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【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】 その10

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/02/15(土) 21:52:31.72 .net
つづき

時は流れ大学3年の春、バスの中で彼女と再会した。彼女は一人席に座っていた。
私服姿は初めて見たけれどバスに乗った瞬間、彼女を見つけ時が止まった。
彼女の周りの空気は変わってなかった。目を合わせないように彼女のいるほうに
歩いて行った。話しかけたい強い衝動に駆りたてられつつも、ほとんど接点のなかった
自分のことを覚えていてくれているとは思わず、無視されるんじゃないかと思うと怖かった。
話しかけたい気持ちと無視されるんじゃないかという恐怖と、葛藤が続いた。
もちろん自分には好きな女の子に自分から話しかけた経験などない。
バスの発車時刻が近づいていた。気持ちは揺れ続けていた。
結局自分は我慢できず彼女に「●●さんでしょ。久しぶり」と声をかけた。
彼女は笑顔で「久しぶりだね」と答えてくれた。
しかも彼女は後ろで話そうかと2人掛けの席に移動してくれた。心臓が止まるかと思うほど嬉しかった。
この時の自分の気持ちと彼女の笑顔は30年たった今も心をふるわせる。
そしてこの時話しかけなければ今の幸せはなかったに違いない。当時の自分を力いっぱい褒めてやりたい。

バスに乗っている間、お互いの近況を話した。きさくに話してくれたのも本当に嬉しかった。
彼女は短大を卒業し、都内の大手企業に勤めていた。後で知ったが、そこはT大K大の博士が集まる
超エリート部門で彼女は秘書として働いていた。
共通の話題があった。2人とも同じ教習所に通っていたのだ。自分が時間を合わせるからもしよかったら
同じ時間帯に教習を受けませんかと誘った。これも彼女は了解してくれた。
一気に自分の人生が変わった気がした。

あとはよくある話なので省略。

○○さん、今までありがとう。これからもよろしく。
21回目の結婚記念日に。

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