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さくらたんのゾンビに襲われたい

1 :CC名無したん:2007/11/17(土) 23:53:22 ID:VYx566hk0.net
さくらたんのゾンビに襲われたい!!

<以下妄想>

突如大発生した原因不明の奇病により、人類の大半は同胞の肉を
喰らうゾンビと化した。ゾンビに食われた人間は新たなゾンビと
して動き出し、災禍をかろうじて免れた人々も、すでに散り散りと
なり、互いの生死も分からぬ状態であった。

僕は襲いくるゾンビの群れからどうにか逃れて、町外れの倉庫に
逃げ込んだ。運の良いことにこの倉庫は食糧庫であり、豊富な
食糧と水が無傷の状態で保管されていた。
だが果たして本当に運が良かったのかどうかは定かでない。
多少生き延びたところで、いずれはゾンビ達に追い詰められて
食われることは目に見えている。。。

「ガタッ!」
倉庫の奥から物音がした。何てことだ!この中にもゾンビが!
しかし倉庫の外はすでに無数のゾンビで溢れかえっている。
幸い物音から察するに、相手は多数では無いらしい。
1体や2体なら何とか倒せるかも知れない。
僕は神経を張り詰めて、こちらに迫り来る足音を待ち構えた。

ゆっくりとした歩調で、それが棚の陰から姿を現した。
僕は唖然とした。それ・・いや彼女は・・・僕の長年の
憧れだったさくらたんだった。

126 :CC名無したん:2010/06/07(月) 14:58:29 ID:st4rlpzK0.net
ええい続きはまだか

127 :CC名無したん:2010/07/04(日) 14:47:40 ID:HBJqPc4E0.net
age

128 :CC名無したん:2010/07/20(火) 19:10:26 ID:wtgzGZ3xP.net
なんという良スレ…
この>>1は間違いなく鬼才
続きマダー?

129 :CC名無したん:2010/08/08(日) 13:31:51 ID:iVcHxzDH0.net
保守保守
ずっと待ってるよ

130 :CC名無したん:2010/09/05(日) 22:24:11 ID:jqGYpHvFO.net
なかなか来ませんナー

131 :CC名無したん:2010/10/03(日) 16:41:15 ID:wCjDFRJb0.net
期待age

132 :一年以上もほったらかしで、本当にごめんなさい:2010/11/27(土) 22:30:53 ID:0a4X+Rg40.net
「…っ、いあああああああああ!!」
倉庫内に、さくらたんの絶叫が響いた。
――きっ…きつい!!
憧れのさくらたんと、初めて一つになった、この瞬間。
一番最初に頭に浮かんだ感想が、それだった。
じわじわ挿入して長く痛い思いをさせるよりはマシかと思って、一気に貫いたつもりだった。
だが、よく見ると僕のペニスは膣からまだ半分くらいのところで留まっている。
――こっ、これでもまだ、半分なのか…!?
「ああ…う…うっ…」
さくらたんが、泣き声ともうめき声とも取れない声を上げる。その目からは、涙が零れ落ちていた。
ウイルスの影響で、顎と同じように膣の筋肉も弱まってるかもしれないから、挿入するのはそんなに難しくなく、
痛みも少なく済むだろうと考えていたが、膣の方の筋肉までにはまだ影響が及んでいなかったのか、
あるいは先ほどまでの精液の補給で、筋力も少し回復し始めていたのかもしれない。
決して大きく長いとは言えない自分の陰茎だけど、それでも今のさくらたんの膣には少し大きすぎたみたいだ。
少しすると、わずかにペニスの辺りに血が滲んできた。
どうやら今ので処女膜は破れたみたいだ。いや、破ってしまった、と言った方がいいのか、な…。
さくらたんの「はじめて」を、自分が奪ってしまったという事実が、改めて胸にのしかかる。
でも、ちゃんとさくらたんの全身に僕の精液を行き渡らせる為には、
もっと深くまで、そう、せめて子宮の辺りにまで入れて射精しないと、多分駄目だろう。
だが、これ以上入れて大丈夫なんだろうか、いや、入れられるだろうか……?
どこかのアングラサイトに乗っていた、小さい女の子をレイプした際に膣や子宮を破って殺してしまったという強姦犯罪者の話を思い出した。
今の時点でも、もうさくらたんの膣が壊れてしまってもおかしくないのに、
この上さらにペニスを奥に突き立ててしまったら……。くそっ、僕はどうすれば……。

