ゲンジ通信あげだま(再)
- 1 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:22:37.22 ID:???.net
- あげだま「おーっす。俺、源氏あげだま。気合のヒーロー、あげだマンだ。
みんな、気合入れて生きてるか?
え、いまいち気合が足りないって?
そんな時は、俺の活躍を見て、気合を入れて頑張ってくれ。
ワープロ活劇アニメ、ゲンジ通信あげだまは、10月4日金曜日、夕方6時スタート。
合言葉は、気合一発!」
- 2 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:28:40.46 ID:???.net
- ピーマン、にんじん、タマネギ
予習に復習
塾など行ってられるか
ストレスいっぱい!
テストで落ち込むな
空振り笑うな
大人に負けるな
OH イェー イェー イェー イェー
戦え 気合だ 人生まだまだ
た・ま けんだま
めんたま しこたま
HA!あげだマン
逃げるな 気合だ 人間まだまだ
た・ま 赤玉 白玉 タマタマ
HA!あげだマン
- 3 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:44:54.50 ID:???.net
- 雷蔵「我が九鬼家に代々伝わる預言書ノットリダマスの大預言。
16世紀末に我が祖先の偉大なる預言者ノットリダマス1世によって書かれたものじゃ。
ワシはこの書の第一章『成り上がりの章』の全ての預言詩を解読し、
特に株と土地の値上がりを預言した詩によって、
我が九鬼一族は、アメリカのロックフェラーを凌ぐ財閥までに成り上がった。
おかげで我が九鬼コンツェルンのビルは世界中にそびえ立つ。
そして、我が豪邸は地元の観光名所になっておる。ぐふふふふ。
この町では市長も、学校の校長も、警察署長さえワシには逆らえぬ。
なぜなら裏でワシが…」
麗「金をばらまいておるからな」
雷蔵「?」
麗「お爺様、自慢話はもう沢山。毎日毎日同じことばっかり聞かされては耳にイカが出来るわ」
佐藤「お嬢さま、イカではなくタコでございます」
麗「お黙り、佐藤!」
佐藤「も、も、申し訳ございません!」
雷蔵「麗、何をそんなにとんがっておるんじゃ?」
- 4 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:46:05.08 ID:???.net
- 麗「あーお金持ちがなんだっていうの!」
雷蔵「へ?」
麗「パパはお仕事、ママは毎晩パーティで、もう2ヶ月も一緒にディナーを食べてな〜い!
ああ、私はなんて不幸な娘なのかしら。田中、ライティング」
田中「あ、いけね」
麗「ふん、私貧しくてもいいの。家族4人が肩寄せ合って食卓を囲み、
その日の出来事を語り合える。そんな暖かい家庭が、欲しいのです」
雷蔵「やんや、やんや、やんや。要するに誰にも構ってもらえず退屈なんじゃな」
麗「そうなの。ねえ、お爺様。何か面白い事ないの?」
雷蔵「そんな事じゃろうと思って、とっておきのプレゼントを用意してある」
麗「ほんと?お爺様」
雷蔵「ああ、ぐふふふふ」
麗「なーに?お爺様、どうなってるの?」
雷蔵「楽しみじゃろ、麗」
- 5 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:47:58.29 ID:???.net
- 『気合の光だ あげだマン』
- 6 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:49:09.90 ID:???.net
- 麗「なんですの?あのヘンテコな機械と服は」
雷蔵「待ちんさい、待ちんさい。成り上がりの章に続く野望の章の最初に、
世界の大王となる者、いくつかの種を合わせ、悪の獣をつくるべし。
怨夜巫女、その獣に乗り道を切り開かん、という詩があってな。
ワシがそれを解読してつくったのが、怪獣合成マシーンと、お前のバトルスーツだ」
麗「素敵。気に入ったわ、お爺様」
雷蔵「あのバトルスーツを着た時お前は怨夜巫女となるのじゃ」
麗「おんよみこ?」
雷蔵「ワシを世界の支配者に導く隊長の事じゃ」
麗「面白そう。お爺様、早速あの合成マシーンで怪獣をつくって世界征服しましょうよ」
雷蔵「いや、そうしたいのは山々なんじゃが…」
麗「?」
雷蔵「うーむ…」
- 7 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:52:01.99 ID:???.net
