新iPadに高い支持-ユーザー調査や製品ランキングで

John Appleseed

http://www.computerworld.jp/topics/581/202085/

　過熱？壊れやすい？「大した問題ではない」とする声が優勢だ。米国Appleの新型「iPad」は、4月2日に発表された調査や
製品ランキングで優秀な成績を収めた。

　米国の調査会社ChangeWaveが4月2日に発表した、新iPadユーザー200人に対する調査結果によると、「非常に満足している」
とした回答者が82％に上り、「ある程度満足している」が16％を占めた。「ある程度不満がある」とした回答者はわずか2％で、
「非常に不満がある」と答えたユーザーはいなかったという。

　これらの数字は、2月に行われた従来のiPadユーザーに対する調査よりも改善している。2月の調査では、「非常に満足している」が
74％、「ある程度満足している」が23％だった。

　実際、新iPadはユーザーから非常に好評で、新iPadに対する2つの大きな不満点の1つは、このデバイス自体にはほとんど関係が
ない「無線データ・プラン加入料」だ。

　ChangeWaveが発表した今回の調査結果では、新iPadユーザーの23％が、このデバイスの最も気に入らない点としてこの項目を
あげている。また、新iPadにかかる「総コスト」をあげたユーザーが26％を占めていた。

　一方、ユーザーが最も気に入っている点は一目瞭然だ。75％が「高解像度のRetinaディスプレイ」をあげている。

　Appleにとってさらに良いニュースは、米国の消費者向け情報誌「Consumer Reports」が4月2日、同誌がまとめたタブレット・ランキングで、
新iPadが首位を占めたと発表したことだ。

　Consumer Reportsは、新iPadは「われわれがタブレット・ディスプレイ上でこれまで見た中で、細部と精密なカラーの表現が最も
優れている」と述べている。また、新iPadのパフォーマンスは、「ほかのほとんどの点でもすばらしい」としている。米国VerizonのLTE
ネットワークについても、「非常に高速で信頼できる通信環境」を新iPadに提供していると評価している。

　Consumer Reportsからお墨付きが出たことは、非常に重要な意味を持つ。同誌は3月に新iPadをいち早くテストし、45分間集中的に使うと、
本体温度がカ氏116度（セ氏約47度）まで上がる可能性があることを示したからだ。