＜ウクライナ＞西部で米など１５カ国が軍事演習
毎日新聞 9月16日(火)20時24分配信
【ブリュッセル斎藤義彦】米国やウクライナ、独英カナダなど１５カ国は１５日、
ウクライナ西部のポーランド国境付近で軍事演習を始めた。
米軍など６カ国は先週、黒海でも海軍の演習を行っており
、ウクライナ東部に軍事介入しているロシアに圧力をかけている。
ロシアは「挑発的だ」と反発し先週、黒海で演習を実施した。
８日にはロシア機がカナダのフリゲート艦上空を飛び、カナダが「挑発」と批判するなど緊張が高まっている。
米軍の発表によると、ウクライナのポーランド国境に近いリボフ付近で、約１３００人が参加して、
パトロールや路上爆弾の発見などの訓練を行っている。２６日までの予定。
米軍は「例年行っている訓練」として、ロシアへの圧力を表面上は否定している。
北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）は「ＮＡＴＯの訓練ではない」とするが、代表を視察に参加させている。
また、米カナダ、ウクライナなどは８〜１０日に黒海で軍事演習を行った。
ロシアが３月に編入した黒海沿岸のクリミア半島には、ロシアの黒海艦隊の基地がある。
米国はウクライナ危機を受け、欧州で軍事演習を絶え間なく実施して存在感を高める方針を打ち出しており、演習はその一環。
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