- 麗「お爺様、どうなさったの?」
雷蔵「預言詩の中に気になる詩があるんじゃ」
麗「なんて書いてあるんですの?」
雷蔵「偉大なる格闘家丸いリングを降りる年の10の月、災いをもたらす小さき気合の光、
地上に落ちるなり。気合の光大きくならぬ前に消すべし。
意味は分からんが、なんかいや〜な予感がする詩じゃろう」
麗「ええ。分かったわ!お爺様。ふっ、とうっ!」
雷蔵「わあ、おいおい、何をするんじゃ、麗」
麗「偉大なる格闘家丸いリングを降りるって、相撲の千代の富士の引退の事を言ってるんじゃないかしら」
雷蔵「ということは今月って事じゃな。さすがノットリダマス11世のワシの血を引いとる」
麗「おーっほっほっほ。それほどでもありませんわ」
鈴木「ちょっと考えりゃ誰でも分かることだよな?」
佐藤・田中「シーッ」
雷蔵「しかし災いをもたらす気合の光とは何じゃろう」
麗「さあね」
雷蔵「な、なんじゃあれは?」
あげだま「おりゃああーーーーー!!!!!」
雷蔵「おおお…」
麗「お爺様。ひょっとしたら今のが気合の光?」
雷蔵「ふ、ふむ、はああ…」
- 8 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:54:16.21 ID:???.net
- ワープ郎「ぐぅ…ど、どけ。はあ、おいあげだま。あげだま。起きろ。あげだま!」
あげだま「…もう着いたのか?はぁー!やっと着いたな、ワープ郎」
ワープ郎「やっと着いたじゃないよ。(マル)居眠りばっかりして、
ボクがいなかったら、どこに着いていたか分からないぞ。(マル)」
あげだま「そう言うなって。しかし変なとこだなー」
エビ天「あげだま、よく来たのう」
あげだま「お、誰だ?おー!エビ天じっちゃんとオカメばっちゃん!」
- 9 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/14(木) 20:56:45.63 ID:???.net
- エビ天「ちゃーんとわしらが見えるようじゃのう。あ、本物だー。本物だー」
オカメ「えーほんにこんなに大きくなって」
エビ天「そうじゃのう。立派になったのう」
オカメ「ほんにー」
あげだま「へへへへへ。それほどでもないけどなー」
ワープ郎「へーんだ、パパ上に怒られてばっかりいるくせに。(マル)」
あげだま「うっせ」
ワープ郎「いて!(ビックリマーク)」
エビ天「おお、お前がワープ郎じゃな。あげだまをよろしく頼むぞ」
ワープ郎「はい、任しといてください。(マル)」
あげだま「偉そうに何言ってんの?」
ワープ郎「ほんとの事だ。(マル)あげだまにはボクがいなくっちゃ駄目だ。(マル)」
あげだま「そんなことないぜー。ワープ郎がいなくてもちゃんとやっていけるもんねー」
ワープ郎「それはどうかな。(マル)」
あげだま「なんだよー、その言い方」
エビ天「これこれ、着いた早々やめなさい。もう夜も遅いし、明日からは新しい学校に行くんじゃぞ」
あげだま「学校か。楽しみだなあ。ところで俺どこに住むの?」
エビ天「わしらと一緒にここに住むんじゃ」
あげだま「ここかー。なんかお化け屋敷みたいだな」
エビ天「ぎゃはは。いや、近所の子供もそう言っておるよ。だっはっはー」
あげだま「へえー面白そう」
- 10 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:03:23.15 ID:???.net
- あげだま「ああ、いて!ボロい家だよ。あー遅刻だ!ばっちゃん、飯!」
オカメ「おはよう、あげだまちゃん」
エビ天「今日もいい天気じゃのう」
あげだま「天気なんかどうでもいいよー。それよりばっちゃん朝ごはんは?」
オカメ「それがね、あげだまちゃんの好みが分からないから」
エビ天「カメさんはパンじゃと言うんじゃが、わしはあげだまの名前から言って、
熱々のご飯に納豆の和食じゃと思うんじゃよ」
オカメ「おじいさんは古いんですよ。今の子はトーストにベーコンエッグですよ」
あげだま「どっちでもいいってば」
エビ天「わしは絶対にご飯じゃと思うぞ」
オカメ「いいえ、パンですよ」
あげだま「ワープ郎、ポケバイになってくれ」
ワープ郎「あれ。ボクがいなくてもちゃんとやっていけるんじゃなかったの?(ハテナ)」
あげだま「そんなこと言うなよ、頼むよー」
ワープ郎「ボクも学校に連れて行ってくれるならいいよ。(マル)」
あげだま「分かったよ。その代わりランドセルモードのままだからな」
ワープ郎「オッケー。モード変換!」
あげだま「行ってきまーす!」
