ渡る日には
ねぇ君の声を聞かせて 星を見上げて話そう
大事な想い出 つないで未来になろう

春夏秋冬 いつも感じてたい
トキメキ座流星群☆ どこまでも
星の光胸に 駆け抜けてこうよ

今 煌めきへと急ごう
雨上がり虹を越えて
光の世界が私を呼んでる
ねぇ君の声を聞かせて 星を見上げて話そう
大事な想い出 つないで未来になろう

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/05(日) 12:55:28.68 ID:12ZqI+CLA
   /::::::::::::::::::::::/:::/  /     /   :/  :::/| :/      /  \   !
.  /::::::::::::::::::::::/:::/  /   :/  ::::〃 ::/ | :!:      / |   ヽ |
 /::::::::::::::::::::::/:::::!  :'   _/_/ / /   .//l:      /       ヾ
. |::::::::::::::::::::::/:::::::| ::i    / / \/   // :     /  ′    、
./::::::::::::::::::::/::::::::::! :/|   _∠_  / \  //  !:   /l: / ,:: / !  .
::::::::::::::::::::::::::::::::/}|/ ::! ::/`¨ ̄ `ヽ、  ヽ/'   |:  /`ヽ: /:/: /    }
::::::::::::::/:/:::::::::/ (l :/l:/             / x云ミ / /:/: /  /  ,’
::::::::::::/:::::::::Λ | / !             / ん行l}/}/: /  /| /
::::::/:::::::::::::/`r-.|'、                ,トク ム 〃::/! / !/
/::::::::::::::::/ ::                    i  `¨  /: /:::// /
:::::::::::::::::::;'   :!    ヽ         \    ´    /イ::::::::/´
::::::::::::::::/   :|             _  ー    //::::::::/
:::::::::イ´     l\     \           /|'::::::::::::ヽ
'T  !    | |\\    \         <::::::::::::::::::::::::::.
イ   :l :   ! |  \≧=-彡イ> ァ ': ´ | }:.ゝ::::::::::::::::::::::::}
!|  :| :.  | \      / l } /:   :! |:::::::::::::::::::::::::∨
l.\ |Λ.  \ `\       / .ハ:   .:!ヽ!:::::::::::::::::::::::::::}

 クロノ…… 優しいね…… 優し過ぎて…… 切ないよ…… 私だって…… 後悔してる……
 あの時…… アンタの腕…… つかんだこと…… 周りが見えなくなったこと……
 欠点だらけだよね ……お互いさ…… でも…クロノが……一緒にいてくれて…… よかったと思う……
 でも…アンタは? クロノがイヤだって 言うなら…… 私はかまわない……
 闘いたくないなら… 闘わなくていいよ………… でも…ここに留まるのが 私のためだっていうのは
 ……納得しない! ここに独りぼっちに なんてさせたくない…… …だから……
 よかったことまで 否定しないで……

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/19(日) 16:47:12.23 ID:pgmAtW1ii
俺にはお前が魔王軍の為に戦っているようには思えなかったぞ
お前はまるで人間たちに対する恨みだけで戦っているように見えた
俺もそうだ 人間どもを軽蔑していた ひ弱なつまらん生き物だと思っていた
だがダイたちと戦ってわかったんだ

人間は強い そして優しい生き物だ
共に力を合わせ 喜びと悲しみを分かち合う事ができるんだ
ただ強いだけの俺たちモンスターとは違う

人間であるお前に その素晴らしさがわからぬはずはない
お前は見て見ぬふりをしているのでは

ヒュンケル いいぞ 人間は 今度生まれ変わる時には 俺も人間に
       {  ノ \ \{{: /ニ=-  ヽ、      }`{  {
.          Y /アヽ\_ノ :/ニニ/    }:   ,  ⌒ヽ、
         ri//⌒ヽ __ノニニ/     ノ  /    ,.:⌒
.     ,ィ从{ff/⌒ <三三/    /   {ixー=:<
   ‐=f′ / 〈    /  ヽ{{i  ,ィ尨。o   __`ヽ \
 f´ 〃  ,:   {`_{、   .ハ{i尨',ィ≦ O  \ `ヽ ノ
,ィ{   i{ ,  f     》ム斧ミxィ三三ニ   _人_   〉 _ノ
/ハ  {{ {  { ,ォ=ミ{ }/:::: /=ニ三三ニ  ヽf  _,イア´
i/ハ Yi才"   Y::::::;イ=ニ三三ニ _ノ{_   /V     ,ィニ三
////≧ィ'      }ム:::{=ニ三三ニ=:`Y   /{/     ノ三二ニ
//////{、   __ノミji人:{ ニ三ニ=-   ̄`ヾf`ヽ.    ,ィ三二ニ
//////ム__  ̄ _.ノ   》'"´      /7 :}  ノ {/三二
//////ハ    ̄  ,ィ示{     \   //  ノ⌒  ノ三二ニ
///////ハ     ,ィ劣/人 `_、 ヽ  /  ‐=彡三二
////////ハ.   ff//////ミ ー=ミ_ ,イ  ,.イヽ辷三彡'´
/////////ハ,  {{///////ヾミ=-' ー==彡'
////////彡'  マ////////////////≧=x   r=ニ三三

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/19(日) 16:54:35.43 ID:pgmAtW1ii
 心を強く持ってッ! ロディッ!! ロディは孤独じゃないわ
 誰かを大切に思えるあなたは 誰からも大切に思われているあなたなのよ
 ・・・・・・!! 「・・・そう、そうなのね・・・ アーデルハイドの公女として
 生まれてきた自分を嫌ってきたわたし わたしを公女としてしか見てくれないと
 ずっと思いこんでいた 今までのわたし・・・
 わたしは、愛されていなかったんじゃない わたしの身勝手な思いこみのカベが
 みんなを遠ざけていたのよ ロディをずっと見ていて やっとわかったわ・・・
 誰かに愛されたいと思うのなら まず、自分も誰かを愛すところから
 はじめなきゃいけないのね・・・
                ___
                 /´ ̄ `ヾフ  、
           /    ∧ ハ心、 \
          /   /  |"   `: i  \
            /   /{ ハ l     i ト.   !ハ 、
          ′   {lハL.ゞニ     _}ノ i !i|   \
         /    乂イYソ    r今x.ノ ノリ ヾ 丶\
         .′    ト、` ”   , ゞ彳彡"  : ハ ,)
          i/ Yi |    、   ,  /ノ   i|  ! (
        {  Yi l\    ̄   .イ´ 人  ト、弋
        ゝ  )从  \  ..イ il!_(  リノ !
         _/.::::::::}    ..ィ:::::::::::≧x..___
         /´..:::;;;;才   /.::::::::;;;;;:::::::::::::::::圦
        ./..::::::::::;;ト、__/..:::::;;;;;:::::::::才´ ̄ ̄`ヽ
       ,.イ.::::::::::::::::7  /..:::::::::::才"        入
     /   ̄ ̄`ー' X/,ィ " 「     、    / ∧
    .  / / / レ' .   |   :       }   /. . : : :∧
    i ′.′/ /  i   |   i    . : Y.′   . : : 圦
    / { . / {  |   :   |   . : : : Z:.    . : : : :|
    Zi!. . . :  :   .|   i   |   . .:.:.:.:.:.:.:[:     . . : :|
    Z: : : i. . .[li:| . . |   ! . ..:.:::::::::::::::}:::        l
     ヾ:.:.:.:{: : : [I{: : :   |  . .:::::::::::::::|:         :
    /.:::ゞ:::::::::::::[|:.:.:.:! : : |  : : : : : : : |:
     {:::::::}:::::::::::::::[:::::::l : : :!   . . . . . . . |

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/19(日) 16:57:57.13 ID:pgmAtW1ii
ああ・・・なんてかわいそうな生き物たち・・・
あなたたちは、自分が生まれることを望んでいなかった
魔力は人に幸福をもたらすものだったのに
人は魔力を自分達の欲望を満たすために
その欲望があなたたちを生みだした
だからあなたたちは人を憎むのね
あなたたちは人に一番近いのに
人はあなたたちを忌み嫌い、憎悪を向けた
本当はあなたたちは別の姿で生まれたかった
あなたたちはよりよい存在になりたかった
なのに、魔力を手にした人間が・・・・
帰りましょう、憎しみのない世界へ
そして待ちましょう
望まれる姿で生まれることができる日を
私と一緒に・・・アドルさん、黒真珠を壊して

        /,.:‐'",.‐'"/   / /,〈、、l/ | ヽ    ヽ. `ヽ、
      ,.:'-'" / /:'   / .// ヽ!-,:: l i:.     ヽ.
     ,.:'" .::::,/ ./.:   / ,:'./    / /! j:  i.  ヽ、ヽ
    ,:' ..:::::::,:' ,/´,イ:  /,:' ///    /,:' .! .,:'i: .|:.  i.ヽ.゙:、
    /:‐"i:::::/ ,/ ,/,:´,..-/''!゙j゙'''ー    ,:':' ,' / │ ,!:: !.. ト、 'i
  /   i:::/:::::i:::::i' .! ,',' ,f/       "゙゙"'ー!、,',!:: ',:. !ヽ. i
     /::/:::::::i::::,' .i,/_!-'"゙゙゙゙ミi、       ,,,.、、,ノ,:' ,':::  i:::.! !.i
    ,!::,'::::::::::',::i、 -'i::::: :::( ,!     ゙i:::::::::ヽ. ,!:: / i:: ! iノ
    i:/:::::::r'"ヽ::i. ~ ヽ,,,,,:‐'      i,:  ,( ゙i!" _:' ,/ !i
    i':::::::::|,'~`i.〉:i   ゙゙"'''"       ,  ゙''='.. ‐i", ,:' ,!'
    /::::::::::|'、'y::: !        ‐,:'      ,':' ,:'
   ./:::::::::::::!,:,'ノ!:: !        ,.....,      ,:'::: i
  /::::::::::::::::i:::/::丿ヽ.      ゙""゙     , ':::::: |
  /::::::::::::::::::iノ::'"::::::::ヽ.              /:::::::::. |    ,ヘ
 /:::::::::::::: ::::!:::::::::::::::::::',         ,.‐':::::::::::::::: !  ,.:'  !
./::::::::::::::: ::i:::::::::::::::::::::::',    `‐--‐!~゙'ー‐-:、::_::::: ゙i/ , ノ
:::::::::::::::  :i::::::::::::::::::::::::::',       `'ー:、__  ヽ-/ /~/
:::::::::::::  :: ::::::::::::::::::::::::::::',         ,:┴'´ ̄ ̄`-"‐'~`ヽ、_
::::::::::  ,'' ::::::::::::::::::::::::::::::',      / / / / / / \  /
::,,-'   ..:::::_,.:-''゙''ー- ,::::/!  ,,.. -''/ /./ / ./ iヽヽヽ,,/'ヲ
,.:''  _,..:':::::/! `←---<   / ,/ ./ / /.  ,'  ゙i ヽ.ヽヽ `i
:_,,..:-‐',:'./ .i  \   `  . // / ././    i   i、 ヽ \ |
  / _l´   i,.  \   /´ / / .//   /    iヽ \ .\i
-''"‐/|    ヽ ‐-`-‐'" / /  ,'/    /    `、 、\ \
  ,| `''ー、_   ヽ     ./  l"  /    /     \ \ \
 / `''ー、_         /   i  /    /i   _   ,.:→、 \ \
. i     `      /    i  '    / .i ,.:-' `'ー'" / /\ \丿

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/19(日) 17:00:05.74 ID:pgmAtW1ii
そうだリリア。女神の過ちは人間を信じたことだ
人はまだ魔力をもつべきではなかった!
だが人間だって・・・いつかきっと・・・その日を!!

