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【これは成長では】破には皮肉が満載12【ない】

694 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2014/05/11(日) 11:54:12.87 ID:???.net
http://koeru.jp/2012/11/evangelion-q-review/
そろそろ伏線を回収しはじめるのではと予想をしていたが、回収どころか新しい謎をバンバンと大量投下してる。
始まってすぐいきなりわからなくなり、わからないことがどんどん積み重なるも、それがわからないまま進んでいく。

しかもこのわからなさは話の筋だけのことではない。観客がこの映画をどうやって楽しむべきか、
つまり製作側がどこを楽しんでもらいたいと思って作っているのかがさっぱり見えてこない。
というか、そもそもそんなことを考えて作っているようには思えなかったし、
むしろわざとそう作っているようにも私は感じた。楽しませる気なんて端からさらさらないのかもしれない。
(略)
たとえ鑑賞後の後味が悪いものであっても、それは各々の責任へと転嫁され、
本来なら作品へ向けられるべき評価は自分ないし他者へと向けられるのが今も昔もエヴァンゲリオン界隈の空気感だと思う。
「楽しめないのは自分が悪い」「わからないと言うお前は頭が悪い」といった具合に断罪を迫り迫られる。
この内向性と排他性こそエヴァが哲学的もしくは宗教的だとも言われる所以なのだろうが、私は今そういうエヴァの空気感にいい加減うんざりしはじめている。
(略)
そんな幼稚な衒学趣味と責任転嫁合戦にはもう付き合いきれない。
「笑わせるな。そんなの今にはじまったことじゃない」と笑う人もいるだろう。
ああ、笑ってくれてかまわない。でもようやく見えてきたのだ。
散りばめられた謎の数々には見る人によって答えが変わる玉虫色のメッキが塗られているだけで、だからあれこれと考えるのは時間と労力の無駄なのだということが。
そういう風にエヴァを観られるようになったのは、今作唯一にして大きな収穫だと思う。

終演後、苛立ちをグッと噛みしめながら劇場から吐き出されていくなかで、中学生とおぼしきひとりの少年が「ヱヴァQないわー!」と大きなひとり言をもらしていたのが印象的だった。
それは何があっても「これがエヴァだから」と宣う大人たちより、よっぽど自然で健全な反応のように感じられた。
いつまでも拗らせているのは大人になったかつての少年たちばかりじゃないだろうか。

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