2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

山の精「チーズやるから猟するのやめろ」(ヽ´ん`)「そんなぁ・・・」 [193847579]

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの\(^o^)/です :2020/06/12(金) 23:31:16.13 ID:zioxM/3o0.net ?2BP(1000)
http://img.5ch.net/ico/u_pechi.gif
 むかしむかし、ある村に、弓の名人と言われる(ヽ´ん`)がいました。
 (ヽ´ん`)は狙って獲物を、一度も逃がした事がないのが自慢です。

 ある日の事、(ヽ´ん`)は山奥で一頭のメスのカモシカを見つけました。
 (ヽ´ん`)に見つかったカモシカは、必死で逃げました。
 でも、逃げ道を間違えたカモシカは、崖の手前で動けなくなりました。
「クワーン」
 悲しそうに鳴くカモシカを見て、(ヽ´ん`)はにやりと笑いました。
(手こずらせたが、これで最後だ。苦しまない様に、一発で仕留めてやるからな)
 ところが弓を引きしぼった(ヽ´ん`)は、自分の目を疑いました。
 いつ現れたのか、老人がカモシカのそばに座っていたのです。
「誰かは知らないが、危ないからどいてくれ」
 すると老人は、(ヽ´ん`)に言いました。
「わしは、山の精じゃ。お前はなぜ、動物を苦しめて喜んでいる?」
 (ヽ´ん`)は、答えました。
「いいえ、決して喜んではおりません。これは、生きていく為でございます。牛も馬も持っていないわたくしは、鳥やカモシカを撃たねば食べていけないのです」
 すると老人は小さな木のうつわを取り出すと、その中へカモシカの乳をしぼり始めました。
 そしてしぼり終わると、老人は木のうつわを男に渡して言いました。
「さあ、これが今日からの食べ物じゃ」
 うつわの中で乳は、チーズの様に固まっていました。
「この食べ物は、ほんの少しでもうつわに残っていれば、次の食事までには元の量に戻っている。これをやるから、もう二度と山の生き物を殺さない様、約束してくれないか?」
「はい。それが本当なら、二度と弓矢は使いません」
 (ヽ´ん`)はそう言うと、自分の小屋へ帰ってチーズを一口食べてみました。
(ヽ°ん゚)「こいつは、うまい!」
 あまりのおいしさに、(ヽ´ん`)はもう少しで全部食べてしまうところでした。
 でも老人の言葉を思い出して、ほんのちょっぴり残しておきました。
http://hukumusume.com/douwa/pc/world/02/21a.htm

総レス数 25
9 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200