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ゲンジ通信あげだま(再)

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 17:59:02.25 ID:???.net
あげだま「おーっす。俺、源氏あげだま。気合のヒーロー、あげだマンだ。
みんな、気合入れて生きてるか?
え、いまいち気合が足りないって?
そんな時は、俺の活躍を見て、気合を入れて頑張ってくれ。
ワープロ活劇アニメ、ゲンジ通信あげだまは、10月4日金曜日、夕方6時スタート。
合言葉は、気合一発!」

2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 18:06:57.53 ID:???.net
ピーマン、にんじん、タマネギ
予習に復習
塾など行ってられるか
ストレスいっぱい!

テストで落ち込むな
空振り笑うな
大人に負けるな
OH イェー イェー イェー イェー

戦え 気合だ 人生まだまだ
た・ま けんだま
めんたま しこたま
HA!あげだマン

逃げるな 気合だ 人間まだまだ
た・ま 赤玉 白玉 タマタマ
HA!あげだマン

3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 18:37:40.71 ID:???.net
雷蔵「我が九鬼家に代々伝わる預言書ノットリダマスの大預言。
16世紀末に我が祖先の偉大なる預言者ノットリダマス1世によって書かれたものじゃ。
ワシはこの書の第一章『成り上がりの章』の全ての預言詩を解読し、
特に株と土地の値上がりを預言した詩によって、
我が九鬼一族は、アメリカのロックフェラーを凌ぐ財閥までに成り上がった。
おかげで我が九鬼コンツェルンのビルは世界中にそびえ立つ。
そして、我が豪邸は地元の観光名所になっておる。ぐふふふふ。
この町では市長も、学校の校長も、警察署長さえワシには逆らえぬ。
なぜなら裏でワシが…」
麗「金をばらまいておるからな」
雷蔵「?」
麗「お爺様、自慢話はもう沢山。毎日毎日同じことばっかり聞かされては耳にイカが出来るわ」
佐藤「お嬢さま、イカではなくタコでございます」
麗「お黙り、佐藤!」
佐藤「も、も、申し訳ございません!」
雷蔵「麗、何をそんなにとんがっておるんじゃ?」

4 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 18:58:37.54 ID:???.net
麗「あーお金持ちがなんだっていうの!」
雷蔵「へ?」
麗「パパはお仕事、ママは毎晩パーティで、もう2ヶ月も一緒にディナーを食べてな〜い!
ああ、私はなんて不幸な娘なのかしら。田中、ライティング」
田中「あ、いけね」
麗「ふん、私貧しくてもいいの。家族4人が肩寄せ合って食卓を囲み、
その日の出来事を語り合える。そんな暖かい家庭が、欲しいのです」
雷蔵「やんや、やんや、やんや。要するに誰にも構ってもらえず退屈なんじゃな」
麗「そうなの。ねえ、お爺様。何か面白い事ないの?」
雷蔵「そんな事じゃろうと思って、とっておきのプレゼントを用意してある」
麗「ほんと?お爺様」
雷蔵「ああ、ぐふふふふ」
麗「なーに?お爺様、どうなってるの?」
雷蔵「楽しみじゃろ、麗」

5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 19:00:34.20 ID:???.net
「気合の光だ あげだマン」

6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 19:24:51.94 ID:???.net
麗「なんですの?あのヘンテコな機械と服は」
雷蔵「待ちんさい、待ちんさい。成り上がりの章に続く野望の章の最初に、
世界の大王となる者、いくつかの種を合わせ、悪の獣をつくるべし。
怨夜巫女、その獣に乗り道を切り開かん、という詩があってな。
ワシがそれを解読してつくったのが、怪獣合成マシーンと、お前のバトルスーツだ」
麗「素敵。気に入ったわ、お爺様」
雷蔵「あのバトルスーツを着た時お前は怨夜巫女となるのじゃ」
麗「おんよみこ?」
雷蔵「ワシを世界の支配者に導く隊長の事じゃ」
麗「面白そう。お爺様、早速あの合成マシーンで怪獣をつくって世界征服しましょうよ」
雷蔵「いや、そうしたいのは山々なんじゃが…」
麗「?」
雷蔵「うーむ…」

7 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 19:51:15.85 ID:???.net
麗「お爺様、どうなさったの?」
雷蔵「預言詩の中に気になる詩があるんじゃ」
麗「なんて書いてあるんですの?」
雷蔵「偉大なる格闘家丸いリングを降りる年の10の月、災いをもたらす小さき気合の光、
地上に落ちるなり。気合の光大きくならぬ前に消すべし。
意味は分からんが、なんかいや〜な予感がする詩じゃろう」
麗「ええ。分かったわ!お爺様。ふっ、とうっ!」
雷蔵「わあ、おいおい、何をするんじゃ、麗」
麗「偉大なる格闘家丸いリングを降りるって、相撲の千代の富士の引退の事を言ってるんじゃないかしら」
雷蔵「ということは今月って事じゃな。さすがノットリダマス11世のワシの血を引いとる」
麗「おーっほっほっほ。それほどでもありませんわ」
鈴木「ちょっと考えりゃ誰でも分かることだよな?」
佐藤・田中「シーッ」
雷蔵「しかし災いをもたらす気合の光とは何じゃろう」、
麗「さあね」
雷蔵「な、なんじゃあれは?」
あげだま「おりゃああーーーーー!!!!!」
雷蔵「おおお…」
麗「お爺様。ひょっとしたら今のが気合の光?」
雷蔵「ふ、ふむ、はああ…」

8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/19(月) 19:57:01.70 ID:???.net
ようケンおじ

9 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 16:26:11.56 ID:???.net
ワープ郎「ぐぅ…ど、どけ。はあ、おいあげだま。あげだま。起きろ。あげだま!」
あげだま「…もう着いたのか?はぁー!やっと着いたな、ワープ郎」
ワープ郎「やっと着いたじゃないよ。(マル)居眠りばっかりして、
ボクがいなかったら、どこに着いていたか分からないぞ。(マル)」
あげだま「そう言うなって。しかし変なとこだなー」
エビ天「あげだま、よく来たのう」
あげだま「お、誰だ?おー!エビ天じっちゃんとオカメばっちゃん!」
エビ天「ちゃーんとわしらが見えるようじゃのう。あ、本物だー。本物だー」
オカメ「えーほんにこんなに大きくなって」
エビ天「そうじゃのう。立派になったのう」
オカメ「ほんにー」
あげだま「へへへへへ。それほどでもないけどなー」
ワープ郎「へーんだ、パパ上に怒られてばっかりいるくせに。(マル)」
あげだま「うっせ」
ワープ郎「いて!(ビックリマーク)」
エビ天「おお、お前がワープ郎じゃな。あげだまをよろしく頼むぞ」
ワープ郎「はい、任しといてください。(マル)」
あげだま「偉そうに何言ってんの?」
ワープ郎「ほんとの事だ。(マル)あげだまにはボクがいなくっちゃ駄目だ。(マル)
あげだま「そんなことないぜー。ワープ郎がいなくてもちゃんとやっていけるもんねー」
ワープ郎「それはどうかな。(マル)」
あげだま「なんだよー、その言い方」
エビ天「これこれ、着いた早々やめなさい。もう夜も遅いし、明日からは新しい学校に行くんじゃぞ」
あげだま「学校か。楽しみだなあ。ところで俺どこに住むの?」
エビ天「わしらと一緒にここに住むんじゃ」
あげだま「ここかー。なんかお化け屋敷みたいだな」
エビ天「ぎゃはは。いや、近所の子供もそう言っておるよ。だっはっはー」
あげだま「へえー面白そう」

10 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 16:48:59.63 ID:???.net
あげだま「ああ、いて!ボロい家だよ。あー遅刻だ!ばっちゃん、飯!」
オカメ「おはよう、あげだまちゃん」
エビ天「今日もいい天気じゃのう」
あげだま「天気なんかどうでもいいよー。それよりばっちゃん朝ごはんは?」
オカメ「それがね、あげだまちゃんの好みが分からないから」
エビ天「カメさんはパンじゃと言うんじゃが、わしはあげだまの名前から言って、
熱々のご飯に納豆の和食じゃと思うんじゃよ」
オカメ「おじいさんは古いんですよ。今の子はトーストにベーコンエッグですよ」
あげだま「どっちでもいいってば」
エビ天「わしは絶対にご飯じゃと思うぞ」
オカメ「いいえ、パンですよ」
あげだま「ワープ郎、ポケバイになってくれ」
ワープ郎「あれ。ボクがいなくてもちゃんとやっていけるんじゃなかったの?(ハテナ)」
あげだま「そんなこと言うなよ、頼むよー」
ワープ郎「ボクも学校に連れて行ってくれるならいいよ。(マル)」
あげだま「分かったよ。その代わりランドセルモードのままだからな」
ワープ郎「オッケー。モード変換!」
あげだま「行ってきまーす!」
エビ天「絶対にご飯じゃ」
オカメ「いいえ、パンです。あら?いつの間に出て行ったんでしょう」
エビ天「せっかちな奴じゃのう」
オカメ「そうですねぇ」

11 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 16:57:35.07 ID:???.net
校長「麗さま、おはようございます」
麗「おはよう。ふふふふ」
あげだま「よし、誰もいない。ワープ郎、ランドセルモードになれ」
ワープ郎「オッケー。モード変換!」
あげだま「おーし、急がなくっちゃー!」

12 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 17:19:28.80 ID:???.net
あげだま「おはようございまーす!どうも!どうも!あ、うわ」
麗「きゃあっ」
あげだま「あ、ご、ごめんなー」
麗「…!」
教頭「こら、なんてことをするんだ!早くそこをどかんか。少年A」
あげだま「ああ、ああ」
校長「麗さま、お怪我はありませんか?」
麗「何者ですか、こいつは」
校長「いや、あの、あのね」
あげだま「どうなってんだ?」
麗「なんかいやーな予感がするね。(マル)」

13 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 17:20:01.29 ID:???.net
あげだま「おはようございまーす!どうも!どうも!あ、うわ」
麗「きゃあっ」
あげだま「あ、ご、ごめんなー」
麗「…!」
教頭「こら、なんてことをするんだ!早くそこをどかんか。少年A」
あげだま「ああ、ああ」
校長「麗さま、お怪我はありませんか?」
麗「何者ですか、こいつは」
校長「いや、あの、あのね」
あげだま「どうなってんだ?」
ワープ郎「なんかいやーな予感がするね。(マル)」

14 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 17:35:16.18 ID:???.net
麗「校長、この始末どう責任を取るのです?」
校長「申し訳ありません。どうかお許しを。何分彼は事情を知らないもので」
麗「言い訳は結構よ。佐藤、田中、鈴木、お仕置きをしてさしあげなさい」
校長「ど、どうかそれだけはご勘弁を…あ!」
佐藤・田中・鈴木「へへへへ」
校長「許して…」
鈴木「それ、くるるんと」
田中「げへへへへ。スーパー!」
校長「や、やめてー!」
田中「しっぺ!」
校長「どぅわああー!」
あげだま「なんてことを!」
麗「今度はこいつよ」
あげだま「なに!」
麗「こいつにはスーパーウルトラしっぺをしてさしあげなさいっ」
ケンサク先生「やめろ、九鬼」

15 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/20(火) 17:46:11.80 ID:???.net
麗「あら、ケンサク先生なんですの?」
ケンサク先生「この子は今日転校してきたばかりで、この学校の事も、
この朝のセレモニーも何も知らんのだ。許してやれ」
麗「…」
校長「君!麗さまの前で出しゃばった真似、するんじゃない」
麗「分かりましたわ。今日のところは先生の顔をお立てして許してさしあげます。ふん!」
佐藤・田中・鈴木・校長・教頭・先生達「ははあー」
あげだま「一体何者なんだ?あの女の子は」

16 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 18:05:26.07 ID:???.net
ツリパン「えへへへへへへ。やはり麗さまはいつもお綺麗で、クラスの誇りでございます」
麗「当然よ。!」
ケンサク先生「みんな!新しい友達を紹介しよう」
あげだま「!」
麗「(あの子うちのクラスだったのね)」
あげだま「(げー。あいつと一緒かよ)」
ケンサク先生「彼の名前は、源氏…」
あげだま「違うよ、ケンサク先生」
ケンサク先生「え?」
あげだま「気合が足りないんだよ」
ケンサク先生「はあ?」
クラスメイトたち「…」
あげだま「源氏あげだまっていうんだ!みんな、よろしく!」
クラスメイトたち「よろしくー…」
あげだま「なんだよ、その蚊の鳴いたような挨拶は。もっと気合を入れようぜ!」
麗「みなさん!こんな世間知らずの原始人に挨拶することはありませんわ!」
あげだま「な、なんだと!」
ツリパン「やい、あげだま!このお方をどなたと心得る」
あげだま「ん?水戸の納豆か?」
ツリパン「(ズコッ)愚か者め!このお方は世界一の資産を誇る、」
麗「ふふ」
ツリパン「九鬼財閥の会長の一人娘の九鬼麗さまであらせられるぞ!」
あげだま「それで?」
麗「んん…」
ツリパン「麗さまのお爺様は、町の有力者でこの学校の理事長なんだぞ!」
あげだま「だから?」
ツリパン「だからってその、なんだ…」
麗「えーい、お前は黙ってなさい!」
ツリパン「はい…」
ケンサク先生「あーあ、もう手に負えんわ」
麗「…!」
あげだま「…!」

17 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 18:20:23.88 ID:???.net
あげだま「おー、可愛い!俺のタイプだぜー」
麗「ん?おほほほほ。単なる原始人かと思ってましたけど、やっぱり私の美しさが分かったよう…」
あげだま「しゅたーっと。君、名前なんて言うの?」
いぶき「平家いぶきだけど…」
あげだま「へえ、いぶきちゃんかー。いい名前だぜ。ねえねえ、今日俺と一緒に帰らないか?ね」
いぶき「え、ええ」
ワープ郎「あげだま、そんなこと言ってる場合じゃないみたいだぞ‥(テンテン)」
あげだま「へ?」
麗「ん、くう…」
ツリパン「知らないぞ。麗さまを本気で怒らせたら命はないぞ」
麗「…!」
あげだま「…!」
ツリパン&クラスメイトたち「…わぁ…」
麗「麗、帰るっ!」
一同「(ズコーッ)」
あげだま「な、なんだよ、あいつ…」