133 :続きです:2010/11/27(土) 22:33:14 ID:0a4X+Rg40.net
「うう…う、う、うん……」

ふと、さくらたんの喘ぎ声に、変化を感じた。
先ほどまでの苦痛を訴えるものから、僕が愛撫していた時の愛らしい声。
さくらたんの顔色も、また快感を感じている時の表情に戻りかけている。
ふと下を見ると、さくらたんが自分の手でアソコの辺りをまさぐっている。
クリトリスの部分を、指で撫でたり愛液を掬って擦り付けたりと、
まるでオナニーしているみたいだ。
――そうか、さっきまでの僕の愛撫で、こうすると気持ちよくなるって、
  なんとなく理解したんだ。それで、痛みを少しでも和らげようとして……。
同時に時折、僕のペニスの入りきれていない部分を、優しく撫でてくれている。
まるで、自ら迎え入れるように。まさか……僕を、リードしてくれているのか?
「さくらたん…このまま、入れても、大丈…夫?」
知らず知らずのうちに、さくらたんに問いかけていた。すると、
「……いい…よ…」
さくらたんがうつろな目をしつつも、少し笑いかけて、頷いた。
「……さくらたん!!」
思わず、さくらたんのその華奢な体を抱きしめる。
痛いのを自ら我慢し、少しでも抑えようとしてまで、こんな僕のことを……。
「……おにい、ちゃ…ん?」
いきなり抱きしめられてびっくりしたのか、さくらたんが目を少し見開く。
「さくらたん、本当にごめんね…。そのまま、その辺りをくちゅくちゅしていてね。
どうしても痛くて我慢できなかったら、僕の肩とかに噛み付いてもいいから…」
さくらたんを怖がらせないように、できるだけ優しく囁きかける。
痛みで半狂乱になって噛まれたらさすがに僕の体も噛み千切られるかもしれないが、それでも良かった。
どの道ウイルスが死滅すればゾンビになる心配は無くなるはずだし、さくらたんを助けられるのなら、僕の体がどうなろうが構わなかった。
それに…こんなにさくらたんが痛みに苦しんでいるのに、僕だけ気持ちいい思いをしてばかりじゃ、さすがに不公平だとも思った。
僕の言葉に、さくらたんが可愛らしくこくんと頷いたのを見て、
――必ず、さくらたんを助ける!!
僕は改めて、迷い無く、自分の陰茎を力強く突き立てた。

134 :CC名無したん:2010/11/27(土) 23:25:51 ID:0a4X+Rg40.net
「くぅ…っ!!ううん…っ……!!」
さくらたんが再び、苦痛の声を上げる。だが、最初の時と違って、快感も伴っているらしい穏やかな表情だ。
どれが処女膜なのか、どれが子宮口か、だなんて考える余裕なんてなかった。
無我夢中で、さくらたんの中に「侵入」した。
極度の興奮と不安で、ペニスに快感を感じるどころか、
きついとか温かいとか、さくらたんの膣内の感触を感じ取る余裕すら無い。必死だった。
ようやく、自分のペニスを全てさくらたんの中にめり込ませた。
亀頭部分が、何かに当たっている感触。ペニスが子宮かどこかの辺りまで届いているようだ。
その状態のまま、少し気を落ち着けようと思い、少しじっとしてみる。
「ん……んん…っ」
痛みが落ち着いてきたのか、さくらたんが身をくねらせて可愛く悶える。
僕も徐々に落ち着きが戻ってくると、ようやくさくらたんの膣内の感触が、じわじわとペニスに感じられるようになってきた。
「さくらたん…気持ち、いいよ…」
率直な感想だった。
ぎゅうぎゅうとペニス全体を締め付けてくる、さくらたんの膣。さくらたんの体温が、鼓動が、直接ペニスに伝わってくる。
気がつくと、膣内が挿入していたときよりも少しずつぬるぬるしてきているみたいだ。
さくらたんのオナニーで、さくらたんの愛液が改めて分泌され始めてきたのだろうか。
「…おにい、ちゃん」
さくらたんがつぶらな瞳で僕を見つめる。
「さくらたん、ちょっと動くからね」
そう言って、ゆっくりと腰を後ろに下げていく。
亀頭のカリ部分が引っかかりつつ、ペニスが少しずつ抜けてきて、絡みついた血と愛液が滴り落ちて、さくらたんのお尻の穴の方へ、つつーっと流れてくる。
「ふぁ…う」
さくらたんの全身から、少し力が抜けた様子だ。そこで動きを一度止めて、もう一度。
ぱんっ。
「きゃ…うっ」
さくらたんがびくんと体をしならせる。そして、少しずつ、腰を動かし始めてみる。
ぱんっ。ぱんっ、ぱんっ。
「ふぁあっ、ああう、ひゃうっ…!」
僕がピストン運動をする度に、さくらたんが可愛らしい喘ぎ声を挙げて反応する。

