サレ夫達の同窓会26

名無しさん＠お腹いっぱい。

GRは既に分かって興信所の人とか連れ立って後を追ってたみたいだけど、自分
は全く晴天の霹靂って奴だった。女の反応って皆おんなじた。此処見てて、
元嫁や間男に復讐したとか、本当にお前らは勇者だとしか思えない。発覚した
その日から、自分は廃人化した。寝室に居る俺を確かめもせず、あくる朝、元嫁
はサインした緑の紙を置いていった。

その夕方、義父と一緒に戻って来て土下座してた。義父も、数千万円の慰謝料
を持って来て、これで家でも買って子供でも作って早く落ち着けって。まどろむ
気の中、何処の子供を産んでくるか分からんのにこいつらって思いながら、
聞いてた。廃人化した俺の下に戻って来た元嫁。拒否すれば、義父から社会的に抹殺
されかねない、そのせいで束縛感が凄かった。毎日どうすれば、こいつらから
逃げ出せるかばかり考えていた。

で、逃げる道は海外しか無いと思った。決行の日、見つかった。仕事に行っていた
筈だったのに、戻って来て、スーツケース持って家を出る俺を見つけた元嫁。どう
やって逃げるって分かったのか。戻って来た元嫁にスーツケースつかまれたんで、スーツケース
をその場で捨てて鞄一つで、逃げましたよ。チカンとかって叫んでましたけど。走っ
て逃げて、友達の車に乗り込んで脱出。　

鞄の中にパスポートと現金や銀行の通帳等主要な物を入れてあったので、これさえあれば
当面大丈夫だと思っていたので、服等は諦めた。出発まで2時間以上あったが、カウンターで
チェックインを済ませてイミグレを通った。出発までの2時間の間、生きた心地がしなかった。
見つかれば、精神病棟に隔離されて人生終了だった筈。

出発するまでの時間、携帯にはじゃんじゃんメッセージが入って来ていた。