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自作物語

1 :Adgjmptw:2024/03/16(土) 00:26:44.44 ID:x47jEq3g9
自分が考えた設定の物語を書きます

180 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:18:29.12 ID:qMSxm+KuY
敗因 力足らず
奈菜VSスイカ
奈菜「じゃあ、始めるね!」
大和「頑張れよ」
賢人「よ〜い…始め!」
奈菜「ええっと…こっちかな…」
葵「違うよ、右!右ー!」
奈菜「こっち?」
賢人「違う違う!左だ!左!」
奈菜「あっち?」
大和「遊ぶの止めたれ、そのまま真っ直ぐ…そう」
奈菜「ここ?」
大和「そうそこ」
奈菜「ふん!」
力一杯込めて振ったと思うと、ポコ…そんな情けない音が響く
賢人「お〜い!力足りてないぞ!もう一回!」
奈菜「勿体ないです…」
葵「あらら…」
奈菜「可哀想だし勿体ないから叩けません!」
大和「優しさ出ると思った」
スカイWin
敗因 優しさ
葵VSスカイ
葵「葵、いっきまーす!」
奈菜「よ〜い…始め!」
葵「ふふっ、これで真っ二つにしてやるわ」
すると葵が短い棒を取り出すとブゥンと音を立てて光の棒が出てくる
賢人「ラ○トセーバー!?」
大和「いや、ビー○サーベルだな」
奈菜「何の話してるの?」
リボン「ちなみにつくったのは私だねぇ」
葵「やあぁぁぁ!」
高く飛び上がり、勢いを付けて叩き斬ろうとする…
葵「はあ!」ビぃぃぃン
切った場所は…見事にずれた
奈菜「あー…」
リボン「ずれてるねぇ」
葵「へ?マジ!?」(目隠しを外しながら」
賢人「サーベル当たった砂浜が溶けてるぞ」
大和「なんちゅー温度してんだ」
リボン「火力調整が必要だねぇ」
奈菜「注目する部分が違う気がする!」
スイカWin
敗因 勢い任せ
賢人「これから俺たちの…」
大和「出番だぜ!」

181 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 02:32:10.99 ID:qMSxm+KuY
賢人VSスイカ
賢人「準備OKだ」
大和「よ〜い…始め!」
賢人「こっちか」
葵「違うって、左!」
大和「行き過ぎだ!もう少し…」
賢人「ここかぁ!チェストォ!」ブォン!
ドゴォン! 地面が揺れる様な音を響かせた
大和「当たったか?!」
葵「どうなったの…」
賢人「…いってぇえええ!」じ〜ん
どうやら思いっきり叩いたのは地面だったようだ
リボン「叩いた時の衝撃で砂が避けてるねぇ」
賢人 バタッ (ヤムチャ風)
スイカWin
敗因 人の話を聞かない
大和VSスイカ
大和「うっし、やっか」
奈菜「よ〜い…始め!」
大和「どの辺だ?」
リボン「左だねぇ」
大和 トコトコ
奈菜「行き過ぎだよ!少し右!」
大和「この辺か?」
賢人「そうそう」
葵「やっちゃえやっちゃえ!」
大和「ハッ!!」ブンッ
振り下ろされた棒は見事にスイカを捉え、直撃したが…
大和「あだっ!?」
棒が折れ、大和の頭を直撃した、スイカにはヒビも入っていなかった
奈菜「大和くん!?」
賢人「大丈夫か?」
リボン「…………」コンコン(スイカを叩く音)
葵「キレイにバッキリ折れてるね」
大和「いっつつ…」
奈菜「大丈夫?怪我ない?他に痛い所は…」
大和「大丈夫だ、怪我ねぇし、痛い所もねぇ」
リボン「なあ、このスイカ…コンクリスカイかねぇ?」
賢人「ああ、そうだぞ、うちの実家はコンクリスイカ農家」
葵「何それ?」
奈菜「聞いたことないよ?」
リボン「このスイカはコンクリート並みの強度の皮を持っているのが特徴なんだねぇ」
大和「つまり最初から割れることはなかったってことだ」
リボン「そういう事だね」
賢人「一応能力で壊れるぞ」

182 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 13:55:00.74 ID:qMSxm+KuY
大和「そんじゃあ俺が習ってた格闘術を…」
賢人「お前格闘術習ってたのかよ」
奈菜「初めて知った!」
大和「アーマー獲得前は賢人との対戦の時殴る瞬間とか、着地考えてなかったけと奈菜を空中で受け止めた時の体制制御で」
葵「汎用性高過ぎない?」
リボン「それで本当に割れるのか試したまえよぉ」
大和「りょ〜かい」
腰を落としスイカの上で拳を構える
大和「『硬式!寸胴!』」

183 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 17:25:07.93 ID:Bn1pVneJ/
悠希「あれ買ってる人見たことねーよ」
天宮「でもおいしいらしいよ」
シュウ「じいちゃんそこら辺の棒で割ってたけど…」
悠希、天宮「やば」

184 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 21:25:31.86 ID:qMSxm+KuY
拳が打ち込まれるとスイカにヒビが入りぱっくり割れてしまった
賢人「スゲェ、割れた」
葵「能力の発動痕跡なし、本当に能力なしで割ったのね」
リボン「手が痛くなりそうだねぇ」
大和「硬式は耐久力をあげる型だから痛くねぇぞ」
奈菜「他にはどんな型があるの?」
大和「硬式、軟式、流式そして使えないけど破式とかあるぞ」
賢人「破式を教えてくれ!なんて言う拳法なんだ?」
大和「『登竜拳』俺の一族が編み出した独自の拳法だ、実家に書物があったはず…明日やってみるか」
賢人「やりぃ」
奈菜「私も教えて」
大和「踏ん張る技が多いし、回避の型の流式は奈菜が覚えても仕方ないし……いや、カウンター技もあったか…いいぞ」
奈菜「やった!」
葵「皆〜、スイカ食べよ!」
リボン「待ちきれないねぇ」ジュルリ
三人「はーい」
皆でスイカを食べて、しばらく遊び
賢人「俺らかき氷買ってくるけど、お前ら何かいるか?」
葵「私も、かき氷食べたい」
リボン「私もほしぃねぇ」
奈菜「じゃあ私も」
大和「量がかなり多いから俺も行ってくる」
三人「いってらっしゃい」
全員分のかき氷を買って元の場所に戻っていると…
賢人「あら、何かいる」
大和「ん?」
男A「なあなあ、俺らと遊ぼうや」
葵「結構です!」
男B「良いじゃねぇか」
奈菜「ごめんなさい、お友達と来てるので」
男C「そんなのほって置いてさぁ」
葵「結構ですから!」
男D「良いだろぉ」
男が奈菜の腕を強く掴む
奈菜「やっ!放して!」
すると男たちの肩に手が置かれる
大和「すみません…」
賢人「俺らの連れに…」
大和&賢人「「何か…ご用意ですか?」」
二人は静かに圧をかけ、男たちを威嚇する
男B「んだと!この…」
大和「軟式…吹っ飛んでろ」
掌底を叩き込むと男たちは軽く吹っ飛ぶ
男A「な、なんだよお前」
大和「こいつの彼氏ですが」(奈菜を親指で指す)
男D「じゃあそこのガキは?」
四人「「「「同級生」」」」
リボン「失礼だねぇ」

185 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:25:45.85 ID:qMSxm+KuY
男C「ちっ!せっかく女釣れたと思ったのに」
男D「まあ待て、お前ら俺らと勝負しようや、女を掛けて」
賢人「は?」
大和「お前ら人の事バカにしてんのか」
男D「お前らが勝ったら俺らは退散する、俺らが勝ったら女はもらってく、嫌なら逃げても良いんだぜ…腰抜け」
大和「あん?」
賢人「今、なんつった!」
男A「お、乗ったぞ」
男C「まずはこれだ!」
ビールフラッグ勝負
男B「砂浜に寝そべって、この先の旗を取ったやつの勝利だ」
男A「負けたほうが抜けていくルールだぜ」
賢人「上等!」
大和「やってやんよ!」
大和VS男C
寝そべって合図を待つ
男C(俺の能力『瞬間最高速』で瞬○して…)
大和「能力の使用はありか?」
男D「いいぞ」
奈菜「大和くん、頑張れ!」
大和「はいよ」
男A「始め!」
男Cは早速能力を発動して大和を追い抜こうとするが…
大和「煙幕」
男C「うわ!」(視界を遮ったか、だがコースは直線、俺が負ける要素は…)
大和「はい終了」パシッ
男「は?」
大和は能力で霧を出し、身体能力の強化と霧の噴出力で加速して旗を取ったのだ
男A「何やってんだよ」
男C「俺は能力使ったって」
大和「負けたからお前退場な」
男C「はい…」
男A「次!」
気配切り
男B「次は俺だ」
大和「賢人ぉ、やったれ」
賢人「合点」
男D「始めぇ!」
葵「賢人、負けないでよ!」
賢人「ナメんな」
男B(『透視』の能力を持ってる俺に負ける要素は…)
透視能力で賢人を見た俺Bは大量の鉄板が賢人を守る光景を目撃する
男B(打てる気がしないなぁ)
すると周囲の鉄板が男Bを抑え込む
男B「な、なんだ?!」
賢人「!、そこぉ!」キュピーン
見事に賢人のスポンジ剣が男Bの頭を捉えた
賢人「楽勝」
男B「勝てるかぁ!」
大和「自分で決めた約束位守れよ」
男B「うす…」(意気消沈)