135 :CC名無したん:2010/11/27(土) 23:29:00 ID:0a4X+Rg40.net
――す、すごい…!最初のときと、全然違う…!!
膣の締め付けは始めと特に変わっていないと思うのだが、愛液が多く出てきているおかげで、ずっとスムーズに出し入れができて、とても気持ちいい。
フェラの時とはまた違う、未体験の快感が僕の背筋を電流のように駆け巡る。
「ああ、さくらたん…気持ちいい、すごく、気持ちいい、よ……!」
思わず、声に出してうわ言を言ってしまう。
その様子を見て、さくらたんが、快感に顔をピンク色に染めながらも、どこか可笑しそうな、悪戯っぽい表情で僕を見つめる。
その姿はまるで、ギリシア神話に出てくる半神半人の美少女、ニンフを髣髴とさせるかのようだ。
そんなさくらたんの姿に、一段と興奮が高まる。自然と腰の動きが早くなってしまう。
ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!ぱんっ!!
僕がさくらたんのヴァギナにペニスを激しく出し入れする度に溢れてくる空気の漏れる音。
同時にクチュクチュと、いやらしい淫靡な音が静寂な倉庫の中に響く。
「ああうっ!ああんっ!!ふぁああっ!!」
さくらたんの喘ぎ声も激しくなってきている。
もはや自分でクリトリスをいじったりせずに、膣だけで自然と快感を感じているようだ。

136 :CC名無したん:2010/11/27(土) 23:29:50 ID:0a4X+Rg40.net
「お…おにいちゃ、ん…おにいちゃん……!!」
さくらたんが、目に一杯の涙を浮かべて、僕の体に手を伸ばしてくる。
自らの体に来る先ほどまでとはまったく異なる快感に、怖くなって誰かにすがりつきたくなったのだろうか。僕は無意識にさくらたんの体を抱きしめていた。
「怖くないよ、さくらたん。大丈夫。少しも怖くないからね…」
さくらたんに言い聞かせるように、耳元で囁く。
同時に僕の方も、さくらたんの体から伝わる未曾有の快感に、限界が迫ってきていた。
「ああさくらたん、また僕、出ちゃうよ、今度はさくらたんの体の中に、一杯、いっぱい出してあげるからね。
ごめんね、さくらたん。ほんとに、本当にごめんね」
気持ちよさで、頭が朦朧として、自分でも何を言っているのかよく分からない。喜んでいるのか、謝っているのか、はっきり区別できない。
「ああっ、さくらたん!好きだ!好きだよ!!さくらたんを助けたい!さくらたんと、一緒に生きたい!!」
もう、思ったことがそのまま言葉に出ていた。それが、僕の素直な思いだった。
「さくらたん、好きだ、好きだ、好きだああああああ!!!!!」
「ふぁっ、ふぁああああああああーーーーーっ!!!!!!!!!!」


どぴゅっ!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ……

137 :CC名無したん:2010/11/27(土) 23:47:46 ID:byrPZN/U0.net
ktkr

138 :CC名無したん:2010/11/28(日) 00:26:16 ID:erYm3wtl0.net
……あれから、もう、一時間くらい経ったのだろうか。
気がつくと、薄暗い倉庫に少し、朝日が差してきていた。

