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少女革命ウテナ(再)

1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:39:41.24 ID:???.net
ウテナ「その塔の鐘が響き渡る放課後。華麗なる学園で動き出す危険な秘密。
決闘の森。ディオスの力。世界の果て。
彼と彼女らは、薔薇の刻印の掟に支配された決闘者」
アンシー「あなたなら出来ます。世界の全てを変えることが」
ウテナ「よく分からないけど、この決闘に勝てばいいんだな」

『少女革命ウテナ』

ウテナ「いざ!僕が王子様になるってことだろう」

2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:41:47.22 ID:???.net
潔く カッコ良く 生きて行こう …
たとえ2人離ればなれになっても …
Take my revolution

光差す校庭(garden) 手をとり合い
誓い会ったなぐさめ会った
もう 恋は二度としないよって

頬を寄せあって うつる写真の笑顔に
少しの淋しさつめ込んで

夢を見て 涙して 傷ついても
現実はがむしゃらに来るし

自分の居場所 存在価値を見つけたい
今日までの自分を

潔く 脱ぎ捨てる 裸になる
自由を舞う薔薇のように
たとえ2人離ればなれになっても
私は世界を変える

3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:44:13.09 ID:???.net
草時「こんな陽の届かない地の底で、よくもそのバラは花をつけるね」
馬宮「僕の黒バラは闇を吸い込んでいるから。
ねえ先輩、あの桐生生徒会長が、このところ、ずうっと休んでいるんだってさ。
だから、最近の学園は静かなんだね」
草時「いいことだよ。すべからく学園とは、平和な学び舎であってしかるべきだ」

4 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:44:53.10 ID:???.net
『黒薔薇の少年たち』

5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:45:13.88 ID:???.net
アンシー「では、失礼します」

6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:47:19.47 ID:???.net
ウテナ「ただいま、チュチュ」
チュチュ「ちゅ」
ウテナ「今日は土曜だから、クラスで騒いでたんだ」
チュチュ「ちゅ」
ウテナ「...お前のご主人も来ればよかったのに。全くつきあい悪いよな」
チュチュ「ちゅ」

7 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:51:20.26 ID:???.net
ウテナ「ただいま姫宮!あれ、いないのか....」
チュチュ「ちゅーっちゅっちゅっちゅっちゅ」
ウテナ「パーティの残りものだよ。
あー疲れた!そういえば姫宮、土曜の夜はあんまり見かけないな。
...チュチュ、おまえ何か知らないか?」
チュチュ「ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅ」
アンシー「あ、ウテナさま」
ウテナ「お帰り。どこ行ってたの?」
アンシー「学校です」
ウテナ「あっそう。そういえば週末の夜は、よくいなくなるけど、何かあるの?」
アンシー「はい....週に一度くらいは、会うことにしようと言われてますので.....」
ウテナ「誰に?」
アンシー「お兄さまに」
ウテナ「ふうん....え!君に、お兄さんなんているの?」

8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:53:31.36 ID:???.net
ウテナ「失礼しまーす!あれ、間違えちゃった」
アンシー「いえ、ここでいいんです」
ウテナ「え?じゃここが理事長室?こりゃ掃除するのも大変だねえ。大きいなあ。これが君のお兄さん?」
アンシー「いいえ、プラネタリウムの投影機です」
ウテナ「あれ?」
アンシー「ウテナさま?」
ウテナ「しーっ。姫宮やばいよ、マジだよ、お楽しみ中だよ。じゃましないうちに帰ろ帰ろ」

9 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 19:57:48.78 ID:???.net
暁生「初めまして、鳳暁生です」
ウテナ「すみません天上ウテナです。すみません」
暁生「いえいえようこそいらっしゃいました。妹が友達を紹介してくれたのは初めてだから、嬉しいです」
ウテナ「まさか、姫宮のお兄さんが、鳳学園の?」
暁生「いえ、僕は理事長代行です。本当の理事長は、香苗さんのお父様」
香苗「父は、暁生さんのこと、とても気に入っていて、
私が高等部を卒業したら、すぐにでも式を挙げるつもりなんです」
ウテナ「それは、おめでとうございます.....」
暁生「いや、まだ早いと何度も言ったんですが....」
ウテナ「理事長室がこんな風になってるなんて知りませんでした」
暁生「本当は空を見て過ごしているのが、僕には性に合ってるんですよ」
ウテナ「星がお好きなんですね」

10 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2023/12/12(火) 20:00:19.36 ID:???.net
香苗「もう普通じゃないくらい。
この設備があるから、うちの養子になったんだなんて、陰口を言われているくらいなんです。
昨日もまた、ここに泊まったんですって」
暁生「星はいいですよ。望遠鏡からのぞくと、
見慣れた星も、みんなの知らない素顔を見せてくれますからね」
香苗「私のことも、たまには思い出してね」
暁生「彗星を見つけたら、君の名を付けてあげるよ」
香苗「もう、しようのないお兄さんだこと」
暁生「僕はここに来て間もないけれど、ただ一つ分かることがある。
この学園の生徒はみんな自由で、向学心があって、何より争いがない。でしょ?」
ウテナ「ずっと.....こうだといいんですけどね」
香苗「鳳学園に、悪いことなんて起こらないわよ」
アンシー「では香苗さん、失礼します」
香苗「ねえ、私のことお姉さんて呼んでいいのよ。
もうすぐ私は、あなたの本当のお姉さんになるんだから。ね?」
アンシー「はい.....!」

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