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博報堂 電通と同じ広告代理店なのにそれほど目の敵にされない理由を考察 [427379953]

164 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です :2020/06/06(土) 08:37:25.86 ID:+Z23LU4ua0606.net
その後、電通と同盟の間で、電通は通信とニュース写真に関する事業を同盟通信社に委譲する、
電通は広告専業会社となり、同盟の広告部門を引き継ぐといった内容を主旨とする契約が取りかわされた。
戦後、同盟は共同通信と時事通信に分割された。
一方、広告専門会社となった電通には里見の息がかかった元国通の社員たちが戦後、大挙して入社し、今日の電通の隆盛を築く礎となった。
国通を立ち上げた里見は、現在の日本のメディア体制の基本的枠組みを満州でつくったともいえる。
「阿片王」といわれた里見の業績は、アヘン販売による独占的利益を関東軍や特務機関の機密費として上納する隠れたシステムをつくりあげた点に目が向けられがちである。
だが、現在への影響力でいうなら、それよりもむしろ、今日の共同通信と電通を発足させる引き金となった国通設立に尽力したことがあげられる。
見逃してならないのは、ここにも、満州の地下茎が戦後日本に延び、その上に現在の日本の通信、
広告の帰趨をなす陣容のプロトタイプが築かれたことが瞥見できることである。
里見遺児の芳名帳≠ノは、国通設立の過程で里見が知遇を得た鈴木貞一、
古野伊之助、松井太久郎といった男たちの名前が登場する。
そしてその人脈は、里見が満州の中枢部に食い込むに従って、やはり芳名帳≠ノ名を連ねる岸信介、
難波経一(満州国禁煙総局長)、古海忠之(満州国総務庁次長)などのエリート官僚から、
阿片工作に密接にからむことになる楠本実隆、塩沢清宣、岡田酉次、岡田芳政らの軍人に、
不気味な翼を伸ばしていくことになった。
『阿片王』p.118〜119

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