             __-=ヽ  |.}
        ー==ァ' ´ - --`.:.:.:`ノ'、
         , '    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::`ゝ_
        /. : .: .: . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:\
.      / ,. : . : . : . :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:\ヘ
      /  , .:../ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.ヘ.:.:.:..:.:\_,
.     /{.:.:/.  ,'  /.:/ //.:.:.:./:.:.i:.:i.:.:.ヘ:.:ヘ ヘ ̄
.     ノィ.:.:..:::i  ./.:./ ./..:/./ /./:.i :.i:.:. :ハ.:.ハ リ
    / /.:.:.:.::i.:.:.:.i.:.::../:.:/./:.:./:/.:/. ::l.:.:i.:::ハ::ハ
      /'´!! :.::i.:.::.:i―ヱZ'/// レ' 工エZ!:.:i_:ト.}
      !| .:.:i.:.:.:.|ィ艾イリ ´  i: '艾;リ゙ト:::},リ `
       }ィィ.:r-、l ´ ̄     i:.   ̄ イ::ノ/
      /ノレハ、ヽ' ,       -'      !イリ
         レ'TT\   ー‐一  ,.イ ´
               ヽ`|\   ´  . ィ'__,-----、
.       /⌒ー 、/^└ー` ー ‐ '..┴:::} : : || |
   _, --┴ 、  .||ミ:::三::、:::::::::::::::彡::\__:||:::ハ__
 /       \':||:::::::三ミ:::、::::::::::::彡::ノ::::::《::::::::::`ヽ、
        . : : : ||≫、三三ミニニ::::ン::::::::::《: : : : : : :`ヽ、

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/24(金) 23:33:24.50 ID:OUvzpR3FJ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l /::::::::::}
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::::::://:::::::::::::/
:::::/ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,. - ´-― - `ヽ、:::::::::,...::::::::::::::::::::::::::/
/ /:::::::::::/ニ、7::::::::/- ´    , -=-、    ':,::::::',/}:::::::::::::::::/ _,.....-:::/
´ ̄`ヽ::/ }  l':::::/ , -‐┐ {//////! ,--、 ヽ::l /::::::::::-ニ -''´::::::::/
, -‐、 ,..::::- 、‐__.!::/、_ゝ_」  ヽ///// ー_'__/l/-':::::::::::::::::::::::::, <
! ,r/イ::::::::://下-、¨7- 、    ` ̄´ , -´::::ヽ- 、::::::::\-――--- ヽ
 { ,r/イ:::::/  / 下テ、'ュ、 ` ヾト,::::― '´チ矛、:::::, /ヽ::, 、::::':,
 ヽ! .!::::{  {  らz(ン ヾ- l:/ l::::lら(ソ / /ヽ:::l  ヾ:l `ヽ:、
.、  `´',:::|    ー―― '  /  l:/ー‐ ' // ヽ!   ト、   \
 ヽ、__ノヾ!                /     /'     |    }、
 / ./ l ミ 、   メ       -='      /     i     !ヽ
 l /   l{、   ` 、      ‐=‐   ,.イ       i     } 、
 l/!   ,ヽ、  ヾ 、     ー  ,.イ  l     /    /  `ヽ
_/:.:.,   ∨\  ヽ >  _ , イ ,/  !    /  _/     \
:.:.:.:.:.,    、  \ {, // /:.:l/___/____/ - ':.7/
:.:.:.:.:.:',    ',:\ ` - ´ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:.〃
“力が正義”・・・常にそう言っていたな・・・バーン!!
これがッ!!! これがッ!!! これが正義かっ!!?
より強い力でぶちのめされれば おまえは満足なのかッ!!?
こんなものがっ・・・!!! こんなものが正義であってたまるかっ!!!!

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/24(金) 23:51:39.28 ID:OUvzpR3FJ
                                    /7     ___
                                 /;7   ,∠>'"´
                                」={  /シ´    __
                                }ミ}イミV _,,. -<ラ‐''"¨´
                               ,ト'Y ン厶仄>''"´
                              ,ノミヽ化jりジ
                            ,∠ミ山‐'⌒¨´
                _ 」L..ィ._、,_      ,人ヾc;┘
               _彡'`'"⌒ヾ.ぐ=、  ,厶'yイ!¨
              彡  ,     V〔_ヾノ=;>'゙ ||
              イ{ l l小トトl.l、 }庁i iシ′  ||
               戈ト!’'云ァ川7川リ´    ||
                仏゙-  /小lX_'′    ||
               ,.乙:不∞/合 o└┐  ||
            __ ,ィイァ'//==( く.フーOど,  jリ
           ,ノ '`Y 〈ハ巳彡'ヽ冖v「ハ.  〃
          ,rく >-ィ介!lT'ヽニ乙ニ}___,{i i l 〃
        ,ィ'}jンー--ヾリ廴!j}.!>く〈゙⌒l||l'′
      ,∠_>'´| ;  、 、 /⌒辷/´ {:|:i |!
    ,rくァ'´  | j ハ トー>''"´ ̄`〉┴y'} ! l!
  ,∠j>'′   |!! i /   `__,}ノニニソ::| i l!
 厶ラ゙     〈 i;/  ‐'⌒くr`ー‐ァ゙.:::::| i  |!
ノジ′      ∨〃_  ,ィア"´`三´ `ヾ | i.  l.!
{/       ____,,.../ j ' ノ; |;: ("´rーァ} く)}| i  l.!
      >--/ __,/ノ i |;:へ:: L,ノ,j`ー:ィ.:| i !l. i
  c-、ィプ ,' .:人____ノ-‐' ⌒ー┬┘.::::::::L;|. i  ! l ヽ
r,ニィ_人:. {:.../二/,:j .:r'´ `ヽ. `て::::rー、::: !. i. !`、ヽ
  `⌒べ-,ノニ/、::. (_,,ノ /⌒ヽ. ', !(::;ノ:.:.::};;;;ヽ ヽ i  ヽ.\_
   __,.ィ<ヽミ>リ...:::`'ーニノ:.:.:.:.:.:} }ハ ア.:.:.:.:.:.:.:.:.\ `ヽ、 \ー`ニ=-、__
   ヽ==-‐'''"´"´´´´´"''‐:.:.:.:.:.ヽ.乙工二⊃.:.:.:.:.:.:\_,,二ニ..._,.二ニ''ー
                ´"'' ‐: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..‐ ' ' ""´

りゅうつかいにとって いちばん たいせつなものは なんだ?
りゅうのため、ここを とおすわけには いかぬ。

おもったとおり いいりゅうに そだったな・・
これでいい・・ これで いいんだ・・ きづいてはいたが、みとめたくなかったーー
じぶんのりゅうが、さいきょう さいあくのりゅう カオスドラゴンに なるなどと、だれが おもう!?
せかいの ほうかいは あいつの せいだ・・ にげるように せかいを かけのぼってきたが、
けっかは・・ わたしは いちどだけ じぶんの りゅうを このてに かけようとしたことがある。
だが・・ じぶんの りゅうを ころせる りゅうつかいが どこに いる!
どんなりゅうでも あれは わたしの りゅうだ
わたしに かわって、あれを たおしてくれ。 おまえと、おまえの りゅうなら きっと・・

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/25(土) 11:42:37.90 ID:p6yFyvDAv
                   {i,                           /         ∨  \\   \
                     V},                     /      ∧U   { {  ∨    ヽ
                    V},                      /        /イ} |   { {  U |    '.
                   V},                    / / /.′ /   j人  人_{   | U  、  }i
                  V},                  / { /{ /    /   ,/ \   Y※}=!==ハ  リ
                      V},               │ \      /  ″ /不\  \_    ∨ |  {、
       . -‐=====‐-  .,_   V}i,             .′  |i |  j/ /     {  r仆! `ニT⌒ j、 \|__│\
      /      -‐=‐-    ミくYiー‐―- ミ     j    乂 |  |/ V下     jシ   jノ  八\_/ |   .
       {.   / ≠-‐――‐-ミ;   YT;つ=‐   `   i{     j|  |/ :人 jツ.:..   .:.:.:.:.:. /}//く´   八i |\ ;
      人  {/            \   i∨i{`ー‐┘    \___,ノ乂_乂__, { \、    .::::::::::  {.′{` /  j j  }/
        \{{             LWi{L丁\      \   ___,ノ 从  -r==‐-┐     ヘニイ   .  リ/
          }トミ__,ノ!   .  -‐===‐-ミLWi{[i介ー-- 、    \ニニ   イ: :\/ ̄\ノ   /  /{│  /  .′
       __,,ノ j厂 /         ` . ̄Y!=‐---‐\     \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\しイ/   .′ l  .′ {
    ‐--‐=≦   /   -‐===‐   .            \____/ / ̄ ̄匚 ̄]\  ∨ .′  {    {   .\
            | /         ` ニ=‐---‐=ニ¨  }_j/     . =-‐┴- ミ}/    \  八    \
           ∨//             ___,ノ{\___/}         /        `>‐-ミ,   \___、  .   \
           │/,.  / / /    _j {  {     ,ノ       /        /⌒iト、 \   V//\ }    , ヽ、
           .′ U/ /   .′.′   -‐=≦≧====ニ´-‐      /              ⌒}ト .  \ V/  ∨  }  ′ }
           ji   j    rー┐ j / -‐=====‐---‐      /                }|  \  \∨, ! /   ∨
        _j|l  / ┌ く]L⊆ -{′ -‐=======‐--‐      /               }|   ,  \  \}_}/     ;
‐===‐--‐=ニ;リ/  ⊥「丁ニニ _」{_ -‐=======‐-   __/               }|  {   \;_____    j
-‐==‐- ┌ui{L =-‐ニ二| [ニ-‐ 辷_                /   .′      /       }|/  \ ____j___/     }
  , -干ui{ヨiニニニ ,ニ-‐{\ ̄\ \\            イ     /       /        ,}l′   .>‐---    /  ,
/ ′  ヨi二ニ -‐=′  .\   } ∨}≧=‐---‐=≦ ̄.    /       ∧     /}|   /  ‐---‐=≦{/  /
度胸橋から飛び込んだ川は 冷たくて 気持ちよかった 競争した電車に 本気で勝て
ると思った 音楽室をのぞく まんまるの月は おまんじゅうみたいで 美味しそうだった
二人乗りで歌った キラキラ星は 音程がズレてた 声楽は絶望的だね 夜の学校って
絶対 何かあるよね 雪は 桜の花びらに似てるね 演奏家なのに 舞台の外のことで
心がいっぱいなのは なんか おかしいね 忘れられない風景が こんなささいな こと
なんて おかしいね 君は どうですか? 私は誰かの心に 住めたかな?
私は 君の心に 住めたかな ちょっとでも 私のこと思い出して くれるかな―
リセットなんか イヤだよ 忘れないでね 約束したからね やっぱり 君でよかった
届くかな 届くといいな 有馬公生君 君が好きです 好きです 好きです
カヌレ全部 食べれなくて ごめんね たくさん 叩いて ごめんね わがままばかり
ごめんね いっぱい いっぱい ごめんね ありがとう―

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/25(土) 17:32:31.24 ID:p6yFyvDAv
       ,ィ'=' ヾ.、v三`ヾ.、ヽ, ヾ、 ヽ ヾ.、 ヽヾ.、ヽ
      i!´リ´彡',ゝ{∠ニ=ヽ.、\ヾ.、 }} .ヽ ヽl }  }}、
     ,イ /ノ/,ィニミY〃ヨ} ヽ}}、ヽ.}  }}´l l }  l { {{ ヽ
      { ノ )´,ィ三ミl彡,ィヨ{、{{ }} i!、 {{ ゝヽヽ `{{ ヽ .,
    / { .,リ}       {{ヾ.、リヽ. ヾ.、 }}、} ヽヽ }{
    ))丿}}イ        }} {{l´{{ヽ}、 ヽl {{ ヽ }、 .l`
     ((  ソ´           {{ ヾ.、l }}、ヽ ヾ`}  } .ヽl ヽ
     ヾィ、}、__`ヽ ヽ、=ィ{{--{_ヽヾ} }}'{ ,‐‐、}}  ハ
      ヾ{lハヽ_ゞ_、.   '--}}、_,, 、ヾミヾ}}リ /`. l{ { .{
      ((ヽ',. ー ' ノ   、` l‐‐‐.' `ー}ヾ} )  }ヽ'l ヽ
      `i!∧  ヽ._     ̄ ̄    〃}} ゝ / l} ヽ /
       ((ヾヽ   ,、 ヽ       {{ヾー彡{{ ヽ /〈
       ヾ、i! `. `` },    .,イ::::::}ィ'´ハ }{ ヾ〈
          ) )\__  . <:::::::::::::ヽゝヽヽヽ }} ヽ
         ((__ヾゝヾ} } ヽ     // ハノ´ll、ノl
           `ー {{ {ゝ,}_,,.. ´  ヾ.、 {ィ{{ヽハ´
              /´     ....::::<ゝ-ヾ{{ }〃
             /  ,.....:::::´;;-――- 、:::ヾ、´
            /  /.:::::::/ ,,-―-- 、 ヽ::::',
              / /.:::::::/ /       ヽ. ヽ:}
          //.:::::::::::/ /          ヽ l
幽助… 人はみな時間と闘わなきゃならない…
奴はその闘いから逃げたのさ… 誇りも…魂も…仲間も全て捨てて…
お前は間違えるな幽助… お前は一人じゃない…忘れるな…誰のために強く…

