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三国時代の文学スレッド

146 :無名武将@お腹せっぷく:2012/08/01(水) 23:46:34.98 .net
 穴埋め部分は、文館詞林から行われたものを、維基文庫から又引き。
 諺の出典がいくつか不明だが、客家の諺に「養子不教不如養驢、養女不教不如養豬(男の子を養うも教えなければロバを養うのと同じ,女の子を養うも教えなければ猪を養うのと同じ)」というのはある。
 細かい部分は正直判らん。詳しい人に降臨願いたい。

 ただ、表立った内容は、賞罰に関する意見だと思う。
 罵詈雑言しか言わないものは、組織の病巣である。組織を運営するには、人格や報酬だけでは駄目だし、罰だけでも駄目だ。
 人間の体に巣くう病巣を手術で切り取るように、正しい人材を見極め、飴とムチを上手く使い分けて、という感じかな? 芸文類集でも、分類は刑法の項目だし。

 で、作品というのは、たいてい作者が置かれた当時の状況が反映される。特に「罪を得て」苦労している人物が、罪について論じるというのは、無視できない。
 この作品を逆にみれば、ほぼ曹植が置かれた(と本人は認識している)環境であり、作者なりの現状改良案かな。
 組織を食い潰す無能の群に殺されるのを待つよりは、組織を正すため、何度でも文を出そう。理解されないならば、いっそ魏国のために殺してくれ、という感じの。

 で、父にせよ兄にせよ、曹植を理解していた。
 曹操の(一時とはいえ)溺愛っぷりは酷いし、曹丕も曹丕なりに理解していたからこそ、(多分この作品が)黄初六年令の内容に繋がるんだと思う。
 しかし曹丕が死ぬと、曹植は単に家族を失うだけでなく、いざという時には庇ってくれる理解者が居なくなってしまう。
 それは残された家族としても、芸術家としても、政治家としても辛いわな。

 ここまで書き連ねて、実際の内容が分析と正反対だったら大笑いorz

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