今、新宿区歌舞伎町にいるんだけど、オススメスポット教えてくれ [622946506]

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「私のまま」を武器に　嬢王・愛沢えみりさんの哲学

18歳から人生の大半をキャバクラ嬢として過ごしました。「伝説の嬢王」と呼んで頂くこともあり、昨年の引退時には2億5千万円を売り上げました。

　キャバ嬢って、ラクそうでしょう。実際、簡単に休めます。だからこそ、毎日こつこつ出勤することが本当に難しい。

　しかも、昼ではありえないことが起きるのが夜の世界。人に向かって「デブ」「不細工」なんて普通の会社では言えないですよね。でも、そんなことを言っても、夜の世界では責められない。
だから、お客様はそんな非日常を面白がって飲みに来てくれる。その分、私たちは時給が高いんです。続けるか、辞めるかは自分で決められる以上、そんな言葉は全部笑いや次の会話に変えました。「よく言われる！」「可愛くないけど売れてるよ」なんて返したりして。

「キャバ嬢なんかに」悔しくて
　私自身は男女差別、とか、そういったことを感じたことはないです。女性だから差別されると言うより、「キャバ嬢だから」という理由で、批判されることが多かった。雑誌「小悪魔ageha」
のモデルになった時、キャバ嬢をやりながらアパレルブランドを立ち上げた時、「キャバ嬢なんかにできるわけない」「どうせ誰かに頼る」とたくさん言われて、すごくショックだったし、今でも言ってきた人の顔を覚えているくらい悔しい思いをしました。

　でも、言われて良かったです。そのとき、「私のまま」成功すれば、誰も何も言えなくなると気付けたから。だからキャバ嬢社長と名乗り、ブランド名「EmiriaWiz」にも源氏名「愛沢えみり」を取り入れました。自分にとって耳の痛いことを言ってくれる人は大切にしてください。その言葉の意味を考えることが大切です。

　色々言われることも多いキャバ嬢という仕事。出勤も、自分との戦いでした。私のモチベーションは、可愛いドレスに高いヒール、リップをつけて、テンションを上げることでした。

　私は、「キレイでいたほうが物事がうまくいきやすい」とはっきり言いたいです。一度この考えをテレビで言った時、「男女不平等だ」と言われたことがありました。日本では、「キレイ」を自分の武器にすることをよくないことと捉えがちだと思います。「そういう考え方もあるんだ」と思いましたが、私の考えは変わりません。

　内面を変えるのって、結構難しい。例えば、仕事で一つ成功して、自信をつけるのも、時間がかかります。でも、外見を変えるのはすぐできるし、効果がわかりやすい。髪形や服装を褒められたり、「痩せた？」と言われたりする一言で、ハッピーになります。　
簡単なことかもしれないけれど、ただ寝て起きるだけで、外見が変わるわけじゃない。その結果に至った努力の過程自体も、自信に変わります。そして余裕が出て、物事がうまく回り出す。たくさん人を見てきましたが、本当にこういう人って多いんです。

　男性だってジムに行って、身だしなみを整えて、「若くなったね」と言われる一言が、自信に変わります。男性もキレイになったほうがいいですよ。

　よく「キレイじゃない人をバカにしている」と言われますが、そうじゃなくて、外見から努力すれば、表情や言葉まで変わっていくことを伝えたい。言いにくい今の世の中だからこそ、私は「キレイでいたほうがハッピーですよ」と、きちんと言いたいです。

「2500万の時計」自慢じゃない
　夜の世界は流れるように目の前の人が変わっていくけれど、色んな人に出会えてよかった。若い人たちには、周りの人をきちんと見ることが重要だと伝えたいです。悪いこともきちんと言ってくれる人。あと、成功する人の特徴は、男女問わず、とにかく心も体も元気な人です。

　私の場合はずっとキャバクラで、今はブランドや美容クリニックの経営だけれど、何でもいいから目の前のことを一つ、一生懸命に頑張ったほうが絶対にいい。誰でも自分のお金でキラキラすることができます。

　私は、仕事を頑張るために、21歳で400万のハリー・ウィンストンの時計をつけました。昨年は、その年1年頑張ったご褒美に、同じハリー・ウィンストンの2500万の時計を買いました。自慢したいからじゃない。
自分で目標を立て、良いことも悪いことも乗り越え、ほしいものを買う。その過程って、うれしいですよ。全部自分の頑張りだからです。