エビ天「絶対にご飯じゃ」
オカメ「いいえ、パンです。あら?いつの間に出て行ったんでしょう」
エビ天「せっかちな奴じゃのう」
オカメ「そうですねぇ」
- 11 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:03:54.70 ID:???.net
- 校長「麗さま、おはようございます」
麗「おはよう。ふふふふ」
あげだま「よし、誰もいない。ワープ郎、ランドセルモードになれ」
ワープ郎「オッケー。モード変換!」
あげだま「おーし、急がなくっちゃー!」
- 12 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:05:53.68 ID:???.net
- あげだま「おはようございまーす!どうも!どうも!あ、うわ」
麗「きゃあっ」
あげだま「あ、ご、ごめんなー」
麗「…!」
教頭「こら、なんてことをするんだ!早くそこをどかんか。少年A」
あげだま「ああ、ああ」
校長「麗さま、お怪我はありませんか?」
麗「何者ですか、こいつは」
校長「いや、あの、あのね」
あげだま「どうなってんだ?」
ワープ郎「なんかいやーな予感がするね。(マル)」
- 13 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:07:47.17 ID:???.net
- 麗「校長、この始末どう責任を取るのです?」
校長「申し訳ありません。どうかお許しを。何分彼は事情を知らないもので」
麗「言い訳は結構よ。佐藤、田中、鈴木、お仕置きをしてさしあげなさい」
校長「ど、どうかそれだけはご勘弁を…あ!」
佐藤・田中・鈴木「へへへへ」
校長「許して…」
鈴木「それ、くるるんと」
田中「げへへへへ。スーパー!」
校長「や、やめてー!」
田中「しっぺ!」
校長「どぅわああー!」
あげだま「なんてことを!」
麗「今度はこいつよ」
あげだま「なに!」
麗「こいつにはスーパーウルトラしっぺをしてさしあげなさいっ」
ケンサク先生「やめろ、九鬼」
- 14 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:09:26.55 ID:???.net
- 麗「あら、ケンサク先生なんですの?」
ケンサク先生「この子は今日転校してきたばかりで、この学校の事も、
この朝のセレモニーも何も知らんのだ。許してやれ」
麗「…」
校長「君!麗さまの前で出しゃばった真似、するんじゃない」
麗「分かりましたわ。今日のところは先生の顔をお立てして許してさしあげます。ふん!」
佐藤・田中・鈴木・校長・教頭・先生達「ははあー」
あげだま「一体何者なんだ?あの女の子は」
- 15 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:11:04.65 ID:???.net
- ツリパン「えへへへへへへ。やはり麗さまはいつもお綺麗で、クラスの誇りでございます」
麗「当然よ。!」
ケンサク先生「みんな!新しい友達を紹介しよう」
あげだま「!」
麗「(あの子うちのクラスだったのね)」
あげだま「(げー。あいつと一緒かよ)」
ケンサク先生「彼の名前は、源氏…」
あげだま「違うよ、ケンサク先生」
ケンサク先生「え?」
あげだま「気合が足りないんだよ」
ケンサク先生「はあ?」
クラスメイトたち「…」
あげだま「源氏あげだまっていうんだ!みんな、よろしく!」
クラスメイトたち「よろしくー…」
あげだま「なんだよ、その蚊の鳴いたような挨拶は。もっと気合を入れようぜ!」
麗「みなさん!こんな世間知らずの原始人に挨拶することはありませんわ!」
あげだま「な、なんだと!」
ツリパン「やい、あげだま!このお方をどなたと心得る」
あげだま「ん?水戸の納豆か?」
ツリパン「(ズコッ)愚か者め!このお方は世界一の資産を誇る、」
麗「ふふ」
ツリパン「九鬼財閥の会長の一人娘の九鬼麗さまであらせられるぞ!」
あげだま「それで?」
麗「んん…」
ツリパン「麗さまのお爺様は、町の有力者でこの学校の理事長なんだぞ!」
あげだま「だから?」
ツリパン「だからってその、なんだ…」
麗「えーい、お前は黙ってなさい!」
ツリパン「はい…」
ケンサク先生「あーあ、もう手に負えんわ」
麗「…!」
あげだま「…!」
- 16 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:14:45.01 ID:???.net
- あげだま「おー、可愛い!俺のタイプだぜー」
