【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】 その12

448 ：４３３：2014/10/26(日) 00:27:39.17 .net

よく記憶に残ってるのは嫁の転職がきまって県境に引っ越後、数ヶ月ぶりに遊んだとき。
丸顔だった嫁が少しやつれて見えて、飲み物つぎに行ってる後姿も前に増して余計小っちゃくなってた。
心配だし食えるなら食ったほうがいいと思って“今日俺奢るし好きなもの頼んで”って言ったらうっすら涙目になってた。
“体調崩して医療費がかさんでた”“仕事が多忙でロクに食べれなかった”って。
俺は金には余裕ないけど安い飯奢るのと家の食糧ぐらいだったらあげられるぞって笑ったら“ありがとう”って頷いてた。
それぐらいからか嫁が気がかりでほっとけないというか彼女のことが頭の隅にあったっていうのはある。
引っ越されてから交通費も倍近くかかってたけどことあるごとに嫁の近く行ったりしてたし鈍かっただけで好きになってたんだろうな。
その年の瀬に食事にして一緒に年越し。
いざ伝えようとしたら頭の中がショートして“好きです”と伝えるつもりが“好きになってください”なんてヘンテコなこと言っちまった。
たぶん付き合ってほしいとか付き合いたいと考えてたせいじゃないかと思う。
嫁が察してくれたのか俺の脇腹つまみながら頷いてくれてたのがせめてもの救い。
ダラダラと書き流し失礼。