馬カフェ 癒やしの
日野市の浅川近くに住む女性がオープンさせた「馬ｃａｆe マリヤの風」が話題を集めている。
女性が飼うメスの馬「マリヤ」と触れあったり乗馬したりしながら、食事などを楽しめるスペースで、マリヤを介した住民の交流も広がり始めている。
「おはよう、食べる草はあるのかい」。午前７時過ぎ、浅川河川敷を歩く馬に高齢男性が声をかけた。
ランニング中の女性や自転車通学の学生も悠々と歩く馬に気づくと驚いたり、笑顔であいさつしたり。
手綱を引くのは、フリーで乗馬体験イベントなどを企画する山崎里枝さん。
今春から自宅の車庫でマリヤの飼育を始め、馬に会いに来た人に食事や飲み物を楽しんでもらう“馬カフェ”を７月にオープンした。
山崎さんと馬の出会いは６年前。その９年前に夫を心筋梗塞で突然亡くすなど、心の傷が癒えていない時期だった。
タクシー会社で無線案内のパートをしながら学んでいたカウンセリングの一環で、馬と触れあって心の癒やしを得る「ホースセラピー」を知った。
体温の高い馬の体に触れていると心が落ち着き、夢中になった。
「馬との触れあいを通じ、子どもや高齢者の心を元気にし、自然の大切さも伝えたい」。そんな夢を抱くようになった。
その思いを２０１１年秋、三鷹市の社会貢献ビジネスプランコンテストに応募したところ入賞し、起業支援金を得てマリヤを購入した。
埼玉・秩父の牧場で調教を受けさせながら、乗馬体験などを企画。
「ずっと一緒にいたい」という思いが強まり、この春、自宅にマリヤを引き取り、夢を実現させた。
住宅街での飼育には気を使うが、近隣の人たちがニンジンの差し入れやエサやりなどを助けてくれる。主婦林知美さん（４７）もその１人。
川沿いで散歩中のマリヤに会って以来、毎日のようにマリヤのもとへ通う。「馬の目を見ていると癒やされる」と話す。
後略
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/news/20140912-OYTNT50323.html
お待ちかねのﾑﾌﾌ画像
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20140912/20140912-OYTNI50077-L.jpg