麗「ん?おほほほほ。単なる原始人かと思ってましたけど、やっぱり私の美しさが分かったよう…」
あげだま「しゅたーっと。君、名前なんて言うの?」
いぶき「平家いぶきだけど…」
あげだま「へえ、いぶきちゃんかー。いい名前だぜ。ねえねえ、今日俺と一緒に帰らないか?ね」
いぶき「え、ええ」
ワープ郎「あげだま、そんなこと言ってる場合じゃないみたいだぞ‥(テンテン)」
あげだま「へ?」
麗「ん、くう…」
ツリパン「知らないぞ。麗さまを本気で怒らせたら命はないぞ」
麗「…!」
あげだま「…!」
ツリパン&クラスメイトたち「…わぁ…」
麗「麗、帰るっ!」
一同「(ズコーッ)」
あげだま「な、なんだよ、あいつ…」
- 17 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:17:13.17 ID:???.net
- 雷蔵「おお、おお、可哀相に。合成獣を使って、その源氏あげだまとやらにお仕置きをしてきなさい」
麗「でも、合成獣は世界征服に使うんじゃありませんの?」
雷蔵「もちろんお仕置きは二の次じゃ。もしかすると合成獣を暴れさせることによって、
昨日の気合の光の事が何か分かるかも知れんぞ」
麗「なるほど」
- 18 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:19:27.46 ID:???.net
- 雷蔵「用意は出来ているか?」
佐藤「は。たった今、氷とゾウとトラを入れたところです」
雷蔵「よし、佐藤。お前も入れ」
佐藤「え、わ、私もですかい?」
雷蔵「嫌なのかい?」
佐藤「い、いや、喜んで。トホホホホ…」
雷蔵「うむ。早くしろ―」
佐藤「は、はい!ただいま!うわ…もしものことがあったら、女房子供を頼むぞ」
田中「分かった」
雷蔵「何しとる。喜んでいけ!」
佐藤「さ、佐藤、いきまーす!わははは…」
雷蔵「いよいよだ。世界征服への偉大なる一歩を踏み出すのじゃ」
麗「!」
- 19 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/15(金) 15:20:54.56 ID:???.net
- 雷蔵「完成じゃ!」
冷象虎「ウォオー!」
雷蔵「トラの獰猛さ、ゾウの体力、そして氷の冷凍ガスを発する合成獣、冷象虎じゃ。
恐ろしい姿はしているが、脳は佐藤だからお前の命令通り動くぞ」
麗「素晴らしいわ、お爺様。麗、行ってまいります」
雷蔵「うむ。しっかりやってきなさい」
麗「はい!(源氏あげだま。思い知らせて差し上げるわ)」
あげだま「にーひひひひひ」
いぶき「?」
あげだま「いぶきちゃんの隣の席が空いてるなんてラッキーだったよなー」
いぶき「///」
あげだま「あ、ん?」
いぶき「どうしたの?あげだまくん」
あげだま「な、なんでもないよ///」
ワープ郎「どうしたんだよ、あげだま?(ハテナ)」
あげだま「し、しっこ」
ワープ郎「だったら先生に言ってトイレに行けばいいだろ。(マル)」
あげだま「いぶきちゃんの前でそんな格好悪いことが出来るかよ。うぅ」
ワープ郎「ほんと世話が焼けるんだから。ボクの複写と移動のキーを押しなよ。(マル)」
あげだま「そうか。その手があった」
- 20 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:44:21.96 ID:???.net
- あげだま[ふくしゃ(複写)]
いぶき「?」
あげだま[いどう(移動)]
いぶき「?」
あげだま(コピー)「はあーギリギリセーフだぜ、さてと」
ウーロン茶「フゥー!」
あげだま(コピー)「うわ!いきなり何すんだよ!」
ウーロン茶「ん?ここはポクの指定席。ここでしないと一日調子悪いの」
あげだま(コピー)「なーにー。ああ、もれそう」
ウーロン茶「おう、あんた見かけない顔」
あげだま(コピー)「そっちこそヘンテコな格好しちゃって何者なんだよ、おっちゃん」
ウーロン茶「おっちゃんではない。4年3組の生徒なの」
あげだま(コピー)「うっそー。そのじいや顔で小学生?」
ウーロン茶「じい…あー!」
あげだま(コピー)「ん?あ、うわあー!」
冷象虎「ガオー」
あげだま(コピー)「うわー」
あげだま[さくじょ(削除)]
怨夜巫女「くう、あげだまはどこ行った」
学校中の人たち「ぎゃー」「きゃあー」
ケンサク先生「ん?やけに騒がしいな」
ウーロン茶「大変!大変なの!トラじゃない、ゾウでもない、とにかく怪獣が暴れてる。
今生徒一人踏みつぶされた。おー、お前どうしてここにいるの?」