186 :Mi☆コアラ:2024/04/14(日) 22:33:34.38 ID:Bn1pVneJ/
櫻木「男の勝負にビーチフラッグってww」
天宮「そういえば私も海に行ったときナンパみたいのされたよ
   その後その人見なかったけど」
櫻木「大石君もしかして‥」(小声)
悠希「はい、圭介がぼっこぼこにしてました」(小声)
櫻木「恋の力って怖いね」

187 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 22:56:38.81 ID:qMSxm+KuY
男D「これで最後だ!」
ビーチバレー
男A「2対2で勝負だ、こっからは変身していこうや」
男D「お前ら二人まとめて片付けてやるよ」
賢人「俺らのコンビネーションを見せてやるか」
大和「そうだなぁ」
奈菜「試合始め」
葵「頑張って!」
男A「俺らからだ、オラ!」
大和「!、速い!」
ギリギリでボールを受け止める
賢人「アタック!」ドムッ
男D「遅い遅い」
賢人「な!?」
男A「俺の『一時加速』と…」
男D「俺の『視界スロー』のコンビは…」
男たち「「バレー最強だ!」」
大和「面倒だが、新技試す良い機会だな」
賢人「あんま人の事掛けてる勝負でするのは失礼だがな」
奈菜「私はOKだよ」
葵「私も〜」
大和「許可降りたな」
賢人「やってみるか、奈菜ちゃんも大和への信頼厚くない?、まいっか」
大和「『実態現影』!」
賢人「『移動鉄壁』!」
するとコス姿の大和が増え、賢人から大型の分厚い鉄壁が現れる
男A「一人増えたり鉄板出てきた位で負けるか」
男D「え、勝率ある?君たち」
空中のボールが地面に向かって加速する
賢人「ほい」
そのボールを鉄板で軽々打ち上げる
男A「打ち上げるのはいいが届くか?W」
分身 グッ
大和「オラよっ!」
分身で合体ジャンプをしてボールと同じ高さ辺りまでどび、アタックする
男D「スローで見ても追いつくのがやっとだ!」
男A「クッソ!どうすれば…!」テコリン!
すると男Aは奈菜に向けてボールをアタックする
賢人「なっ!?」
奈菜「え…」
男A「止められるかなぁ?」
賢人「間に合わない!」
すると何かが間に入ってきた
??? バコォン ボフン
奈菜「へ?」
それは大和が出した分身だった
大和「賢人!そのボール思いっきり高く打ち上げろ!」
賢人「がってん!」
ボールを高く打ち上げ、大和はアーマーを纏いながら走る
賢人「大和!これ使え!」
二枚の鉄板を足場にし大和は高く飛ぶ
大和「俺らに勝負吹っ掛けるのはかまわねぇが…俺の女狙ったんはゆるさん、『軟式 平手打ち』」
登竜拳+能力の強化で、エネルギーを得たボールは相手コートに風を切りながら突っ込んで行き、着弾と同時に破裂した
男A「はっ…はっ…」
男D「ひ、ひいぃぃぃ…」

188 :Adgjmptw:2024/04/14(日) 23:24:29.61 ID:qMSxm+KuY
シュタッ
大和「おい」
男たち「は、はいぃぃぃ!」
大和「次、ちょっかいかけたら、○す」
男たち「す、すいませんでしたぁぁぁ」
そうして男たちはダッシュでその場から去って行った
賢人「取り敢えず撃退成功」
葵「いつの間に新技開発してたの?」
賢人「お前たちが買い物に行ってる間とかにな」
大和「まあ怪我がなくてよかっ…おわ?!」
奈菜 ギュッ
大和「あの何故抱きついて…」
奈菜「怖かった…」ポロポロ
大和「…お前に怪我なくて良かったよ」ヨシヨシ
賢人「あ〜甘い!甘い匂いがプンップンするぜぇ!」
葵「止めたげなさい」
大和「落ち着いたか?」
奈菜「うん…」
大和「かき氷落として来ちまったし、改めて買いに行くか」
奈菜「わかった…」
賢人「賛成」
葵「私も賛成」
リボン「私を忘れてもらっては困るねぇ!」
四人「ごめんごめんw」
リボン「むー!とびっきり高いものを注文してやるねぇ!」
賢人「まあ、今回は忘れてた俺らが悪いし、女子組のは俺らが出すからリボンちゃんのは割り勘でいいな?」
三人「オッケー」
そうして皆でかき氷を食べた後、大和の実家に帰った…その夜
奈菜「大和くん寝ないの?」
他の三人は疲れて先に寝てしまって、奈菜は水を飲むため下に降りていた
大和「少し眠れなくてな、軽く運動したら寝るよ」
奈菜「そっか……あ!そうだ、大和くん、こっちきて」
大和「なんだ?」
外にいた大和は、奈菜のいる縁側にむかう
大和「どうし…」
奈菜 チュッ
すると奈菜は大和の顔を両手で寄せて頬にキスをした
大和「な、な?」
奈菜「ふふ、昼間のお礼、守ってくれてありがとう…おやすみ!」
そして奈菜は早足で二階に上がって行った
大和「……余計寝れなくなっちまった///」

189 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 22:27:09.37 ID:ez8yjSUSj
大和「ふー…拳法を少しやってみるか」
そうして破式の構えをとりいくつか技を繰り出す
大和「ハッ!…ふぅ、ん?」
技を一通りし、一休みしている時にだだっ広い庭の真ん中に影を見つける
大和「じいちゃんのチェーンソー…何であんな所に?」
チェーンソーの辺りまで歩いて行く、夜の月明かりに大きいチェーンソーが照らされ妙な威圧感がある
大和「持ち出したっけか?まあさっさと回収して…」
???「チガウ…カマエガチガウ…」
大和「な、なんだ?!何処から声が…]
慌てながら周囲を見渡すとチェーンソーの後ろに古いラジカセが置かれていた
大和「ここから声が流れてたのかよ…誤作動か?」
ラジカセ「チガウ…カタガチガウ…」
大和「いつかお祓いに行くとして、さっきから違うってなんだよ」
ラジカセ「チガウ…ザザ カマエガチガウ…」
大和「構え?破式のことか?」
ラジカセ「チガウザザザ カンガエカタガチガウ…」
大和「考え方…拳法か?」
ラジカセ「…ザザ」
大和「合ってるぽいな、にしても拳法の考え方が違う?…ん〜?」
ラジカセ「モッテコイ…ザザ」
大和「拳法の書物か?いいけど…」
家に戻って拳法が記された書物を持ってきた
大和「ほい」
ラジカセ「ハシキ…ザページ…ザザヨメ…」
大和「破式、内破壊の式、相手の鎧意味成さず、また壮大な被害を相手に与えん…」
ラジカセ「ウチガワヲ…ソウゾウセヨ…ザザ」
大和「内側の想像?まあ、試しだ。やってみるか」
近くにあった枯れ木に手を当てる
大和「………」
ラジカセ「カンジロ…ザザミツドヲ…」
大和「感じる…内側……!、『破式』!」
すると枯れ木は割れる音を立てながら、内側から弾けた
大和「スゲェ!出来た!」
ラジカセ「ザザ…タリヌ…キホンガタリヌ…ザザ」
大和「基本?」