18 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 18:39:58.78 ID:???.net
雷蔵「おお、おお、可哀相に。合成獣を使って、その源氏あげだまとやらにお仕置きをしてきなさい」
麗「でも、合成獣は世界征服に使うんじゃありませんの?」
雷蔵「もちろんお仕置きは二の次じゃ。もしかすると合成獣を暴れさせることによって、
昨日の気合の光の事が何か分かるかも知れんぞ」
麗「なるほど」

19 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 18:59:18.54 ID:???.net
雷蔵「用意は出来ているか?」
佐藤「は。たった今、氷とゾウとトラを入れたところです」
雷蔵「よし、佐藤。お前も入れ」
佐藤「え、わ、私もですかい?」
雷蔵「嫌なのかい?」
佐藤「い、いや、喜んで。トホホホホ…」
雷蔵「うむ。早くしろ―」
佐藤「は、はい!ただいま!うわ…もしものことがあったら、女房子供を頼むぞ」
田中「分かった」
雷蔵「何をしとる。喜んでいけ!」
佐藤「佐藤、いきまーす!わははは…」
雷蔵「いよいよだ。世界征服への偉大なる一歩を踏み出すのじゃ」
麗「!」

20 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 19:14:52.60 ID:???.net
雷蔵「完成じゃ!」
冷象虎「ウォオー!」
雷蔵「トラの獰猛さ、ゾウの体力、そして氷の冷凍ガスを発する合成獣、冷象虎じゃ。
恐ろしい姿はしているが、脳は佐藤だからお前の命令通り動くぞ」
麗「素晴らしいわ、お爺様。麗、行ってまいります」
雷蔵「うむ。しっかりやってきなさい」
麗「はい!(源氏あげだま。思い知らせて差し上げるわ)」
あげだま「にーひひひひひ」
いぶき「?」
あげだま「いぶきちゃんの隣の席が空いてるなんてラッキーだったよなー」
いぶき「///」
あげだま「あ、ん?」
いぶき「どうしたの?あげだまくん」
あげだま「な、なんでもないよ///」
ワープ郎「どうしたんだよ、あげだま?(ハテナ)」
あげだま「し、しっこ」
ワープ郎「だったら先生に行ってトイレに行けばいいだろ。(マル)」
あげだま「いぶきちゃんの前でそんな格好悪いことが出来るかよ。うぅ」
ワープ郎「ほんと世話が焼けるんだから。ボクの複写と移動のキーを押しなよ。(マル)」
あげだま「そうか。その手があった」

21 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 19:18:55.97 ID:???.net
雷蔵「完成じゃ!」
冷象虎「ウォオー!」
雷蔵「トラの獰猛さ、ゾウの体力、そして氷の冷凍ガスを発する合成獣、冷象虎じゃ。
恐ろしい姿はしているが、脳は佐藤だからお前の命令通り動くぞ」
麗「素晴らしいわ、お爺様。麗、行ってまいります」
雷蔵「うむ。しっかりやってきなさい」
麗「はい!(源氏あげだま。思い知らせて差し上げるわ)」
あげだま「にーひひひひひ」
いぶき「?」
あげだま「いぶきちゃんの隣の席が空いてるなんてラッキーだったよなー」
いぶき「///」
あげだま「あ、ん?」
いぶき「どうしたの?あげだまくん」
あげだま「な、なんでもないよ///」
ワープ郎「どうしたんだよ、あげだま?(ハテナ)」
あげだま「し、しっこ」
ワープ郎「だったら先生に言ってトイレに行けばいいだろ。(マル)」
あげだま「いぶきちゃんの前でそんな格好悪いことが出来るかよ。うぅ」
ワープ郎「ほんと世話が焼けるんだから。ボクの複写と移動のキーを押しなよ。(マル)」
あげだま「そうか。その手があった」

22 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/22(木) 19:39:28.11 ID:???.net
あげだま[ふくしゃ(複写)]
いぶき「?」
あげだま[いどう(移動)]
いぶき「?」
あげだま(コピー)「はあーギリギリセーフだぜ、さてと」
ウーロン茶「フゥー!」
あげだま(コピー)「うわ!いきなり何すんだよ!」
ウーロン茶「ん?ここはポクの指定席。ここでしないと一日調子悪いの」
あげだま(コピー)「なーにー。ああ、もれそう」
ウーロン茶「おう、あんた見かけない顔」
あげだま(コピー)「そっちこそヘンテコな格好しちゃって何者なんだよ、おっちゃん」
ウーロン茶「おっちゃんではない。4年3組の生徒なの」
あげだま(コピー)「うっそー。そのじいや顔で小学生?」
ウーロン茶「じい…あー!」
あげだま(コピー)「ん?あ、うわあー!」
冷象虎「ガオー」
あげだま(コピー)「うわー」
あげだま[さくじょ(削除)]
怨夜巫女「くう、あげだまはどこ行った」
学校中の人たち「ぎゃー」「きゃあー」
ケンサク先生「ん?やけに騒がしいな」
ウーロン茶「大変!大変なの!トラじゃない、ゾウでもない、とにかく怪獣が暴れてる。
今生徒一人踏みつぶされた。おー、お前どうしてここにいるの?」
あげだま「てーい。わあ!」

23 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:12:48.68 ID:???.net
怨夜巫女「私はノットリダマス11世を世界の支配者にするため、
地獄の底からやってきた怨夜巫女だ!」
あげだま「えんやこら?」
怨夜巫女「おんよみこ!ええい、冷象虎。この生意気なガキをギタギタにやっつけておしまい!」
冷象虎「やっつけておしまーい!」
あげだま「ああ、どわ!えい!くっ」
クラスメイトたち「…あぁ…」
いぶき「あげだまくん!」
あげだま「あーうわー!」
怨夜巫女「冷象虎、倉庫ごと踏みつぶしておやり!」

24 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:18:32.89 ID:???.net
あげだま「くそー」
ワープ郎「大丈夫か、あげだま?(ハテナ)」
あげだま「どうやらあげだマンに変換するしかなさそうだな」
ワープ郎「うん」

ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」

25 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:27:05.44 ID:???.net
怨夜巫女「いけいけいけー」
あげだマン「はっはっはっはっは!」
怨夜巫女「何者だ!」
あげだマン「大宇宙に光あり。
この光、愛の光、気合の光、今、この世の悪を無くすため、気合の光降りきたり」
怨夜巫女「なに!そうか、こやつが預言の気合の光か」
あげだマン「見参!気合の戦士、あげだマン。てやあ!」

26 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:43:53.17 ID:???.net
怨夜巫女「うわ、ああ、ああ、ああ!」
あげだマン「はは、どんなもんだ!」
怨夜巫女「おのれ、冷象虎。冷凍ガスをお見舞いしておやり!」
冷象虎「おみまーい!」
あげだマン「ああ!う、う、動けない…」
怨夜巫女「きゃははははは。冷象虎、一気に踏みつぶしておやり!」
あげだマン「くそ!」
ワープ郎「あげだマン、気合を入れろ。(マル)」
あげだマン「そうか、気合カードか。気合、気合、気合いいいい!!!
ファイアーカードか。よーし。てやあ!!!」
怨夜巫女「なに!」
あげだマン「そう簡単にはやられないぜ!」
怨夜巫女「冷象虎、冷凍ガスフルパワーだ」
あげだマン「そんなものー!!」
怨夜巫女「わあ」
あげだマン「ファイアーキック!」
怨夜巫女「わ、わ、わ」
怨夜巫女・佐藤「うわあーーー!」
あげだマン「やったぜ」
学校中の人たち「あげだマーン」「ありがとうー!」
あげだマン「いやあ、はっはっはっはっは」
ワープ郎「あげだマン、いぶきちゃんが」
あげだマン「まずい。それではさらばー」

27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:47:35.10 ID:???.net
いぶき「あげだまくん、あげだまくん!大丈夫?ねえ、しっかりして」
あげだま「(いぶきちゃんって優しいな。もう少し気絶してよ)」
いぶき「あげだまくん!あげだまくん!」
ワープ郎「やれやれ」
怨夜巫女「おのれ、あげだマン。覚えておれ」

28 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/24(土) 12:58:58.88 ID:???.net
ワープ郎「あげだま、ずいぶん張り切ってるな。(マル)」
あげだま「マラソン大会なんだ。気合で絶対優勝するぜ!」
ワープ郎「なんか心配だ‥‥(テンテンテンテン)あ、また合成獣が出た!(ビックリマーク)」
あげだま「くそー。怨夜巫女だな。邪魔ばっかりしやがって」
麗「おーっほっほっほっほ!これで優勝は私のものですわ」
あげだま「次回、ゲンジ通信あげだま。ご町内はグ〜ラグラ。気合で面白いぜ!」

次回

『ご町内はグ〜ラグラ』

29 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/09/26(月) 17:42:44.95 ID:???.net
無茶苦茶懐かしいけど、なんでエヴァ板に?

30 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/01(土) 07:00:56.43 ID:???.net
3執事の一人がiwngだからじゃねーの

31 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/03(月) 17:48:36.40 ID:???.net
雷蔵「ぐふふふふふふ。いいぞ、いいぞ。全てはご先祖様の預言通り。
邪魔者が現れるということは、この預言書が本物であるという証じゃ。
気合の光など踏みつぶして、さっさと世界征服じゃ。
おーあ、前に出過ぎた。あ、こっちじゃ。世界を征服しようとする者は、地道に努力するべし。
モグラの如く地に潜り、ナマズの如く暴れるべし。うーむ。これじゃ。これじゃ!」
鈴木「わぁ〜!」
佐藤・田中・鈴木「(パチパチパチパチパチパチ)」
雷蔵「ははははははは」

32 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/03(月) 17:49:50.47 ID:???.net
『ご町内はグ〜ラグラ』

33 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/03(月) 17:58:38.94 ID:???.net
いぶき「私、マラソンって得意じゃないのよね。あげだまくんは?」
あげだま「俺?得意、得意!」
ウーロン茶「お前スタミナには自信あるのか?」
あげだま「ま、まあね。俺ってマラソンが得意でさー!」
ウーロン茶「それは素晴らしい」
あげだま「で、マラソンってなんだ?」
ウーロン茶「うっ(ズドーン!)」
ツリパン「ささ、麗さまこちらへ。今日も眩しい」
麗「おほほほほほ」
ツリパン「あはは。目がくらくら。わはは」
あげだま「あ」
ウーロン茶「嫌な趣味。でも金持ちなの」
麗「ここで、休むわ。おしぼり」
ウーロン茶「(サッ)」
麗「まだまだ直射日光は肌に強いわね。おほほほほほほ」

34 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/03(月) 18:10:49.24 ID:???.net
ケンサク先生「今日の体育は校内マラソン大会に向けて、運動場のトラックを走ります。
みんな一生懸命走るように!」
あげだま・いぶき・クラスメイトたち「はーい!」
ケンサク先生「よーし、順番にスタートラインに並べ。5周まわったら休んでいいからな。
いいかー?よーい、ドン!」

35 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/03(月) 18:19:43.11 ID:???.net
いぶき「あげだまくんすごーい!」
ケンサク先生「うん、元気があっていいぞ!」
麗「ああ、なんて私は優雅に走るんでしょう」
あげだま「ごめんよ」
麗「ああ!くぅ、私より目立ってるようね…いい気になんかさせなくってよ。ふん!」
ツリパン「それ」
あげだま「あー!」
麗「おーほほほほほ」
あげだま「いってー!」
麗「おほほほほ。私は全てにおいて目立たなくてはいけないのよ。
おほほほ。勉強も一番、スポーツも一番、おほほ。美しさも一番。おほほほほ」
あげだま「おーい、よそ見してっと危ねえぞ」
麗「おーっほっほ…あー!(コテッ)」
ツリパン「麗さま、眩しい麗さま!」
あげだま「何をやってんだ。あいつは…」

36 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/05(水) 19:01:49.75 ID:???.net
思うんだけど暴走族とか厨二病の極致じゃね?
基本的に中高生って平和な日常送って大学生になっていくんだけど
その裏で突然ゾンビが街にあふれてサバイバルすることになった、とか島でクラスメイトと殺し合いすることになった、みたいな非日常の設定を夢想してたりするじゃんw

スパイファミリーのごとく、寄るの量販店に忍び込んで売り物かっさらう、とか神奈川統一に向けてリアル戦争ごっことか、バイクという戦闘マシンを操るエースパイロットの俺が先陣をきるぜ!とかwwwwwww


もう厨二汁全開で楽しそうな人生送ってるじゃんwwwwwww


お情け頂戴で
早朝にガス交換してるんよ、回収
早朝に新聞配達とガス回収の仕事

同情してほしくて
ガス回収、早朝の仕事


分かる??
自らを泉南最強の輩(笑)で泉州連合の総長は俺様の舎弟だ!!(ドヤァ♥
と豪語する元暴走族、現・輩(笑)の現在はパワハラ、モラハラ、セクハラと三拍子揃った前科歴ありの暴力社員
だからトラックの運ちゃんやるしか能が無いw
後から来たクセに偉そうに我が物顔で仕切り出してコイツが来た職場は
どんな優良ホワイト企業も必ずブラック企業になる所謂『ブラック企業製造機』wwwww
ハルシオン中毒の他にもアル中、ポン中、ヘビースモーカーの身の程知らず!wwwwwww
な自称ゴンさん(笑)呼びの『広岡雅史』さんよお♥wwwwwww

37 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/07(金) 21:33:20.18 ID:???.net
いぶき「あげだまくん大丈夫だった?」
あげだま「平気、平気」
ツリパン「麗さま、お怪我は…」
麗「おーっほっほっほっほ!あげだま」
あげだま「なんだよ。まだ何かあんのかー?」
麗「勝負はマラソン大会でつけるっていうのはどう?よくってね」
あげだま「その勝負、気合で受けたぜ!」
麗「おほほほほ」
ツリパン「あははは。麗さまの勝ち」
麗「おーほっほっほっほ!」
ツリパン「あははは。麗さまの勝利」
麗「おーほっほっほっほ!」
ツリパン「あははは。麗さま、よいしょっと」