僕は、倉庫の中で、食料の入った箱にもたれかかって、座り込んでいた。
傍らには、横たわったさくらたんがいる。
でも…その瞳は、ぴくりとも動いていない。


「はあっ、はあっ、はあっ……」
長い、とても長い射精の時を終えた後、僕はさくらたんの上に覆いかぶさったまま、荒い呼吸を何度もして、気を落ち着けようとしていた。
あまりに…長い時間だった。長くて、苦しくて、でも…気持ちいい、時間だった。
僕がペニスを引き抜くと、あれだけフェラの時にいっぱい出したにも関らず、我ながらあきれる程、大量の精液が、さくらたんの膣から、ごぼごぼと溢れて出てきた。
それはさくらたんの破瓜の血と愛液が混ざり合い、ピンク色のなんとも不思議な色に染まっている。
ふと、自分のペニスを見ると、鈴口からはまだ少し精液が滲み出している。
――あ、そうだ。今は少しでも、さくらたんに精液をあげなきゃ…。
さすがに血がついた精液じゃさくらたんが嫌がるかもしれないけど、もし飲むんなら…。
そう思って、さくらたんの顔を見る。
「……え?」
ふと、違和感を覚える。
さくらたんは、目を閉じていた。とても静かだった。
さっきまでは、精液欲しさに目を輝かせていたさくらたんだったのに、今は全然、反応が無い。
最初は、疲れて動けないだけなんだろうと思った。でも…。
「…さくらたん?」
僕はさくらたんの口元に手を近づけた。

息を、していなかった。

震える手で、胸の辺りに手を添えてみた。

心臓は、止まっていた。

さくらたんは、それきり動かなくなった。

139 :CC名無したん:2010/11/28(日) 00:27:10 ID:erYm3wtl0.net
何が原因だったのか、それは分からない。
やはり、幼い体で激しい性交をしたことで、体のどこかに無理が掛かったせいなのかもしれない。
あるいは、ゾンビ化ウイルスの侵攻が何らかのきっかけで、ショック症状を引き起こしたのかもしれない。
ただ、一つ言えるのは。
「……助けられなかった」
誰にともなく、その言葉を口にした。

あれから、無我夢中でいろいろ試した。
平和だった頃にTVでやったのを見よう見まねで、心臓マッサージや人工呼吸もした。
さくらたんの口元に無理やりペニスを押し付けて、精液の匂いでも味でも、何でもいいから感じてもらって起きてもらおうともした。
さくらたんの体を、何度も愛撫した。
さくらたんの体を、再び自分のペニスで貫いた。何度も、何度も、何度も。


でも……さくらたんは、動かなかった。


もしかしたら、救えたかもしれなかった、小さな命。
この絶望に満ちた世界で、唯一一緒に暮らしていけるかもしれなかった、心優しい少女。
でも……もはやそれも、叶わない。
「……ごめんね、さくらたん」
物言わぬさくらたんの体を前に、僕はそれしか言えなかった。
僕なんかの精液で、身も心も汚してしまった。
痛い思いを、いっぱいさせてしまった。
僕ばかりが、気持ちいい思いをしてしまった。
そこまでしてでも必ず助けると、約束した。

それなのに。
それなのに。
悔しかった。
涙が止まらなかった。

140 :CC名無したん:2010/11/28(日) 00:34:09 ID:erYm3wtl0.net
「さくらたん…」
僕は、傍らの飲料水の入った箱から、ペットボトルに入った非常用の水を何本か取り出してきて、さくらたんの前に座る。
精液や血で、体中が汚れたさくらたん。
――せめて、今だけは、元のきれいな体にしてあげるからね。
このまま時間が経てば、いずれ遺体は腐敗するだろう。
いや、もしかしたら今度は、さくらたんのわずかな意識すら本当に無くなった、完全なゾンビとなってしまうかもしれない。
でも、もうそんなの、どうでも良かった。
こんな姿のままでいさせるなんて、とても我慢できなかった。
キャップを開ける。これから生存する者にとっては貴重な水だが、今の僕にはそんなの関係なかった。さくらたんを助けられなかった今、この先生き抜いていくことなんて考えられなかった。
「さくらたん…冷たいけど、我慢してね」
そう言って、さくらたんの体を見渡す。どこから洗おうか少し迷い、とりあえず一番汚れていると思った膣の辺りから流そうと思った。
さくらたんの両足を広げる。最初に見たときと同じように、可愛いらしい少女の花園。
僕はついさっき、さくらたんのここを…。
あの時の思いが心に浮かぶ。また涙がこぼれそうになり、首を振って思いを断ち切る。
ペットボトルの水を、膣にたらす。
ぴちゃ…っ。