190 :Adgjmptw:2024/04/15(月) 23:15:21.14 ID:ez8yjSUSj
拳法の書物を手に取り、ペラペラとページをめくる
大和「あった!この拳法、終わる事なき拳、型にはまらず、型在らず、終わりなきの力を、その身に与えん、永久未完の拳法なり…]
ラジカセ「ソレガ…コノケンポウノ…コトワリ…ザザ」
大和「理か、型在らず…決まった型が存在しない、自由の拳法!それが『登竜拳』!」
ラジカセ「ソレデハ…ザザ…ソウゴウシケンヲ…ザザハジメル…」
大和「総合試験?」
するとチェーンソーにエンジンがかかり、急に浮かび上がる
大和「な、何事?!」
ラジカセ「サンプンカン…ソノヤイバヲ…ザザイナシテミセヨ…」
大和「はぁ!?」
そんなことは関係ないと、大きなチェーンソーが振り下ろされる
大和「うおぁ!?」
避けた先で今度は横振りで迫ってくる
大和「クッソ!『硬式』!」
急遽拳法で防御するが、凄い勢いで吹き飛ばされる
大和「くはっ!けほっ!」
無慈悲と言わんばかりに、チェーンソーが振り下ろされる
大和「ちっ!『流式』!」
チェーンソーを受け流し、横に転がりながら飛び起きる
大和「ラジカセ止んだけど防戦一方か、疲れるぜ」
考える間もなく、追撃がやってくる
大和「『軟式』!吹き飛べ!」
チェーンソーの側面を『軟式』で弾き、距離を取る
大和「はあ…はあ、そろそろ3分だろ」
時間ギリギリまで、追撃は止まない
大和「地面にやって大丈夫か知らないが!『破式』!」
地面に向かって『破式』を放ち、地面を割り目眩ましをする
大和「どうだ?!」
煙の中から一直線にチェーンソーが向かってくる
大和「クッソォ!」
腕で防御体制を取る、チェーンソーが振り下ろされそうになった時…
ラジカセ「サンプンカン…チョウド…ザザ…オミゴト…」
大和「ふぅ…最後はタヒぬかと思った…」
ラジカセ「コノ…ザザブキヲ…サズケル…」
目の前に大きなチェーンソーが降りてくる
大和「これ、くれんのか?」
ラジカセ「セイシキナ…ザザザナヲ…オシエル…」
大和「正式な、名前?」
ラジカセ「ザザ…『大戦大和式 大回転鋸』…ザッザ」
大和「大戦…大和式…」
ラジカセ?「ザザザ…よく、頑張ったな、大和…ザザ…ブツ」
大和「じい、ちゃん?」
その言葉に答えるものはなく、ただ静かな時間が流れた
大和「ありがとう、じいちゃん…俺、頑張る!」
拳を大きく突き上げて、叫ぶ、天に届くといいなと、思いを胸に…そうして大和は布団に戻った、翌朝綺麗に寝坊したのは言うまでもない

191 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:04:15.84 ID:R7gJ3fTdw
賢人「大和、お前が寝坊とは珍しいな〜」
葵「いつも一番早かったのにね」
大和「昨晩色々あってな…ふあ〜…」
葵 !!
賢人 !!
奈菜 ?
三人の間に猛烈な思い違いが炸裂する
賢人「やったのか!とうとう!」
大和「何の事だよ?」
葵「しらばっくれるなよぉ旦那ぁ、で!感想は?!感想!」
大和「だから何の話だ!」
奈菜「そろそろ朝ごはんできるよー!」
リボン「いい匂いだねぇ…」
大和「あ、匂いに釣られてリボンが起きてきた」
葵「リボンちゃんは相変わらず一番遅いねー」
賢人「まあうまそうな匂いを嗅いだら目が覚めるよなぁ」
奈菜「お皿運ぶの手伝って〜」
四人「はーい」
朝食を食べ終え、5人組はゆったりしていた
大和「あ〜」
賢人「うごきたくねぇ〜」
奈菜「そんなとこ(クーラーの前)で寝そべってたら風邪引くよ」
大和「こっちにくればわかるさ〜」
奈菜「そんなこと言って、早くどきな…ちょ、大和くん掴まないで、何で引き寄せ…あ…」
リボン「皿洗い大変だねぇ」
葵「なかなかの量があるからね…三人揃って寝そべって何してるの?」
大和、奈菜、賢人「うごきたくな〜い」
リボン「私も混ぜたまえ!」
葵「も〜、皆揃って…私も!」
結果的に皆揃って一日中ゴロゴロしてました
翌朝…
大和「今日は比較的に涼しいので、『流式』と最近覚えた『破式』を教えるぞ」
奈菜「やった〜」
賢人「いよいよか」
大和「破式は一つの技、流式はカウンター技をいくつか教える、破式はかなり危険だからな(身を持って実証済)」
賢人「マジかよ、ケチ!」
奈菜「カウンター技いくつかあるんだね」
大和「まずは『破式 甲壊』って言う技だ、相手の防御手段を破壊する技だな」
賢人「おお、スゲェ!戦いやすくなる!」
数分間、賢人に付きっきりで教えこむ
大和「違う違う!内側、破壊対象の中を感じるんだよ!」
賢人「分かるかよ才能マン!」
葵「かなり手間取ってるね」
お茶を片手に奈菜に話掛けてくる
奈菜「本当に仲がいいね、あの二人」

192 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:54:19.27 ID:R7gJ3fTdw
葵「おやおや、イチャイチャ出来なくて寂しいのかな?w」
奈菜「そ、そんなんじゃないよ!?…ただ、まぁ、寂しいかな」
すると葵は立ち上がり大和に声を掛ける
葵「大和ぉ!奈菜のこと寂しがらせてんじゃないわよ!」
奈菜「あ、葵ちゃん!?」
聞こえた大和は縁側に向かって答える
大和「わかった!」
奈菜「大和くん?!///」
大和「よし、賢人。後十分で全部叩き込むから覚悟しろや」
賢人「ウッソだろ?!難しい要素を十分に詰め込むとか…アアアアア」
十分後、大和は本当に全ての要素を詰め込み教えきり、今は奈菜に流式を教えている
大和「大丈夫か?ゆっくりで良いからな」
奈菜「ありがとう大和くん」
一方、賢人は縁側で葵から治療を受けていた
賢人「チックショウ、イチャイチャのダシにしやがって」
葵「まあ良いじゃん、技使えるようになったんでしょ?」ペタペタ
賢人「そうだけど…イテッ」
葵「ほらほら、我慢我慢」
賢人「本当、あいつは人柄が良いというか、良すぎるというか…どんな人が育てたんだろうな」
葵「親御さんは、幼い頃に亡くなったって言ってたし…おじいさん辺りじゃない?」
賢人「晩飯終わった後に聞いてみるか。そういやリボンちゃんは?」
葵「家の中で新薬の配合を試してたわ」
賢人「なんだか、リボンちゃんらしいな」
夕方、大和は奈菜に流式のカウンター技をある程度教え、晩御飯の時間になった
奈菜「大和くん、ありがとう。これで戦いの幅が広がるよ」
大和「良いってことよ」
賢人「そういえばよ、お前のじいちゃんってどんな人だったんだ?」
リボン「その話、興味あるねぇ」
大和「俺のじいちゃんか?ん〜…仁義に熱い人、だったかな」
賢人「仁義に熱い?」
リボン「恩にはしっかり恩で返す人だったってことだねぇ」
大和「まさしくそう言う人だったな、『恩を仇でかえすな!きっちり恩で返しきれ!』とね」
奈菜「じゃあ、お父さんとお母さんは?」
大和「お父さんは本当の強さを知ってた人、お母さんは優しさを知ってた人ってイメージかな」
葵「どういうこと?」
大和「お父さんは『強くあることも大事だが、真の強さは心で決まる、心が強くあってこそ、真の最強さ!』って言ってたな
お母さんは『優しくする事は良いことです、しかし時には見守ることも大切ですよ。ただし!困ってる人を見つけたら迷わず助けること、自分がケガしない方法でね。』
って今の生き方の方針になった人たちだったな」
奈菜「本当にいい人たちの元で育ったんだね」
賢人「そう言うことか、うぉぉぉぉ!泣けるぜ!」
葵「だけど『自分がケガしない方法でね。』の部分破ってない?」
大和「ははは!そうだな、お母さんが生きてたらどやされちまうな」
曇る雰囲気もなく、賑やかに晩御飯を終えた