38 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/07(金) 21:40:20.28 ID:???.net
雷蔵「世界を支配しようとする者、地道に努力すべし。
モグラの如く地に潜り、ナマズの如く暴れるべし。佐藤、この預言の意味するものが分かるかね」
佐藤「はい、雷蔵様」
雷蔵「ノットリダマス11世じゃろう」
佐藤「はい、ノットリダマス11世様。つまり、世界を支配しようとするときに必要なのは、
無理矢理力で支配するのではなく、地道に地域の方々と交流を深め、波風立たないように…」
雷蔵「ちがーう!」
佐藤「わあー!」
雷蔵「そんな生易しい大賊では現在の富など得られなかった!力だ!強引さだ!
ワシの思うところこの預言は世界征服のために、まず地下を支配しろと言っておる」
田中「また自分の都合いいこと言っちゃてねー」
鈴木「なあー」
雷蔵「田中」
田中「ぎくっ」
雷蔵「そうか、お前合成獣になりたいようだな、あはは」

39 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:[ここ壊れてます] .net
       /     \
     /  / ̄⌒ ̄\
     /   / ⌒  ⌒ |   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | /  (・)  (・) |   | てめーなんだよこの糞スレは!!
  /⌒  (6     つ  |   | てめーは精神障害でもあんのか?
 (  |  / ___  |  < 何とか言えよゴルァァァァァァ!
  - \   \_/  /    \__________________
 //  ,,r'´⌒ヽ___/     ,ィ
   /    ヽ       ri/ 彡
  /   i    ト、   __,,,丿)/        ζ           
 |    !     )`Y'''" ヽ,,/      / ̄ ̄ ̄ ̄\        
  ! l   |   く,,   ,,,ィ'"      /.         \ 
  ヽヽ  ゝ    ! ̄!~~、       /           |    
  ヽ  / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、 :::||||||||||||||||||||||||||||||||| 
  Y'´          /    """''''~--、|||||||||||||||||) 
   (      丿  ,,;;''  ....::::::::::: ::::r''''"" ̄""ヽ   |
   ゝ   ー--、,,,,,___      ::: ::,,,,,ー`''''''⌒''ーイ  ./
     ヽ      \  ̄""'''"" ̄   \____/-、
     ヽ       ヽ  :::::::::::::::::::: /          `ヽ
      ヽ  丿   )       /    ノ   ゝ ヽ ,〉
       ゝ      !      /            ∀
        !     |      /   人     ヽ   ヽ
        |     ,;;}      !ー-、/  ヽ _,,,-ー'''''--ヘ
          |ノ    |      |  /    Y        ヽ
         {     |      |   j      )  >>1     ヽ

40 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/09(日) 08:17:21.58 ID:???.net
【超関連スレ】

おゝとりゲン「うわーいwwwwwwwwwwww」ダン「」
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rsfx/1663530370/

41 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/13(木) 21:15:11.09 ID:???.net
佐藤・鈴木「許せ、田中」
田中「や、や、やめろ、おい」
雷蔵「どれ、材料は揃っておるかの?あ、よしよし。
ナマズもモグラもおとなしくしとる。
だがまもなく獰猛な合成獣として生まれ変わるのじゃ。田中行けー」
田中「は、はい」
佐藤「仕方がないんだ。恨むなよ」
田中「わ…だ、だめだ」
鈴木「行ってこいっ!」
田中「わ、わあー!」

42 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/13(木) 21:19:42.99 ID:???.net
雷蔵「スイッチオン!はははははは。
よし、完成じゃ!」
鯰土龍「ぬおー!」
雷蔵「鯰土龍、世界征服に先駆けて土木工事じゃ。頼んだぞ」
鯰土龍「仰せのままに」

43 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/13(木) 21:27:55.17 ID:???.net
麗「お爺様」
雷蔵「ああ、今帰ったのか?」
麗「なんですの?あれは」
雷蔵「鯰土龍じゃ」
麗「あらあら。お爺様の世界征服も大変みたいね」
雷蔵「これ、麗。他人事のように言うな。お前が指揮を取って地下基地をつくるのだ」
麗「地下基地?」
雷蔵「その通り。そのために地中で自由に行動できる鯰土龍を合成させたのじゃ。
心配するな。脳は田中だから逆らわん」
麗「そんなことは誰も心配しておりません」
雷蔵「は?」
麗「!(地中で自由に行動できるですって?マラソン大会の妨害にはうってつけだわ)
んふふふふふ。おーほっほっほっほ!お爺様、その話乗ったわ」
雷蔵・佐藤・鈴木「…!」

44 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/13(木) 21:32:35.16 ID:???.net
あげだま「じゃあここでね」
いぶき「また明日ね」
あげだま「ああ」
ワープ郎「いぶきちゃん可愛い。(マル)」
あげだま「だろー!ただいまー!」
ワープ郎「モード変換!」
あげだま「ごくごくごくごく。でへー!」

45 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/13(木) 21:53:16.21 ID:???.net
オカメ「おかえり」
あげだま「ただいまー」
エビ天「どうじゃ?学校は」
あげだま「結構面白いよ。今度マラソン大会ってのがあるんだ。俺燃えてきたぜ」
ワープ郎「あげだまはいぶきちゃんに良いとこ見せたいんだ。(マル)」
エビ天「おーマラソンのう」
あげだま「気合で優勝だよ!優勝!」
エビ天「気合も大切じゃが…ほれ、あれ、なんて言ったかのう。カメさん」
オカメ「ああ、なんでしたっけね。あ、そうそう。ソースでしょう。ソース」
エビ天「そうじゃ、そうじゃ。マラソンは気合ばかりじゃなくてのう、ソースが肝心なんじゃのう」
あげだま「ソース?」
ワープ郎「多分ペースのことだ。(マル)」
あげだま「ああ」
エビ天「こんな話が残っておる。むーかしむかし、ウサギとカメが競争しおってのう。
このカメさんのことじゃないけどのう」
オカメ「ああ、私じゃありませんよ」
エビ天「えへへ。足のはやーいウサギは、油断しおってのう。途中で休みおったが…がが…」
ワープ郎「やれやれ、また始まった。(マル)」
あげだま「ねえ。んぐんぐんぐんぐんぐ」
エビ天「あ、んが…」
オカメ「おじいさん、ちょっと起きてくださいよ」
エビ天「あ、あら寝てた。いびき、歯ぎしりは…いや、すまんのう。カメはソースを守っ…」
あげだま「つまり、ペースを守って地道に一生懸命走ったから、
カメは足の速いウサギに勝てたというわけなんだろう?じっちゃん」
エビ天「ああ、そーっす。そーっす。そーっす。なんちゃってのう。あははは」
オカメ「おほほほ」
あげだま・ワープ郎「…」
ワープ郎「地震だ。(マル)」

46 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/21(金) 19:14:44.49 ID:???.net
市民たち「うわあー」「ぎゃー」
麗「いいぞ、田中。マラソンコースに沿ってもっと落とし穴をつくれ。おほほほほほ。
勝つと分かっていてもさらに努力をする私って美しい」
鈴木「あれって美しい努力か?」
佐藤「いや、汚い汚い」
麗「ん!」
佐藤・鈴木「ああー」
麗「ふふふふ。私が勝つためなら何をやってもいいのよ。おーっほっほっほっほ!」

47 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/21(金) 19:31:04.49 ID:???.net
テレビキャスター『それでは次のニュースです。
昨日から頻発する地震の原因は依然不明となっております。現場の中村さん、中村さん…』
エビ天「臭いのう」
オカメ「ガスは切りましたよ」
あげだま「何が臭いの?」
オカメ「地震ですよ」
エビ天「ああ、もしかするとのう、この地震は。誰かが揺らして」
あげだま「だからノットリダマスの仕業じゃないかってんだろう」
エビ天「そういう…」
あげだま「ワープ郎、震源地のチェック」
ワープ郎「はいはい。震源地が動いている!(ビックリマーク)自然の地震ではない。(マル)」
あげだま「やっぱりそうか」
ワープ郎「それともう一つ‥(テンテン)明日のマラソン大会のコースに沿ってる。(マル)」
あげだま「なんだって!…」

48 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/21(金) 19:36:15.55 ID:???.net
校長「皆さん、今日はマラソン大会です。1着は九鬼麗さんなんでくれぐれも抜かないように」
教頭「校長、いくらこの学校が九鬼雷蔵様のおかげで成り立ってるったって、
少し露骨過ぎませんか?」
校長「君んとこ赤ちゃんいるんでしょう?」
教頭「はい…」
校長「さあ、皆さん元気よくスタートしましょう!」

49 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/21(金) 19:42:43.24 ID:???.net
麗「おーっほっほっほ!私に勝てるかしら」
あげだま「お前がどんな手を使ったって、気合で勝ってみせるぜ」
ケンサク先生「あげだまー!健全な精神は、健全な肉体に宿る。先生は期待してるぞ」
あげだま「でぇ〜」
いぶき「あげだまくん、頑張ってね」
あげだま「うん」
麗「おーっほっほっほ!せいぜい頑張って負けておしまいなさい」
校長「よーい」

50 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/21(金) 19:48:16.83 ID:???.net
あげだま「(じっちゃん、ペースが大切だって言ってたな)最初はこんなもんかな」
麗「おーほっほっほっほっほっほ!」
ツリパン「どいたどいたー!麗さま軽ーい」
あげだま「あいつら、最初から飛ばして持つのか?」

51 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/22(土) 14:15:47.19 ID:???.net
あげだま「あ!(ツリパンのやつこういうことだったのか)」
ツリパン「ん?おっと。ん?ほっと」
あげだま「汚ねえぞ!ツリパン」
ツリパン「悪いな、よろけちまうんだ」
あげだま「くっそー!」

52 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/22(土) 14:20:31.38 ID:???.net
佐藤「麗さま、頑張ってください」
鈴木「麗さま、1等、1等、1等、1等ー!」
佐藤・鈴木「ガンバレガンバレ麗さま」
麗「んふふふ。作戦開始」
佐藤・鈴木「了解!」

53 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/22(土) 14:25:24.91 ID:???.net
鈴木「よいしょっと。個人的には心が痛むよな」
佐藤「今のは聞かなかったことにしてやるよ」
鈴木「ありがとよ」
麗「おっほっほっほっほ」
佐藤・鈴木「ん?」
麗「おーほっほっほっほ!おーほっほっほっほ!おーほっほっほっほ!」
佐藤・鈴木「!」
あげだま「んへっ、へっ、へっ」
鈴木「よいしょっと」

54 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/22(土) 14:42:26.29 ID:???.net
あげだま「おっかしいなー。いくら走っても麗に追いつかないぞ」
ワープ郎『あげだま、コースから外れてる。(マル)』
あげだま「え!あ。おお…あーなんだよー!うわあー!わ、いてて…」
鯰土龍「罠にかかったな」
あげだま「誰だ?」
鯰土龍「教えてあげないよ」
あげだま「変なやつ。俺マラソンの途中なんだけどなあ」
鯰土龍「俺は気にしないぞ」
あげだま「俺は気にするの!あれ、もしかしてお前、名乗れない訳があるの?
恥ずかしい名前とか、恥ずかしい姿とか」
鯰土龍「おのれー。俺だって好きでこんな姿してる訳じゃないぞ!
じゃなくて、お前が怖がらないように気を遣ってやったのに、
よーし、分かった。聞いて驚け。合成獣、鯰土龍だ!」
あげだま「あー!やばい、このままでは麗に負けてしまう」
鯰土龍「おいちょっと。聞いてんの?くそー、無視しおって。
受けてみろ、100倍貧乏ゆすりの威力を!あ、すーだらすーだらすーだらすーだら…」
あげだま「あ、すげえや…」
いぶき「また地震だわ」
あげだま「ワープ郎、ワープ郎、大ピンチ!大至急来てくれ」
鯰土龍「たあ!」
あげだま「くっ」
ワープ郎「呼んでる。モード変換!今行く。(マル)」

55 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 18:39:56.20 ID:???.net
麗「作戦は成功のようね。所詮は私を差し置いて優勝などとは叶わぬ夢なのよ。おっほっほっほっほ!」
ワープ郎「……」
麗「あら、今のは何かしら?
んー、まあいいでしょう。どうせ大したものじゃありませんわ。ふふふ」

56 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 18:45:18.58 ID:???.net
鯰土龍「どうだどうだどうだどうだ!」
あげだま「どうだどうだどうだどうだどうだどうだ!」
ワープ郎「待たせた。(マル)」
あげだま「よーし、あげだま変換だ!いくぞ!」

ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」

57 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 18:56:39.72 ID:???.net
鯰土龍「げげっ、何者だ!」
あげだマン「はっはっはっはっは…あ!ちょっとそれルール違反だよ。
名前言うまで待ってくんなきゃー」
鯰土龍「分かったよ。もう一回やるよ。げげっ、何者だ!」
あげだマン「はっはっはっはっは。見参、気合の戦士あげだマン!」
鯰土龍「くそー読まれていたか。ならば150倍貧乏…ああ!」
あげだマン「仕返しだ」
鯰土龍「これだってルール違反じゃなーい?もう150倍貧乏ゆすり。すいだらすいだら…」
ワープ郎「まずい‥(テンテン)これ以上貧乏ゆすりを続けさせたらここが崩れてしまう。(マル)」
あげだマン「どうすりゃいいんだ!?」
ワープ郎「ナマズはヒゲが弱点。(マル)」
あげだマン「それだ!」

58 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:00:48.34 ID:???.net
鯰土龍「おー、わ!」
あげだマン「いー!」
鯰土龍「あらー力が抜ける…」
ワープ郎「これで地震が起こせない。(マル)」
あげだマン「そんでもって目もふさいじゃう!」
鯰土龍「わー何をするの。見えない、見えないよー」

