スポーツ報道の非情さ

名無しさん＠ゲレンデいっぱい。

昨日海外で行われたスノーボードハーフパイプの国際大会には、日本からも多くの選手が参加していた。
その多くが北京でもメダル候補になる選手だった。
私はスカパーで生中継で観ていたのだが、日本人メダル候補の１人が２本目の滑走で、高い位置からパイプへ戻るところで、パイプのリップに左肩もしくは顔面から激突した。
転倒した選手はパイプ中央でピクリとも動かない。
カメラはアップで映さない。リプレイ映像も流さない。
状況は深刻で、それらの映像が視聴者にショックを与えるからだ。
長い間救命措置をその場で施し、シートに包まれた選手はソリに乗せられ搬送されて行った。
その間の映像は全て遠くからの引の画で、状況が視聴者には分からないようなものだけ。
今日になってテレビで流れるのは表彰台に上がった日本人選手の報道ばかりで、おそらく選手生命に関わる怪我をした選手の報道は一切ない。
まあ死亡していれば流石に一報あるはずだから、命は助かっていると思われる。生死を彷徨っているかもしれないが。
報道のモラルとして報じないのか、それとも敗者には興味無しなのか、それはわからない。