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ギャラクシーエンジェルDish216 ちくわぶ

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2018/04/05(木) 17:22:24.17 ID:x9m6EHN9.net
おでんの具材などとして、私たちの食卓に欠かせない「ちくわぶ」。
しかし、現在流通しているちくわぶの97%は小麦粉を練った人工物です。
ちくわぶ漁は戦前まで日本各地で盛んに行われていましたが、
乱獲と水質汚染によって天然のちくわぶは年々減少し、現在では長良川の源流でしか見られなくなりました。
佐々木トイさん(96)、今でも彼女は国内でただひとり「ちくわぶ」の伝統漁法を守っています。
今日はトイさんの一日に密着したいと思います。

トイさんは日の出前に起き、険しい山道を通って漁のポイントへ向かいます。
90代とは思えない健脚に撮影クルーはついて行くだけで精一杯です。

ちくわぶは、鮭と同じように川を遡上して産卵しますが、詳しい生態は謎に包まれています。
晩秋、木々の葉が落ち始めると、ちくわぶ達が川を上ってくる合図です。

漁のポイントとなる清流にようやく辿り着きました。身を切るような寒さです。
ちくわぶは外敵を避けて夜中のうちに川を上り、夜明けと共に産卵します。
トイさんは静かに川に入ります。氷のような水に腰まで浸かって日の出を待ちます。

「ちくわぶ漁は自然と一体になること」‥‥そう語るトイさんの目はまだ暗い水面にじっと注がれています。

日の出。最初の光が水面に当たると、ちくわぶ達が一斉に跳ねます。
トイさんはちくわぶの体を傷つけないように、一匹一匹手掴みで捕まえます。

ちくわぶの体には鋭利な刃物のような凹凸があり、普通の人であれば両手が血だらけになるところです。
「手の皮が厚くなって血が出なくなるのに10年だね。それでようやく一人前」笑って話すトイさんの手には歴史が刻まれています。

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