あげだま「てーい。わあ!」
- 21 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:45:10.70 ID:???.net
- 怨夜巫女「私はノットリダマス11世を世界の支配者にするため、
地獄の底からやってきた怨夜巫女だ!」
あげだま「えんやこら?」
怨夜巫女「おんよみこ!ええい、冷象虎。この生意気なガキをギタギタにやっつけておしまい!」
冷象虎「やっつけておしまーい!」
あげだま「ああ、どわ!えい!くっ」
クラスメイトたち「…あぁ…」
いぶき「あげだまくん!」
あげだま「あーうわー!」
怨夜巫女「冷象虎、倉庫ごと踏みつぶしておやり!」
- 22 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:46:36.16 ID:???.net
- あげだま「くそー」
ワープ郎「大丈夫か、あげだま?(ハテナ)」
あげだま「どうやらあげだマンに変換するしかなさそうだな」
ワープ郎「うん」
- 23 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:47:10.48 ID:???.net
- ワープ郎「あげだま、変換スタンバイ」
あげだま「あげだま、へんかーん!」
あげだマン「てやあ!あげだマーン!」
ワープ郎「変換完了。(マル)」
- 24 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:47:39.15 ID:???.net
- 怨夜巫女「いけいけいけー」
あげだマン「はっはっはっはっは!」
怨夜巫女「何者だ!」
あげだマン「大宇宙に光あり。
この光、愛の光、気合の光、今、この世の悪を無くすため、気合の光降りきたり」
怨夜巫女「なに!そうか、こやつが預言の気合の光か」
あげだマン「見参!気合の戦士、あげだマン。てやあ!」
- 25 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:51:06.36 ID:???.net
- 怨夜巫女「うわ、ああ、ああ、ああ!」
あげだマン「はは、どんなもんだ!」
怨夜巫女「おのれ、冷象虎。冷凍ガスをお見舞いしておやり!」
冷象虎「おみまーい!」
あげだマン「ああ!う、う、動けない…」
怨夜巫女「きゃははははは。冷象虎、一気に踏みつぶしておやり!」
あげだマン「くそ!」
ワープ郎「あげだマン、気合を入れろ。(マル)」
あげだマン「そうか、気合カードか。気合、気合、気合いいいい!!!
ファイアーカードか。よーし。てやあ!!!」
怨夜巫女「なに!」
あげだマン「そう簡単にはやられないぜ!」
怨夜巫女「冷象虎、冷凍ガスフルパワーだ」
あげだマン「そんなものー!!」
怨夜巫女「わあ」
あげだマン「ファイアーキック!」
怨夜巫女「わ、わ、わ」
怨夜巫女・佐藤「うわあーーー!」
あげだマン「やったぜ」
学校中の人たち「あげだマーン」「ありがとうー!」
あげだマン「いやあ、はっはっはっはっは」
ワープ郎「あげだマン、いぶきちゃんが」
あげだマン「まずい。それではさらばー」
- 26 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:52:10.61 ID:???.net
- いぶき「あげだまくん、あげだまくん!大丈夫?ねえ、しっかりして」
あげだま「(いぶきちゃんって優しいな。もう少し気絶してよ)」
いぶき「あげだまくん!あげだまくん!」
ワープ郎「やれやれ」
怨夜巫女「おのれ、あげだマン。覚えておれ」
- 27 :名無しが氏んでも代わりはいるもの:2024/03/16(土) 13:52:42.16 ID:???.net
- ワープ郎「あげだま、ずいぶん張り切ってるな。(マル)」
あげだま「マラソン大会なんだ。気合で絶対優勝するぜ!」
ワープ郎「なんか心配だ‥‥(テンテンテンテン)あ、また合成獣が出た!(ビックリマーク)」
あげだま「くそー。怨夜巫女だな。邪魔ばっかりしやがって」
麗「おーっほっほっほっほ!これで優勝は私のものですわ」
あげだま「次回、ゲンジ通信あげだま。ご町内はグ〜ラグラ。気合で面白いぜ!」
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『ご町内はグ〜ラグラ』
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