「きゃ…つめたい、よう」

141 :CC名無したん:2010/11/28(日) 01:40:12 ID:erYm3wtl0.net
――……え?
聞き間違いだと思った。そのまま水を流し続ける。
「きゃあっ…あ、あの、ごめんなさい」
……はっきり、聞こえた。
顔を上げる。さくらたんが、目を開けて、こちらを見ていた。
――そんな。
そんな馬鹿な。あの時、呼吸も心音も、全て停止していた。それなのに。
「……えいっ」
ばしゃっ。
手に持っていた水を、自分の頭にぶっかける。
……冷たい。
「きゃあ!あ、あの、きゅうにいったい、どうしたんですか!えっと、なにかふくものは…」
目の前のさくらたんが、びっくりした様子で起き上がり、うろたえて周りを見渡す。
……夢じゃ、ない?
「あ、あの、これでよかったら、使ってください!」
さくらたんが、さっき僕が水と一緒に体を拭く為に持ってきたタオルを差し出してくれる。
「さくら…たん?」
さくらたんの体を見る。顔にも体にも赤みが差しており、以前の――ゾンビになる前のさくらたんと、まったく変わらない様子だった。
「は、はい。あの、なんでしょうか…?」
声を掛けられて、答えるさくらたん。僕は、さくらたんの両肩を掴んで引き寄せた。
「きゃっ…あ、あの、どうしたんですか?」
「ごめん、ちょっとだけ…」
さくらたんの胸に耳を当ててみる。

トクン…トクン……。
心音が聞こえる。


――生きている!!

142 :CC名無したん:2010/11/28(日) 01:41:18 ID:erYm3wtl0.net
「……おにい、ちゃん?」
顔を見上げると、不思議そうな表情で僕を見つめるさくらたん。
「さくらたん…さっきまでの事、覚えている?」
何をどう聞けばいいか分からず、とりあえずそれだけを尋ねてみる。
「えっと…。おにいちゃんがいっぱい大きな声を出したとき、わたし、体の中で、なにか、あついのがはじけて、それからは…いま、おにいちゃんにお水をかけられてから、その…」
そこまで言うと、少し顔を赤らめて目を伏せる。
……そうか。あの時、僕はさくらたんの体の中に一杯、本当にいっぱい射精した。
あまりに多い量だったから、ウイルスが一気に死滅して、それまで支配権を持っていたウイルスが突然消えたことで、体の方が仮の宿主を失って一時的に仮死状態に陥ったんだ、きっと。
原理はよく分からないけど、そんな感じだったのだろう。
そこまで考えて、僕は改めて今の状況に気づかされた。
さくらたんが、生きていた。
そして、元の人間に戻った。
それは、とても嬉しい。
でも…僕が今までしてきた事は。
さくらたんにとって、それは…。


覚悟していたこととはいえ、やはり、怖い。
さくらたんの、今の気持ちを知る事が。
知らない間に自分の体にあんなひどい事をされたのを知れば、きっとさくらたんは――。
でも、やはりちゃんと言わないと。
そして、謝らないとだめだ。
「さくらたん。君がここに来てからの事、覚えている?」
ゆっくり、聞いてみる。さくらたんは、僕の目を見つめ、小さく頷いた。
「さくらたん、僕は君に、その――」
「――わたし」
僕が話そうとするのを遮るかのように、さくらたんがしゃべりだす。
「……?」

143 :CC名無したん:2010/11/28(日) 02:00:20 ID:erYm3wtl0.net
「お父さんも兄も友だちも、みんなゾンビさんになって…わたしも逃げるときに…」
そう言って、肩の辺りを押さえる。確か、噛み付かれた後があったところだ。
「ここに隠れてても、わたし、こわかった。
わたし、もうひとりぼっちになって、それで、ほかの人に見つかったらきっと、みんなみたいに…」
そこまで言うと、目を伏せる。そこで事情が分かった。
多分、さくらたんの家族や友達はみんな、ゾンビ化した後、他の誰かに、それも、さくらたんの目の前で――。
「おにいちゃんが来たとき、わたしさびしくて出てきて、でもそうしたら、なんだかきゅうにおにいちゃんを、えっと…あの時は、ごめんなさい」
そう言って、ペコリと頭を下げる。そうだったのか。逃げてきた僕を見つけて、最初は助けを求めようとしたんだろうけど、
同時にその時ウイルスが、生きた人間に感づいてさくらたんに捕食させようとしたんだ。
「いいんだよ、気にしないで。…それで?」
「おにいちゃんにあんなことして、わたし、きっとみんなみたいにされるんだって思いました。
でも…おにいちゃんはわたしのこと、おこったりしないで、あんなに優しく…」
――え!?
予想外だった。まさかさくらたんが、そんな風に思ってくれていたなんて。