59 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:08:30.41 ID:???.net
鯰土龍「あれ?」
あげだマン「たあ!」
鯰土龍「おー、まぶしい!でも大丈夫。地上専用ゴーグル装着!でゅわっ」
あげだマン「あ、潜っちゃった」
ワープ郎「どこ行ったんだ?(ハテナ)」
鯰土龍「ここだよーん。くう、また潜っちゃえ」
あげだマン「今度はどこだ?」
鯰土龍「ここだよん、今度はこっち」
あげだマン「わー、こんなことして一体何になるんだ」
鯰土龍「恐れ入ったか」
あげだマン「くそー」
ワープ郎「あげだマン、気合を入れろ。(マル)」
あげだマン「そうか、気合カードか」
ワープ郎「リクエストは?」
あげだマン「よーし、決めた。筋肉モリモリもぐら叩きカード!」
ワープ郎「オッケー」
あげだマン「気合!気合!気合いいいい!!!」

60 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:19:34.34 ID:???.net
あげだマン「気合一発、もぐら叩き!たあー」
鯰土龍「うわ」
あげだマン「たあ!」
鯰土龍「ほれほれ」
あげだマン「たあ!」
鯰土龍「こっちだ」
あげだマン「たあ!」
鯰土龍「へいへい」
あげだマン「たあ!」
鯰土龍「はいはい」
あげだマン「逃げ足の速いやつ」
ワープ郎「でたらめに叩いてもダメだ。(マル)鯰土龍の次に出るところを予想しなくっちゃ。(マル)」
あげだマン「でもどうやるの」
ワープ郎「あいつが顔を出す前に地面が揺れる。(マル)それを集中して揺れたところを叩くといい。(マル)」
あげだマン「そうか、よーし!」
鯰土龍「うわー!」
あげだマン「たあー!」
田中「う…あ……」
あげだマン「やったぜ」
ワープ郎「決まった。(マル)」
あげだマン「おっ、いけね。マラソンに戻らなきゃ」

61 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:24:05.54 ID:???.net
いぶき「あげだまくん、もうゴールしたかな」
あげだま「たあー!」
いぶき「あれー。あげだまくん後ろにいたの?」
あげだま「気合いいいい!!!
もう少しだ。麗のやつ、もうゴールしたのかな。やった、まだ間に合うぞ。気合いいいい!!!」

62 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:31:56.59 ID:???.net
雷蔵「何をやっとんじゃ、全く!」
田中『申し訳ありません。あのー…』
雷蔵「なんじゃ」
田中『私が失敗したときのために、麗さまのご命令でもう一つ仕掛けを作っておきました」
雷蔵「そうかそうか」
田中『そこにスイッチがあります。押していただけませんでしょうか』
雷蔵「お、そうか。スイッチ、スイッチと。これか?ふふふ。
さすがは怨夜巫女。やることに手抜かりがないな。押せばいいんじゃな?」
田中『はい』

63 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:45:24.66 ID:???.net
麗「ふふ」
ツリパンたち「もももももももも、もも上げて、あ、どした、もも下げて」
あげだま「お前らいい加減にしろよ!」
麗「おーほっほっほっほ!今年も私が優勝に決まりね。おーほっほっほっほ!」
雷蔵「よっ」
(ドカーン!)
麗「きゃあー!」
あげだま・ツリパンたち「あ」
校長・教頭・ケンサク先生「あー!」
麗「田中…あげだま」
あげだま「さ、手を出せよ」
麗「どうして今のうちにゴールに入らない?」
あげだま「正々堂々と勝たなきゃ意味がないんだ。お前にも分かるだろ」
ケンサク先生「そうだ。いいぞ、あげだま。それにこれじゃどこがゴールだか分からないしな」
麗「おーほっほっほっほ!甘いわね、あげだま。校長!今、ただいまここをゴールとするわ。よくってね!?」
校長「…よきに」
麗「こうきて、ふふふふふ」
あげだま「?」
麗「こうくる。おーほっほっほっほ!どうやら優勝は私のものね。おーほっほっほ!」
いぶき「あげだまくん、何かあったの?」
あげだま「分かんないんだ」
麗「おーほっほっほっほ!おーほっほっほっほ!」

64 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/23(日) 19:56:14.90 ID:???.net
あげだま「にゃはははは」
ワープ郎「なに笑ってるんだ?(ハテナ)」
あげだま「それが古本を片付けてたら面白い本が出てきてさー」
ワープ郎「早くしないとちり紙交換屋さんが行っちゃう。(マル)」
あげだま「あれー。トイレットペーパー1個だけー?」
麗「おーほっほっほっほ!ご不満ならこの私が交換率100万倍で引き取ってあげますわ」
あげだま「次回、ゲンジ通信あげだま。叩けばホコリの悪巧み。気合でご町内を綺麗にするぜ!」

次回

『叩けばホコリの悪巧み』

65 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 17:29:51.86 ID:???.net
あげだま「さあ、昼飯だ!昼飯だ!いただきー!あぐ、もぐもぐもぐもぐ」
ウーロン茶「お下劣」
クラスメイト達「はははははは」
あげだま「ごちそうさま。あれ?」
クラスメイト達「はははははは」
あげだま「…いぶきちゃん、なんで笑ってるんだみんな。
ねえ、いぶきちゃんたら。ねえねえ、いぶきちゃん」
いぶき「あのねえ」
あげだま「げっぷ」
いぶき「もう、あげだまくんたら!」
ウーロン茶「あげだまくん、グルメのポクの食事作法よく見る事ネ」
あげだま「ん?」
ウーロン茶「ハンバーグは大きからず小さからず切って、それをサラダ菜でそっと包み、
スパゲティで蝶々結び。うーん、お口の中で蝶々が飛んでる。ばかうま。トレビア〜ン」
いぶき「私この席いや」

66 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 17:41:44.64 ID:???.net
麗「…」
鈴木「麗お嬢さま、お食事をお持ちいたしました」
佐藤「本日のおメニューは、おフランスお料理のおバイキングでございます」
ツリパンたち「お、すげえ」
ツリパン「さすがー。じゅるるる」
麗「もう沢山。下げて結構」
田中「お嬢さま」
麗「こんなものでよかったら、皆さんどうぞ」
ツリパン「え、いいの!?」
親衛隊員A・B「やったー!」
あげだま「おーれーもー!」
麗「ああ…(ドテッ)貧しい方の食欲ってすごいのね。おーほっほっほっほっほ!」

67 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 17:42:33.79 ID:???.net
『叩けばホコリの悪巧み』

68 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 17:51:17.77 ID:???.net
ワープ郎「あげだま、給食のときみんなが笑っただろ??(ハテナハテナ)」
あげだま「ああ、笑った」
ワープ郎「なぜだ。分かるか?(ハテナ)」
あげだま「うーん、まあなー」
ワープ郎「まあなーじゃなくて、マナー。つまり行儀が悪いんだよ。(マル)
そもそも食事っていうのはだね、もっとゆっくり楽しんで…」
あげだま「いいじゃんいいじゃん、気合一発!」
いぶき「あげだまくーん!」
あげだま「よう、いぶきちゃん」
いぶき「あげだまくん、給食のときあんなにがつがつしちゃおかしいわよ」
あげだま「ああ、今反省してたとこなんだよ。明日から上品にするからさ。へへへへへ」
ワープ郎「…」
あげだま「いて」

69 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 17:56:07.19 ID:???.net
女性A「おじさん、これお願いね」
おじさん「あいよ。はい、これだけね」
女性A「はあ?ちょっとちょっとおじさん。いくらなんでもひどいんじゃないの?これじゃあ」
おじさん「これが今の相場さ。秋風が身に染みるよ」
女性A「ケチ!」

70 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 18:02:36.72 ID:???.net
いぶき「…この頃何でも捨てちゃうのね」
あげだま「このバッグなんかまだまだ使えるよな」
あげだま・いぶき「う…げほっげほっ」
あげだま「す、すげえ埃だ」
いぶき「やだ、もう」
雷蔵「あれじゃ、あれじゃ。うむ、都会のゴミ問題はますます深刻じゃのう。そうじゃ、分かったぞ!」

71 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 19:06:57.66 ID:???.net
雷蔵「そうよそうよ。この預言書に書かれていた埃の意味がやっと分かった」
佐藤・田中・鈴木「はあ…」
麗「へえ、でどういう風に分かったの?」
雷蔵「ここじゃ、ここ。同じ年の10の月、塵も積もれば山となり、一人の大王その地を支配する」
麗「あら、どこが埃なの?お爺様」
雷蔵「まあ終いまでよく聞け。ここはワシの努力を読んだ部分じゃ。
塵を一つ一つ集めるように努力したから今日のワシがある。まさにぴったり」
佐藤「聞いたか?努力だとよ」
田中「たまたま買った土地と株が値上がりしただけなのにな」
鈴木「そう、たまたま」
田中「そうだよ」
雷蔵「ところが後半じゃ」
佐藤・田中・鈴木「!」
雷蔵「今一つピンとこなかった。だがそれも今解けた。あーワシは大天才じゃ。どう、麗よ」
麗「ふぁ〜あ。お爺様大天才よ」

72 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 19:25:51.63 ID:???.net
雷蔵「後半はこうじゃ。埃を失った人々、大地にひれ伏し、つまるところ全てを失う」
麗「あら?そのホコリ?」
雷蔵「左様。町中の埃を集めるのじゃ。そうすりゃみんな大地にひれ伏す。どうじゃ?すごいじゃろう」
麗「そ、そうね、すごいわ。お爺様」
佐藤「ち、違うって」
田中・鈴木「ああ…」
佐藤「その埃じゃないって。おっさん、おっさん。おい、おーい」
田中「バカ、言われた通りにするんだ。何事も女房子供のため、女房と子供」
雷蔵「こら、佐藤、田中、鈴木」
佐藤・田中・鈴木「は、はい!」
雷蔵「聞いての通りじゃ。町中の埃という埃をぜーんぶ集めるのじゃ」
佐藤「まだ分かってないぜ(泣)」
田中「女房と子供。女房と子供」
雷蔵「返事は?」
田中「はい、誇り高き我ら三人」
佐藤「誇りをもって」
鈴木「誇りある仕事を実行に移しまーす」
雷蔵「うむ、頼むぞ」
佐藤「これだけ誇りを連発しても分からない(泣)」
田中「駄目だ、こりゃ」
鈴木「はい」
雷蔵「本日の材料はこれじゃ!うむ」

73 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 19:35:39.48 ID:???.net
佐藤・田中・鈴木「!」
雷蔵「さあ、これと合体するのは誰じゃな?」
田中「鈴木、お前だ」
鈴木「また?やだよ、俺」
佐藤「ああ、俺ダメダメ。風邪気味だもん。
おお、寒気がしてきた。は、は、は、は、はっくしょん!」
田中「そうだ、こいつで決めよう。俺、佐藤、鈴木、俺、佐藤、鈴木…」
佐藤・鈴木「…!」
田中「俺、佐藤、鈴木、俺、佐藤。おめでとう、佐藤。お前の番だ」
鈴木「助かった」
佐藤「うー(泣)」
鈴木「さ、鼻かんで」
ウシ「モー」

74 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/10/24(月) 19:59:47.68 ID:???.net
エビ天「あ、とんとんとん」
オカメ「ん〜。あげだまちゃん、もうすぐだからね」
あげだま「うん、わかってる、わかってる」
エビ天「あげだまや、カメさんがもうすぐと言ったじゃろうが。待っておれんのか?」
あげだま「はむ、待ってる。ばくばく。待ってる」
ワープ郎「あげだま、いぶきちゃんに叱られるぞ。。(マルマル)」
あげだま「へ?」
(いぶき「こーらー!)」
あげだま「そうだった。ねえこっちの料理、どうして皮や葉っぱ捨てちゃうんだろうね」
エビ天「みんな贅沢に慣れっこになってるんじゃよ。な、カメさんや」
オカメ「そうそう。うちの料理の方が」
あげだま「そうそう、栄養があるよね」
エビ天・オカメ「うん」
あげだま「でも俺、学校の給食も大好きになっちゃった」
ワープ郎「あ!」
あげだま「あ、父ちゃんからワープロ通信だ。なになに?『その星には、資源が乏しい。
出来るだけ無駄を省け』当たり前じゃん。ん?今度は母ちゃんからだ。
『まず身近な無駄から省きなさい』?」
ワープ郎「言えてる。(マル)」
あげだま「身近なって?そんな無駄してないよな」
エビ天「例えばじゃ。ほら、よく漫画を買ってきて、読み終わるとぽいっと」
あげだま「あ、分かった。古新聞、古雑誌ね。リサイクルに出せばいいんだろ」
オカメ「ご飯の前にやりなさい」
あげだま「はーい」

75 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/07(月) 21:00:05.35 ID:???.net
あげだま「ワープ郎、お願い」
ワープ郎「??(ハテナハテナ)」
あげだま「てつだいー」
ワープ郎「やだ。。(マルマル)」
あげだま「よっ、高性能!」
ワープ郎「もう、分かった。(マル)」
あげだま「あはは。そうこなくっちゃ」
[ふくしゃ(複写)]
あげだま「さあ、我が家のちり紙収集作戦開始!」
あげだまのコピーたち「おー!」おー!」おー!」「おー!」
あげだま「あれ?こんなの俺買ったことないぞ」
エビ天「こ、こりゃ子供は見ちゃいかんのよ」
オカメ「なんです?おじいさん」
エビ天「いやいや、別に。これはだな、あ、あーって言ってるうちに、
ほら見ろ、落っこった」
あげだま「わぁ!」

76 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/07(月) 21:01:59.12 ID:???.net
鈴木『ご町内の皆さま、ご家庭でご不要になった古新聞、古雑誌…』
女性A「ねえねえ、おじさん。あんたこの頃評判悪いわよ。
なによ、あの交換率。何とかなんないの?」
鈴木「ほれよ」
女性A「あっ。ん?」
鈴木「まだ不満かね。なら、これでどうだ。えーい、洗剤、えーい、この樽もティッシュも付けちゃう。
このやろー。もってけドロボー」
女性A「あらあらあら、あら、まあ、うれしいー」
鈴木「庶民ってやつは、欲がねえぜ。ふん」

77 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/12(土) 08:14:29.07 ID:???.net
あげだま「んぐ…紙って結構重いよな。あれ?なんだ?」
ワープ郎「あれって?うわ」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだま「なんだなんだなんだ!?」
ワープ郎「おばさんの反乱だ。。。(マルマルマル)」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだま・ワープ郎「わあ、ああ」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだま・ワープ郎「わー!」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだま「…」
いぶき「あげだまくん?」
あげだま「いぶきちゃん」
いぶき「どうしたの?その恰好」
あげだま「ああ。ちり紙交換」
いぶき「ちり紙交換?」