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/25(土) 17:45:51.45 ID:p6yFyvDAv
                      /i                i\
                     ///                l i l
                     ///                .l .i l
                    ///                 l i l
                    ///                  l i l
                   ///       _          .l i l
                   ///   _、、、-、、._ヽ`-、. ヽ、.    l i l
                |ヽ y///     ``ヽ  ``  `ヽヽ`ヽ、  l  i .l
                | `/ i \ ̄ ̄ ̄ ̄   /^i    ヽヽ ヽ i  i l
              |ヽ ヽ/ ヽ   \      /  i     ヽ /   l
              i ヽヽ\ ヽ   \     /  i      /   ,' /、
              ヽ  ヽー\ \   ー--:/ヽ  /i---―‐'   / / |
               ヽ    ヽ  `- 、__ /  ー' i____/  / //|
               /    |\__ />/> / i´ニ`i i <ヽ<ヽ _/ // |
             / /-、  | /`‐-、__/  i ∪ i  i__,,.-‐‐'"  i | // /
             |  i  /~   | |,.-、    \ ー ./    /|ノ//   /
             ヽ、| i  ,.ィ | ミ,.-ヽヽヽノ\/ノ_ノ/彡`//   //
                ヽ | |  iミ<__(ヲ:::)``   |\'´(ヲ:::)__>/ /  //
                 ヽi ヽ、i \、.__ ̄    | ヽ ̄_,./ /    /
                    ノ i    |    =-    |    /   /
                 ヽ、ー'" i    |     /    |   /  ∠ノ
                ヽ、、ニニノ、ヽ  /  ー――  \  /  __/
                 ヽ、__/ \∨ヽ    ー‐   ミニV  /|
  __( ̄\____    、  |   \ \      /  |/  |      ____/ ̄)__
     ヽ       \__ヾニ|    ヽ  `ヽ、__/   /    |  __/        /
      \           \|     i         /     |/        .... /
        \.....         ヽ     |        |     /       .....:  /
 :::::::::::::::.......  \....:::::::      ヽ     |______|     /     ......::  / .................:::::::::
       :::::::::::::\  :::::::::::............ ヽ    .|    ,.、   .|    /.................:::::   /:::::::::::
            \   ::::::::::::::: ヽ   .|  / | \  |   /::::::::::::::::::   /
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ  | /  |  \ |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ふっ……似ているな、昔のオレに……

オレもかつてすべてに憎悪の炎を燃やし
この拳をアテナにすら向けたことがあった
だが、そのときはオレ自身にもわからなかったが
心の底ではなにかに餓えていた
なにかを愛し、信じたいと願っていたのだ 今のおまえのようにな

おまえはそれを認めたくないだけなのだ

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/25(土) 17:51:29.62 ID:p6yFyvDAv
            /                 /   `ヽ
            /              /       \

          /                         `、
                      イ`Yイ
        ,'               /    l   !            ',
      ノ          ,    /    , !   !          i
      /         / / ,/   / /   !            |
.      i  /  |  / イ /  l   / /    Y       |  |
.      ! { ,イl  l ∧ ,ム从!  /j/      人     | |  l
       Y ハ ヽ{ l |/ZZZ|/       ∠ZZZ入    ! !  /
        Y \W  , イノハ,ト )   / , イノハ,ト W / /
         ヽr‐、ヽ  ヽ弋沙ノ    /  ヽ弋沙ノ `Yl/`ヽ
        i´∧',    ̄     "     ̄    イ⌒ }
.         rケ ) ',           三            / ク/
.           \ ゝ',          ,        /、_ノ
             ー人        `ー        //
            从      ,______、     ル
            乂ト         __      / イ
.              f ! \          //ヽ
            /:!  \ \        //   ト
         /:::::::|   \  、 _ . ´/    /::::::\
        /::::::::::ヽ    >、   <       /:::::::::::::::\

アル、いいかい、よく聞いてくれ。
この包みの中には、俺の証言を収めたテープや証拠の品が入っている。
このコロニーが、核ミサイルの標的になったわけを知る限りしゃべった。
もし俺が死んだら、これを警察に届けてくれ。
大人が本当だと信じてくれたら、このコロニーは救われると思う。
俺が直接警察に自首しようとも思ったんだが、何て言うか、
そうするのは逃げるみたいに思えて、ここで戦うのを止めると
自分が自分でなくなるような…
連邦が憎いとか、隊長たちの敵を討ちたいとか言うんじゃないんだ。
うまく言えないけど、あいつと…
ガンダムと戦ってみたくなったんだ。
俺が兵士だからなのか、理由は自分でもよくわからない。
アル、俺は多分死ぬだろうが、そのことで、連邦軍の兵士や
ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。
彼らだって、俺と同じで自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分のことを責めたりしないでくれ。
これは俺の最後の頼みだ。
もし運良く生きのびて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。
会いに来る。約束だ。 これでお別れだ。
じゃあな、アル。元気で暮らせよ。 クリスによろしくな。

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/25(土) 18:00:13.87 ID:p6yFyvDAv
/ ̄ ̄ ̄ ̄
     _        \
  /          \
 /              \
                   \
       /
    /               l
   ,                  |
.  /  /               |
 / /               \ |
 /     _,. -―‐ 、ー―ァ-、   ヽ
  ,. - xァ汀_,. ==、    ´ ̄ヽT> 〉
  i - 、∨/     __ ヾ _j, / ̄ヽレ  \
  | に } リ    ィtj ヽ   ‐ 、 /     ヽ
  l  、_(  `ニ ー‐     ⌒ヾl'       \
、 \    j  、    r-  ヽ   〉        /
 \  ー1 / ̄] ー-'_ァ- 、ノ /r┐    /
.   \ 「 l ヾー< ____ヾxー'′  /
.     >'  ̄}    \__ノ厂´ rク ̄}
    /   r' \    ーr' / ノ  /
     l  / ヽ_ ヽ、、、、、レ'  /  /〉、
 \  | /  / ∨ l | ||  /   //  〉
.   \、    / 〉 | l || /   //  ∧
 ̄ \_\    ヽ j川 リ/  /  /  ヽ

勇者とは勇気ある者 そして真の勇気とは打算なき物
相手の強さにより出したり引っ込めたりするのは 本当の勇気じゃない

なんてな ワシのセリフじゃないぞ ワシに魔法を教えてくれた師匠が
いつも言っとった言葉じゃ

ワシもな 若い頃は正義の魔法使いになりたくて 修行しとったんじゃよ
けどあかんかった 自分より強いモンスターにであうと どうしてもふんばれなくなっての
仲間を見捨てて逃げるなんてざらじゃった そんなモンスターが来た日にゃ
すぐに尻尾を巻いて逃げておったわ 今のお前さんと同じじゃ

まっ おかげで今はこんなありさまじゃ お前さんを見るとな
昔の自分を見とるようで放っておけん気になってのお
うん ちとおせっかいをしに来たんじゃよ ほっほっほっほっほ
ほら 僧侶のずるぼんが人間にはそれぞれ役割があると言っておったじゃろう
勇者になる者と ワシらのように その周りであこぎなことをやる者と

あれは違うな 初めから役割なんぞ決まっておらん
このワシだって あのときもう少し勇気も持っていればと 悔やむことは何度もある
そしたら もっと違う人間になっておったかもしれん
それぞれの状況で どんな選択をしていくかで人間は決まっていくんじゃ
さ 行くがいい まだ間に合うかもしれん
胸に勇気の欠片が一粒でも残っているうちに 小悪党にゃなりたくなかろう

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/26(日) 16:06:34.14 ID:Dy4D/mttJ
                           _          /  / ノ     /
                           /:::ヽ. /    /  / /    ,/   .:.:.:.:.:.:.:
                           ,'::::::: :∨ /.   /  / /    /   .:.:.:.:.:.:.:
                 /\.        |::::::: :: :∨ / ./  / /  /   .:.:.:.:.:.:.:
                  ,'i:::::::丶、 >…--|::::::::::::::::∨ {  / / /  .:.:.:.:.:.:.:.:.::     /
              i::l::::::::: /------:|:::::: :: {⌒ヾ ! :/ //  .:.:.:.:.:.:.:.:.:      /
              |::l:::::/--------:|::::: ::: |--- ヾミ/ヽ  .:.:.:.:.:.:.:.:.:      イ´
              |::',:/---------- ゚:::::::::::|----- 〉 ,':! .:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
              |:::∨----------!::::::::::::|---- / / :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /
              }:::::∨---------{::::::::::: {--- /_/  !         `¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
                ∧::::::∨------ ,__i:::::::::::∧、-/::/∨ |---…━━ 二二二二二ニニ
              ',:::::::ヽr---<  〉:::::::/i} ツ /:::::∨   ---<
                ∧:::::::::\     /:::::乂ン〈::/:::::::::::〉¨¨´
                   ヽ 〕iト,ミh、彡'::/-- ' / {`ヽ;/ フ¨¨¨ミh、    _
            _/二マ∧  ヽゞ' ' ' ´    j{ { /::::::/------ > ´-- :≧o。
        /ヾ〈_{ {-----`ミh、_〉s。 _' --, イiレ´:::::::::::{----- /--------- , 彡´::::
       /二¨::::::l ∨----____-- ノミh` ´:::: |::::::::::::::::::: ∨-- ´----------/:::::::::::::::
.     >'-- 、ヾ´::::\ `¨¨〉´   `´   ',イ〉:::{::::/ヽ、::::::::::`¨¨¨゙}ミh、____ > ´彡´∨:::::::
.. /ヽ/    } { > ´≧ '        〉´:::::}::::\ ¨¨ 〉 ::::>- 、___>´〉--、   {:::::::::
/.:.:. / > ´.:.:.:.¨¨フ             /:::: /::::::::::`¨¨´::_/ ;  〉----ヽ____\ ヽ::::::
.:.:.:.:.:.:` ´.:.:.:..:.:> ´            〈\/:::::::::::```ミh、ヽ -_´¨¨゙/¨ヽ------- ヽ ∧'´
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:> ´               \\::::::::::::::::::::::::::::::ヽノ゙/  /-/- 、---- ', /
.:.:.:.:.:.>´                       _{\≧=-------… ア  /  /  /{--、/ノ /
> ´            , ,------、_/¨゙}--丿ミ---------<¨¨´   i  ,' :! /´¨¨´
・・オレは セイギのみかた でもなければ・・ 自分をエイユウと
なのった おぼえもない・・ オレはただ 自分が信じる者のために 戦ってきた
・・オレは、なやまない 目の前に テキが 現れたなら・・ たたききる・・までだ!

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/26(日) 16:06:55.10 ID:Dy4D/mttJ
                。s ― 、
         . -. .―. .≦¨‘ <  ̄ ヽ
       ィi〔- ― <. . . . `ヽ ヽ- 、‘,
    ,.イ' \    へ ` 、 . .‘:, }  } ‘,
    /ヽ/   \/   \ ヽ. . ∨ヽ j! ,
   .'  {           ':, ‘,. . } | | |
   ! `ハ     i!   |、    Zj!. ハ.! | i
   ヽ, { ヽ  i! \-|-ヽ  Z|/  }| | '
     ト笊芋, i! -`ヽ ‘ ,  Z  /i! |,:'
     | } vリ\{ "¨笊ア_‘, |ィ、∧{ /
     ゝ!  、     vり/ ∧{ ,イ', ∨
       ヽ   、 _   /-r ´ _}' | ', ‘,
       介s。 _ ィ:´`:::ア.ヽ.ヽ j! ‘:, \
        ∨.,. (!:::_。s'. . ノ. . .∨ ヽ  \
        ∨. .ヽ. _ .. .イ. .イ._¨ヽ  {\  \
         }. . . j!. . . . . YY:::::::::::::Y ヽ \  ヽ
           j!. . .j!. . . . . . '.i、::::::::::::::! 、  ≧\  ‘ ,
          八〉. j!. . _ . . . .ゝ';::::::::::;:!  ≧s。_ ヽ  ‘:,
           ` rj!、.ヽ∨. .ノ.ハ:::::::::::∨    `ヽ   !
          〈、. ` ¨. . . . . ハ:::::::::::∨      ) ノ

ゼロ・・ あなたは わたしを・・ わたしたちを信じて戦ってくれた・・
だから・・今度は わたしたちが ゼロに こたえなくちゃいけない・・
見ていて・・ゼロ・・ みんなを・・きっと しあわせに してみせるわ・・
人間と レプリロイドが 手を とりあえるような・・
平和な世界を 見せてあげる・・ だから・・ゼロ・・
ぜったい かえってきて・・ わたしは・・
あなたを・・・・・・ ゼロを信じてる・・・・・・!