144 :CC名無したん:2010/11/28(日) 02:01:09 ID:erYm3wtl0.net
「あ、いやあの、そんな、むしろ僕こそその、ごめん、ね。勝手にキスなんかしちゃって。いや、キスどころか、あのそのつまり」
まったく予想もしない展開に、うろたえてしまう。そんな僕に気づかず、
「ううん、おにいちゃんの気持ち、嬉しかった。
ゾンビさんになりかかって普通のたべものがだめなわたしにお肉や飲み物をのませてくれようとして、
おにいちゃんはじぶんのおちんちんを使ってまでわたしのために……」
「ええーっ!?」
さ、さくらたん、多分意識が朦朧としてたせいもあったんだとは思うけど、そこまで考えるなんて…いい娘過ぎるよ!
そうか、精液の味をおいしいって言ったのも、ウイルスの影響で生の人肉の味があの時は最適になっていたからってのが理由の一つなのかもしれない。
「でも…ごめんなさい。わたし、おにいちゃんがそんなにまでしてくれたのに、もっとおにいちゃんのことをたべたくなって、それで、おにいちゃんのおっぱいとかを…」
「いい!気にしなくていい!!気持ちよかったから――じゃない、あの時は仕方なかったんだから!!」
「でも……わたし、おにいちゃんに、ひどいことしちゃった」
そこまで言うと、急に目を伏せる。
「おにいちゃんがきゅうにわたしのことをたべようとしたの見て――」
……へ?
「きっと、っく、わたしのゾンビさんのばい菌がおにいちゃんにうつっちゃったんだって、ひくっ、おにいちゃんをゾンビさんにしちゃったんだって」
そこまで言いながら、急にしゃっくり上げ始める。
……ああーっ!!

145 :CC名無したん:2010/11/28(日) 02:23:20 ID:erYm3wtl0.net
「ちちち、違うさくらたん!あれはゾンビさんになったんじゃなくて、つまり…」
「さくら、おにいちゃんにたべられるならそれでもいいって思った。
だって、こわいゾンビさんになっちゃったさくらにあんなに優しくしてくれたおにいちゃんだったから、
さくら、お礼しなきゃいけないって…」
……ここまでいい意味で曲解されると、もう、何をどう言えばいいのか分からない。
「でも…ゾンビさんになってもおにいちゃんは、さくらを助けてくれようとしていた。
ずっとたべるのをがまんして、さくらをたべないように気をつけてくれてた」
……まあ、助けようとしていたのは確かなんだけど。
「あの…さくらたん、痛くは、なかったの?あの、たとえばクリトリス…もとい、ここのお豆さんの皮、剥かれた時とか」
反射的に、さくらたんの股の間を直接指差してしまう。
「うん…ちょっとだけ。でも、お兄ちゃんだってきっと痛かったんだし、さくらも我慢しなきゃって思って」
……さくらたん。なんて健気な。
「それに…へんなんだけど、おにいちゃんにいっぱいなめてもらってたら、
なんだかからだ中が、ふわーって、浮いちゃうみたいに気持ちよくなってきて……」
そこまで言って、さくらたんが少し恥ずかしそうに、微笑んだ表情を見せた。
「おにいちゃんもこんなかんじだったのかなあって。だから、いっしょにこんな風にきもちよくなれないのかなって、
そう思ってたら、おにいちゃんとさくら、こころが通じたのかな。おにいちゃんがおちんちんをわたしの体に入れるんだってわかったら、
さくら、なんだか嬉しくなっちゃった。おにいちゃん…さくらの中、気持ち悪くなかった?」
少し心配そうな表情になって、さくらたんが聞いてくる。