78 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/12(土) 08:16:10.62 ID:???.net
鈴木「はいはい、まだまだあるからねー」
田中「順番に並んでくださーい」
あげだま「すげぇ繫盛だなー」
女性A「あら、いぶきちゃん」
いぶき「あ、お隣の」
女性A「ねえねえ、いぶきちゃん。これ、これ見て」
あげだま「すげえ!」
いぶき「どうなさったの?そんなに」
女性A「交換率がね、抜群なの。このおじさん。私家に帰ってもっとガラクタ持ってこようっと」
あげだま「?」
いぶき「そっか、よーし。あげだまくん、これ借りるわよー」
あげだま「さすが女の子…」

79 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/12(土) 08:17:24.99 ID:???.net
女性B「ねえ、おじさん。これ」
田中「お、いいねえ」
女性B「埃だらけなのよ。ハーックッ…」
田中「おっと、その埃がいいんだよ。埃たくさん、ちり紙たくさんね」
女性B「こんなに」
女性C「ねえねえ、この埃だらけの靴」
鈴木「埃だらけ?大好き」
田中「もっともっと埃だらけ持っておいで」
おばさんたち「ギャー」

80 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/12(土) 08:18:25.70 ID:???.net
あげだま「じゃあ汚ければ汚いほど良いっていうの?」
いぶき「そう、埃が大好きなんだって、あのおじさん」
あげだま「あー…それでか。よーし、俺も」
いぶき「ちょ、ちょっと。あげだまくん」
あげだま「家中の埃を持ってくらぁ!」

81 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 19:50:50.40 ID:???.net
ワープ郎「待った待った待った。。(マルマル)
おかしいと思わないのかい?おばさんたちにあんなに大盤振る舞い?(ハテナ)」
あげだま「うー!そういえば」
ワープ郎「だろー?(ハテナ)」
あげだま「相手がいぶきちゃんなら分かるけど、それにしたって気前が良すぎる」
ワープ郎「もしかしたら!?(ビックリハテナ)」
あげだま「うん」

82 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 19:56:36.29 ID:???.net
雷蔵「なあ麗、ワシの一生のお願いじゃ」
麗「佐藤たちが行ってんでしょー」
雷蔵「やつらだけじゃ心配なんじゃよ」
麗「この人形セットそろそろ飽きてきたところなのよねー」
雷蔵「着せ替えか。分かった、いくらだ?」
麗「どうせ新調するならお家のセットも欲しいわ」
雷蔵「分かった、分かった」

83 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 20:04:25.61 ID:???.net
怨夜巫女「えーい、もっとキビキビせんかー」
あげだま「やっぱり」
ワープ郎「ノットリダマスの仕業だった。。(マルマル)」
あげだま「どうする?ワープ郎」
ワープ郎「こうしよう。。(マルマル)こしょこしょ…。ね」
あげだま「分かった。
四分の一変換!行くぞ!」
ワープ郎「ほい」
怨夜巫女「行くわよ!」

84 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 20:12:21.89 ID:???.net
怨夜巫女「ふんっ」
あげだま「掃除機で埃を取ってる」
ワープ郎「うーん、綺麗にしてリサイクルにするのかな?(ハテナ)」
あげだま「あー、溶かしちゃった」
ワープ郎「分かった!(ビックリマーク)」
あげだま「分かった?」
ワープ郎「うん、埃だ。(マル)」
あげだま「埃?」
ワープ郎「埃の方が必要なんだ。(マル)」
あげだま「そうか、きっとあの埃で埃爆弾を作ろうとしてんだ!」
ワープ郎「そんなバカな!?(ビックリハテナ)」
あげだま「そうはさせるか!」

85 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 20:13:50.67 ID:???.net
ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」

86 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 20:33:21.83 ID:???.net
怨夜巫女「あげだマン!」
あげだマン「気合の戦士、あげだマン参上!」
怨夜巫女「あげだマン、またまた邪魔する気ね。ふふふふ、掃除鬼。やれー!」
掃除鬼「オー!」
怨夜巫女「おっほっほっほっほ!おーっほっほっほっほ!
合成獣、掃除鬼だ。あげだマン覚悟!」
掃除鬼「ゴミにしてやる。by佐藤」
あげだマン「こい!どぅわああああ!」
ワープ郎「あげだマン、頭だ。頭を狙え。。(マルマル)」
あげだマン「了解!でやあ!アタタタタタタタッ」
掃除鬼「…。そりゃ!」
あげだマン「うわあー!」
掃除鬼「あーもったいなーい、もったいない。よーし、モーター全開だー!」
あげだマン「わあ、ああー…」
ワープ郎「分かったぞ。(マル)」
あげだマン「何が?」
ワープ郎「データが出揃った。。(マルマル)」
あげだマン「よーし、気合一発!ぐう…金太郎飴?なんだこれ」
ワープ郎「金太郎は切っても切っても同じだ。。(マルマル)」
あげだマン「ってことは同じものが沢山ってこと?そうか、複写だ」

87 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/20(日) 20:41:47.20 ID:???.net
コピーされたあげだマン「あげだマン」「あげだマン」「あげだマン」「あげだマン」
掃除鬼「モーッホッホッホッホ。モーッホッホッホッホ。全部吸い込んでやる」
コピーされたあげだマン「あげだマン」「あげだマン」「あげだマン」「あげだマン」
掃除鬼「掃除機が詰まっちゃった」
(ドカーン!)
怨夜巫女「あれーー!」
佐藤「うわー!癖になりそー!」
あげだマン「気合の戦士あげだマン、またまた地球を救う!」
ワープ郎「あげだマン。ほら。。(マルマル)」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだマン・ワープ郎「うわー、おばさんこわーい!」

88 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/21(月) 16:04:43.57 ID:???.net
佐藤「そうか!」
(雷蔵「つまるところ全てを失う」)
佐藤「あの預言だ…」
雷蔵「バカもーん!このー、分かってたら最初からそうせい!」
佐藤「自分だって…」
田中「シッ、シッ。女房と子供」
怨夜巫女「お前たちは誇り高き我がノットリダマス家の名誉を損なった」
佐藤・田中・鈴木「!」
佐藤「誇り高き!?」
田中「知ってたの!?」
鈴木「だったら最初から」
怨夜巫女「黙らっしゃい!」
雷蔵「今月の給料はカット!」
鈴木「そ、そんなぁ…」
田中「母ちゃん、ごめん…」
佐藤「うぅ」

89 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/21(月) 16:08:39.58 ID:???.net
おばさんA「ちょっと待ちなさいよー!」
おばさんB「ちり紙交換どうしてくれんのよ!」
あげだマン「うわあ…[移動]」
あげだま「あわわわわ。はあ…」
いぶき「あげだマンったらひどいわ」
あげだま「いっ!」
いぶき「せっかくのちり紙交換屋さんやっつけちゃったんですって」
あげだま「ええ!お、俺じゃないよ」
いぶき「当然でしょ」
『ご町内の皆様、ご家庭内でご不要の、古新聞、古雑誌、その他エトセトラなどなど』
いぶき「あ、ちり紙交換」
あげだま「あ、あの」
おばさんたち(ドドドドドドド)
あげだま「ん…?あ、わああああ!!いぶきちゃん、助けて…」
いぶき「おじさーん!」
あげだま「はーあ、地球を救うって大変なことなんだな」
ワープ郎「そうとも。。(マルマル)」
あげだま「ガクッ」

90 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/21(月) 16:10:30.87 ID:???.net
あげだま&ワープ郎「じゃんけんぽん!」
ワープ郎「やったーまたボクの勝ちだ!(ビックリマーク)あげだまはじゃんけんが超弱い。(マル)」
あげだま「ちぇ、そんなの弱くたってどうってことないさ」
怨夜巫女「おーほっほっほ。あげだマン、世界を賭けてじゃんけんで勝負よ。よくってね?」
あげだマン「げげっ!あげだマン、最大のピンチ!」
ワープ郎「次回ゲンジ通信あげだま、雀犬ポンは殺しの番号(絶対見てね)カッコ閉じる」

次回

『雀犬ポンは殺しの番号』

91 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:45:34.23 ID:???.net
雷蔵「えーっと、今回はこれなんかどうじゃ」
麗「どれ?」
雷蔵「強大な石とはさみと紙を操ることによってに、あらゆる戦いに勝ち、その国は大きな王のものになる」
佐藤「今回の預言は簡単だな。石はグーだろ」
田中「はさみはチョキだな」
鈴木「紙はパーに違いない」
雷蔵「ええー実に簡単じゃな、麗」
麗「ええ、簡単よねえ」
雷蔵「ではこの預言の意味は、今回は麗の口から言ってもらおう」
麗「あ、はは、あはは。この私がおじい様を差し置いて出しゃばるなんて出来ませんわ。
おーほっほっほ」
雷蔵「わーっはっはっは」
麗「おーっほっほっほ」
雷蔵&麗「…」
雷蔵「それでは麗、どちらが言うかじゃんけんで決めようぞ」
麗「よろしいですわ。では、じゃん」
雷蔵「けん、ぽん」
麗「あ」
雷蔵「む」
麗「石はグー」
雷蔵「はさみはチョキ」
麗「そして紙がパー」
雷蔵「ということはじゃんけんが強いと世界征服が出来るということじゃ」
麗「すごい!凄すぎますわ、私達って!!」
雷蔵「天才じゃ!ワシらは紛れなもなく天才じゃ!じゃんけんの強い合成獣を作る。
ただちに雀と犬を連れてくるのじゃ!」

92 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:47:13.18 ID:???.net
『雀犬ポンは殺しの番号』

93 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:47:47.60 ID:???.net
雷蔵「よしよし」
麗「ねえ、おじい様。ちょっと聞いていいかしら?」
雷蔵「何じゃ」
麗「この、雀と犬は分かりますけど、これ、何ですの?」
雷蔵「ポン、酢じゃ」
麗「ポン酢?」
雷蔵「じゃんけんポン」
麗「ああっ(ドテッ)、すご〜い!おじい様すごいわ!」

94 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:48:30.82 ID:???.net
雷蔵「ああ、うむ。さーて今日は誰が入るんじゃ」
佐藤・田中・鈴木「ええ!」
鈴木「えーと、その」
雷蔵「よし、じゃんけんで決めるんじゃ」
鈴木「あ、は、はい。せーの」
佐藤・田中・鈴木「じゃんけんぽん!」
田中「やったー勝ったぞー」
雷蔵「よかったなー選ばれて」
田中「ええー!そんな」
佐藤「強いやつが入るに決まっとるだろうが」
田中「い、いや」
佐藤「それ!」
田中「あれー」
雷蔵「スイッチ、オン!
完成じゃ!」

95 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:50:02.26 ID:???.net
雷蔵「佐藤、じゃんけんの相手をしろ」
佐藤「へい」
佐藤「じゃんけんぽん!(チョキ)」
雀犬「(パー)」
雷蔵「まぐれで勝てたようじゃな。次、鈴木」
鈴木「はい、じゃんけんぽん!(グー)」
雀犬「(チョキ)」
麗「おじい様、これってほんとにじゃんけんが強いんですの?」
雷蔵「ん!?じゃんけんエネルギーがゼロじゃ。
麗、ただちにじゃんけんの強いやつからじゃんけんエネルギーを奪いとるのだ」
麗「はい!」

96 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:51:25.34 ID:???.net
あげだま「いいか?負けたやつがランドセルを持つんだぞ。ん?いぶきちゃーん」
いぶき「え?」
あげだま「いぶきちゃんもじゃんけんやろうよ」
いぶき「じゃんけん…!うっ…」
あげだま「あ、ん?いぶきちゃん?あ!なんだ?」
男子生徒A「いぶきちゃんってじゃんけん嫌いなんだよ」
男子生徒B「絶対じゃんけんやらないもんな」
あげだま「ふーん、まあいいや。さ、やろうぜ!どうせ俺が勝つに決まってっけどな」

あげだま「ぜえ、ぜえ、参ったな、もう。ん?何やってんだろう」
佐藤「さあさあ、このじゃんけんマシーンに勝つとどっさりと賞品がもらえるよ」
鈴木「塾とスイミングスクールにお急ぎでない坊っちゃん、お嬢ちゃんは勝負してみよう。さあさあどうだーい」
佐藤「ゲーム代はなんと無料!」
男の子「僕やる!」
鈴木「はいはい、ではじゃんけんぽん!」
男の子「(チョキ)」
雀犬「(パー)」
佐藤「はい、どうぞ」
男の子「ああ、すげー」
鈴木「記念にじゃんけんの胸に触ってください」
男の子「うん」
佐藤「さあさあ次は誰かな」
麗「ふふふふ。雀犬よ。どんどんじゃんけんエネルギーを吸い取りなさい」

97 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:52:51.81 ID:???.net
佐藤「さあ次は誰かな」
男の子B「はい、僕!」
鈴木「じゃんけんぽん!いやあ、残念だったね」
佐藤「さあ、次は?」
女の子A「私!」
鈴木「はい、じゃんけんぽん!」
佐藤「うーん、残念、次!」
男の子C「この機械、だんだん強くなってるみたいだな」
あげだま「ちょっと待ったー!」
佐藤「なんだ!おめえさんは」
あげだま「通りすがりの小学生さ。そのじゃんけんマシーン、
なかなかの強さだが、俺の見たところ、世界では二番目だな」
鈴木「なんだと!じゃあ一番は誰だ」
あげだま「ちっちっちっち。この俺さ」
麗「あげだまのやつ大した自信だわ。もしかしたらものすごいエネルギーを持ってるのかも」
佐藤「気に入った。勝ったら賞品全部あげちゃおう」
あげだま「はっはっは。もう貰ったも同然だい。みんな!欲しいものがあったら分けてやるぜ!」
雀犬「バウ」
あげだま「いくぞ!」
鈴木「では、じゃんけん三本勝負!じゃんけん!」
鈴木「ポン!」
鈴木「ポン!」
鈴木「ポン!」
子供たち「…」
麗「ああ…もう、あいつにはエネルギーの欠片もないじゃないの!」
あげだま「ああ、あはははははは。お呼びでない。こりゃまた失礼いたしやしたー!」
一同「ズコーッ」