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/11/28(火) 23:10:12.41 ID:h6coI3Sd2
                 /.: .: : .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .、
                 /.: .: .: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
           /.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
           /.: .: .: .: .: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,
         .: .: : : : : : : : : : : :/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : '
         /: : : : : : : : : : : :/.: .: .: .: .: .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :}: : : i
.        /.: .: : : : : : : : :/.: .: : : : : : : : : : : : : l: : : : : __/ : : : : : /: : : :|
       /.: .: .: ;>,─/⌒/ : : : : : : : : : __ ,, 斗ミ< / : : : : / |: : : ;
.      / : : : : {  {.  r /.: .: .: _,,.斗 x__笊ミト、   /: : : :/ ̄ , : : /
     / : : : : /{  {    V,.斗 /     ″:::_)::l | / : : 才x_笊 /.: :/
.    / : : : : ∧ }      ヽレ′   .乂_::し'ノ/_ ,, '’ {:::::ノ} /_/
   /.: .: : : : : :〈         \        ̄      (  ーノ ′
.  /.: .: .: .: .: : :∧            ,              _ ノ   ,
  ′ : : : : : : /: ∧           ',                    ′
  .: .: .: .: .: .: : : :/.: :\        ,      __       /
 ,: .: .: .: .: .: :>─-ミ:_〉         }.       `こ´     /
 |.: : : : : :/      /         / > _        ,,く
 |.: : : : :/       ./         /       ー‐ <   ヽ
静香さん、うまくいったみたいね。良かった……
今度生まれ変わったら……天使のようなロボットに──

うれしい……涙なんか流すロボットなんて、変よね?

おともだち……

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 07:08:41.05 ID:TerVMknL8
            、__    __、、--、、
             \二二ニニニニニニニニヽ
                 /ニニニニニニニニニニ>_
               /ニニニニ/ニ/ニニニニVニニヽ
            /,イニニニニ/二/lニニlニニニニvニニl
            /ニニニ/ニ,.イニ/|/、ニlニニlニニ|ニニl
         _,.ィf イニニ>"-=彡/lニ'~|¨¨v,lニニ!ニニニニ
                |ニ「ニ| l l,ニニ/ ,l斗-、  v!ニニ|⌒Vニニl
            ,'Λニ|刈‘ニ,' ^vツ   /ニニ| ) 〉ニニ
             vΛニ伝 ′ 、ヽヾ、/ィニニ'f' /ニニ,′
                }' `ミ、 〈         lニ/ ,__/ニニ/
               ヽ}ハ  _    / r‐-、、.,_ニ/l
                   l|r‐\  ̄    ||7,=- =-_
                  | f´ ヽ__,,..、、 l::|′    /
                   __/_ ̄l ̄: : : :|//  l::|      ,′
             ノ  ヽ、l_|_: : : :|/,  l::|     /=-=ニ三三三ミ、
             /  π }┘_ノ: /     !:|   /三三三三三三.′
            γ/   /`ー'/ハ: :./     ,.ィ|:|   ,ニ三三三三三ニ/
         /{{,′ ノ __/ニ/}:Λ 、 //l:|   |ニ/|三三三三/

……そうだな。確かに人間はどうしようもない生き物だ もちろん俺も そんな どうしようもない人間の一人さ
だが……お前は知っているはずだ。 人間は決してそれだけじゃないと 誤解から悲劇が生まれ
その悲劇が さらに大きな悲劇を生んだ お前がこの世に生まれてやりたかった事は そういう悲劇の連鎖なのか?
悲劇の始まりには いつもお前の悲しみがあった そしてその悲しみから生まれた行動の結果も
お前をさらに孤独にするだけだった お前を育てたコーネルさんは悲しませるために お前を育てたんじゃない筈だ

生きるとは何か なんて俺には簡単に答えられない。 だがこれだけはわかる
お前を育てたコーネルさんはお前にこの世界を もっと見せたかったんじゃないか?
生きて 生きて この世界を知って欲しかったんだ しかしお前は生きる事で 悲しみだけを知ってしまった
だけど世界には 素晴らしい事もたくさんある コーネルさんがお前に見せようとしていたのは そういう世界だったはずなんだ

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 07:25:17.79 ID:TerVMknL8
                    ヽ,    ノ
                ,. -ー―` `'' "~` ' ‐- 、,_
              , r'"へ、_, r‐ '"" ~~ "`' ーュヘ、` ,
            //                \`、
          , 、-'"                    \
       ー-‐ ''"~         /  ,         ヽ `‐、,
         , ' /       /| /   i | i  、      `、ヽ `
         /  i    .::/::/|:ハ ハ   | i |、 '、        ゙, ヽ
        /|  | .:::i .::/レ十'"T`゙ ヽ  l '、l"゙, `i::.ゝ::.   , i  ,
        / |/ | :::/|.:M i|   _   \i _ \ヽ::':;:::::. i 、|  i
       ,'   | .:,'::j∧i. ,,;-==     ==-、,_ \:ヽi::::::| |   l
       ,"    |.::i:::|/ `N               7`\|:::::|    i
      ,"   /l |.::\、ゝi       `        ム ソ:::::ヽ|     ',
      ,'    / /::::::::::::ゝ-,     ー‐一     メ- ':::::::::i     ゙,
     ,"    /:::::::::::::::::/へ、         /i::::::::::::::::::::l.     i
     ,i i   /:::::::::/i:::/  |ハハiヽ、,   , イノハ |ヽ,:ト、::::::::::i.   | .|
     l |   .::::::::::/ ,i:/     |   ` ~   |     '!,| \::::::::.   | |
    .l |  .:::::::::/ i:/     _,ノ         L,_    li.  ヽ,:::: :  | |
      |  .:::::::/  i_ ti‐ '" ~            `' - ti、,_  ヽ:::  |
     .|  : :::/ '"  |i   ーー-- 、   , -ー ‐―  ||   ` ヽ::: : i
エントロピー ほとんどの熱意は役に立つことなく 空に溶け意味をなくす
でもその熱には名札をつけることもできるそうです

できますよ ちょっとだけ勇気がいりますけど

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 07:36:49.86 ID:TerVMknL8
           _   _
        / `V´  `)
       (     |  /
       (  ヾ | /-――-- _
       -ヽ_, ´(`´)二ニニ==、  ` - 、
   ,-  ̄  /   `´             ̄ −-、
  {      /    ,4     ,4             }
  {      し し、ノ し、_,、_ノ し、  .!          }
  {     .しJ|. ,,=、    ,,=、、 T´         ノ
   {       } .i_;j     i_;j , レヽ       ノ
    }        i  ̄ '    ̄,,  _ノ      ノ
   ヽ.       ゝ、 ‘’     ノ      ノ
     \_      `,┬  ┬ ´、      /
        ~ ,-―-}  ̄ ̄ ̄ {-―- 、 ~
         |   |`ー―-一´|   /i
          !l. .| \   / |  / |
          | | ヽ_(~)_ノ  /  |
          .| |          |    |

パパ ママ 悲しまないで パパ ママ
パパ ママ 私なんの為に地球へ行ってたのかしら

良い事をして地球の人たちに夢や希望を与える
無理だわ そんな事

だって夢や希望は自分が持つものでしょう
人からもらうものでも人にあげるものでもないわ

パパ もし戻れるんなら 私は私の夢を見たいわ
夢の国の私の夢じゃなくて 本当の私の本当の夢

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 07:50:33.98 ID:TerVMknL8
         i          ,. -――-.......,_ト、
         |\_____/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ミ、
         ト、 !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
         |::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
    〃⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::.
   /∧.   \::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、V⌒心`ヽ.Vハ:::::i
.   |/::/\  \\:::::::::::::::::::|_\::::\  Vリ  j/り:::ノ__
 r┴――<ヽ  ∧:::::::::::::::NY 心 ̄   ´   爪:::::::::::::::\
 `亡     i  V:ト、:::::::::从乂ゞ'      __/ ̄ ̄ ̄\::::\
    {      |   |:| `ー―ハ  `_,.ノ,  |/ /     V:::::::\
   ヽ    {_//       人     _j/        V:::\_
      \   \         >―/,. -―――‐- 、   V:::::::\
        、   \      /__∠ _______,.   V ̄ ̄
        \    >―‐ /\⌒ヽ           / V
         \ /   //\  \__\___,. -=≦.__  |
          〉    :ト、{  〉        /       ̄!|
           | \  :| \          / ヽ         /
          \ \|       ___/ 八  \     |
             ̄ ̄ ̄| ̄/!:.:.:/  /  〉   \   !/
                  |/ ,j/  /  /       |
                  /|   / O{          |
      r----------------|  |./  / \       |
      ̄>⊂ニ、_,     | 〈ヽ__/ ̄ ̄ ̄ \   八
      (/´/〃、_,. -―― >「_匸{_」 ̄ ̄ ̄ ̄\\/
        U└'     /             冫'
食べてほしいんだ もう一度 俺の料理を

みんな 俺はわかったよ 味王のじいさんの探し求めていた味が
こんな身近にあったのに 誰も気が付かなかったんだ
あのこうやまさんちの 味噌汁のように 愛し合っていれば 料理の本当の味がわかるんだ
病気のじいさんに料理を作ってくれたおばあさんは 心の底からじいさんをいたわり
そして気づかってくれたんだ みつことしげるのあの卵焼きのように
だから俺も味王のじいさんだけの為に料理を作る 誰も食べてくれなくてもいい
美味しいと言ってくれなくてもいい じいさんだけが 喜んでくれればいいんだ

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 07:57:22.28 ID:TerVMknL8
                  /⌒
                 \
                  >    ̄   ``
            ,  -…ァ'゙            \
           /   / /        \  \
              ./ / /      ハ   \     ___
          /⌒ア / /  八   / j/}ハ  |  ∨≪⌒>〉
         /   ′  /  / _\ / 斗=ミ| リ  /〈\\⌒
           r====| |i |  jγ⌒´)/,     jイ j/〈〈_ > 〉-‐…‐-ミ
           乂  | |i | ハ        ┐  从  乂___/  ̄ ‐-  \
    -‐…    ‐‐ .≫ |j从ハ/ ∧  乂  ノ  ム   {{   \     }  }
 〈/    //乂__ノ       >      イ \  ゝ===========‐…‐-ミ
.       ///イ    ./___r‐┐T爪 ―┐} 丶__ \   } / /
.     { {/ /     /-=ニニ二∧  〈i:i:i:〉  / /ニニ∧  \  }/  /
      \``〜―――――=ミニ∧  |i:i:i| / /ニ二二ト.,   ∧ 〈___)〉
       ゝ―――――‐、   .}二∧,,.|i:/  (二二二二| |i  /   ̄ ̄
.          \ \  |-= / /ニ二∧.|i:ゝ   ¬ニニ{ニ=| |i  {__,.イ
           ̄ヽ  |-= {/二二二∧i:i:i:⌒>/ニニ}=\〉.八__ノ
         /{    ) ./-=ニニ{ニ二二∧i:i:i:i/ニニ二}二=〉\___>
.        ゝ.,_  イ〈-=ニ二ハニニ二二\/=ニニ二}ニ=|
              |-=ニニニ}=ニニ二二\ニニニ}ニ=|
              |-=ニニニ}=ニ二二二二\,ニニ/二ニ〉

水島さん あなたは一体 何に苦しんで学校に来れなくなってしまったんですか?
どうして誰にも相談してくれなかったんですか?
水島さんはもう一人じゃないじゃないですか!
篠塚さんだって あさひちゃんだって 久賀さんだって
私だって! みんな水島さんの味方じゃないですか!
…お友達じゃ… …ないですか……
…… …どうして…? …どうして… 相談… してくれないのよぅ……
わたしたち… お友達じゃないんですか…? …そんなに信用…
できないんですか…っ 水島さん…… みずしまさん…… の…
ばかーっ 頑固者! わからずやっ へそ曲がり! いじっぱりっ
あまのじゃくっ ひねくれ者ぉっ
どうして私にも味方でいさせてくれないんですか 私は守られてばっかりで
…なんで…っ 水島さんの力にはなれないんですか?
なんで 一人でぜんぶ… 抱え込んじゃうんですかぁ……っ