193 :Adgjmptw:2024/04/16(火) 21:55:04.05 ID:R7gJ3fTdw
コメントぷりーず

194 :Adgjmptw:2024/04/17(水) 23:04:51.96 ID:4+ApwZAGg
数日後…
奈菜「ふ〜ふふ〜ふふ〜ん♪」
葵「奈菜、上機嫌だね」
奈菜「だってやっと大和くんの好物知れたんだもん♪」
葵「大和の好物ってなんなの?」
奈菜「カレーなんだってさ、特に甘口が好みらしいよ」
葵「意外と子供舌なんだ…」
八百屋「奈菜ちゃん!なんかご機嫌だね!」
奈菜「大和くんにカレー作ってあげようと思いまして」
八百屋「そうかい!大和ちゃんはカレー大好きだからねぇ、彼女さんの作ったものなら尚更喜びさそうだね、福神漬けオマケ!」
魚屋「うちも、オマケだ!」
肉屋「うちも、やるよー
奈菜「ありがとうございます!」
葵「もうすっかり馴染んだね」
???「………」
八百屋「!!、そこにいるのは誰だい?」
???「な!!」
肉屋「俺らを欺こうなんざ、百年早いわ!」
魚屋「この商店街はうちのテリトリーだ、逃げられると思うなや!」
黒いローブに身を包んだ男が現れる
???「ちっ!そこの女どもを頂く!」
肉屋「させるか!『切れ味強化』!」
肉切り包丁を投げつける
???「当たらん」
すると空中からタコ型の巨大ロボが出現し、肉切り包丁を防御する
肉屋「な、なんじゃありゃ?!」
???「杉山 大和に伝えろ、女たちを預かったと!」
謎の男はタコ型の巨大ロボと飛び去った

195 :Adgjmptw:2024/04/18(木) 19:45:04.61 ID:271BpSCMY
肉屋「クソッ!俺のせいで…」
八百屋「あんたのせいじゃない、早く大和ちゃんに伝えに行くよ!」
大和実家にて…
大和「奈菜たちおせぇな…」
賢人「心配性だなぁ…」
奈菜たちの帰りを待っていると八百屋のおばちゃんが駆け込んできた
八百屋のおばちゃん「大変だよ!大和ちゃん!奈菜ちゃんが…」
大和「!!、奈菜たちに何かあったんですか!?」
肉屋のおじちゃん「奈菜ちゃんたちを返して欲しがったらここに来いってよ」
そうして大和たちに目印が付いた地図を渡す
大和「………」
八百屋のおばちゃん「私たちは付いていけないよ、顔がバレてるし奈菜ちゃんたちに危害が加わる可能性がある」
賢人「どうする?」
大和「賢人、準備しろ、リボン!今からすぐに武器作れるか?」
リボン「事情は聞こえていたねぇ!今すぐ作れるねぇ!」
大和「そんじゃあこれ作って貰いたい…」

196 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 16:47:42.98 ID:lZxM25n39
リボン「わかったねぇ、早急に用意するねぇ!」
大和「ありったけの武器を持って突入する!」
賢人「おう!」
大和「リボンは留守番な」
リボン「わかったねぇ…」
一方奈菜たちは…
奈菜(ん…何処?ここ?確か謎の男の人に…)
辺りを見渡してみる
奈菜(倉庫みたいなところ…葵ちゃんは隣で気絶してる、能力で縄脱けを…)
能力を発動しようとするが発動しなくなっていた
奈菜(の、能力が…!口元は塞がれて助けも呼べない、どうしよう…)
謎の男「能力が使えなくてとまどっていますね、少し薬で体を痺れさせています」
奈菜(何者?!)
謎の男「名前を知りたそうな顔していますね、私はXともうします。杉山 大和に用がありまして」
奈菜(用?…)
X「まあ、彼が来てから話しますよ」
突然、部屋中に警報音が鳴る
X「どうやら来たよですね、まんまと罠に掛かりおって…」
数分間、ずっと警報音がなり続け、フッと音が鳴りやんだ
X「そろそろ捕まったころで…」
すると目の前のシャッターが叩かれる音が響く、シャッターの向こうから大きなエンジン音が室内へ響き渡る
X「な、なんだ?!」
何かがシャッターをギャリギャリ削るような音と共に回転刃がクロス状に切り込まれる
X「ま、まさか!」
そしてクロス状の切り目の真ん中を蹴破りながら大回転鋸を握りしめた杉山 大和と完全武装の金塚 賢人が入ってくる
X「杉山 大和!」
奈菜(大和くん!)モゴモゴ
大和「おいテメェ…さっさと奈菜たちを離せ」
X「わかりました、私の目的はあなたに来て貰う事ですからね…」

197 :Adgjmptw:2024/04/20(土) 17:37:44.25 ID:lZxM25n39
賢人「どういう事だ?」
男は奈菜たちを解放し、奈菜は葵を抱えながら大和たちの後ろへ…
大和「そんで、俺に話ってなんだ?」
半ばキレながら男に質問する
X「それは…我々が奪われたものを返して貰うためですよ…」
大和「我々?返す?…なんの事だよ」
X「正確には、あなたの親にですが…」
大和「何言ってんだ?俺の両親は十年前に二人ともタヒんだんだぞ!」
X「その話しですよ、私は某製薬企業である薬品を秘密裏に開発していました…」
奈菜「薬品?」
X「能力の追加実験……能力の増強実験…その実験の成果、『戦闘能力追加薬』と『三大理論薬』、『能力増強維持薬』3つを奪われたんですよ!」
怒鳴りつけるように大和にいい放つ
賢人「その実験…大戦時代ですら違法になった人外実験だろ」
X「そしてつい!我々はその2つの実験を完成させ、『戦闘能力追加薬』と『能力増強維持薬』を完成させた…更にそこから『三大理論薬』おもつくりあげた!!」
大和「だけど、その薬品会社は火災事件で焼け落ちたはずだぞ…三大理論薬も製作不可能なはず」
X「ええ、ですが起こったことが真実です、あなたの両親が2つの薬品と三大理論薬の一つを奪うと実験室に火を放ち、会社を焼いたのです、無関係の社員のほとんどを逃してね、立派なものですよ」
大和「はぁ…」
X「しかし!実験の資料を!成果を!夢を奪われた!あの夫婦のせいで!!」
奈菜「夢?」
X「この狂った世界を修正するためです!私の実験を認めない世界に復讐する!」
男は頭に血が昇っていたが、大和は頭に血が昇っていても冷静だった
賢人「つまり、お前の悪巧みを大和の両親は止めたんだろ」
X「違う!粛清だ!…話を戻しましょう、その後、3つの薬品を助けるために誰かに使用した…]
賢人「誰か?」
X「それこそ、杉山 大和!お前だ」
大和「はぁ?!俺?!」
X「そうさ!『能力追加薬 金属結晶』と『能力増強維持薬』、それと『三大理論薬品』の薬を大和に飲ませた、これで能力が発現した」

198 :Mi☆コアラ:2024/04/20(土) 20:26:51.80 ID:XD6DOQP/n
悠希「つまり能力を増やす薬を飲んだってことか道理で強いわけだ」
シュウ「チート?みたいなものか」
悠希「お前の能力も十分チートだけどな、てか黒魔も同じ能力だったよな
   やっぱり黒魔家も一枚かんでるのか?」

199 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 00:38:03.78 ID:PohZYSfkM
賢人「ってことは大和は無能力者だったのか?」
X「いや、『身体能力向上』の能力だ、というかこの能力『だけ』だったが正しいかな」
大和「俺が飲んだその『三大理論薬』はどの効能だ」
X「お前が飲んだのは三大理論の一つ『自己進化』の能力!」
奈菜「自己進化…」
賢人「どうりで異様な成長速度だったのか」
大和「そうか、だがこの力は俺の両親からもらった力だ!返す気はない」
X「交渉決裂だ、こい!『アイスオクトパス』!」
叫び声に反応する要に天井からタコ型のロボが現れる
賢人「ナァニコレ」
大和「おばさんの話にあったタコロボか、たこ焼きにしてやるよ!」
チェーンソーで蛸足を切り落としながら本体まで近づく
大和「オラァ!」
斬ろうとするが刃の入りが悪い
大和「硬っ!タコなのに硬った!」
X「刃が通る分凄い武装だな…軟性と硬性を持つ金属だよ、しかも…」
再び切りかかろうとすると蛸足で殴られ吹き飛ぶ
賢人「大和!」
奈菜「大和くん!」
大和「けほっ!なんだ?!切り落としたはず…」
X「その触手は復活するよ」
大和「面倒だな!」
再び触手を切り落としながら本体に近づく
大和「吹っ飛べや!『破式…』、!」
技の発動を止め、後ろに飛び退ける
賢人「大和、何で止めたんだ!?破式で破壊できるだろ?」
大和「あのロボの中に…人がいる!」
X「よかったなぁ、危うく中の能力者ごと粉砕するところだったな」
大和「クズやろうが!」
アーマーの能力を発動し攻撃を受ける