98 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:56:33.11 ID:???.net
あげだま「よーし、もう一回!じゃんけんぽん!やった、またまた勝ったー!」
ワープ郎「ボクがチョキしか出さないこと知ってるくせに!!(ダブルビックリ)」
あげだま「言い訳するなんて男らしくないぞ」
エビ天「今度はワシとやろうかの。じゃんけんぽん」
あげだま「負けたって知らないぜ。じゃんけんぽん!」
エビ天「ポン」
あげだま「あ、あれ?もう一度。じゃんけんぽん!」
エビ天「ポン。へっへっへ。何度やっても同じことじゃ」
あげだま「なんだよ」
エビ天「あげだまは勝ちたい勝ちたいと思っておるじゃろ。
だからお前の顔にグーやらチョキやらパーやらがあらわれてしまうのじゃ」
あげだま「ええーほんと!?」
エビ天「うっそー」
あげだま「でえ」
エビ天「よいか、じゃんけんは相手の裏の裏を読まねば勝てんのじゃ」
あげだま「え、裏の裏?裏の裏か…」

99 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 16:57:40.77 ID:???.net
麗「あれだけやってこれだけ?」
佐藤「まだまだ目標には遠いようです。ここだけでは無理なのでは」
鈴木「大したやつは来ませんからね」
麗「そんなことは分かってますわ!偉そうに言うんじゃありません!
今度許可なく喋ったら直ちにクビですわよ!」
佐藤・鈴木「は、はい」
麗「でも、一体どうすればいいのかしら?」
佐藤「うーん、俺だったら学校でじゃんけん大会でも開くけどな」
鈴木「うん、優勝したやつはかなりの優れものということになるしな。
どうだろう?麗さまに一つ進言してみたら」
佐藤「そんなことしたら、クビだぞクビ」
鈴木「こ、怖いもんな」
麗「あっ、わたくし、今すごい手を思いつきましたわ!
これは天才的な頭脳をもってして初めて思いつくアイディアですわ!
すなわち、学校でじゃんけん大会を開くのです。優勝したものはかなりの優れものだと思いませんこと?」
佐藤・鈴木「うんうん」
麗「どうして私ってこう冴えてるのかしら?ああ、自分の才能が恐ろしい、あー恐ろしい」
佐藤「いやあ、思いもつかなかった」
鈴木「さすが、麗さまー(棒)」

100 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:02:23.90 ID:???.net
雷蔵『えーワシは盛蕎麦東小学校の理事長の九鬼雷蔵である。
理事長はとっても偉い。その偉い理事長が特別にじゃんけん大会を開くことにした。
優勝者にはテスト100点券を10枚もあげてしまうぞい。
このテスト100点券はどんなに悪い点をとっても、券と引き替えに100点がもらえるのじゃ』
ケンサク先生「いかーん!テストは神聖なものだ!その点数をじゃんけんで手に入れるなど、言語道断だ!」
麗「あら、でもおじい様の命令なんでしょ?ケンサク先生、逆らっても大丈夫なんですか?」
ケンサク先生「僕に怖いものはない!生徒達のためなら死ねる!」
麗「私はおじい様の言うとおりにしますわ。
じゃんけんには手の運動にもなるし、頭を回転させる訓練にもなりますわ」
ツリパン「そうだ!麗さまの言うとおりだ!賛成だよな。みんな!さんせい、さんせーい」
生徒達「さんせーい」「僕もー」「私もー」「さんせーい」
ケンサク先生「うう…」
麗「賛成多数ですわ。よろしいですわね」
いぶき「反対ですっ」
麗「ん」
いぶき「じゃんけんで100点をもらうなんてよくないと思います!」
あげだま「そうだそうだー最低だぞー」
麗「あげだまもいぶきさんも、じゃんけんに何か恨みでもあるんですの?」
あげだま・いぶき「ぎくっ」
麗「ふっふふふ」

101 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:05:36.20 ID:???.net
麗『ただいまより盛蕎麦東小学校じゃんけん大会を体育館にて開きますわよ』
あげだま「へっ、やるもんかよ」
麗『あげだま。負けるのが怖いからって逃げちゃ駄目ですわよ』
あげだま「ん」
麗『もっとも、僕は世界で一番じゃんけんが弱いからって土下座して頼むんなら、
出場辞退してもよろしくってよ。おっほっほっほっほっほ』
あげだま「なにー?よーし、やってやろうじゃんか」
ワープ郎「大丈夫なの、あげだま‥?(テンテンハテナ)」
あげだま「だからあ〜ワープ郎が〜何とかしてくれるんだろう?」
ワープ郎「ん〜」

102 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:06:16.69 ID:???.net
ツリパン「せーの、じゃんけんぽいっ!また俺の勝ちだな。あと残ってるのは誰だ」

あげだま「どうすればいいんだよ、ワープ郎」
ワープ郎「ボクの図形モードのキーを押すんだ」
あげだま「うん」
ワープ郎「モード変換!」
あげだま「何なんだこれ」
ワープ郎「ツリパンのじゃんけんのパターンだよ。
パー、グー、チョキ、パー、チョキ、パー、グー、この繰り返しみたいだ。(マル)」
あげだま「ん〜今チョキで勝ったから、次はパーか。てことは、チョキを出せば勝てるんだ」
ワープ郎「そういうこと!(ビックリ)」

103 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:07:05.13 ID:???.net
ツリパン「はははははは、全く弱いやつらばっかりだぜ」
麗「あげだまの姿が見えないところを見ると、やっぱり逃げたのですね。おっほっほっほ。
いつもの気合はどうしたのかしら?」
あげだま「待て待てー!俺は逃げたりしないぞ!
ツリパン「わざわざ負けに出てくるとはな。行くぞ、あげだま!」
あげだま「よーし!
(俺は絶対に勝てるんだ!パターンが分かってるんだからな。絶対に、絶対に勝てるんだ!)」
あげだま「じゃんけんぽーん!
(おお、しまった)」
ツリパン「(あぶねえ、あぶねえ、もう少しでパーを出すところだったぜ)」
あげだま「ひ、ひひひひ」
ツリパン「ひ、ひひひひ」
あげだま・ツリパン・ウーロン茶「はーっはははははは、ははははっはっはははは」
あげだま・ツリパン「あ!?」
ウーロン茶「まだポクが残ってる」

104 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:07:53.89 ID:???.net
男子生徒A「まだいぶきちゃんが残ってるぞ。たまにはやってみなよ、いぶきちゃん」
男子生徒B「意外に強かったりして」
いぶき「私、じゃんけんなんてしないわ」
麗「いぶきさん、負けるのが悔しいんですわね。
いぶきさんって、意外とセコくて小心者で軟弱で泣き虫でええ格好しいで寸胴でぺちゃパイで短足で偏平足で」
あげだま「ストーップ!もうそのくらいにしろよ!嫌がるものに無理やりじゃんけんをさせることもないだろうが!」
いぶき「あ、あげだまくん」

105 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:23:54.65 ID:???.net
麗「あーら、お優しいこと。ではこれから3人でとっておきのじゃんけんをして頂こうかしら」
あげだま「え?」
麗「負けたものはどんどんお洋服を脱いでいくんですわ。先に裸になったほうが負けですわよ」
あげだま「えー!?」
ウーロン茶「イヤーン。恥ずかしいの。すっぽんぽん恥ずかしいー」
あげだま「なんだあいつは。そんな恥ずかしがる柄か?」
ツリパン「へっへっへ。お前も逃げたっていいんだぜ」
あげだま「誰が逃げるもんか!
(だけど、何を出せばいいんだ…。きっと、ツリパンはパターンを変えてくるはずだ。
もうチョキを出す訳にはいかないぞ。でももしパターンを変えずにパーで来たりしたら)」
麗「では、行きますわよ。じゃんけんぽん!」
あげだま「ぐあーやっぱりグーを出せば良かった」
ツリパン「さあ、脱げよ」
あげだま「分かってるよ。さあ、どんどん行こうぜ!」
いぶき「…!あげだまくん…!」
麗「じゃんけんぽん!」
麗「じゃんけんぽん!」
麗「じゃんけんぽん!」
ツリパン「ふふふふ、あげだま、最後の勝負だぜ」
あげだま「くっ、来い!」
麗「うふふ。ほんとにおやりになるの?」
あげだま「もちろんだ!」

106 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:24:47.74 ID:???.net
いぶき「(私が、あげだまくんの代わりにじゃんけんをしてあげたい。でも…)」

幼いいぶき「ほんと?ほんとにじゃんけんに勝ったらこのお人形もらえるんでちゅね」
小さい女の子「うふ、そうでちゅ。じゃあいきまちゅよ。じゃんけん…ああっ」
幼いいぶき「ポーン!!!」
小さい女の子「わあーん。いぶきちゃんこわいよー」
幼いいぶき「ああ…っ!」

いぶき「(そして、その友達は二度と私と遊ぼうとはしなくなった。
私は小さい頃からじゃんけんには負けたことが無かった。
私、じゃんけんをするのが怖いの。じゃんけんをすると、きっとまた私は、友達をなくしてしまう)」

107 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/11/30(水) 17:26:05.42 ID:???.net
麗「あげだま、もう許してあげてもよろしくてよ」
あげだま「ええ!」
麗「ただし、いぶきさんはセコくて小心者で軟弱で弱虫で泣き虫でええ格好しいでブスって言ったら許してあげますわ」
ツリパン「それは面白いですね」
麗「さあ、あげだま。どっちにするの?」
あげだま「決まってるだろう、勝負だ!」
いぶき「あげだまくん…!」
麗「せっかくチャンスをあげたのに、馬鹿な方。行きますわよ!じゃんけん…」
いぶき「待って!あげだまくんの代わりに私が相手をするわ」
あげだま「いぶきちゃん」
ツリパン「俺が勝ったら、へへへ、いぶきちゃんが服を脱ぐんだぜ」
いぶき「む、うう…」
麗「いちごパンツだったりして。おほほほほほ。行くわよ。じゃんけん…」
生徒達「わあ…!」
あげだま「いぶきちゃんが、俺のために燃えている」
いぶき「むううー」
ツリパン「(こ、怖いよママー)」
麗「ポーン!」
ツリパン「ちょ、チョキ」
いぶき「グー!!!!!!」
ツリパン「うわあああああああ!!」
あげだま「すっげー」

108 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:39:41.16 ID:???.net
鈴木「いやいや、優勝おめでとう」
佐藤「優勝のお祝いにこの雀犬の胸に触れてくれないかな」
いぶき「え?ええ、いいけど。こう?」
佐藤「そう」
雀犬「バウ!」
いぶき「ああっ、あ…」
あげだま「い、いぶきちゃん」
佐藤「じゃ、そういうことで」
あげだま「あ?何がそういうことでなんだよ、おい!ああ、いぶきちゃんしっかり」
いぶき「私って怖かったでしょ?」
あげだま「ううん、かっこよかった」
いぶき「ほんと?」
あげだま「うん!」

109 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:40:41.38 ID:???.net
怨夜巫女「じゃんけんポーン!」
店主「うわあああああああ」
怨夜巫女「約束通りこのドレス頂きますわよ」
店主「は、はい」
怨夜巫女「ふふふふ。次」
あげだま「こりゃひでえや」
ワープ郎「きっと合成獣の雀犬の仕業に違いない!!(ダブルビックリ)」
あげだま「よーし、あげだマンに変換だ!」

ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ!」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」

110 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:43:14.70 ID:???.net
店主「う、うわあ」
怨夜巫女「ふふふふふ。この調子で町を完全に支配してしまいなさい」
雀犬「じゃんけーん」
あげだマン「ハッハッハッハッハッハ!」
怨夜巫女「む?」
雀犬「むん?」
怨夜巫女「この背中のむず痒くなる笑い声は。はて」
あげだマン「大宇宙に光あり!この光、愛の光、気合の光、
今、この世の悪を無くすため、気合の光降りきたり!」
怨夜巫女「おのれ、またしても」
あげだマン「見参!気合の戦士あげだマーン!てやあっ」
怨夜巫女「雀犬、やっておしまい!」
雀犬「バウ。グーパンチ!」
あげだマン「おお!」
雀犬「チョッキンアターック!」
あげだマン「てやあっ」
雀犬「パーン叩きぃ!」
あげだマン「えいっ、おーい、俺はハエじゃねえぞ。
お前もじゃんけんのチャンピオンならじゃんけんで勝負しろい!」
ワープ郎「だ、大丈夫なのか!?(ビックリハテナ)」
あげだマン「気合だよ、気合。いぶきちゃんみたいにすれば」

111 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:43:57.44 ID:???.net
怨夜巫女「だったら賭けをしませんこと?」
あげだマン「賭け?」
怨夜巫女「負けたほうがこの町を出ていくこと」
あげだマン「おおっ」
ワープ郎「あげだま、相手の悪巧みに乗っちゃダメだよ」
あげだマン「だけど、このままじゃ」
ワープ郎「いくら頑張っても相手が相手だもん。勝てるはずないよ…(テンテンテン)」
あげだマン「いや、勝たなくちゃいけないんだ。気合、気合、気合っ」
ワープ郎「お、来た来た来た来た!これだけの気合があれば!!(ダブルビックリ)」
あげだマン「んー!なにーこれ?」
ワープ郎「裏の裏カードだよ!!(炎のダブルビックリ)
これを使えば相手の裏の裏がかけるんだ!!(再びダブルビックリ)」

112 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:48:50.74 ID:???.net
あげだマン「よーし」
雀犬「いいか、俺はグーを出すぞ」
あげだマン「(グーを出すと言っといて、俺にパーを出させ、自分はチョキを出すつもりだな。
だったらグーを出すしかないぞ。いや、待てよ。もしも本当にグーを出すつもりなら、
グー同士であいこになってしまう)」
雀犬「(へへへへ、素直にパーを出してくればチョキでいいワン。
しかし、深読みしてグーを出してきたらパーを出すべきだワン)」
雀犬「(裏の裏を考えると、パーでなくチョキのほうが)」
あげだマン「(裏の裏を考えれば、グーでなくパーの方か?)」
雀犬「(裏の裏の裏ならパーだ)」
あげだマン「(裏の裏の裏ならパーかも)」
雀犬「(裏の裏の裏の裏ならパーだ)パー、パ、パ、パー、パ、パ、パー、パフッ、パフッ、パフッ、パフッ」
怨夜巫女「うう」
(ドカーン!)
怨夜巫女&田中「わああああああああああああ」
あげだマン「や、やった。辛い戦いだったぜ」
ワープ郎「そうとも思えなかったけどな…(テンテンテン)」