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 08:01:07.83 ID:TerVMknL8
         ||! |!  |!l  // /// /,/ /,//j       ヽヽ ヽヽ ヽ ヽ
        l|! |!  |!l_ノ/ /// /ノ /ノ/ノ          } ハ ',ハ  ', ',
        ヤrl!斗宀≪=彡ィrf七云三三ミ 、__,, _ _ j/ ル} }l}  } !
     ,ィf 「/ ,' /rぅヽ<ル!レ¨Y] イ^fミY´^「` ヽ:r=!乏三辷えトル'}}! /} リ
     ;     {{ ) } }  !,j  {{{ ` ー'゚一' " // ]:「´{r{^_勹  /〉ノ/ル'
     |     Zノノ ノノ!  ヾヽ、_____.ノ/  l:| ` ー‐'  ///うヽミ=-
    ヽ._、、メ≧─く巛|    `'ー―― '´ , , ヾ:、___ノ,イ}}〉〕} }}^ヽ
     /'/ '//'//⌒ヽ Y!          `‐" `ー一i ト、トミ.__刀
     ;     {{))  }ルト、        =¬     /| |/r/,.r‐く
      ヤ    爪廴ノムリ ゙ヽ       ー-     /[|| |レ'/}Y:ハハ
      ヽ.廴_从丈___彡"  ::\             ,イ[||||弋{ノ}川リ;
  __       /     ::::::ヽ        ,.イョζ廴廴.z彡'
/: : : : : ヽ`≧=/ニニニニニIニニ \    ,r个ー一七弍辷≦_
:\ : : : : :`ー‐ァ'        | |     ` ー ´ニニニニf´:/: : : : : :`ヽ

勝てない相手だからこそ…命をかける必要があるのです。
それにね ポップ…
やはり修業で得た力というのは他人のために使うものだと私は思います。
たぶん私の力はこの日のために…
…あなたたちを守るために神様からさずかったのでしょう…。
いつかあなたにも 必ずわかる日がきます。
だからその時のために これをあずけておきましょう…

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 08:04:49.37 ID:TerVMknL8
              _,. - ― - 、
            ,. '´         `'' 、
            /               \
          __/      //ヾ' ヘ       ヽ
         //  // ///     }   ヽ     ',
         /  / //l. /// r=ニ ヾ !   丶     i
        〃 / /≠=ヽ ' '  イTrリヽ ヾ ヽ i}     |
        lハl { ィ1T }    - ''´  ヽ lソ    l
          ヽl ゞ‐/             / f⌒ i  ,'
             !  ヽ           ノ〃lr' ノ∨
            i   r―‐-、       ヽ / Y
           ヽ  丶_ ノ       }  /
                丶        ノ  ノ ,川
               `、      -‐'´     lノ リ
                  ̄!           バ __
                _,j     _,. - '´   〉 ヽ
             r‐ ´ !  ' ´       /   〉、_
             | ヽ   /, へ  _,.  '´    /    ̄ ̄ 丶 -― 、
           /|  }  l  _, ‐''´        /           /  \
        _,. -‐/   !/ヽ ' /         /             /     ヽ
  ,. -‐ ´  /    /   / '⌒ヽ      /          /       i

アル、俺は多分死ぬだろうが、そのことで、連邦軍の兵士や
ガンダムのパイロットを恨んだりしないでくれ。
彼らだって、俺と同じで自分がやるべきだと思ったことをやってるだけなんだ。
無理かもしれないけど、他人を恨んだり自分のことを責めたりしないでくれ。
これは俺の最後の頼みだ。
もし運良く生きのびて戦争が終わったらさ、必ずこのコロニーに帰ってくるよ。
会いに来る。約束だ。 これでお別れだ。
じゃあな、アル。元気で暮らせよ。 クリスによろしくな。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/02(土) 08:12:48.49 ID:TerVMknL8
            _,,,_
        ,、、,ィ'"ィ'"ー--'ー-- 、、
      .r'⌒      ミ、 ヾ;:::::::::.ヽ
     ,r'"    ミソ  ,ィツ  ;i:::::::::::i^ヽ
    f   `ミ=彡'   ,ィ,,,,:'::::)(::::::::::::. ゙!
    (:::.    ̄  ,,>;;r=''''' クフ´``=!:::::リ
   、Jミヾ ミ、__,ィヅゝゝ  ´    -'1:::ツ
    (   `ー=/ _、、、、、,_  ,、-─レ′
     ゝf ,r-、マ ´,ィrか;   f''セ)`' リ
     ( | l 仆、!    `´   ゙!   ,|!
     `ヾゝ、_、      ..., ,〉  ,l!
       )ィ :::ド、    _,,......、、 /
       '^1い:F\    ー  /
        `^ゴ  \、     /ゥ、
         ;'ゝ=-x-''ミ==''彡ヘ、_
      __,,、、」ミ,l7/ハ.「>)ノ ン'",、-"^ `''…ーッ,ニy-
  ,-‐ゥrイl」[..、-'ヘ_/l|l.i ヒ彡チ、-''^ー--、、_f∠ //_
  ハ-─'''''三≡、 -:jjj:`""´. _,ィ'^ミニー-、、、,,,__
  ,r'ニ ̄r='''ヽヽ、 lll   ,、-',、-'´c=ヽ`''ァ ,ィ‐-、`:、
  ゙!∫`| |   `i | ||| r''"-''" '⌒ヽ_ノ,ノ//  ⊂ノ

ああ… ラインハルト様 私は ラインハルト様が覇権をお求めになるのは
現在の帝国 ゴールデンバウム王朝に存在し得ない 公正さによってこそ意味があると考えておりました

大貴族たちが500年にも及ぶ 不当な特権のツケを払って滅亡するのは 言わば歴史の必然 そこに流血が伴うのも
致し方ない事でしょう
ですが 民衆を犠牲になさってはいけません ラインハルト様がお作りになるべき新しい体制は
今まで不当に抑圧されてきた民衆を解放し それを基盤として確立されるのです
その民衆を犠牲になさるのは ご自分の足元を掘り崩すようなものではありませんか

ラインハルト様 相手が大貴族なら 事は対等な権力闘争です いかなる手段をお使いになっても恥じる事はないでしょう
しかし民衆を犠牲になされば 手は血に汚れ どのように正当化しようとも その汚れを洗い落とす事はできません
ラインハルト様ともあろう方が 一時の利益の為に 何故ご自分を貶められますか

ラインハルト様 政略の為に 民衆の犠牲をいとわないと言うのでは
あのルドルフ・フォン・ゴールデンバウムと 何ら変わる所がないではありませんか

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/03(日) 00:32:33.57 ID:q4RonVFLb
どうしてこんなことするの。あなた本当に死んじゃうところだったのよ。

バカ!今死んじゃったら大きくなった時の幸せはどうなるの!?

今は苦しいけど トンネルの中みたいに真っ暗だけど
頑張って歩き続けて 光を見つけるの

だってそうでしょう。出口のないトンネルなんてないもの
頑張って歩き続けてれば いつか光を浴びられるわ
だから死んじゃダメだよ! 今死んじゃったら
大きくなって幸せになれないじゃない!

                    _.. -ー''''"゙ ̄ ゙゙゙゙̄'''ー ..,,,,,
                    ,/´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'-、
                / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                 / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
                / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! 'i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、ヽ
               / . .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:! l.:.:!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:ヽ
              / :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!  .| |ヽ.:ュ.:.:.:.:.:.:.l.:.:.:.!.:.:ヽ
          / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i'!.:.:.:.:.:.l  .,,l !_ヽ !ヽ.:.:.:.l.:.:.:!.:.:..ヽ
            /  :.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/|.:.:/ |.:.:.:.:/  .゛ l!__.....ミ|, .ヽ  .! |、.l`''''ゝ
         l  :.:!.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:./ l./  l.:.:./    /´ ゙l  ./'、 |'、│ !..l.l
            ! :.:.:.:.!.:.:.:.,.:.:.:.!.:.:.:.:.:ノ'、!!!!l  !/    .!,,,,,ノllll ! .〉| i ゙゙‐'! }゙l
         ! .:.:.:.:,│ /.:.:.:.|.:.:.:,.l__ノ!!!!l       l○!!!!!!!! | | !.:.:.:.| } !
         ! .:/ .|.l.,ヒ /.レ゙ |○!!!lllll│         ゝ─-ー'゛ |/.:.:.:.:|.′!
           レ'゛  .| .゙バ/.:.:.l  ゙`- --'"   ‐          !.:.:.:.:.:l ヽ.l
               !.:.:.:.:.:.|.:.:.:.:l        _____      , |.:.:.:.::.!
            |.:.:.:.:/.!.:.:.:.:.:ヽ      `‐ ─ "    ,ィ″ |.:.:.:/
           ,!.:./ !.:.:.:.:.:.:.:/'-、、           ,..ィ'" l l, ,|.:.:/
              "゛   l.:.:.:.:.:.:.!   ` ,゙ ''‐- -- ‐'" ,,ノ ̄ ヽ '´|./
                  !:.:.:.:.:.i.l  / .!.....__ ┬'´    .゙'i、..゛
                   l.:.:.:./  l‐゛,x"_.. !t,゙)..|  |    _,,ノ ,\
                |../   , │//./   .! .l  .| .,r′./   \
                 ″ / │,i" 、、│ l .゙‐',,./      .ヽ
                  ,i'、  .″ ゙‐'゙.|  ゙'"´ .、           |.
                    / │              'V゙            l
                /  /            /         │
                  /  l               l゙             l

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/03(日) 11:54:32.40 ID:q4RonVFLb
                     、 、 ,.ィ   ,. ‐ァ
             -=、¨ヽj ヽ/ | / ∠_
      _____,.. -─ヽ   '  /´  ´    ̄`ヽ、
      「::::::::;ニ-‐'¨´                      `\
      |::::<´                         ヾ:\____,
     |:r、:\                         `>:::::::::/
     l::i. `¨`    - ´       ,、 ,、     `丶    _,∠::.:-ァ:::/
      \ __ -/        /ーY-ヘ       \      /:/
       <._/ /´ /   /  |     ! 、     i l    _∠ _,
       / /,ィ′/   / .!  i |    | ハ.    | !  、_/
     /  j/ {  l.   l、 ハ._, | 、_ 」l |  |. ,ハ j      ̄ノ
      /_    |  l   ,:|-l‐|'ヘ  |    ̄リ丁ヽノ/ リ      /
    ´    ̄.フゝ ト、  ィ‐fjフ下、|  '¨ゞ不)ゝ,イレ´`Y -=ニ,´
        ∠ -‐ヾ{ \ゝ´ ̄  `    ̄_,/イ j 1 /.  _,/
           /ノT^| `    '_    ´  ノ| ノ,ノ_ヾ´
             | !> ._  `  _,.. ィ7`iり   ``
                  ヽ| `>、 ` =一'´    イノ、
                   /l`>、 ‐-一'´_ - 7´/´\、
               /  |/,、ヾ 、_,.ィ´   | /     }i
                /    f!} |  ,/    | |      ||

ここは僕に構わず行ってください  来ないで!

いいんです 僕はここまで来れただけでいいんです

みんなと旅ができて 友達や仲間がたくさんできて
こんな僕でもみんなの力になる事ができて とっても嬉しかった

必人… 前はガチャガチャだったのに
コントロールショットが上手くなりましたね

必人 早く行って!

駄目です なんの為にここまで来たんですか
あの兵器をクラッシュするんです そしてお父さんを救い出すんです
テルマも銃兵衛も海斗もジョーも みんなそれを望んでいるはずです

コドウ ナナさん 必人をお願いします
あの兵器をクラッシュするのは必人じゃなきゃ駄目なんだ
だから僕の事は気にしないで みんな先に行ってください

ふざけんな!!

必人はいつだって僕の事を子供扱いしてるんだ!
友達ヅラして 結局、自分がカッコつけたいだけなんだ!
僕はいつ助けてくれって頼みました

僕だって 僕だって一人で 一人で 自分の足で歩けるんだ!! くっ…

もう必人には付き合いきれませんよ ここでさよならです

もうやめてください! 必人なんか 必人なんか 大嫌いだ!!

