真性アニオタがサブカル板に殴りこみ
- 280 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/19 00:47:56 ID:xSNqp+1A.net
- 「御社では従来の四年制大学からの採用を軸に組織を構築されていましたね」
はい。結構これには試行錯誤がありまして、主力商品は従来ずっとマンガやライトノベルでしたので、
一時期マンガやライトノベルを熱心に読んできた人材の採用を進めた時期がありました。
しかしですね、コンテンツ業界というのは当たり外れの大きい業界で、マンガやライトノベルが好きだから
といってその世界で当たるものを見抜けるわけではないのです。
むしろ逆で、マンガやライトノベルが昔から好きだ、と面接などで言っていた人ほど、
作品のディテールや先鋭性にこだわって大衆がちょっと楽しむ、広く支持される、
といったコンテンツを製作できないことが良く分かってきたのです。
実際、我が社で大きく稼いでいる(作品名削除)や(作品名削除)など、
ここ十年近くのヒットコンテンツを手がけた人間の職歴は様々です。
これ(ある作品)なんかは、中途採用で入ってきた元生保マンが手がけていますよ。
これは、ずっと大手生保で人生経験豊富なおばさんとやりあった経験があるからこそ、作ることのできた素材です。
そのような芸当は、ずっと家にいてマンガやゲームで遊んできた経歴の持ち主にできるものではありません。
「むしろ、人間としての総合力を試されるタイプの仕事であると」
まあそうですね。と申しますか、コンテンツ業界は誤解されがちですが、先鋭的で一部の人に
熱狂的に支持してもらう作品よりも、多くの人にちょっとづつ長く楽しんでもらえるソフトのほうが利益が大きいのです。
損益分岐グラフをよくご存知でしょうから詳細は申しませんが、例えばDVDタイトルでシリーズもの20巻を
熱心なユーザーに各2万本お買い上げいただくより、1巻でいいから40万本出るほうが利益がはるかに大きいわけです。
製作単価を考えれば一目瞭然ですし、一度40万本出してしまえば、数年寝かせてまた回収する方法がいくらでもあります。
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