200 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 01:14:32.73 ID:PohZYSfkM
X「この能力者は俺の三大理論薬の2つ目、『自己再生』の能力!どんな攻撃で負傷しようと修復する」
大和「クソッタレが!」
この間も攻撃を受け続ける、後ろの奈菜たちに危害が加わる可能性があるからだ
X「この金属は能力を伝播、増幅する」
大和「!!、つまりお前…」
X「そうだよ!自己再生は中にいる人物の能力で後『2つ』ある!」
大和「マジかよ…」
X「能力の多数所持実験…複数の能力を使用できるよ、まあ代わりに能力が劣化して感情に乏しくなってしまったかね」
賢人「だけど大和も複数持ってるぞ?」
X「それは自己進化の副産物、能力が劣化しないよう適応したのだ」
大和「隙がねぇ…」
反撃のタイミングを伺うが多数の触手が隙を潰す
奈菜「隙が、あればいいのね…」
賢人「だな」
二人が立ち上がり、大和の前に立つ
大和「お前ら、何を?」
奈菜「行くよ!」
賢人「ガッテン!」
合図と共に賢人は本体へ突っ込む、そこへ無数の触手が攻撃する
奈菜「潤滑+『流式 水ノ岩避ケ』!」
その攻撃を全て奈菜が受け流す
賢人「『破式 甲壊』!」
そして本体の表面装甲のみを破壊し、表面装甲をこじ開けててるままでキープする
賢人「大和!」
大和「あんがとよ!」
近づき能力者を引きずり出そうとすると目の前から消える
賢人&大和「「!?」」
X「追加能力『音速』の劣化、『亜音速』…追えるかな?更に更に…」
賢人「ブルアックショイ!…何か寒いな」
X「氷結の能力だ、頑張れよ

201 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:08:08.72 ID:PohZYSfkM
賢人「高速移動に行動制限デバフとか無理ゲーでは?」
大和「それでもやんだよ!」
X「私の意のままに行動するから、頑張って下さいね」
奈菜「くっ!」
賢人「厄介だな!」
大和「お前ら!下がれ!俺がやる」
薬を1錠飲むと霧が立ち込め始めた
X「いくら見えなくしたって無駄ですよ、広範囲攻撃!」
タコ型ロボは広範囲を一気に氷結させる
賢人「うお!寒っ!」
奈菜「夏なのに寒い!
すると辺りの霧が一点に集まる
大和「ふ〜…」
X「!!、何故氷結の効果を受けていない!」
大和「凍ったアーマーを『剥がした』んだよ」
アーマーをよく見ると隙間から霧が煙のように出ていた
大和「霧で人工筋肉を再現した、パワーも装甲も前の倍だ」
X「金属結晶を防御に使うか、考えたな。だがそれだけだ!」
再びタコ型ロボが触手で攻撃するが怯むことなく攻撃を受けながら本体に近づく
X「何故だ!?氷結や質量の触手の攻撃が効かない?!」
大和「人工筋肉と身体強化で受け止めているからな」
さらに大回転鋸を振り回し、触手を切り落としながら進み続ける
大和「ふん!」
本体の装甲をきり、中の能力者を引きずりだす
大和「げっ!?」
賢人「お、女の子?!」
奈菜「けど気絶してるよ?」
X「そいつが能力のコアだよ。能力の過剰使用で気絶したらしいね」

202 :Adgjmptw:2024/04/21(日) 17:48:07.47 ID:PohZYSfkM
大和「お前、ぶっ飛ばす!」
タコ型ロボは停止し、丸腰のXに大回転鋸で切りかかる
奈菜「いや切ったらダメだからね!?」
大和「じゃあ気絶させるか」
容赦なく男の顔を殴って気絶させた
賢人「顔面凹まなくてよかったな」
奈菜「この男の人は警察に突きだすとして、この女の子どうする?」
大和「小学6年位だな」
賢人「大丈夫?誘拐扱いにならない?」
大和「安心しろ、この町に警察はない」
奈菜「じゃあこの男の人はどうするの?」
大和「うちの商店街で晒し首だ」
賢人「生きたまま晒し首とか恐ろし」
大和「俺はこいつ(X)吊るしてくるから先に帰ってな」
賢人は葵を奈菜は女の子を背負って家に戻る
葵「ん…?」
賢人「お、起きたか」
おんぶしてる葵に顔を軽く向ける
葵「私…気絶して…」
賢人「状況把握能力は満点だな」
葵「あれ?大和は…」
賢人「犯人吊し上げしに行った」
葵「気絶位しか情報ないけど何があったの?!」
奈菜「簡単に言うけど、大和くんをキレさせた、かな」
葵「本当何があったの…」
三人と+1は家に到着した
奈菜「あ!リボンちゃんリビングの畳の上で寝ちゃってる」
葵「二階に上がるの面倒くさいから…一階でいい?」
賢人「いいぞ…布団出すわ…」
そうして三人は寝てしまった。数分後……
大和「ふぁ〜…ねっむ!大型の武器を背負いながら男一人運ぶの大変だったな」
玄関を越えて居間に入り、武器を立て掛ける
大和(お、布団敷いてあるな。気が利くじゃん、おやすみさん…)

203 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 21:35:01.43 ID:ck3KuHQeC
翌朝…
葵「あらあら♪」
賢人「こりゃまた堂々と…」
リボン「二人は仲がいいねぇ」
大和「ぐ〜が〜」
奈菜「スースー」
大和が大の字で寝ていて、その横で丸まるように奈菜が寝ていた
賢人「そういや大和は何を作ってもらったんだ?」
リボン「ドーパミン増加薬…痛みや疲れを数分間無視できるねぇ、けどその代わり薬の効果が切れたらその間の疲れが一気にくるねぇ」
賢人「新技使ってたけどそんなに体力喰うやつだったのか」
葵「私が知らない話が繰り広げられてる」
賢人「あ、昨晩の女の子は?」
リボン「まだ寝ているねぇ」
賢人「そりゃよかった」
葵「ついでに…」パシャ
賢人「何で写真撮ってんだ?」
葵「交渉材料♪」
リボン「狡猾だねぇ」
すぐ近くにた立て掛けてあった大回転鋸に目をやる
リボン「…これ解体したいねぇ」
賢人「大和にボコされたいならな」
リボン「なら止めるねぇ」
数時間後…
大和「ふぁ〜、いま何時だ…」
奈菜「13時だよ」
大和「そんなに寝てたのか…お、三人ともおはよう」
賢人「お前寝すぎだ」
葵「ま、私はいろいろ良いもの見れたからね」
大和「良いものってなんだ」
リボン「気にしなくて良いねぇ」
大和「ならいっか」
遅めの朝食をとり、しばらくゆっくりしてると…
女の子「ん、ここは…」
賢人「お!起きたぞ!」
葵「おはよ、痛い所とかない?」
女の子「ひっ…」
女の子はササッと大和の後ろへ隠れてしまった
葵「ありゃりゃ」
賢人「こ、怖がらなくていいぞ〜」
女の子「怖い…」
二人 ガーン
奈菜「まあまあ…」
葵「む〜…じゃあさ、そっちの二人は怖くないの?」
奈菜と大和を指差しながら言う
大和「おいコラ」
女の子「この二人からは…いい気配が…する…」
奈菜「じゃあ、お名前教えて?」
女の子「……香保里(かおり)……」

204 :Adgjmptw:2024/04/22(月) 22:06:32.21 ID:ck3KuHQeC
葵「香保里ちゃん、私たちはどういう気配?!」
香保里「お姉ちゃんは…狙ってる気配…」
葵「なんで?!」
大和「まずその服をおろせ、着せようとすな」
葵「ちぇ…」
賢人「じゃあ俺は?」
香保里「そっちのお兄ちゃんは…明るい気配…」
賢人「なのに怖いのか?!」
香保里「明るさと…優しさは…別物…」
賢人 (´・c_・`)
リボン「気配を感じられるのかねぇ」
香保里「そっちの小さ…言葉使いが独特なお姉ちゃんは…好奇心の気配…」
リボン「その気遣いがしみるから止めてほしいねぇ…」
大和「で、こいつを誰かが引き取らなきゃなりまっせん!」
賢人「ここじゃダメなのか?」
大和「老人に苦労させられん」
賢人「優しさかい」
大和「で、どうする?」
四人 キュピーン! キュピーン! キュピーン! テコリン!
葵「私!私が預かる!」
賢人「俺は?!俺!」
リボン「私の研究所で助手にならないかねぇ」
奈菜「じゃあ香保里ちゃんに決めて貰おうか、誰がいい?」
香保里「…………」キュッ
大和の服の裾を静かに掴む
奈菜「じゃあ大和くんだね」
葵「ずるいずるい!」
賢人「ぶーぶー!」
大和「文句言うな。葵はこいつの服選び手伝え、流行りとかわからん。賢人は荷物持ちな」
二人「「やったぁ!」」
リボン(乗せられ安いねぇ)
大和「んじゃぁ、よろしくな」
頭をポンポンと撫でる
香保里「へへへ…」
少し照れくさそうに笑う
葵&奈菜「「可愛いい!」」
賢人「ハモりすごいな」
結局香保里は大和が引き取ることになった