146 :CC名無したん:2010/11/28(日) 02:33:59 ID:erYm3wtl0.net
「とんでもないっっ!!」
僕は大声で叫んだ。
「さくらたんの体、すごく、すごーく、気持ちよかった!!本当なんだ、嘘じゃない!!
さくらたんこそ、すごく痛かっただろ?大丈夫だったの?」
僕の言葉に、ほっと胸を撫で下ろしたらしいさくらたん。
「うん、だいじょうぶだよ。おにいちゃんがこわくないってなんども言ってくれたから」
…決めた。これから絶対に、何が何でもさくらたんを守っていこうと。
どんなに困難な状況でも、こんなに優しく前向きなさくらたんとなら、きっと乗り越えられる。
ゾンビがなんだ、ウイルスがなんだ、タイ○ントがなんだ。
僕には、ロケットランチャーをも凌ぐ最終兵器さくらたんがいるんだ。
絶対に、生き抜いてみせる。
「あれ?そういえばさくら、なんでゾンビさんじゃなくなっているの?あ、おにいちゃんも」
僕がこれから生きる野望に燃えている最中、今頃になって、ようやく気づいたらしいさくらたん。
「えーと、ね…話せば長くなるんだけど」
その前に。
精液にまみれているさくらたん。笑顔で僕の方を見つめているさくらたん。
そんなさくらたんを見ているうちに、僕のペニスに再び血が巡り始める。
「さくらたん、そろそろお腹空いてない?まだもしかしたら、さくらたんの中にゾンビさんのばい菌が入っているかもしれないから、お兄ちゃんのでよければ…」
そんな僕を見て、さくらたんも、少し妖しげな微笑みを見せる。
「ふふっ…そうだね。さくらもおにいちゃんが、ちゃんとゾンビさんのびょうきじゃないか、しんぱいだから」


僕たちの楽園は、ここから始まった。

147 :あとがき:2010/11/28(日) 02:54:24 ID:erYm3wtl0.net
ってなわけで、何とか完結させられた、かな?
大変お待たせして、すみませんでした。
実は私自身は、このスレを立てた本人じゃありません。
一昨年辺りにこのスレを発見し、続きを期待して待ってはいたんですけど
なんか全然続きの書き込みが無いんで、僭越ながら勝手に続きを考えさせていただいて打たせて頂きました。
(基本的に>>90以降の、>>122さん以外の奴は自分が考えました)
本当は去年のうちに続きをちゃんと書いて終わらせるつもりだったんですが、
仕事が忙しくて結局一年以上もほっといてしまいました。
なんか、こんなつたない文章でも待ってくださっていた心の広い方が沢山いらっしゃったみたいで、本当にすみませんでした。
元々さくら&バイオハザードファンだったんで、今回の話は凄く楽しみながら書かせていただきました。
ウイルスの設定とかは、つじつま合わせの為にかなり無理やりな設定になってるので、矛盾してるところが多々あると思います。
あと、眠気交じりで打ったせいで>>142-144辺りのさくらたんの一人称の多くが「わたし」になってたりします。
さくらたんファンの方々、すいませんでしたorz(一人称が「自分の名前」も「わたし」も、どっちも好きなんでつい混乱してしまうんです)

この後、オチとしてミサイル投下で全滅ENDってのも考えたんですけど、(途中参加とはいえ)これだけお待たせしておいて
それだとちょっと救いが無いかなって思って、あえて二人が生き残る終わりにしました。
二人がこの後どうなったのか…それは皆様のご想像にお任せします。


では、さくらたんと一緒に、レリーズ!

148 :CC名無したん:2010/11/28(日) 21:06:54 ID:DVZ0huwW0.net
芽生えた妄想と膨らんだ妄想のジョイントすげー!

149 :CC名無したん:2010/11/29(月) 02:09:19 ID:YfzUTT4j0.net
おもしろかったよー
GJ

150 :CC名無したん:2011/02/15(火) 18:09:22 ID:2EWd0N6L0.net
これはゾンビですかに出てたな

151 :CC名無したん:2011/02/15(火) 19:14:45 ID:vADH5RDU0.net
面白かった!GJ!

152 :CC名無したん:2011/02/24(木) 18:33:34.68 ID:sNSJfdk8O.net
期待ageして待ってた甲斐があった

153 :CC名無したん:2011/07/19(火) 05:51:05.95 ID:lsvWJCWP0.net
http://livedoor.r.blogimg.jp/hamusoku/imgs/5/5/552473f8.jpg

154 : AKB of the Living Dead :2011/07/23(土) 21:47:20.82 ID:jyv5MJXj0.net





もしAKBの人気アイドルがボイルの「 28週後...」に生きたら



       AKB of the Living Dead



【ゾンビ】 28日後.../ 28週後...【アンデッド】01
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1311077747/

『 48週後...』 テーマ曲
http://www.youtube.com/watch?v=Rd9PWvrkbO0&feature=related


155 :CC名無したん:2011/10/09(日) 16:32:13.32 ID:MNQGNKJz0.net
いつになれば完成するの?