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/03(日) 11:58:50.95 ID:q4RonVFLb
お前にはまだ武器が残されているではないか、戦うための武器が。
命だよ。お前にはまだ命が残っているじゃないか。なぁ古代。人間の命だけが、
邪悪な暴力に立ち向かえる最後の武器なのだ。素手でどうやって勝てる?
死んでしまって何になる?誰もがそう考えるだろう。わしもそう思う。
なぁ古代。男はそういう時でも立ち向かっていかねばならない時もある。
そうしてこそ初めて不可能が可能になってくるのだよ。
古代。お前はまだ生きている。生きているじゃないか。ヤマトの命を生かすのは、
お前の使命なんだ。命ある限り戦え!わかるな、古代。

                        _,. ----―--、
                       , <´          > 、
                  ,. <                \
                 _/                       \
                /              ,.<二ヽ       ハ
             /           , イ,.、_j"{_,、ヽ         ,
               /          / ,」〉jくー! f´X ∧       ,
               ,′        _,.≦三三ゝヽ ` ´ノノ≧、       ,
            i       _≦三三三三三≧=≦三三ヽ        }
             j       /三三三三>==7==三三ハ       ノ
              /      /三三r  j__/=ー'三三三三ヘー-7三!   /
           /     ハ=rく _jー ´三三三三三三三三三`三! /
           /     /三>へ、` ー――――――――<三≧、
         {      レ⌒く ,イ ヘ`ーtッr r―――r‐tィ‐r--,二二ニゝ
        ヽ    / ハ i  }  `ー―ィ   i  }`ー-'  } }>、
         >r-、_i  { ヽ! {     ´ ,_,     ー-、    ハ: ヽ `ヽ
        //: : : 八 ヽ j  {_   _,ィ ´ !、_    _ノ^´`´  {: : :`ヽハ
        //: : : : :{」 〉ー/   `^´        ̄`´      {: : : : : , ',
.     //: : : : : : : ゝ {  レ      _,、_ -‐'ー^ー'ー-'`   j: : : : : :}  ,
   //: : : : : : : : : : ハ   し     ´     __      f: : : : : : ハ  ,
 /r´: : : : : : : : : : : : i  \   !         ´   `    _,j: : : : : : : : ヽ \
/ ィ⌒ヽ \ : : : : : : : ハ   `ーゝヘ               ノ: : : : : : : : : : : { 〈ヘ、
_/三三三\\: : : : : : : ゝ \  `ー'ー-、        __ノ: : : : : : : : : : : : : ヽ く >ー、
三三三三三\\: : : : : : \        `ー-‐^ー' ̄/: : : : : : : : : : : : : : : : : ハ Y、  /
三三三三三三>`<: : : : : \           __/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : j ハ≧'ー
三三三三三三三` 、二二二二>-―――<: : : : : : : : : : > 二二二二二`ヽ/  }三三
三三三三三三三三>' ________二二二二二 -<三三三三三`ヽ   /三三
三三三三三三三/  /三三三三三三三三三三三三{ r⌒ヽ }三三三三三三∨三三三

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 02:20:01.29 ID:MIjifJ7Ad
そうだな・・・ 私は『結果』だけを求めてはいない
    『結果』だけを求めていると 人は近道をしたがるものだ・・・・・・
    近道した時 真実を見失うかも知れない
    やる気も しだいに 失せていく

      'i, ;' ,    /'' 'ヽ ./ ''‐、   _,,;;;;;;;;;;ツ''" ヽ_,ィツlllllllllllllllllllllllリ!!llllllllll} , r---‐‐‐--、
      `'i;'  ,; { "'',,,r-.,彡ノr‐''"; ; ; "  ,..r‐彡,,ヾヾlllllllllllllllllll'"´_,,ヾlllllll i  意 『真 大 i
       .ヽ、 ';;, ヽ、彡ヽノr''"  ,、r''~ ,r,,iirツ'"  ~ソ 'llllllllllllツ .lヾ;;; .'}lllll { 志』.実 .切 }
         ヽ、;;;,,, ヾ'"´,.r‐''"´,.r‐彡r''"_r-‐.t--.、i,  ""llllllli .l;;;"'i, }lllll i だ に な }
          i ;;;'';ツ",.r'" ,..r‐'" " .ッil!',,,ir‐_ヾ'''ッ l 彡 'lllllll; / ;l  }lllll  i と 向 の i
          .,l,..r‐''",..ィ''"~        .i.,ヽ.~ノノ'"ノ彡ツ  .!!ツ "'y' ,lll'  { 思 か は i
        ,.r''"_, rii,"` ~"_'ミi,,       .~!~ `ノ'"'' ..''i    ,ィ'" イill.:  i  .っ お   }
     ,..r‐''",.riilllllllllll,,  ,ィ'、・),';;; , ----r、、、、、r''"    l   ヾ_,,ィ'' l' ;  i . て う    i
    イ _,,;iilllllllllllllllllllllll'、 "ヽ." .;;ツ;;#;!ッ,,          l'    ヽ ; ;; /   {  い.. と    i
    ‐ッツ彡''""""~ ヽヾ,  ,..r'"l'"   ..,,         l     );;; /   ,i  る す   }
    ,r-‐‐''"~~"''‐‐-,, ヽ,.i~"   l   .,,r'             ノ;; / _____i     る   .i
    ・ 向いした向 'i, .'ヾ   "'''‐- '' .,、、、_           /;;''/ "''‐r.,_         }
    ・ かつてとか  .i  .i;ヽ、   i"''"~,r''‐rニッ        /;''/      i        ,i
    ・ っかもえお  i_____''‐‐   ヽ^i~,,,,,ノ''"~       /;;' /      ."''''''‐‐‐‐‐‐''''"
    ・ ては 今う  _,..r‐''"  \  ,ィ"__,,,rii;;ll''"     ,ィ':;' /     ,i'
    ・ いた 回と  i      \ "''''~`      ,イ; ;;/ /     .,i
    ・ るど はす  i        \        ,イ,;,; /,,,,,,,,     ii'
    ・ わり 犯る  i         \     ,イ ;;;;;/       iiii
    ・ け着 人意・  i           "''''‐‐‐'"
    ・ だく  が志・ i
    ・ かだ 逃さ・ i
    ・ らろ  げえ・ i
    ・ なう  .たあ・ i
    ・  ?  とれ・  i
    ・      ば・  i
    ・          }
    違         }
    う         }
    か        i
    い       i
    ?       .}
    ~""""""''''''""

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 02:20:41.08 ID:MIjifJ7Ad
          /  や お ア
        | : っ 前 バ
        | : た は ッ
     /´ ̄`| : の 立 キ
    l  そ ',   だ 派 オ
  /:',   う ヽ. よ に  :
 /.:.:.:.:.:\_  人
 .:.:.:.〃´.::.:iノ´.:.:/入   __ _ ノ
 .:.:/.:.:.:.::::{. : : : { {`フ氷く ノ.:.:.:.:.:.:
 . : : : : :::::j: :,.  '´ニ二二二二ニ ヽ
 : : : :( :))<.:.:.: : : : : : : : : : : : : :
 {ミミミV >== 、 ニニ __ -‐く
  , ヘミjソ '´ ̄  ‐ 、   ,rェテく 'ミ!
  い ヾ!   r'rェテソ.::   ヽ ̄` リ
 .:',ヽ(  { ´ ̄    '´ '.;   ,′
 .:.:ヽ_ノ   '.        ノ  ,'.:
 .:.:.:.:.';ミj  ',     `二_   /.:.:
 .:.:.:.:.:.';ミj  ',    ィ´_ノ´/ |::::
 .:.:.:.:.:.:.ヽト、 ヽ  ` ー '´/ |::::
 .:.:.:,..: '´:', `丶、 _ _ ノ   |::::
 '´.::.:.:.::.:.: ',    /´ ̄`ヽ  |::::
 .:.:.:.:.:.::.:.:.:. ',  / \  ∧/|:::::
 .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. .', /   /⌒ヽ  i:::::

 私が誇りに思うくらいに立派にね

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 02:21:20.72 ID:MIjifJ7Ad
          _.. -── ‐- ..,,_
       ,. <  ,>''´`丶     `丶
      /   /   /`ヽ\  / ̄ \
    , '    /  /    V \∧
.   /    / /       ,. V   V    あ…あんたは……!!
.   ,'/二ニニ/      / _..、   V    そうだ!! あんたは!!
..  i  「 ̄        ,イ _,ィ心 ハ   V
   l  l l    ,i /ヾ='" /.l _ゝイ^ V   V    あんたはオレがワイロを受け取ったせいで
..  l  i i    ,ハヽ     "´      V   V     撃たれて殉職した……………………!!
.   i.  i i.   />、ゝ   ̄ヽ      V   V
   ',  ', ド'" ,ィ行`!'…- 、         V   V
    ',  ゙、`マヽゝ' l    __         V  V
    V  V ',   l   ¨¨フ         V
..    V  V ハ、  > 、 /'::_"¨::::‐-、   V
.       V  V  \.   「::r-'    ̄¨ ンオ.   V
.       V  V   ヽ  `ヽ     _/::/   V
.       V  V   \  l':::´;: -‐ '    ,ハ
.       V  V     \ `¨´       /. V
          V  V      \         /   V

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 02:42:36.67 ID:MIjifJ7Ad
                           .;,,,,,,,,__ ,,,,_
                           」 ./-゜ ^^ゝ
             .。 ,,。-__.。--t'^^^^^^^^^T.ヽ.lllll(,,gg)hg_ \_
          .;/ノ^^^  [ .。。.,,_  __,,__     ^^^llll,,゚l(-、 \、
        ./゛    .-。.,, |  "  ゜ ^^ー。._   r.\ヽ .\、.\、
      ./゛/     )、        .ヽ。   ^.ヽv,,r  .\、 x\  .;_-、_
     ././゛  //             ヽ、  .ヽ ^ー。|__`、  ^ヽx^.ヽ.。。_
   /gr"   .//    l.            .ヽ、  .\。_゜ゝ.;)q、    `、ー。_^^ー
  /イ"   r,,/ /  /f|             .\_、   ^)ll5x[ll)):。      ^^^ll
 _/|  ./0" ./ ノ/_./ )、 (.l、.ヽ、 .ヽ.;   .\ゝ、   .\゚')k)x.;^R,,
  |  ./゛  l゚_ 〈/゙:、(n( .l(k、 〉゚lg、.\  .\x、    \、   .\(].\.;.\q、  .ヽ.。
  」  ノ。  ./ ]0"」f:l[;;f_|'くk ゜〈.\.。.;;;y,, .\く_    .\_    .\-..\-、);;.。、
  [ ./J  ./゜ /f4^^^]("^)0q,,^)v 〉)、r .\]]]gllgt;;_-v、   \     \   ^^ー-、
 ./ Y/]  g( l゚/[]l. 〈[  ./〈,,V .\゜)(/^"^.。.\[(^^,,  、  \Rt_。.,,,,_ .\_   --。.
 7./r" 」 ./] メ|゜)(](  vd0)   \〈、 ゚:,,t[  ]]l. |V_\,, .\。.^.\^゚。、-、 〈_ .;
 ゜("  |./」./゜ f  l.   =4/    V( 〈)][]( ..l[゚。 ] H゚lH0()g__\____       ^"
 .l"    」./|    .l( 〈          ゛ ^^^^ ゛゜メ.;ll! .。(  ](^\;;`、^].ヽv
      ]、    .l 「( ](    /            ./)、.l\  [f_」     |
    、     .;r./^,,k\    __,,。--─。     y^ll(]、]、ゝ |0l.  | |__
   .\    ./]」./) \)5,,,,  ](     ゝ  _// |.\ k、[.l[!  .l(  |`、
         ]l..l3.。.l(  ヨ.l[|-、      ./'"./   [.\])。.\(| Y   .l^)l. -y。
        メ]|J」]   〈し(  ^-,--─ll[" /    ./  り,,\ .\l. J   y./゜ Y゙、g
       ,,f(  ][|〈、  |[。。  [   .\.;,,    ./゜   :l( \ .ヽl.  ,,(/゛ "─r^

だめ また超兵器が目覚めちゃう 超兵器の怖さは見た筈じゃないですか
無理矢理みんなの世界を変えてしまう

こんなものに頼らなくても もっとできることがあるはずです

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 03:32:58.87 ID:MIjifJ7Ad
   .\5ggggg;;;;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.g_         ゝ
...,-^gggggi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.i.i.i.i.i.i.,,_         、
,,,,,,gi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[[gggggg。`、        .l
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ll(「^,,          ゙、 .l
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.,,,,ggll(,,x           ^^^
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;;;;;gll[   、
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;](゜ |ll       .;
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ll(゜ ,,gi;i;][    J  |      )
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;lilii;i;i;i;i;i;ll,,。r,,gi.i.i.i.[r"  ,,g[   ]、
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.lililililllllililili]([^゜.-ll4「゚l[[lilillllll;;gr][゛   [
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ll;;;;](^^^ ]lllllili)^f      ".lllllllllllll)]["  ./      .;゜
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[[ f」   。.゚llli;i;ll        ]llll[,,.l゜.\--l゚       ./
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i._.ヽ(、   ^^^^゜       .ヽ^.- _(^-^.。      ,,
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;lly ]l.          、  ー。. |゜.;g"     /
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;;;;;g゜               .\)゜g[(   _./
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ll;;       ー-.     g]yi.i.゜  r'"
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[_       ゜    ./i;i;i;i;(
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;;;;;、ヽ _      __g;,;,i;i;i;i;][」  .l    __
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[(    -、___./]i;i;i;i;i;i;i;i;][ll[  .ヽ。.  _
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;][         .li;i;i;i;i;i;i;i;i;i;][、 ^^^^^^-
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[[         .li;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;]g、     ゜
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[         〈i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;llg、    、
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;)゛          〈i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;[、   、
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.(゛           〔i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;]][  .;/
i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;;;;;".l(            .\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i.i.ヨ
i;i;i;i;i;i;i;i;)i.i.i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;]((  [l.           __r:li;i;i;i;i;i;i;i;i;i;],,,,](,,1