205 :Mi☆コアラ:2024/04/22(月) 22:15:51.00 ID:uCUxAABYK
シュウ「俺も風邪薬使うとしばらく能力使っても動けるようになるよ
    解除した瞬間身体ぶっ壊れるけど」
悠希「なにそのコナンのパイカル飲んで工藤新一に戻るみたいな」
シュウ「あとあれするときにも飲まないと使えないんだよな」
悠希「あれって」
シュウ「内緒」

206 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 21:52:37.56 ID:9xh28idlG
数分後…香保里の服を買いに商店街まで来ていた
葵「これ可愛いい〜」
奈菜「これも似合いそう」
店員「こちらもおすすめですよ」
二人「「こっちも可愛いい〜」」
香保里「…………」
店内で盛り上がっている外では
賢人「止めろよ彼氏兼保護者」
大和「だったらお前が行け運搬係」
警察「やだね、リボンちゃん止めに…」
リボン「私はアイス買いに付いてきただけだねぇ」
大和「だってよ、賢人、GO!」
賢人「止められるならとっくに行ってる」
大和「かれこれ45分以上たってるぞ」
リボン「アイス溶けるねぇ」
賢人「ファッション好きと可愛いいもの好きが合わさると止まらん」
大和「確かに、まあ特に葵ならセンスもあるし変なの買わない信頼はあるけど」
賢人「大和は服選びどんくらい掛かるか?」
大和「3分」
賢人「ウッソだろお前!?」
大和「着やすい、洗いやすい、違和感ない、安い、頑丈の観点で服選んでるからな」
賢人「のわりにセンスよくね?」
大和「言ったろ『違和感ない』って」
賢人「それって『外に出ても』も含まれてんのかい、リボンちゃんは?」
リボン「結構時間掛かるねぇ」
賢人「意外だな」
リボン「強度にこだわっているねぇ…」
賢人「すぐにほつれるやつとかあるからな」
リボン「強酸に耐えられる服…」
賢人「それ選ぶ時間より探す時間!てか何処に売ってんだ」
リボン「オーダーメイドだねぇ」
賢人「オリジナルかい!そんで作って貰えるんかい」
大和「スゲェ金取られそう」
リボン「『やったります!』って言っていたねぇ」
賢人「その店向上精神すごいな!?てか届いたの?」
リボン「4日後に届いたねぇ」
賢人「技術もちゃんとある!」

207 :Adgjmptw:2024/04/24(水) 22:22:51.71 ID:9xh28idlG
さらに数分後…
葵「ふ〜、満足満足」ツヤツヤ
奈菜「ごめんね、時間掛かっちゃった」
香保里「…疲れた……」
大和「俺の背中乗るか?」
香保里「!…うん…」
ひょいっと香保里をおんぶする
香保里「…重く…ない?…」
大和「気遣いサンキュ、全然!」
奈菜「………」ムスー
葵「あれぇ?奈菜、妬いてるぅ?ww」
奈菜「へ?い、いや、ち、違くて、いや違わなくてアワワワワ…」
賢人「いじめるの止めたれ」
リボン「プリン♪プリン♪」
↑アイス溶けたお詫びにプリン買って貰った人
夜のお家にて…
大和「なあ」
賢人「どうした?」
テレビを見ていた賢人に話し掛ける
大和「溶けたアイス、勿体無いな」
賢人「だな」
女子たち+少女はプリンを食べていた
大和「オリジナル形アイス…つくらね?」
賢人「いいね」
↑豆知識 コイツら素の頭は良いが二人合わさるとバカになる
大和「俺らが食べたいアイスも買ったんだっけか」
賢人「カリカリ君…アツキバー…メロンバー…バビコ…雪見饅頭…雹(ひょう)…お!ポッキリアイス(ボックス)もあんじゃん!」
大和「早速、色々作って見るか」

208 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:23:47.72 ID:WWMFDVO/n
二人でアイス作りのプランを色々考えている
大和「うっし、まずはカリカリ君から」
賢人「どうすんだ?」
大和「アイスキャンディーでかき氷だ」
賢人「うまそ」
溶けたカリカリ君をかき氷氷の型に流し込み冷蔵庫にしまう
賢人「アツキバーは雪見饅頭を入れておしるこ風にしよ」
大和「雪見饅頭の中身溶けてね?」
賢人「それもまた一興なのだ」
大和「簡単だから最後だな」
溶けたアツキバーを冷蔵庫で冷やす
賢人「メロンバーは?」
大和「炭酸入れてジュースにすっか」
賢人「スゲ〜甘そう」
大和「バビコどうしよ」
賢人「バビコはチョコミルクみたいだから氷入れよか」
大和「雹(ひょう)は少し冷やしてシャーベットにする」
賢人「ポッキリアイスはかき氷氷にすっか」
各々下準備をしリビングに入る
奈菜「あ、大和くんに賢人くん。台所でなにしてたの?」
大和「アイスつくってた」
葵「えー、羨ましい」
リボン「私たちの分も作ってほしいねぇ」
賢人「ほい」
作っていたチョコミルクジュースを渡す
リボン「気が利くねぇ」
香保里「…美味しい…」
大和と賢人は互いに軽く腕を当てる
奈菜「本当に美味しい」
大和「俺たちは自由に食ってるぞ」
大和は雹のシャーベット、賢人はおしるこ風アイスを持って胡座をかいて座る
香保里「………」
すると香保里が大和の組んだ足の上に座った
奈菜「!!」
葵「微笑まし〜な〜(棒)」
リボン「仲が良いねぇ」
賢人「俺の所がいいと思う」
大和「そこが落ち着くのか?」
香保里「…うん…」

209 :Adgjmptw:2024/04/26(金) 23:53:29.88 ID:WWMFDVO/n
大和「そんじゃあそのままでいいぞ」
大和はそのままアイスを食べながらテレビを見ている
葵「奈菜、大和とられちゃうよw」
奈菜「ムムムム…」
リボン「どうするねぇ?」
奈菜は黙って大和の横に行き肩に頭を置く
大和「!!」
香保里「…?…」
奈菜「………」ムスー
大和(あ、妬いてる)
静かに奈菜の頭を撫でる
香保里「…………フム…」
香保里が不意に立ち上がり奈菜の袖を引っ張る
奈菜「ん?、どうしたの?」
香保里「…こっち……」
そして大和の組んだ足の上まで引っ張ってくる
大和「!?」
奈菜「…座って良いってこと?」
香保里 コクッ
奈菜「じゃ、じゃあ遠慮なく」
大和の上に足を伸ばして座る。二人の顔が少し赤くなる
香保里「………」ストン
香保里は奈菜の膝の上に座る
奈菜「?!、香保里ちゃん?!」
瞬間、香保里が能力で少し冷たくなった
奈菜「あ、涼しい」
大和「涼」
香保里 フンス!
葵「羨ましいな〜」
賢人「イチャイチャしながら涼みやがって…」

210 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 20:51:29.50 ID:mx25KipVu
葵「涼しいの?」
奈菜「かなり涼しいよ」
賢人「大和の感覚的にはどうなんだ?」
大和「保冷剤抱いてる感じ」
葵「良いな〜」
大和「てか賢人、かき氷氷どうなった?」
賢人「見てくる」
立ち上がり、台所からかき氷機とかき氷氷を持ってくる
賢人「げ、カリカリ君だけ固まってねぇ」
大和「え〜」
リボン「残念だねぇ」
香保里「…貸して…」
賢人「ん?、ほい」
香保里がケースを握ると変身して、溶けたアイスを一気に凍らせる
賢人「お!凍った」
奈菜「変身した姿スケーターさんみたいで可愛い!」
葵「カワイイ!!」
大和「似合ってんな」
香保里「………」テレ
女子二人「「カワイイ〜!」」
リボン「早くかき氷食べたいねぇ」
大和「はいよ。賢人、かき氷作ってくれ」
賢人「なんで?!」
大和「俺が動けると思うか?」
膝の上の二人に目を向ける
賢人「あ〜…しゃーなし、作るぜ!」
すぐさま全員分のかき氷を作りあげる
大和「サンキュ」
賢人「良いってことよ」
その後各々のかき氷を食べる
賢人「大和はカリカリ君かき氷で、葵ちゃんはポッキリブドウ味、リボンちゃんはブルーハワイだな」
大和「んで、奈菜はイチゴ、香保里はメロン味」
リボン「かなり個性が出るねぇ」
奈菜「自由だし、良いんじゃない?」
みんなでかき氷を食べた後眠りに付いた