156 :CC名無したん:2011/11/11(金) 16:29:20.72 ID:ooUVyH2b0.net
次はともよちゃんか?

157 :第2章:2011/11/12(土) 01:18:49.98 ID:Vs1KpMd50.net
僕達は倉庫の窓から外を眺めていた…恐ろしく殺風景な校庭だ
僕を追いかけて来たゾンビは見当たらない…上手く撒けたのだろう。

「行こう、さくらたん!ここにいても結局はジリ貧だ、
ここを拠点にしつつ、もっと安全な場所へ避難するんだ」

「うん!行こうおにいちゃん」


10年後…

158 :CC名無したん:2011/11/12(土) 01:34:32.93 ID:Vs1KpMd50.net
さくらたんの成長は止まったままだ…もう大人になる事は
無いのだろう…救出出来た人間は皆成長が止まってしまう…
小狼「おにいさん!あっちの柵が壊れてたので直しておきました」
彼はさくらたんの同級生の小狼君だ…彼もさくらたん同様
ゾンビ化しかけていた…だから僕は彼と…つまり、さくらたん
と同じ行為を…最初は抵抗があったが顔だけ見てれば結構
カワイイ顔をしている…筋力も落ちていたし、女の子の服を
着せて気分を紛らわせたのだが…
「あの…新しい服見つけたんです」
あの日以来女の子の服しか着ようとしないのだ…まったく

159 :CC名無したん:2011/11/13(日) 17:02:20.90 ID:PBCWsotO0.net
皆、コレは待ちに待った待望の新作なのか?
まさか夢ではないよな?

160 :CC名無したん:2011/11/14(月) 07:12:49.46 ID:beziAQkY0.net
期待

161 :CC名無したん:2011/11/18(金) 14:12:57.29 ID:OUKaJ8Ja0.net
「眠れる惑星」のゾンビ版だな

162 :CC名無したん:2012/07/02(月) 16:27:48.06 ID:VeMkv0ce0.net
はやく続き書けよ

163 :CC名無したん:2012/09/10(月) 06:51:40.89 ID:sMCLM9/Q0.net
まだ続いとんのかこのスレw

164 :CC名無したん:2014/03/06(木) 09:16:49.67 ID:hfv1qnoM0.net
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4913494.png

165 :CC名無したん:2014/03/06(木) 09:19:51.03 ID:hfv1qnoM0.net
ももいろ討鬼伝モモタロウくん

166 :CC名無したん:2014/03/06(木) 10:39:38.09 ID:hfv1qnoM0.net
温泉ガッパドンバ

167 :CC名無したん:2014/03/10(月) 08:55:14.92 ID:XyT21SMy0.net
http://pbs.twimg.com/media/BiPjbQCCUAAgVS8.jpg:large?.jpg

168 :CC名無したん:2014/03/29(土) 00:11:26.83 ID:T1xGbVE30.net
mangatank

169 :CC名無したん:2014/03/29(土) 01:34:27.34 ID:T1xGbVE30.net
ふぐんてぃん

170 :CC名無したん:2014/03/30(日) 04:00:21.19 ID:xlLZ4/Uc0.net
エロ動画アンテナ

171 :CC名無したん:2014/03/30(日) 06:54:26.48 ID:x+1MHPaa0.net
te

172 :CC名無したん:2014/04/11(金) 18:32:30.69 ID:YBsE0KFB0.net
息の長いスレだなあ……

173 :CC名無したん:2014/04/26(土) 00:52:45.69 ID:5IpqQv5b0.net
Guitarist Has No Idea What She's Doing

174 :CC名無したん:2014/07/26(土) 00:59:48.01 ID:pAbE/1PO0.net
ホイミ

175 :CC名無したん:2015/09/26(土) 13:23:01.90 ID:eREo0dAg0.net
100過ぎあたりからチェックしてなかったがちゃんと完結しててワロタ

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