113 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:50:17.84 ID:???.net
いぶき「うふ。ふふふふ、ふふふ」
あげだま「いぶきちゃん何か嬉しそうだね」
いぶき「うん。だってじゃんけんが弱くなったんだもん。これで安心してじゃんけんが出来るわ」
あげだま「じゃあ、やってみようか」
いぶき「ええ」
あげだま&いぶき「じゃんけんぽん!」
あげだま「あ、あれー」
いぶき「ふふふふ。あげだまくんってじゃんけんが超弱いのね」
あげだま「ちょ、超?えへ、ちょ、超か、あ、ははははは」

114 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/01(木) 18:51:11.55 ID:???.net
ワープ郎「あげだま、今度生徒会長の選挙があるんだって?(ハテナ)」
あげだま「俺、断然いぶきちゃん!」
麗「おーほっほっほ。才色兼備の私以外に誰が会長の大任を果たせるというの?」
ワープ郎「歯止めの効かない自信だ。(マル)」
あげだま「次回、ゲンジ通信あげだま、いぶきに清き一票を!俺の気合は、10票分!」

次回

『いぶきに清き一票を!』

115 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/02(金) 16:47:40.45 ID:???.net
ツリパン「皆注目ー!知っての通り、盛蕎麦東小学校では、
生徒会長を半年ごとに選びなおすことになっている。
しかし、ここ数年は麗さまにお願いしている。今回もそれでいいな!?」
クラスメイト「いいぞー」
クラスメイト「麗さま」
ウーロン茶「1000円1000円1票1000円、鶴も1000円、亀も1000円」
ツリパン「ゴホン、では麗さま、一言ご挨拶を」
ウーロン茶「あう」
麗「あらあら、わたくし困りますわ〜。他にもお出来になる人がいらっしゃるでしょうに。おほほほほほ」
あげだま「待ったー!!」
麗「んっ」

116 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/02(金) 16:49:24.21 ID:???.net
『いぶきに清き一票を!』

117 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/02(金) 16:53:07.69 ID:???.net
ツリパン「何が待ったーだよ!」
あげだま「俺はいぶきちゃんの方がいいと思うんだ」
いぶき「あ、あげだまくん」
ツリパン「今までずっと麗さまがやってたんだ!どうして訳の分かんないこと言うんだよ!」
あげだま「だって、俺はいぶきちゃんの方がいいと思ってんだもんね」
麗「ではあなたに聞きましょう。いぶきさんのどこが私よりも優れていると思っていらっしゃるの?」
あげだま「顔!スタイル!頭!性格!」
ツリパン「ドキッ」
麗「うっ、なんてことを…」
ケンサク先生「話は聞かせてもらった。僕はあげだまに賛成だな」
麗「ぶ、侮辱ですわ!わたくし、帰らせて頂きます!」
ツリパン「れ、麗さま!お気を沈めて下さいませ!」
親衛隊「麗さま!」
ケンサク先生「僕はただ選挙でちゃんと決めたほうがいいと言おうとしてたんだがな」

118 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:36:39.97 ID:???.net
鈴木「預言書で、勉強でもしようか。
えーと、『愚かなる者が袋のネズミになるとき、大いなる者は賞賛の声に包まれる』か」
田中「つまりこれはじゃな、ネズミのような町の愚か者共を、袋の中に閉じ込めれば、
大いなる者であるこのノットリダマス11世は世界中の賢者達から賞賛されるという意味じゃ」
佐藤「あっはっはっは。そこまでノットリダマス11世様は愚かではねえだろう」
雷蔵「何をしとるんじゃ」
佐藤「だあ…あ」
佐藤・田中・鈴木「ハイ!」

119 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:37:27.99 ID:???.net
雷蔵「あー?誰じゃ、勝手にご先祖様の大予言に触ったのは!?」
田中「じ、実は、さっき私達が何かの気配に気づいて来てみると」
佐藤「天から一条の光が差し込んできて」
鈴木「ノットリダマス様の大予言をテーブルの上に持ち上げて、そのページをぱらりと開いたのです」
雷蔵「なんと!そりゃあまさに天の啓示に違いない。なになに?
『愚かなる者が袋のネズミになるとき、大いなる者は賞賛の声に包まれる』か。
分かったぞ!つまりこの大予言の意味はじゃな、ネズミのような町の愚か者共を、袋の中に閉じ込めれば、
大いなる者であるこのわしがだな、世界中の賢者達から賞賛されるという、意味じゃ」
佐藤・田中・鈴木「ズコーッ」

120 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:37:52.93 ID:???.net
雷蔵「わしゃ何と賢いのじゃろう。な、お前達もそう思うじゃろう?」
佐藤「お、思います」
田中「思います」
鈴木「思います。思いまーす」
雷蔵「むう」
鈴木「まさか…」
雷蔵「合成獣袋のネズミを作る。ネズミと袋を用意しろ」
佐藤・田中「はい!」
鈴木「ああーあ。今日は俺か」
田中「まあまあ、そのうち良い事もあるよ」
鈴木「他人事だと思って」
佐藤「気にしない気にしない」

121 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:38:53.51 ID:???.net
雷蔵「あ、でけた」
袋の鼠「よいしょっと、ふう。チュー!」
雷蔵「もう少しマシなネズミはいなかったのか」
田中「どういう訳か九鬼邸にいるネズミはみんなそんな顔をしてまして…」
雷蔵「とにかく力を見せてみろ」
袋の鼠「やるネズミ!チュー!チュバッ!」
田中「だあ、や、やめろって」
雷蔵「見事じゃ、完全に閉じ込めおった」
田中「ふう、ふあー」
雷蔵「なんじゃなんじゃ」
佐藤「袋の閉め方が悪いですね。もっとこう閉めねえと」
袋の鼠「上手いんもんだネズミ」
雷蔵「感心しとるやつがあるか!お前はどんな小さなものでもどんな大きなものでも袋の中に閉じ込め、
二度と出さない能力を授けられておるのじゃぞ」
袋の鼠「袋があったら入りたいネズミ。うう」

122 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:40:23.82 ID:???.net
麗「おじい様ー!」
雷蔵「ああ?」
麗「うわーん!わたくし、悔しいんですの」
雷蔵「どうしたんじゃ」
麗「あげだまが、私を生徒会長にしないって騒いでるんですの」
雷蔵「なんと!類まれな美貌、レースクイーンも裸足で逃げ出す完璧なスタイル。
コンピュータも思わず白旗をあげる才能。どれ一つ取っても理想的な生徒会長ではないか」
麗「ああ、私は、お父様とお母様になんと言ってお詫びをしたらいいのでしょう。
私は本当は生徒会長になどなんてなれなくてもいいんですの。
でも、みんなの為に頑張っている私の姿を見たら、お父様とお母様がお喜びになるかと思って」
雷蔵「おお、なんといじらしい。よろしい。この袋の鼠を使って生徒会長の座を手に入れるんじゃ」
麗「え?なんか頼りなそうな合成獣ですわね」
雷蔵「少々問題はあるがな」
麗「いいわ。こんな合成獣の力を借りるくらいなら自分で何とかしますわ」

123 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:41:16.40 ID:???.net
雷蔵「そうか。わしも陰ながら手を貸そう。あ、校長、わしじゃ。空飛ぶ鷲じゃない!理事長のわしじゃ!
いいか?今度の生徒会長は絶対に麗じゃ!いいな、生徒会長は麗じゃぞ!麗じゃ、麗じゃ!絶対に麗じゃ!」
田中「あれでも影なんだろうか」
佐藤「十分表に出ているよなあ」

124 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:41:35.54 ID:???.net
いぶき「あげだまくん、私、あんなこと言われたら困るわ」
あげだま「え?どうして?」
いぶき「だって、私には生徒会長なんて無理よ」
あげだま「そんなことないさ。麗に出来ていぶきちゃんにやれないはずないよ」
いぶき「でも…」
あげだま「いぶきちゃんは今のままでいいと思ってるわけ?学校はさ、麗や理事長のものじゃないんだぜ」
いぶき「え?」
あげだま「とにかく俺に任せておいてよ。じゃあね!」
いぶき「ああ、あげだまくん!(もう、あげだまくんったら)」

125 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:42:36.79 ID:???.net
校長「平家いぶき君、今度の生徒会長の選挙には出ないでくれたまえ」
いぶき「え?」
校長「頼む。色々と圧力があってわしも辛いんじゃ。これは別に麗さまのおじい様であらせられる理事長から圧力があった訳ではないのだがな」
いぶき「理事長から圧力があったのですね」
校長「(ぬわッ!麗さまの対抗馬だけあってなかなか鋭い!)」
いぶき「理事長って汚いことをなさるんですね」
校長「わ、わしは何も言わなかったよ。君、もういいよ」

126 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:43:12.34 ID:???.net
ツリパン「いいな、今度の選挙には絶対に麗さまに投票するんだぞ」
親衛隊A「何しろ麗さまのおじい様は理事長なんだ」
ツリパン「そうだぞ。逆らうと一生を棒に振るうことになるぞ!分かってるな!」
親衛隊A「逆らうとロクなことないぞー」
親衛隊B「そうだそうだ、投票するんだぞ」
あげだま「(いぶきちゃんは今のままでいいと思ってるわけ?学校はさ、麗や理事長のものじゃないんだぜ)」
いぶき「ん…んん」

127 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:43:42.81 ID:???.net
あげだま「とにかく、いぶきちゃんは可愛いし、何から何まで100点満点だ。俺はすごく好きだー!」
エビ天「待った待った。まるでいぶきちゃんにプロポーズしてるみたいではないか」
オカメ「そうそう、おじいさんも私にプロポーズした時は同じようなことを言いましたね」
エビ天「あ、そう。そう?」
ワープ郎「あげだまの応援じゃ何か心配だな…(てんてんてん)」
エビ天「ん?」
ワープ郎「あ、モード変換」
あげだま「ああ」

128 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:50:25.86 ID:???.net
あげだま「あれーいぶきちゃん。どうして家が分かったの?」
いぶき「こんなすごい家なんだもの。近所で聞いたらすぐに分かったわ」
あげだま「とにかく上がってよ。大歓迎だよ」

いぶき「わあ…あれ?今まで何もなかったのに」
あげだま「いっ!いいからほっといてよ」
オカメ「そうはいきませんよ」
いぶき「あげだまくん?誰と話ししてるの?」
あげだま「え!?あ、独り言なんだ。ひとり暮らしをしてると独り言が多くなって困っちゃうよね。ははははは」
いぶき「ふーん、こんな大きなお家なのにひとりなの。幽霊なんか出ない?」
あげだま「ん、まあ似たのはいるけどさ」
エビ天「そりゃ」
あげだま「ちょ、やめろよー」
いぶき「う、う」
あげだま「くっ、あ、何でもないよ〜それよりいぶきちゃんはどうしたの?」
いぶき「ええ。実は…私、生徒会長に立候補しようと思うの」
あげだま「わあ、ほんと!?いぶきちゃん」
エビ天「やりすぎじゃよ。この、この、この、この」
あげだま「わ、あははははは。やめろ、やめろよ。やめろって」
いぶき「ど、どうしたの?」
あげだま「あ、あ、いや、いぶきちゃんが来てくれたんで、やたら嬉しくってさ。あははは」
いぶき「変なあげだまくん」
あげだま「あはははは。と、とにかくさ、俺いぶきちゃんの為にが、頑張るからさ、
あ、九鬼麗なんかに負けないようにしようぜ」
いぶき「え、ええ」
あげだま「あははは。にゃははは」

129 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:50:53.44 ID:???.net
ツリパン「皆様の、皆様の、九鬼麗です!
九鬼麗、九鬼麗に清き一票を!えーただいま麗さまのご好意により、皆様方につきたてのお餅をお配りしております」
あげだま「いぶきちゃんこれじゃ不利だよ。俺たちも何かやんなきゃ」
いぶき「え?ええ」
あげだま「そうだ、おにぎり一杯作ってみんなに配るっていうのはどう?」
いぶき「そういうことは、やめましょう」
あげだま「だってこのままじゃ」
いぶき「同じことをやってたら駄目だと思うの」
あげだま「そうだね」
男子生徒A「さすがはいぶきちゃん、爽やかだなー」
男子生徒B「ほんとだよな。生徒会長はいぶきちゃんのほうがいいかもな」

130 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:51:43.95 ID:???.net
あげだま「あ」
ツリパン「あ」
ツリパン&親衛隊達「わあー」
麗「はーい、皆さま〜」
ツリパン「麗さまーよよよよ、麗さまー、大登場っ、ああ、はは、麗さまーいいぞー」
男子生徒A「ちょっとついていけないよなー」
男子生徒B「うん」
あげだま「あ、パンツが見える!」
麗「え!あ!ちょー、ちょー、ちょ、ちょあ、か、あああああああああああああ!!」
ツリパン&親衛隊達「あ、麗さまー」
麗「いたたたた…もう、許しませんわよ!」
あげだま「ほーらね、パンツ見えてるって」
ツリパン「うるさい!わざとだよ」
麗「もう、まぎらしいことすんなあ!ちゃんと吊ってろ!!」
ツリパン「すいません」

131 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:53:00.69 ID:???.net
男子生徒「わあー」
女子生徒「わー」
ツリパン「ははははは」
男子生徒「このゲーム欲しかったんだー」
ツリパン「遠慮すんな。とっとけとっとけ」
男子生徒「プラモデルだー」
ツリパン「ははははは。よろしくな」
男子生徒A「九鬼麗が当選するとこういう楽しみがあるんだよな」
男子生徒B「迷っちゃうよな」
あげだま「お前らなーそんなもので自分の大切な一票を売り渡すなんて、最低の、最低の最低だぞ!
むうーこれも!これも!これも!」
男子生徒「なにすんだよー」
あげだま「もっと正々堂々と勝負したらどうだ!」
麗「私は知りませんことよ。すべてツリパンさんに任せてありますから」
あげだま「むう」
麗「(問題は平家いぶきよりこのあげだまですわね)うふふ」
あげだま「な、なんだよ」
麗「パチン」
佐藤・田中「へい。へっへっへっへ」
あげだま「こらー!俺の机に変なことを!あ。うまそーあー…」
親衛隊「あー」
麗「おほほほほほ。それなら気に入ってもらえるかしら」