211 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:11:53.81 ID:mx25KipVu
数日後…
賢人「今日は!」
葵「待ちに待った!」
二人「「夏祭りだ〜!!」」
今日はみんなで夏祭りに来ていた
大和「落ち着けや」
奈菜「いいじゃん。楽しも?」
大和「だな」
香保里…花火…初めて…」
この町の花火は他方にも有名であり、かなりの人が集まっていた
奈菜「ね、ねぇ。この浴衣似合ってる?八百屋のおばあさんから着付けてもらったの」
青い川の流れての模様が入った浴衣を着ている奈菜が聞いてくる
大和「…似合ってるぞ//…」
奈菜「う、うん///…えへへ♪」
葵「う〜れ〜し〜そ〜う〜だ〜ね〜w」
奈菜「ふぇ?!」
葵「ほらほら〜、彼氏のことも褒めてやりなってw」
奈菜「や、大和くんも…似合ってるよ…」
大和「…ありがとよ//(うおおお!褒めて貰えた!?うっしゃあああああ)」
賢人「よかったなw」
葵「祭りはこれから本番!行くよ!」
賢人「まずこれやろうぜ!」
葵「射的!」
大和「面白そうだ」
奈菜「色んな景品があるね」
香保里「………」キラキラキラ
大和「ん?」
目線の先には大きなタコのクッションぬいぐるみがあった
大和「あれが欲しいのか?」
香保里「!……うん…」
大和「やってみるか」
賢人「俺も!」
葵「私も!」
おじちゃん「らっしゃい!5発300円、能力あり+200円だぞ!」
大和「能力あり?」
おっちゃん「能力使って射的していいんだ。あのクソデカぬいぐるみはそれようさ」
賢人「マジか。俺能力あり」
葵「同じので」
大和「おっちゃん商売上手だな、俺も」
おっちゃん「彼女さんのためにがんばれよw」

212 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 21:46:45.35 ID:mx25KipVu
各々狙いを定めて撃ち落としていく
賢人「金属操作」
金属の粉を付着させ、弾道と威力を操作して当てていく
葵「偵察」
能力で弱点を見抜き的確に当てていく
大和「霧」
霧を操作し、弾の威力を上げて景品を落としてゆく
おっちゃん「おうおう、商売上がったりだな!」
大和「最後にあいつだ!」
大きなタコのぬいぐるみに狙いを定める
大和「賢人、葵手をかせ」
賢人「ガッテン」
葵「了解」
葵は能力で弱点を見抜き、賢人と大和の二人で弱点に向けて景品が壊れない程度に威力を上げ撃ち抜く
おっちゃん「マジ商売上がったりだ。持ってけドロボー!」
大和「ほら、ぬいぐるみ」
香保里「…ありがとう…」
二人((萌え!!))
賢人「ん?」
続いて次の店にやって来た
大和「お!型抜きじゃねぇか!まだ残ってたのか」
賢人「型抜き?」
奈菜「なにそれ?」
大和「ラムネで出来た型を抜いて景品やお金を貰うってやつ」
賢人「面白そうだ」
奈菜「私もやってみよ」
葵「私はいいや。香保里ちゃん見てるね」
香保里「がんばれ…」
奈菜「頑張る!」
大和「熱量抑えな」
型を選んでいく
賢人「色々な型があるな」
大和「難しい程良い景品が貰えるんだ」
奈菜「どれにしようかな」
おばちゃん「いらっしゃい。今最新のゲーム機があるよ」
大和「やります!」
賢人「一瞬で釣られたな。俺これ、提灯」
奈菜「私、ハート」
おばちゃん「じゃあはいこれ」
大和「選べないのか…ナァニコレ?」
おばちゃん「『登り神龍』だよ」
大和「掛け軸とかの絵じゃねえか!」
賢人「スッゲェ目が細けぇ」
大和「おばちゃん、取らせる気ねぇな」ピキーン
おばちゃん「何のことかな、若造」ピキーン
各々型抜きをしていく
奈菜「出来た!」
賢人「もう少し…しゃあ!」
一方大和は…
大和「もう少し…もう少し…あ!」
後数ミリの所で割れてしまった

213 :Adgjmptw:2024/04/27(土) 22:17:25.11 ID:mx25KipVu
おばちゃん「残念だったね」
大和「おばちゃん、他の型ねぇか?」
おばちゃん「それなら、ほれ『ps4機器』の型…」
大和(お!楽そうだ!)
おばちゃん「…の立方体だよ」
ガタッと型を倒すとかなり厚みのある型であった
大和「んだよ立方体って!?」
おばちゃん「できたらやるよ?」
大和「おばちゃん…能力意外なら何やっても良いんだよな?」
おばちゃん「能力意外ならどんな道具を使ってもいいよ」
大和「そんじゃ遠慮なく」
立方体の型の上に拳を置く
おばちゃん「ん?まさか…」
大和「『破式 形壊拳』!」バキン!
次の瞬間型の形に周りの部分が吹き飛ぶ
おばちゃん「ほう。私の負けさ…持っていきな」
大和「サンキュー」
葵「みんなお疲れ〜」
賢人「俺千円貰えた」
奈菜「私せんべい」
大和「勝った」
葵「一人燃え尽きてるけどいっか!」
次の店へ
奈菜「あ!金魚すくい」
大和「やってくか?」
葵「私やる」
賢人「俺も」
金魚すくいをやってみる
葵「あ〜!また破けた!」
賢人「俺もだ」
おじちゃん「ダメだな、コツがあるんだコツが…隣のお嬢ちゃん凄いな!?」
奈菜は黙って次々金魚をどんどん掬い上げる
おじちゃん「そろそろ金魚いなくなるな」
葵「奈菜!掬いすぎ掬いすぎ!!」
奈菜「あ、ごめんね。つい夢中になっちゃって」

214 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 14:16:48.99 ID:uf/fYBUsj
おじちゃん「彼氏さんもやるかい?」
大和「いや、結構…」
香保里「…やらないの?…」
大和「実は俺、金魚すくいが苦手でな…」ヒソヒソ
耳打ちで香保里に伝える
香保里「……嘘の気配…なし…」
賢人「何話してんだ?」
大和「秘密だ」
香保里「…秘密…」
賢人「ふ〜ん…怪しい」
奈菜「あれ?三人でなにしてるの?」
大和「特に」
香保里「…何も…」
賢人「別に」
葵「そっかぁ」
賢人「奈菜ちゃん、金魚の数減らしたんだ」
奈菜「沢山いても困るしね」
葵「にしても、さすがに歩き疲れた〜」
奈菜「慣れない履き物だからね」
賢人「俺ら飲み物買ってくるよ」
大和「香保里を見といてくれ」
二人「「は〜い」」
大和「香保里、良い子にしとけよ」
香保里「…は〜い…」

215 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 14:55:54.09 ID:uf/fYBUsj
数分後
奈菜「二人共遅いね」
葵「人が多いから混雑してるんじゃない?」
香保里「…二人の…気配…混乱…」
葵「ほらね」
奈菜「ん〜…」
三人で大和と賢人を待っていると…
男A「お!あの娘は…」
葵「げ!」
男B「おお!海にいた女の子だな」
奈菜「…何か、ご用ですか?」
男A「今日は女の子だけかな?」
男B「俺らと一緒に遊ぼうぜ」
海にいた男たちが再びナンパしにきたのだ
葵「お断りします。子供みえてないの?」
男B「そっちの女の子は青い髪の娘の妹かな」
香保里「…やな…気配…」
葵「てかあんたら減ってるけど?」
男A「そんな憎悪まみれじゃなくていいじゃん」
男B「お前らの彼氏たちに心バッキバキに折られて帰ったんだよ!」
葵「何度やっても同じ。お断りよ」
男A「まあいいじゃねぇか」
腕を伸ばしてくる
奈菜 ビクッ
香保里「……!」バッ!
すると怯える奈菜の前に香保里が男たちの前に立ちふさがる
男A「ん?」
香保里「…ダメ…怖がってる……」
男B「おうおう、守ってえらいねW」
男A「君も一緒にあそぶか?」
香保里にも手を伸ばそうとする。すると…