どうしたのイズ― あなたはちゃんと帰って来てくれたじゃないの
何もなくていいのよ 約束を守ってくれたんですもの
イズー・・・

あなたを信じていましたから

ありがとう でも私・・・ あ・・・ 幽霊船が呼んでいるわ

これで 思い残すことはないわ
約束を果たせたんですもの

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 03:48:24.38 ID:MIjifJ7Ad
             ./   、 ./"   __、
            gr゛  /゛ t" ,,、ngr4"   _
           V](     -^gll"./"          " .。、       _
          ./!^)l.     。 ./"  `、。.   。.___      ^)h、    .ヽk
          ll ",,、    `、ll"        ,,g:.:.llllllg、    l.  ー   イ(
      4 .。 `、 ]]!  | 〈[[           "Yvgg_    gggg,,,,、 __f(
       l.,,.ヽg_   _  _^./](              ^゚lq、 。`、]][)(「.ll:
      r〈]( .\、  ^^^〈llll;,;,][                 ゚ltg_):.:.:.:.)]llg,,_.ヽ、
      .。_ヾv6     .;,,];,;,;,;,、,,,,             v __ ゚lg_゚l;,;,g,,.\g,,
       .\llggvr   .ヽ゚l;,;,i.i.[、゚lllg、            〈](fg。.゚lllg);,;,;;;;,,,,)][ .。。
、       "..l[゜     ./ll;;;;i.i.g,,_^)4  __  .-q,,_     ゚l][^]gg](゚l;,;,i.i.;,;,"ll,, ^
(              ,,ll(゛g;,;,][,,"^)k。.   _5l._  ^h.ヽg,,   .\;,;,i;i;g^;,;,;;;;]g^゙、
         .。゜    メ゜ :.:.(();,;,] 。J゜tg .ヽ[、.\,,__.ヽ;,;,g、\_];,;,;,;,;,;,!^)][^]gd(
 。      g(  ,,     ][、 .\k,,、  "  .;;,;,llll4]llll;,;,](")llk、":.:.;,;,;,;,  ]llr ][!
 (    .。 :.:.  [_ g  gg(_    ")v    " 。 〈ggggi;i;ggg:.:.g,,゚l;;;;;,;,[!|、  ゜
 ^)    | ;,;,! ^)]!..l]l. 4[(「".。[゛         Vi.i.^゚llili[lllilii.i.(、ll;,;,;,;,:.:.ll( ゚l:.:.。.]゜
  ^    1^)[  〈]..l[、 ゝ.。__]i;i;]ll;;;;llg、     .lf"^;,;,]i.i.( ^^);,;,llg]i.i.;;;;;;;;[r ^);,;,g,,、
      .ヽl.   ][g][  ;;;;)lli;i;「.。i.i.[゚l[、       ^llg__ggr 〈(_;,;,k]i.i.;;;;i;i;[ |;,;,]H(
   。   ゚l[ .。_ :.:.][  ]i;i;g_  _^゛.;、        ^^゛  ^):.:.][:.:.;;;;;;;;i;i;! k_];;;;][^
   |   ^)、 。 ]i.i.l.  ^i;i;i;i;(メllllll"  〈!           〈:.:.][〈i.i.;;;;;,;,][ .l]t^;,;,]k
           `、_];;;;g、]i;i;i.i.)、               .llili;,;,゜]i;i;lili;,;,;,;, :.:.]g..l:.:.[
    .ヽ       ^゚l];;;;llg_゚li.i.;,;,g               ^i;i;][ i.i.i;i;lili][゜ ゚l;,;,](^)(
     .l(         ];,;,]g,,]];,;,;,;,g,,_          ,,g(゜^)i.i.゛gi;i;i;i;lili;;;;t.lr ];,;,;,;,
      ヽ       ./;,;, ]i;i;ll:.:.;,;,(]];,;,gg,,_    __gll(゛ ./[゜gi;i;i.i.i.i.i.i.;,;,(||;,;,_、
      |     ./〈:.:.g:.:.;;;;i.i. ^)i.i.;;;;;;;;i;i;i;i;llgggg;;;;(゛  .;g[(gi;i;i;i;i.i.;,;,;,;,;;;;l.]]l. ;,;,]!
      |     r゚g;,;,:.:.^)ll^i.i.( .l;,;,_〈i.i.lilililii;i; ^゜   g;,;,](^i;i;i;i;i.i.:.:.(^;,;,[ ll、 ^
       ゜_    _g(_g][ __。. ]]g__,,;,;,,,;,;,i.i.;;;;^゛    ll(「"  ゚li;i;(;,;,](,,_](゜ `、
。.       ]ll(  /..l;,;,;,;,()(^^^   ^^]ll(^゚)「゜ ゜ 。      .l:.:.((^^^^;,;,ll09rーt(゜

……私 何も 知らなかったの ねえさまが 黒い翼の せいで お城を おい出されたって 事も…
その事で おとうさまと おかあさまが ずっと ずっと なやんでいた 事も

これで、ねえさまが 大鳥に なったら 私、また 知らないまま だったわ…
ねえさまたちが 世界を 守るために 邪悪と 戦って いる事も…!
私には 邪悪と 戦う力なんて、ない… おとうさまを 苦しめている 邪悪を
たおすことなんて できない でも… ねえさまなら… きっと できる…… だから…
ねえさまは のこって 戦って…

私が、姉さまの かわりに できるのは……… ねえさまの 翼に なる事 だけなの!!
鳥になっても、私のこと ミイナって よんでね… ねえさま

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 12:02:33.12 ID:MIjifJ7Ad
                                        .l〈
                                  _   | [ V
                           `、  ヽ、  ヽ。、 ].ヽ」 (
                        、   `、  .\、  \_.ヽ、l. Y.\
                   t`、ヽ  .ヽ  t,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,__   X1(.l_ .\
                 /  [ ゜g)(  ゝ  !_,,]]]]];;,,゛^^^Y-、_.ヽ.ヽ)  ,,.\_)、
             v  。  〔gd][ _ヽ  .l  ]ll^^]゛^"^)llg),,_)、 ー (gX .l、..l(1
             7r  .l(__,,gllllllllllllll 1゙、 」l.  1 Jg,,__,,,,gi.i.)(]kl.;;  ./   Vヽ|   .;
      r     .l7r ,,g0(gll(^^^[llkl..l.l.l /( /  /gnt[^]q;;[)、|llllll^.l(   )t゜`、  ./[
     / ./   |/゚)fglili(,,ggll(][:l!__[ / ,,(g.- ノ.---─=(^_ "`、^ ]   ,il「(  ././
     7  .l゛   |.l .;g[0(i;i;[][f"゛メ(././^-^ (.l         ./  .;(gi;i;llllllllllggrゝ_/   _
     l.  ]|   [[|ll[]。.,,^゛_./ヾ      |         .l(、 .llililili("^][i;i;lili(^゛
     l. |]  __,,dll[ll^5^^^:lヾ ゜            r  ( ノ ヽf;,;,)(   ^ ヨll[[、
    | .l]| "゜ l.d[Y〉1        _      ゝ    ゜ノ   」     .-`、 ^.ヽ 、
     〉|.l(t   (T〔Y  、      ^^         ./    _    .l!.ヽ、     .\、
      ゝ^)     \.ヽ。. ^-,         ー    .;.l(.。   r゜ __,,,,,,,, \.\      `、
        ]( 1   ^)ヽ),,、.ヽ.ヽ。          _.-1./ l.ゞ  .;g][(^]i;i;、 )
         〈    lll :l(\ t\.ヽ.。,,_     ./  .;,-^,,\.\、^^^。.\  )、
       ./    ''^^^-([:.\_ヽ .l、l..\llggg,,r  ノ"]。.r゚。.;xy .l,,d|   ゝ)、
      り゜ r_..、     .l、./゜ヽ)、.ヽ[  .\ll[ x" ./:l.ヽ)( \ ||    ゜ ゙、
    ./  /./   x-─ [.l(   ゝ ^( __,,,,_]: .;/゙、 .\ \ ゝ[ .lggg    ゙、
   .;/,,  ./        ^|(      .;ll(^^^^。./   (^^\、ト、)t.ヽ(g][     ヽ、
    〉 ./"          U(         」 (  ./」\_ .ヽ V 1.l(        .\
  .l゙:、 ./(           .ヽヽ        .l!   ^^^V   t、.ヽ゜ (          .l、
  [ ^ ノ              ヽl.  ゛.;ggg__。.l   7 /    .l     t         y゜

だめよ・・・ ハーメル・・・
伝わってくる・・・ ハーメルの想い・・・
"魔族"として"悪魔の子"として嫌われて
それが辛くて そう それで苦しんで・・・
お母さんを水晶にされて・・・ それでさみしくて・・・
それで・・・魔族の血で人々を傷つけたくなくて・・・
わざと遠ざかって・・・ 一人で耐えてきたんだ ね・・・
ハーメル あなたって・・・ さみしがり屋で・・・ いじっぱりで・・・
わがままで・・・ 無神経で・・・ 子供っぽくて・・・・
素直じゃなくて いじわるで 卑怯で・・・ 自分勝手・・・ だけど
だけど・・・ そばに いたい・・・・・・
私・・・ 役立たずだけど・・・ そばにいたい・・・

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2017/12/17(日) 12:19:52.79 ID:MIjifJ7Ad
     t .\、 __,,。.─;;,,,,,,3],,,,,,,,,,,,__─./    r
      t   ,,rf";;,,gggglli;i;lilililillllllllllll)(^     .l
      Y 〔i.i.glililililililililililililllllllllili("   ,,   ./
     ,,/。]lili[^[)^)[-く`、;;i.i.ll](" _.。 '"     \
    r゛  \i.i.]l._ヨ ;,;,(.;g;;;;(/./^__,,..   .;,,,,..ノ
    .;t7''''Hg.\)(;;,, "(g,,]./ .;。.ヽ[!    ^);;;;(
   /g[   .l[;;__.\[fgd)(d゜/[,,,,gll)゜    .;ll0゜
  ./^)]l.   ^^^_/_.\-^ヽ\ ^^      .l[[(
  .l 〈]l..;./"  `、.ヽ _  ヾ:、      ,,ll(゛
 ./.l  ゚l["            ヽ.ヽ-、。.。.f"゜
 ( .l ノ               ヽ..._
 」 .;./  ,,glllli;i;lilii.i.0qg,,_       `、^^^'''''''.ヽx_
 (r   glilililii.i.[)i.i.[];;;;;;;;[(fg,,,,
 .l(   Jlllllllllili;;;;k^^^(^^])f(];;;;llg,,_
.ヽ  gglllllllllllllilililir。 .\ ...`、=「゚l()ggggggg,,,,_
 \.llililllllllllili)(^゜    "       ^^^]lli;i;lili]l.
  \lililllllili゜,,。.r─-、。_         .\][「゜
  )f]l.゚゚lllll(v゜      ^.ヽ.。,,_  __.。ー^^^   gdlili
  Hi;i;,,    vggggy、    ^^゜      ./llllk
  ]]lili(^─   `、^゜   ^.ヽ-、。。.rく,,。。.-'"
   l゚(   ^T  。.        pt'^^^

 あ・・・・見える・・見えるぞ 俺の信じるべき魂がっ!!
くく・・「友は心の中にいる」・・・・か・・・・
偉そうなこといっちまったぜ・・・・・・ すまなかったな・・・・イグリード・・・・
今までシカトしてて!! 今なら心の中のお前の声が聞ける
”エックスは俺たちの共だ!!”とな!!

受けとってくれエックス!!

これが俺の”わび”だ!!