132 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:53:38.54 ID:???.net
あげだま「冗談じゃないぞ」
麗「田中(パチン)」
田中「money」
あげだま「あ、あのな」
田中「money」
あげだま「いい加減にしろ!」
佐藤・田中「おわあ」
麗「遠慮しなくても良くってよ。あなたを九鬼麗選挙対策本部長として迎えるための、まあほんの挨拶がわりなのですから」
あげだま「はあ?」
いぶき「私、やめるわ」
あげだま「え?」
いぶき「お金や物で選挙や人を集めるなんて、大人の世界と同じじゃない。
もっとみんなが綺麗な気持ちにならなければ、選挙なんてやってもしょうがないわ」

133 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:53:50.93 ID:???.net
あげだま「さっすがいぶきちゃん!」
男子生徒B「ああ。俺感動したよ」
男子生徒A「僕も」
ツリパン「やったー戦わずして麗さまが勝ったぞー」
親衛隊達「勝った勝った勝った勝った、麗さま勝ったー」
麗「(ふふふふ。いぶきさん、まだまだ甘いですわね。選挙は勝たなければ意味がありませんのよ)」

134 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:55:21.31 ID:???.net
あげだま「ねえ考え直してよ、いぶきちゃん」
いぶき「私が選挙に出ることになったら、麗さんはどこまでエスカレートするか分からないわ」
あげだま「そんなやつが生徒会長になったらなおさら大変じゃないか」
いぶき「でも…」
男子生徒B「平家いぶき、平家いぶきをよろしくお願いします。平家いぶきは綺麗な選挙します」
あげだま・いぶき「あ」
男子生徒A「平家いぶきは生徒の、生徒による、生徒のための生徒会を目指します」
男子生徒B「平家いぶきはお金のかからない選挙をします」
男子生徒A「綺麗な選挙で綺麗な平家いぶきを生徒会長にしましょう!」
いぶき「みんなが私のために…!」
あげだま「やっぱり出るしかないんじゃないの?」
いぶき「ああ…」
あげだま「さあ」
いぶき「ええ」
男子生徒B「平家いぶきに是非一票を!いぶきちゃん」
いぶき「ありがとう、みんな」
男子生徒A「じゃあ、出てくれるんだね」
いぶき「うん!」
男子生徒B「はい、いぶきちゃん」
生徒達「やったー絶対いぶきちゃんを応援するからね!」

135 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:55:33.61 ID:???.net
麗「ふん。予定通りですわ。これで面白くなりますわね。予想はどうなの?」
親衛隊A「今やってます。美人度、それから運動神経と…」
いぶき「私が生徒会長になったら明るい学校にしたいと思います。
そして全校の生徒が、兄弟のように付き合えるようにしたい、それが私の願いです」
生徒達「がんばれーいぶきちゃん」
あげだま「よっ!いぶきちゃん、日本一!」
麗「ふん、勝手なことを」
親衛隊A「あ」
麗「え?」
親衛隊A「いぶきが当確!?」
ツリパン「えーそんな!」
麗「こうなったらアレを使うしかありませんわね。ふふふふ」

136 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:55:53.71 ID:???.net
怨夜巫女「見るからに頼りないけど特別に使ってあげますわ。そのかわりしっかり働くんですわよ」
袋の鼠「しっかりやりマウス」

137 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 19:56:16.16 ID:???.net
生徒達「キャー」
袋の鼠「童顔だからって馬鹿にするなよ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!」
男子生徒「うわ」
袋の鼠「チュバッ!」
女子生徒「キャー」
袋の鼠「チュバッ!」
生徒達「うわー」
袋の鼠「チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!」
袋の鼠「上手くいったでおじゃりマウス」
怨夜巫女「ふふふふ。動けなければ投票も出来ないですわね」
ケンサク先生「こらー!可愛い生徒に何をするー!」
袋の鼠「んーーチュバッ!!」
ケンサク先生「うわー!こ、こら出せー」
怨夜巫女「次は、体育館ですわ」
袋の鼠「任せろマウス」
あげだま「(また怨夜巫女か)」
あげだま「よーし、ワープ郎!あげだま変換だ!」
ワープ郎「了解。(マル)」

138 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:10:00.60 ID:???.net
ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ!」
あげだま「あげだま、へんかーん!」

あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」

139 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:10:58.51 ID:???.net
生徒達「キャー」
袋の鼠「チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!チュバッ!」
怨夜巫女「おほほほほほ。これで生徒会長の座は私のものね。ついでにあれも入れておしまいなさい」
袋の鼠「分かったマウス」
あげだマン「やめろー!」
怨夜巫女「あ!」
袋の鼠「ああ」
あげだマン「その箱には生徒達の夢と希望が詰まってるんだ!大宇宙に光あり!
この光、愛の光、気合の光、今、この世の悪を無くすため、気合の光降りきたり!」
怨夜巫女「あ、あげだマン」
あげだマン「見参!気合の戦士あげだマン!てやあ!」
袋の鼠「マウスーチュバッ!」
あげだマン「うわっ」
袋の鼠「チュバッ!」
あげだマン「うわっ」

140 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:11:29.24 ID:???.net
袋の鼠「チュバッ!チュバッ!」
怨夜巫女「さすがわたくしが見込んだだけはありますわ」
袋の鼠「次は投票箱だマウス」
いぶき「駄目!」
怨夜巫女「おほほほほほ。生徒会長にご執心ですこと」
いぶき「違うわ!この箱にはみんなの夢と希望がいっぱい詰まってるのよ!」
怨夜巫女「あげだマンと同じようなことを。袋の鼠。やっておしまいなさい」
袋の鼠「マウス、マウス」
いぶき「……っ」

141 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:11:57.31 ID:???.net
あげだマン「いぶきちゃん」
ワープ郎「あげだマン、四倍角に変換するんだ!!(ダブルビックリ)」
あげだマン「よーし、四倍角!」
いぶき「あ、あげだマン!」
袋の鼠「え…え…」
あげだマン「行くぞ!袋の鼠!」
袋の鼠「やられてたまるかマウス」
あげだマン「しつこいやつだなー」
袋の鼠「ま、負けるかも知れない。うわああ、たあ」
怨夜巫女「え、あ、ちょっと」
あげだマン「おい、こら卑怯だぞ。出てこい」
袋の鼠「怖い怖い」
怨夜巫女「ったく。こんな臆病な合成獣は初めてよ」

142 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:12:41.15 ID:???.net
あげだマン「頭きた」
ワープ郎「よし、あげだマン、気合を入れろ。(マル)」
あげだマン「ぬわーくんくんくん、あれ、チーズの匂いがするな」
ワープ郎「(チーズカードだよ)カッコ閉じる」
あげだマン「よーし、気合一発!」
袋の鼠「はふはふはふはふ」
怨夜巫女「まあ、どうしたっていうの?」
袋の鼠「ち、チーズチーズ」
あげだマン「ほ〜ら、欲しかったら出ておいでー」
袋の鼠「ち、チーズチーズ」
怨夜巫女「ちょ、やめなさいってば…あーーれーー」
鈴木「うわーーん」

143 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:16:29.24 ID:???.net
生徒達「あれ…ああ。うわーい、ありがとう!」
田中「そうか、あの予言の意味が分かったぞ」
佐藤「本当か」
田中「つまりだ、愚か者とは袋のネズミのこと。それからここの袋のネズミとは絶対絶命のことなんだ」
佐藤「するってえとこの大いなる者とはでっかくなったあげだマンのことか」
田中「その通り。あの預言はアホな袋の鼠が絶対絶命になった時、
でっかくなったあげだマンがみんなから賞賛されるという意味だったんだ」
佐藤「なーるほど」
怨夜巫女「安心してる場合じゃないだろー」
あげだマン「……」
佐藤・田中「う、うわあ」
怨夜巫女「ごめんあそあっせー」

144 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:17:31.81 ID:???.net
ケンサク先生「えー開票の結果、平家いぶき君が生徒会長に選ばれた」
生徒達「わーおめでとう」
あげだま「やったね、いぶきちゃん!」
いぶき「えへ」
ツリパン「発表することがある!九鬼麗さまがこの度、第二生徒会の初代永久生徒会長に当選された」
あげだま「第二、生徒会?」
ツリパン「一同拍手」
親衛隊達「おー」
麗「おーほっほっほっほっほ!おーほっほっほっほっほ!」
あげだま「あぁ…」

145 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/05(月) 20:18:01.56 ID:???.net
あげだま「見て見てワープ郎、町の人がみんな横歩きしてる」
ワープ郎「合成獣の仕業だ!(ビックリマーク)あげだま、あげだマンに変換だ。(マル)」
あげだま「あーどうしよう!横歩きしか出来ない!これじゃあ攻撃できないよー」
怨夜巫女「おっほっほ!ブザマね、あげだま。今度こそ勝たせてもらうわ」
ワープ郎「次回ゲンジ通信あげだま、カニある木だカニカニ。あげだマンの大ピンチだ!!(ダブルビックリ)」

次回

『カニある木だカニカニ』

146 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2022/12/26(月) 15:14:48.18 ID:???.net
続きはよ

147 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/01/03(火) 08:46:45.75 ID:???.net
規制確認かきこ

148 : :2023/01/03(火) 12:06:32.13 ID:???.net
____       ________             ________
|書き込む| 名前: | 山崎渉         .| E-mail(省略可): .|(^^)         |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ∧_∧   。  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        (  ^^ ) / < 名前欄に「山崎渉」、メール欄に「(^^)」って書けば
        (つ  つ    | キミも今日から山崎渉です(^^)♥
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   \_____________________
       |          |
       |          |
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

149 : :2023/01/03(火) 12:17:27.17 ID:???.net
高輪警察署(盗撮)

【港区で発生した情報です】
12月15日(木)午前9時30分頃、港区白金台2丁目にある施設トイレ内において、女性が盗撮される被害がありました。
□不審者の特徴
年齢30歳から40歳くらい、身長170センチメートルくらい、体格やせ型、黒色長髪、白黒チェック柄シャツ、カーキ色ズボン

防犯ブザーを携行するなど、防犯対策の万全を図りましょう。
不審な者から不安を覚えるような行為を受けた時は、大声で助けを求め、すぐに警察に通報してください。

【問合せ先】高輪警察署

150 : :2023/01/03(火) 12:18:55.52 ID:???.net
久松警察署(声かけ等)

2022年12月10日(土)、午前1時10分ころ、中央区東日本橋2丁目の路上で、女性が帰宅途中、男に体を触られました。
■不審者の特徴
・年齢30代、黒髪長め、小太り、眼鏡、黒っぽい上衣、黒っぽいズボンの自転車に乗った男に背後から左臀部付近を触られる痴漢の被害が発生しました。

■使用車両
・赤色っぽい折りたたみ自転車

・不審な者から不安を覚えるような行為を受けたときは、大声で助けを求め、すぐに警察へ通報してください。

【問合せ先】久松警察署

151 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/01/06(金) 23:14:04.65 ID:???.net
揚げ玉って美味いよな

152 :テンプレらしきモノ:2023/01/07(土) 21:48:25.49 ID:???.net
                   _,,:-ー''''''''ー-,,,,
                 /   ノニニ7  " 、
               ./    ヽ  //    丶、
              ./: ./ ____,,,,,,ニ/,,,,,__
             〈:: / . ,,,,:-ー'''''''''''''''、,-,"''
              ヽ、/ ,,,,,,,,,,,,、、  ;ミミミ丶
                  〉 .ィ_r。ァ''",,   ノミミミミ丶
              /.;; _      ;; ;ミ冫"~')ミ;
              7,,;;;;;;;;ミ彡冫'" .y,,ノ/ミ;|
               "'7.フ / ./:   レ';ヘミミミ;,-.
            ,,:-,,,rー''"./ '  ,,:-、; :: ''、ヘミミ〉
           /丶-|~`"''   / /;; ::   ` ノン
           ゝ 、_ `"'''-、_,/  ノ ;;  :: _,,:-' ./
           〉、     /   |__,,:-''"  /
    /"'7ー'''' ̄.〉 .` 丶      |     ./
  __〈  ./_____,,,, 、    ヽ_l :  /|三Ξ|/
/   /      \      ノ-ー''''"     ./
【ジェネラル】
やんちゃな女性に感心しないカイザーナックル出身のチートキャラ
このスレ最強

153 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/01/09(月) 06:36:02.71 ID:???.net
元ネタ教えてくれる

154 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/02/17(土) 22:34:22.19 ID:00wUA/TI1
人殺し小池百合子のテロリストっぷりが露骨すぎてキモ杉だろ
cOp27(笑)とか、唖然とするような口実で、税金私物化舛添要一もビックリなほと゛に莫大な税金無駄にしながら,
殺人鬼が教会で演説するかのようにノコ丿コ温室効果カ゛スまき散らして工ジプ├旅行に出かけて気候変動させて
洪水,暴風,大雪、猛暑、干ばつ、森林火災にと災害連発させて血税を温室効果ガスに変換して
世界中にバカ晒しながら小笠原まで破壊して空港作ろうとテロ計画している高い所と騒音が大好きな都心航路賛成の
知性の欠片もないから知的能力者が妬ましくて威力業務妨害したくて仕方がないクソババァ小池百合子
税金使って都民殺す気満々で実際に毎曰大勢殺害しながらGoTo人殺し小池テ゛タラメ百合子イ―ト強行して感染者うなき゛上り
どれだけ曰本と゛ころか世界中の人々を殺したら気が済むんだろうな恥を知れやガチキチ強盜殺人推進テロリストババァ
〔ref.) Ttps://www.call4.jр/info.phP?typе=iTеms&id〓I0000062
tтps://hanеda-Project.jimdofree.com/ , tTps://flighT-rouTe.com/
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