216 :Mi☆コアラ:2024/04/29(月) 23:19:35.94 ID:3+svCkYZH
悠希「変態ってやっぱり変態だよな」
シュウ「お前ナンパする度胸もないだろ」
悠希「おいちょっと歯食いしばれそれか渚さんに写真送るぞ」
シュウ「それだけはやめてくれ」
悠希「あぁ彼女と行きたいな」
シュウ「てか来年受験だから無理だろ」
悠希「そうだった…最悪だ」現在学年順位68位

217 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 23:27:03.28 ID:uf/fYBUsj
???「「すみませ〜ん」」
トントンと男たちの肩を叩く
男A「あ?今忙し…of」
男B「んだよ…あ」
賢人「久しぶりぃ…で」
大和「連れに何か…」
二人「「ご用かな?」」
顔は笑っているが明らかに怒った声色で男たちに声をかける
男二人「「す、すいませんでしたあぁぁぁぁ!」」
男二人は大和と賢人の顔を見るなり、そそくさと去っていった
奈菜「ありがとう、助かったぁ」
大和「なんかされてないか?」
奈菜「大丈夫だよ」
香保里「…明確な…怒りと…少しの…嫉妬…」
葵「ほほぉ」
賢人「どうした?」
葵「なぁんでも♪」
奈菜「そういえば、香保里ちゃんが守ってくれたんだよ」
大和「そうか、よくやった香保里」
頭をワシャワシャと撫でる
香保里「…えへへ…」
大和「あ、ちょうどいいな。ほれ、わたあめ」
片手に持っていたわたあめを香保里に手渡す
香保里「…食べて…いいの?…」
大和「お前のために買って来たんだ、食べてくれないと困る」
香保里「……いたたきます…」
一口わたあめを噛る
香保里「…美味しい…」
大和「そりゃ良かった」

218 :Adgjmptw:2024/04/29(月) 23:33:27.31 ID:uf/fYBUsj
>>216 5人組の学年順位

杉山 大和 300人中トップ10の中を行来

金塚 賢人 300人中191位

島風 奈菜 300人中50位以内

橋本 葵  300人中210位

219 :Adgjmptw:2024/04/30(火) 00:29:30.66 ID:FwZQPaxRZ
葵「そろそろ花火が上がる時間だよ」
賢人「香保里ちゃん楽しみにしてたもんな」
香保里「(!、大和おにいから覚悟の気配)…私…葵お姉ちゃんと…見る」
葵「え〜、嬉しい!」
賢人「!(キュピーン)、じゃあ俺も葵と見てよ」
葵「マジで?!」
大和「わかった、花火終わった後商店街入口に集合な」
三人「「「は〜い」」」
大和「奈菜、こっち来てくれ」
奈菜「え?う、うん。じゃあ集合場所でね」
葵「はいは〜い」
香保里「…大和おにい…頑張れ…」
賢人「香保里ちゃん、空気読めるね」
香保里「…そちら…こそ…」
葵「早く〜、場所無くなるよ〜」
賢人「はいよ!香保里ちゃん、行こっか」
香保里「…うん!…」
一方大和と奈菜は商店街にある廃墟ビルを登っていた
奈菜「何処に行ってるの?」
大和「秘密の場所」
階段を登りきり、屋上に通ずる扉を開けると…
奈菜「凄いキレイ!」
そこには商店街と祭りの明かりに照らせれてイルミネーションのように輝いている景色が
大和「うちが買った土地にたった小さなビル、この村で一番高い建物だね。潰れてるけど」
奈菜「だけど何故ここに?」
大和「一番眺めがいいから…かな」
奈菜「ありがとう。本当にキレイ」
そんな話をしていると花火が上がる
奈菜「わ〜!」
大和「お〜!」
次々と花火がっていく
奈菜「凄い」
大和「だな」

220 :Adgjmptw:2024/04/30(火) 00:52:14.41 ID:FwZQPaxRZ
奈菜「あのさ…言いそびれたけど、ありがとう」
大和「ん?」
奈菜「落ちてる時に助けてもらったり、拐った時にも助けてもらって…本当に助かったの」
大和「助けたかったから助けた。それだけだ」
奈菜「本当に、ほんっとうに…ありがとう」
大和「おう…あのよ」
奈菜「な、なに?」
大和「これ」
すると大和が小さな袋を手渡す
奈菜「何これ?」
大和「開けてみな」
奈菜「うん」
紐をほどいて袋を開けると、青い花火柄の髪止めが入っていた
奈菜「これ、どうしたの?」
大和「飲み物買いに行った時に屋台で売ってたから…どれが似合うかなってよ」
奈菜「だから遅かったんだね」クスッ
大和「本当すまん…」
奈菜「ねぇ、今、付けてみていい?」
大和「おお…」
奈菜は後ろを向き髪止めを着け、また戻る
奈菜「どう?似合う?」
大和「ああ、思ったとおりだ」
奈菜「えへへ♪」
大和「…………」
奈菜「…………」
お互いの顔がゆっくり近づく、唇が触れそうなほどに…
大和「………」
奈菜「………(そっと目を閉じる)」
ピロリン♪…突然奈菜のスマホが鳴る
大和 ビクッ!
奈菜「ふぁ!?ご、ゴメン…私のスマホ」
大和「いや、大丈夫だ」
RAINを確認すると葵から『花火超キレイ!そっちは?』ときていた
奈菜「『こっちもキレイだよ』っと」
大和「RAIN返信できたか?」
奈菜「うん…(危なかった!)」
大和「……奈菜、こっち向いて」
奈菜「何…んっ!?」
次の瞬間、大和は奈菜の顎を少し上げるとそっとキスをする
大和「すまん…その…我慢…出来なくてよ」
奈菜「…………」
大和(やべぇ、嫌われた!?)
奈菜「ズルい…」
大和「へ?」
奈菜「私だって…我慢…したのに…」
大和「うお?」
すると奈菜は大和の頬を両手で掴み、思いっきりキスをする
ゴチッ
大和「痛っ!」
奈菜「痛〜、これで…お互い様…だね///」
大和「…おう(うおあああああ)」

221 :Mi☆コアラ:2024/04/30(火) 20:16:43.59 ID:ZB4JaRZQn
悠希「刃紋乱れ互の目 造り漆 業物 霜柄その切れ味t
銀河「何勝手に俺の家宝持ってきてるんよ」
シュウ「お前にはおもちゃがあるじゃん」
悠希「玩具言うなれっきとした…刀?」
シュウ「いや知らねーよ」
銀河「あと刀返せ」
悠希「あ、はい」

222 :Adgjmptw:2024/05/01(水) 22:20:58.52 ID:joBLv8Sj2
花火が終わり大和と奈菜は気まずくて固まっていた。一方賢人たちは…
葵「花火、終わっちゃったね」
香保里「…花火…キレイだった…」
葵「確かにキレイだったね」
賢人「お、月が出てるぞ」
空に向かって指をさす
葵「本当だ!キレイ」
賢人「月がキレイだな」
葵「え〜wねえねえ、その言葉の意味知ってる?w」
賢人「知ってるつったら?」
葵「へ?!」
香保里「…確かに…キレイ…」
賢人「だな」
葵(え?知ってるの?それとも知ったか?ううう…わからない!)
香保里(?、葵お姉ちゃんから『困惑』の気配…なんで?)
その後互いに合流し、家に帰った。リボンは『面倒だから』と付いてこず寝ていた。数日後、学校にて…
カイト「おやおや?!君たち暗い顔してるね?そんなに楽しくない夏休みだったのかな?w(嫌味MAX)」
5人組「「「「「色々濃い夏休みだった(ねぇ)」」」」」
これからも何かと騒がしい高校生活が続きそうだ

223 :Adgjmptw:2024/05/01(水) 22:22:30.72 ID:joBLv8Sj2
作者 続けるか否かコメント下さい

224 :Mi☆コアラ:2024/05/01(水) 22:30:35.76 ID:SEJILEm2S
続けないに選択したらどうなるん?

225 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 00:25:54.07 ID:A2qD4EcQA
>>224 別の物語をスレ立てする

226 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 21:51:08.11 ID:A2qD4EcQA
返答求む

227 :Mi☆コアラ:2024/05/02(木) 22:35:57.44 ID:ZLH67T7PI
ルーレットで決めよう…
ルーレットで続きが決まったので続きで

228 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 23:22:18.27 ID:A2qD4EcQA
使い方わからない

229 :Adgjmptw:2024/05/02(木) 23:23:17.74 ID:A2qD4EcQA
>>227了解 明日に投稿します

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