なぁイグリードよ・・ やっぱり空って やつははいいな・・・・ 忘れてたよ

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/02/11(日) 12:02:22.89 ID:TDLCZRk06
 鮮やかな朝焼けの映える朝、突然、あいつの追撃が止まった。
  何故、止まったのか、今はまだ、知るよしもない。だが、これは喜ぶべきことだ。イースから災いが消えたことに違いはないのだから。
  再び、あいつが現れた時のために、イースを結集した力をここに封じ込めておく。六冊を手にした者にその力が与えられ、その者こそ平和に導く指導者となるであろう。
  しかし、この書を目にする者はもう一度考えるがいい。
  魔の力を行使する者は魔の力にやがて滅びる。心を置き忘れた繁栄がいかに虚しいものかを。
  元凶を追求する者は、何を悪と定めるだろう。
  美しい宝玉も魔法の金属も、全て女神が与えしイースの宝なのだ。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/04/08(日) 11:01:01.69 ID:yf4U/cATa
ttps://www.youtube.com/watch?v=TrE5123tUto
カエル「サイラス…… サイラスよ、俺は帰って来た。 おさなき日のちかいを、
 そして、お前との最後のやくそくを 果たすために!!
カエル「サイラス……

サイラス「グレン…… よく…… よくここまで、来てくれた……

カエル「サイラス…… 俺を……、うらんでいるのだろう……

サイラス「フフ…… 私は今のお前ほど、りっぱな騎士では なかった……
 この体を魔王の炎にやかれた時 私の心は、この世に残された人の事を
 思い、千々にみだれた。 ガルディア王…… リーネ王妃……
 魔王…… そして…… 親友のお前の事を……

カエル「サイラス……

サイラス「だが、長い時間をかけてえた お前の強さは本物のはずだ……
 これで心おきなく眠りにつける…… さらばだ、グレン……

カエル「ま、待ってくれ、サイラス! 俺は…… 俺は………!

サイラス「王妃を…… リーネ様をたのむ…… さらばだ……
  我が友 グ……レ………ン…………

カエル「サイラァーーーースッ!
カエル「すまなかった…… サイラス……
カエル「!?
カエル「グ、グランドリオンが?

「フフ……

「そうさ!

リオン「あんたは、なやんでたろ。

グラン「勇者の強さは、意思の強ささ!

リオン「罪ほろぼしのためなんかじゃない。

グラン「あんたの意志が、今、本当の強さを 持ったのさ!

カエル「俺の……意志……!

リオン「これで、心おきなくボクらも 力を出せるね、兄ちゃん!

グラン「そうだな、リオン!

カエル「この……みなぎる力……
カエル「これが…… これが グランドりオンの本当の姿なのか!!
カエル「サイラスよ、俺は行く。 お前のこころざしをつぐため……
  それが……!
カエル「お前への最後のはなむけだ!
カエル「さ、行くぞ……。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/10/06(土) 06:54:05.74 ID:w895SxiuT
                            _ ,, -  ‐--  、
                       , - ': : : : : : : : : : : : : : : : : :`: .、
                      /: : : : : : : : : : : : :,ィ: : :`: : : : : : : :\
                     /: : : : : : : : : : : : : /: :ヽ: : : : : :ヽ: : : : : :\
                       ,イ: : : : : : : : : : : : : : /: : ィ::!: : : : : : : ',: : : : : : :ヽ
                      /: /: : : : /: : : : : : : : /: :/-;_:!: : : : : : : : !: : : : : : : !
                     /: イ: : : : /: : 、 :/:/: :/!: :/  /: : :l : : : : : :!: : : : : l: :!
                 //!: /: : :/: : l: :/:メ、:/ l: /  /:/ : l: : : : : : :!: : : : : l: l
                    l/ l:/ : : /: : /:/l/,,l:/!ヽl:;'   /:/: :/!: : : : : : :l: : : : : l:イ
  . l^ヽ           l l:! : /: :!: :l/イ 仍抃、 l;'  /イ/-/,l:/!; _:l_: : l: : : : : !/!
  .∧ !            l!: /::/l/l:::l' /c:::::/ l!  '´/::ム//l: : /: `:l: : : : :/: :!
    l l    ,,、        ィ!:/l:/: : :l l ゛ ゞ沙  l   .イ ./示刈/ : : /: : : :/ : : !
    l,-,!__ .イ .l      /: :l:l: l : : : トl!           ! /c:::::::ハ!: : /、_: ; ィ!: : : :!
   / ,,__ ヽ, !      ./:/: !:l: :/: : : l        '    ゛.ゞ沙 ./: :/ヽ.〉‐': : ゝ;: :!
  .〈/,-、 X、l     //: :/ l: /: : : :l:ヽ    _      ``./イ:/-'イ: : : :l: !:l :l
   〉' .,-、_ィ= ':,    l/l: / l:/l: l:l: : ト: :.ヽ   〈__〉     ,'イ/7´//: : : /!:!:l:,′
  . ヽ ヽ ヽ ./    l .l:/  l' .l::l::!〉-'-イ ̄ヽ    __ .イ/: :l':^イ':l: : :/ ル'l!/
  イ^ヽ      l ̄ヽ    !  l .,イ ̄!    /_,..T,, ___,, ィ: : /: : : :ル'´: : : /
. 〈く: : : :l    |: :/`}      ,イ     / /:::::::::::::::::_;;ィ': : : : :´: : : : :/: :/
  Yヽ、: :!  __,,i イ  !   /.:.:.l      ! /:::::::::::::::/: : : : : : : : /: : : : _,ィ!_
  ヽ、  T    !  ノ  /.:.:.:.:.:.l      l::::::::::::::,ィ,: :-: -: : : : /: ; ィ´ ̄ ̄`!
  /`>、ー--‐' , ィヽ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ    !:::_;;ィ/´イ: : :_,: : : :/´      _ 〉
  〈     ̄ ̄   〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\  l´ : /: : : : : -r‐''´  , ィ´-‐ ´.:.:ヽ
  ヽ         /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, -` .!: :/: :イ: : : /   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
   ∨        l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/, イ',ィ!: /: : : : : ;ィ―― '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
   ./        !.:.:.:.:_.:.:.:,_, ,-, l l´/ /: : :l/: : -:l´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
  ./        ト、「!/ 7/ // l .ト! .! !: l: イ: : : :!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
  l         l .l !〈/ .l/l .L! .! l  〉: /: : : ,ィ l`!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ
  ∨       /      /!  l l/: :l: :イ:l  l l l .l`!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
   .∨          ,イ.:.:.:l  .ヽ!: : / : : 〉 ` .l .l l l`l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
    ∨       , イ.:.:.:.:.:.:!    〉: l: : :/l_〉   ` .l_! l l`l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
    ヽ、    , -'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!   〈: : : イ::〉         .L! | |ヽ,、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/
       L!ー ’.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l    ヽ/: : :/            ト'/./ `!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/!
     レ!.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/      lー '!          .l.:`´.:.:.! |`l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/10/06(土) 06:55:31.52 ID:w895SxiuT
「…ううッ… うッ… …そう、なんだ… ファル、ガイアを、壊、そうとする
 脅威の、中でアシュレーは たったひと、り… わたし、たちのため、に戦ってくれた
 たった、ひとり、の 悪者、だったんだね… だいじょう、ぶ…
 わたしには、…わかるんだから 感応、石なんて、使わなくたって…
 わたしにはアシュレーの想いが… やさしさが、わかるよ
 …ありがとう… 悪者でも、何でも… いつもの、やさしさ、が、あれば…
 わたしにとって、アシュレーは アシュレーなんだから、ね…
 だい、じょうぶだよ ふたり、どんなに、離れていても アシュレーを見失ったりしないよ
 だから… アシュレーも、見失わないで… 自分の、帰る、場所を…
 もう、どこへも行かない… どんなに迷っても わたしは あなたを信じて待っていてあげる
 あなたの帰る場所を 守っていてあげる… だから、まっすぐに飛び込んできて
 ー『おかえりなさい』… アシュレーといっしょなら いつでも、そう言ってあげられるくらい
 わたしも強くなれるよ…

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/10/06(土) 06:56:16.30 ID:w895SxiuT
   ’:.:.:/:./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:,:.i:.:.:.:.i:.:.:|:.:.:|:.:.:.:ハ:.:.ハヌ:.:.:.:.:ハ、:::::::::::::::::ハ V:.ハ
  |:.:.:,':::::/:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.i:.:.:|:.:.:.i.|:.:.i キ:::::i .マ:.:.:.i:i ヾ、::::::::::::::ハ .V:ハ
  |:.:.:i:::/:.i:.:.:.:.:,’:.:.:.:.:.:.:.::.:.:i:.:.:.:i:.:.:.i:.:.:.i i:.:.|  i:.:.:.i ヤ:.:.i:}イヽ.Y:::i:::i::| V::i
  |:.:.i:::i:.:.i:i:.:.:/:’:.:.:.:i:.:.:.i:.:.:i:.:.:.:i::::λ:.:i .i:.:.|  |:.:.:i  i:.:.’i;才<、i:::::i|::ハ:i  Y
  |:.:.i:::i:.:i::i:.:.;::|:.:.:i:.:.i:.:.:.i:.:.:.i:.:.:.:i:.:.i .V:i _i:.:|=‐|:.:,'  i:.:.{.布トハ '{:}:,’イi.i|  リ
  |:.:.i:,':.:i:::i:.:':::|:.:.:i:.:.i:.:.:.:i:.:.:ヤ:.:.iY>=Y´i:|  |:.’  i:.:ハ 刄:.リ ヤ:.:/
  |:.:.:,':.:,':::|:::,'::|:.:.:i.:.:ヤ:.:.ヤ:.:ハ:.:.キヤ´才チ'くヽ i:,’ ,’/   ̄ >':::{
  |:.:.,':.:’:::|:/:::i:.:.:iハ:|ム:.:.:ヤ:.:ハ:.:ハ` 仟匆}::}} リ  イ    ヽ、´ .i::ハ
  |:.:,':.:i::::::∧::ハ:.:i/ ヽム:.:.ヤ:.:キヽ:ヽ 刄孑'            ノ .i::::ハ
  |:.i:.:/::::>'ヽ、ヽY、 ヽハ:.ハ:.:ハ ト、ヽ           , ィ /:::::::ヤ
  |/:.’:./:.:/:.:.:ーt.Y> ..__ヽ::ヾ:ヽ  `          イ '´ /::::::::::::i
  |:.:.:./ィ:.,’:.i:.:.:.|:.:.ヾ:.:.:.:.ヽ}. \バヽ、            /:::::::::,’;:i
  .,’:.,’:,|:.{::.:.:i:.:.:|:}:.:i:i:.:.:.ハ∧  `ヽ、 > .         ,’::::::::,'i:.,':|
 .ハ:.:|:.:.ハ:.:ト:.:.:.:.:{:.}:.i:>、ハ }ハ、.          ` 冖 T ─.匕.:.ヽ、;' |;'i |
 ハ}:.:|/:::::ト|:::ヽ、:ヽ、| .ヤハi:::>.、           |:.:.:.:.:.:.>、:.:.:.}  レ
. ハi:.:.|:::::::::i:.:i:.:.:.:ヾー{  ヽハ:::::::ー--─二:丁:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.’`ヽ、
.{:.:i:.:.|:::::::::ハ:.i:.:.:/i:ハハ  /:ヽ::::::::::::::::|二、:.:.:.:.:.:.:.}/、   ハヽ、

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/24(土) 20:14:31.02 ID:mbHyOJqHL
メンへラを立ち直らせていくカウンセリング作品だけど
自分が幸せになるのが第一な人間には共感できないだろうな・・・

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/24(土) 20:16:39.16 ID:mbHyOJqHL
主人公自体がメンへラだ。
親が趣味でパンクな格好させてるせいでDQNなイメージが広まって
風評被害に苦しんでいたりするし

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/24(土) 20:24:50.26 ID:mbHyOJqHL
メンへラの言ってる事を理解できるのはメンへラだけで
メンへラじゃない奴にはメンへラの言ってる事が意味不明にしか聞こえないって意味では
軽く精神が病んでる方がカウンセラーに向いてるのかもしれないな

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/24(土) 20:26:38.95 ID:mbHyOJqHL
でもカウンセラー作品だったらGTOとか暗殺教室みたいな
教師が問題児を更生させてくような作品のが無難だとは思うな
少女漫画はこどちゃとかもそうだけどダメンズウォーカーっぽくなって
フェミニストに叩かれまくったりするし

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/24(土) 20:33:52.40 ID:mbHyOJqHL
銀河英雄伝説みたいな革命物も無難なスタイルと言えるだろうな
皇帝ゴールデンバウムに抑圧搾取されてる負け組帝国民を救済するのが
ラインハルトの至上目的だし
ダメンズウォーカーの究極系といえるのがラインハルトだな
無能な人間を要職につけたりはしないけど
それも要職についた無能の行政能力の低さで帝国民を困らせない為だし
ラインハルト自体も貧乏貴族で姉が後宮入りさせられたりして
弱者に共感や同情ができるメンタリティーになってたんだよな・・・

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2020/10/30(金) 15:54:19.86 ID:sgm1zC774
なりたい自分というテーマ的にはジョジョ5部のアバッキオが
警官になりたかった頃の気持ちを思い出すエピソードはすごい感動的だった
ttps://www.youtube.com/watch?v=oUWwGNcVeF8

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/09/02(土) 01:23:14.90 ID:rm+ZUeCXv
歴史とは

必ずしも人の真実が語られるものではない

しかし

人の想いが歴史を作った事は確かである

236 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★